ゲームポットは、「コンチェルトゲート フォルテ」において、新章となる「ローゼンベルク学園と7つの世界」先行体験プレイを実施、詳細情報を公開した。
メインストーリー
――ここではないどこか
ファーレン王国、その首都ファンブルグ。
王宮、リセリア城の地下では、長い間禁忌とされてきた異人召喚の儀式が、今再び執り行われようとしていた。
「異世界よりの客人(まろうど)に、世界を救う者あり」
伝説に語られる勇者の再来を、心待ちにする王族達。すべてはこの世界に迫りつつある、
大災厄の種をほふるため…。
突如、訳もわからず異世界に招かれてしまったあなたは、「勇者候補」として召喚されたにも関わらず試練に合格できず、ファンブルグ市街に放逐されてしまう。
これは、落ちこぼれの元・勇者候補達が、ひとりの少女のために奏でる物語。
「勇者」じゃない僕たちにも、できること。それは、手と手を、つなぐこと。
新章「ローゼンベルク学園と7つの世界」
新しい物語が紡がれる、新章へ突入
――神様なんていない、信じられるのは自分だけだ
「勇者候補」だった異世界の客人(まろうど)、あなたは王国が新設した五勇者研究を目的とした学園、「ローゼンベルク学園」へ入学を勧められる。
五勇者の謎を解き、大厄災に立ち向かう方法を研究する中、この世界に現れた「異人」達の秘密に迫る事となる。
神が許した存在(もの)と拒んだ存在の衝突
「勇者」を信じる人は、それを夢だと言うのだろうか
「神様」を信じる人は、それを願いと言うのだろうか
「ローゼンベルク学園」に集う「元・勇者候補」達が、手と手を取り合い、新たに紡ぐ物語。
大厄災の再来が今、まさに起きようとしている。
新章プロローグ第一章「忘れられた記憶」
私の記憶の奥底、一つの言葉が思い浮かぶ
”イリオン”
それと同時に、酷く不鮮明な光景が脳裏に再生され始める。何度も何度も
私は空を見上げていた。視線の先には澄み切った青空、そして天空へと高くそびえ立つ巨大な建造物。
そうだ、我らは”イリオン”の民 ――
万物を御する”魔導”を操りこの世で最も優れた文明を築き上げた者
ふと、誰かに声をかけられた気がした記憶の中の私も声の主へと振り返る
そこに、よく知った人が微笑んでいた、だが、どうしてもその顔を思い出せない
どうしても…
私の記憶はそこで途切れる――
新章プロローグ第二章「悪夢」
光――
雲を裂き、いく筋も降りそそぐ 光
その輝きが視界をつつんだ刹那
途切れた記憶がよみがえる
街が、人が、そして我々の生きた証が
まばゆい光に飲まれ、消滅する
”イリオン”が消えていく ――
私は呆然とその光景を見つめ
力なく呟くことしかできなかった
大切な、誰かの名前を
そこでまた、記憶はふり出しに戻るのだ
唐突に、結末を見せぬまま
――そして私は目を覚ました。
新章プロローグ第三章「白衣の少女」
「先生! せ・ん・せ・いっー!」
誰かが呼んでいる――
「これ、チェックして欲しいレポート!あとで持って来いって言ったの、先生ですよ?」
「ん、すまんな。つい…」
寝てしまっていたようだ。目の前に立つ白衣姿の少女が不満そうな顔を向けている。
「まったく、先生はのん気すぎるのよ。アタシは早く次の実験に移りたいんだから!」
「ふむ、研究熱心なのは結構だが…検証を焦ると良い結果を導き出せないぞ」
「フフ~ン。そのデータ見ても、同じこと言えます?」
言われてレポートに目を移す。一通り見てみるが論点やデータに矛盾はない。
「たしかに…良く出来ているこの数値データなんか、どこから引っ張ってきた?」
「え?自分で実験したに決まってるじゃない!他人が計測したデータなんて信用できないわ」
なるほど。あの扱いが難しい機材で、ここまで安定した実証データを導き出せるのは人並み外れた才能か…だが、
「この実験に必要な機材、危険物指定のはずだが、誰の許可を取ったんだ?」
