ドラゴンネスト、完成披露会を東京・渋谷で開催、ベルスカードのCVには「GACKT」さんを起用

NHN Japanは、本日4月17日、東京・渋谷「O-west」にて、「ドラゴンネスト」の完成披露会を開催、KOKIAさんのステージやベルスカードのCVには「GACKT」さんを起用することも併せて発表された。

「ドラゴンネスト」は、開発会社「EYEDENTITY GAMES」の両社間で、日本国内独占提供契約の締結について発表し、オンラインゲームにおいて稀な、壮大な世界観と、プレイヤーが選択した4人の主人公(プレイヤーキャラクター)によりストーリー展開が変化する「マルチストーリー」を採用した、現在、NHNJapan が運営する“日本版”の最終開発段階にあるタイトルだ。

さっそくこの完成披露会を取材してきたのでお伝えしよう。

圧倒的なスピード感と重厚なストーリーを紹介

たくさんお報道陣とファンやユーザーによって埋め尽くされたライブハウス。舞台の中央には荘厳な雰囲気をたたえるドラゴンのオブジェが置かれていた。開演開始前も重厚なストーリーを想像させるようなBGMが流されていたのだ。

まず、本披露会の総合的な挨拶を、NHN Japan代表取締役社長「森川亮」氏が述べてくれた。
「ハンゲームでは、カードゲームなど手軽に遊べるゲームからサービスをスタートし、その後人気のタイトルを産出し、累計登録会員が4000万人という規模まで成長致しました。そして10周年を迎え、さまざまな新しい試みを用意しています。その第一弾となるのが本作ドラゴンネストになります。今までゲームに触れたことのない人なども楽しめるように頑張ってまいります。」

そして次に、NHN Japanの開発会社となるEYEDENTITY GAMES社のCEO「李恩祥(イ ウンサン)」氏はこのように語ってくれた。
「私がゲームセンターや家庭用ゲーム機で初めてプレイしたものが日本のゲームタイトルでした。本日このドラゴンネストをゲーム大国の日本の市場で、ユーザーの皆様にお届けできることを大変嬉しく思っています。韓国と日本は価値観も似かよっており、特に本作は日本のユーザーの求めるものを研究し、ニーズに対応できるように努力してまいりました。本作は現在韓国の市場でも多くのユーザーに愛されており、10位圏内に君臨しております。」

圧倒的なスピード感と重厚なストーリーを日本限定ムービーで公開!

今回日本のユーザー・報道者向けに新たなムービーが会場で公開された。重厚なストーリーも声優のナレーションがふんだんに使われ、イメージソングを歌うKOKIAさんの楽曲をバックにして美しく、そしてこれから始まるストーリーを予感させるムービーとなっていた。主な発表内容な以下の通りだ。

ゲームの特徴や今後のスケジュールも発表!

素晴らしいムービーのあとはもちろんゲームの内容が気になるところ。そのかゆいところに手が届く説明をNHN Japan ゲームエンタープライズ事業本部プロデューサーの「杉浦 俊輔」氏が動画を交えながら発表した。

クローズドβ、初日の応募者数約11時間で20000名!

先日募集が始まったクローズドβテストの初日の応募者数は、約11時間で20000名を超える応募が殺到したとの発表があった。この数字だけでも今後を期待しているプレイヤーの多さをうかがえる。

気になるスケジュールはこのように

発表されたスケジュールは4月28日よりクローズドβテスト実施、5月27日よりオープンβテスト実施、そして6月中には正式サービスが予定されている。また第1回の大型アップデートは今秋を予定しているということだ。

3Dチャットシステム導入

本作に導入されるチャットシステムはなんと3D!?相手の距離感を感じることができる新感覚のチャットシステムということだ。相手が自分のどの位置にいるかわかるらしいぞ。

ゲームパッドに対応

本作はアクション性の強いMMORPG。その操作性を高めるためにも、またプレイするユーザーの特性に合わせてパッドを使うことが可能になっている。また2010年5月予定でサンワサプライより本作のオリジナルデザインの専用パッドを研究し、発売される。

連載漫画化決定!「Dragon Nest 瞬撃のセド」

講談社が発行するコミック誌「月刊少年ライバル」にて、2010年6月4日売り7月号より、コミック連載「Dragon Nest 瞬撃のセド」が開始される。その作家は「TATSUBON」氏が担当しており、本日は本人が登壇して今後の意気込みを語ってくれた。

またケータイ小説やWeb小説などのジャンルでも楽しめるコンテンツを発表している。

進化したAR(拡張現実感)も会場で披露

現在さまざまなメーカーが実施しているAR(拡張現実感)。本作でも画像認識で展開し、ゲームのプレイデータと連動するような展開をする予定ということだ。

PVも2種類制作&立体映像化も決定

専用のPVも2種類制作される。「ホワイトVer.」としてKOKIAさんが楽曲を提供するバージョン、そして「ブラックVer.」としてなんと謎の男性アーティストが楽曲を提供するのだ。そのニュースは後半でお届けしよう。

さらに立体映像化も決定された。イマジカイメージワークスとルーセント・ピクチャーズエンタテインメントの強力タッグで制作される模様。続報が入り次第お伝えしよう。

KOKIAさんの生ライブスタート!

そして舞台にバンドのメンバーがスタンバイ。大きな舞台の幕には幻想的な映像が流され、バンドの生演奏をバックに、アーティスト「KOKIA」さんの特別ライブがスタートした。

彼女は、シンプルで心に残るメッセージを大事にしている彼女の歌は、多くの人に音楽を通して「love&peace」を問いかけている。音楽の自由な形を追い求め、2006年独立。以来、積極的に日本国内はもとより、世界各国で積極的に活動をしているのだ。

本日は「ドラゴンネスト」における“ホワイトバージョン テーマソング”となる「Road to Glory ~for Dragon NEST~」のほか全2曲を熱唱してくれた。

ゲーム内CVには豪華声優陣を起用!ベルスカードのCVは!?