「え~?先生に聞いたよ、使うからねって…」
――聞いた憶えはない
「えっと、なんか…先生その時も寝てたみたいだけど」
――やはり勝手に持ち出したのか
「あは…あははは」
才能は認めるが、無鉄砲すぎるのがこの子の悪いクセだ。その後、知識の探求とルールの大切さについてしばらく彼女と討論することになった。
新章プロローグ第四章「放課後の学生たちへ」
ふと、窓の外の光景が目に入る。先ほど、この部屋に立ち寄った学生たちが、今まさに校門を通りすぎようとしていた。
彼らの目的地は郊外の遺跡――
つい最近発見されたそれは、古代セラルカとは明らかに違った特徴を持っており、学園からは重点的調査対象に指定されている。
校門周辺には、他にもたくさんの学生が集まっていた。装備の点検をする者、仲間と談笑する者。彼らもまた、それぞれ別の目的を持ってファーレン各地へと旅立つのだろう。
仲間と往く者もいれば、ひとりを好む者もいる。
学生たちの多くは、もともとこの世界の住人ではない。異世界より召喚された≪勇者候補≫でありながら、≪勇者ではない≫と判断された者たちだ。
そんな彼らを集め、この世界で生きる術を教え、そしてその力を利用しようと考えているのがここローゼンベルク学園なのかもしれない。
たしかに調査に赴いた学生たちの報告書は、想像していたより遙かに有用だし、役に立つ。また、別の一団が出発するのだろうか…元気の良い声が外から響いてくる。
穏やかな午後の日差しが窓から差し込む。彼らの放課後は、これから始まる――
プレイヤー職業の新システム
すべての職業を一新、初回登場職業の数は23職
新章「ローゼンベルク学園と7つの世界」に突入と同時に、職業を一新。これまでの職業の特徴を引き継いだ新職業や、まったく新しい特徴を持った職業など、多種多様な職業が登場する。
上位職の転職は、現在の職業がある一定レベル以上であれば、転職することができるようになるものや、特定の条件をクリアしないとなれないものがあるのだ。
上位職になると、レベルが上がった際に得られるBP(ボーナスポイント)が多かったり、ステータスに反映されるパラメータの補正値が高くなる。反面、レベルアップに必要な経験値が下位職と比べると多く必要となる。
エリア別経験値システムから職業別経験値システムへ
これまでの「コンチェルトゲート フォルテ」では、他のエリア(ファンブルグエリアとシルトエリア)を移動した場合、それぞれのエリアでの経験値で、レベルが決定されてた。しかし新章では、従来のエリア別経験値を撤廃し、職業別に経験値を持つシステムに移行となる。
戦闘科の「ソルジャー」をLv18まで育て、魔法科の「マジシャン」に転職した場合でも、再度「ソルジャー」に転職した時は、Lv18の状態からスタートすることが可能だ。
職業に合わせたスキルを約300種初回実装
「コンチェルトゲート フォルテ」に現在実装されているスキルは、職業一新に伴って、使用できなくなる。しかし、これまでの内容に遜色ない数のスキルを、10月6日(水)の初回実装時に追加する。
カスタマイズが可能なスキルコスト制へ
これまでの「コンチェルトゲート フォルテ」では、職業によって、所持できるスキルの個数を制限していた。新章では、職業毎に「スキルコスト上限値」が設定されており、その範囲の中でプレイヤーの好みに合わせたスキルを組み合わせて戦闘に臨むことができる。
- 一次職…セット可能なスキルコストの合計値:100
- 二次職…セット可能なスキルコストの合計値:120
- 三次職…セット可能なスキルコストの合計値:140
スキルには、個別にスキルコストが設定されており、コスト値は、スキルの能力や特性に応じて、様々な値で設定されている。
新戦闘システム
戦闘画面