プレイヤーが操作する4人の主人公をはじめ、物語を進めることで登場する「重要なキャラクター」についても豪華な声優陣を起用しており、本作に対する意気込みが生半可なものではないことを感じさせてくれる。

さらに今日は10人の声優が駆け付けてくれていた。しかも紹介時には担当した役のセリフをそれぞれ叫んでくれたのだ。ファンにとってはたまらないサプライズだろう。

本日登壇した声優陣(順不同)

  • 野中 藍さん
  • 阿澄 佳奈さん
  • 浪川 大輔さん
  • 小清水 亜美さん
  • 田中 理恵さん
  • 五十嵐 裕美さん
  • 荻原 秀樹さん
  • 井澤 詩織さん
  • 田中 敦子さん
  • 森川 智之さん

そして9人の声優のコメントが全て終わった後、なぜか1人コメントを出すタイミングをMCに待たされる森川智之さん、もちろん最後のセリフを発表してくれた。

「現れたな、ベルスカード。50年前の続きを、始めよう!」

すると舞台が暗転し、会場内に風が巻き起こる!なんだこのギミックは!?報道関係者やファンも不安な表情に。すると風を斬るような音の後、なんとアーティスト「Gackt」の楽曲が!そう、今まで謎になっていたキャラクター「ベルスカード」のCVにはGACKT氏が起用されていたのだ!

闇から現れた禍々しい衣装を身にまとい、GACKT氏演じる「ベルスカード」が舞台の中心に降り立った。衣装はGACKT氏も制作企画に参加し、特撮の衣装などで有名な「レインボー造形企画」が作り上げたという。

また、プロモーションビデオの「ブラックVer.」のアーティストとしてもGACKT氏が起用されており、楽曲の提供も行うということだ。

声優陣とGACKT氏を迎えてのトークセッション

豪華なベルスカードの登場後、6人の声優が再登場し、トークセッションとなった。

トークセッションに参加した声優陣(順不同)

  • 森川 智之さん
  • 田中 敦子さん
  • 野中 藍さん
  • 阿澄 佳奈さん
  • 小清水 亜美さん
  • 浪川 大輔さん

収録中のエピソードなどありましたら教えてください

田中敦子さん:私と森川さんはGACKTさんと一緒に収録をさせていただいたのですが、その時に初めてお目にかかりまして、すごく緊張したのを覚えています。

演じてみての感想などありますか?

野中藍さん:私が演じている「ウォーリアー」は熱血漢の男の子なので、普段演じるキャラクターは女の子が多いので、技を叫んだりするのが大変でした。かっこいい技が多かったです。

お気に入りのフレーズとかありますか?

阿澄佳奈さん:私が演じさせていただいた「アーチャー」はすごく凛々しくて真面目な女の子なので、たまに「ざっとこんなもんでしょ」みたいな自慢げなところがかわいくて好きですね。

今回のキャラはSキャラですか?(笑)

小清水亜美さん:いや…(演じたのは)敵のキャラではないんですけど、演じているうちにだんだんなんか悪役みたいになってしまって…

誕生日迎えましたね?(笑)

浪川大輔さん:えっ、ああ、ありがとうございます。34歳になりました。って僕にあまり興味ないですよね?(笑)ゲームに関係ないことでいいんですか?

自分のキャラクターで見てもらいたいところは?

浪川大輔さん:えっ??この流れでいくと自分のことでは…ないですよね?(笑)
やっぱり演じたキャラクターは貴族の子供ということで、必殺技が多いキャラクターでしたね。収録後2週間声が出なくなりました(笑)

GACKT氏と演じてみて

森川智之さん:僕の演じた「ジェレイント」とGACKTさんの演じる「ベルスカード」はライバル関係なので、負けないようにしないと成り立たないので、いつも出さない違う声で演じました。一緒に収録できたことは芝居という点でも勉強になりましたね。

田中敦子さん:収録のときに、すごく真面目に一言一言セリフをこだわって作っていたのが印象的でしたね。

(ここからGACKT氏合流)先ほど登場した衣装を着た感じはどうですか?

GACKT:まず世界観を壊さないように、忠実にプレイヤーに伝えようと思って制作しました。これから始まる舞台の為に体を作っているので、少しサイズを調整して大きく作ってもらいました。

本作テーマソングのイメージとは?

GACKT:自分が演じる「ベルスカード」の目から見た「ドラゴンネスト」の世界を表現したいなと思いました。「強い変わらぬ意思」、それはベルスカードの思いにもつながるんですが、僕個人の「変わらない意思」というのもこの曲にのせて届けたいなと思っています。

「ベルスカード」を演じる際に気をつけたことは?

GACKT:まだまだ謎の多いキャラクターとして、「完全な悪」というよりは、「強い意志」を持ったキャラクターと認識してほしいですね。彼は彼なりの正義があり、その彼の中の正義を貫く姿勢がベルスカードというキャラクターを形どっているのではないでしょうか。そんな熱い思いを言葉にするとさらっと冷たくなってしまうような雰囲気を気をつけて演じました。

気に入っているセリフは?

GACKT:結構クールなキャラクターなんですけど(笑)
「貴様には要はない」や「もう少し強くなったら相手をしてやろう」など、嫌われそうですね(笑)。自分は好きなんですけど。

ありがとうございました。

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