戦闘時の陣地を従来5マス×2マスの計10マスから、7マス×3マスの計21マスに増加。従来プレイヤー5人、ペット5匹で埋まっていたマスに隙間を持たせることで、幅広い移動と、今後実装予定の陣形による戦術が可能となる。
さらに前列なら攻撃力が高くなり、後列なら防御力が高くなるなどの位置による補正システムが今回実装され、戦術の幅が広がっている。またクリティカルなどを受けた時に、強制的に1マス後退する新規システムを実装する。
視点
これまでの本作は、味方側の通常視点のみだったが、新章では、分かりづらかった敵側の奥や、これまでと違った雰囲気を楽しむために、2つのカメラ視点を新しく追加している。
武器種類による攻撃範囲の変更
これまでの「コンチェルトゲート フォルテ」では、どのような武器であれ、通常攻撃は対象の敵1体にのみ攻撃を行うものだった。新章では、各武器に応じたダメージ範囲を設定し、通常攻撃でも一部の武器が範囲化される。10月6日(水)の初期段階では、下記3種類の武器の攻撃範囲が変更となる。
※10月6日(水)以前に入手した武器は、種類が同一であっても従来どおり単体への攻撃となる。
- 斧…対象の敵の左右の敵も同時に攻撃する
- 槍…対象の敵の後ろにいる1体の敵を同時に攻撃する
- 投具(ブーメラン)…対象の敵がいる横ライン(横一列)に存在する全ての敵を同時に攻撃する
クラス分けシステム
新章から、新しいプレイヤーは、序盤のクエストをクリアすると「初心者クラス」に配属される。この「初心者クラス」は、同時期に始めたプレイヤー同士を集めた専用クラスとなる。
専用クラスへは、いつでも好きなタイミングでボタンひとつで戻ることができ、同じ進行具合の仲間とともに、冒険を楽しむことができる。また「初心者クラス」には、専用のチュートリアルクエストや、各種システムの説明が聞けるNPCなどを設置している。
10月6日(水)以前から楽しんでいるプレイヤーは、「初心者クラス」とは別の6つの「一般クラス」に配属となり、その後は、これまでどおりの冒険を進めることが可能だ。
登場キャラクター紹介
セネット
ブライアン
ティオーネ
重要登場人物…!?
学園の風景
変更点/追加点一覧まとめ
プレイヤー/ペット関連
- 一部ステータス名を変更
- ストック経験値システム、ストックスキル経験値システムの実装
- スキルコストシステムに合わせて、スキルウィンドウを一新
- プレイヤーのレベルよりペットのレベルが高かった場合、ペットのレベルが補正されるシステムを実装
戦闘関連
- 戦闘中の視点切り替えを実装(デフォルトビュー/敵背後ビュー/トップビュー)
- 戦闘画面のテロップデザインを一新
- クリティカルなどが発生した際に、現在のマスから1マス後退するノックバックシステムを実装
- 斧/槍/投具の通常攻撃範囲を拡張する新システムを実装
- 新規モンスターを32種追加
施設関連
- 「ローゼンベルク学園」各種新マップを実装
- 新しく始めたプレイヤーの同期が集まるクラス分けシステムを実装
- 新マップローゼンベルク学園のマップを実装。合わせて各種NPCを学園マップに集結し、より便利に
課金関連/その他
- 見た目だけに反映される「ルックスウィンドウ」システムを実装
- 新規キャラクターパーツ(有料アイテム専用)を、頭4種、目4種、口4種を追加
- 「クリアの証」の換金時間を12時間から0時間(即時)に変更
- スキル銀行を実装。スキル銀行は無料で利用でき、これまで覚えたスキルを預けることができる
- プレイヤーが所持できるアイテム量を、デフォルト20枠に修正。便利アイテム「鞄拡張」を使用する、Lv1で40枠、Lv2で50枠、Lv3で60枠に拡張することができる
- 新規クエストを多数追加(30種以上)
- 新規アイテムを多数追加(計測不能)
※上記以外にも新章実装に伴い変更、追加される点があるので注意
データの引き継ぎ方法
新規プレイヤーパーツ
男性キャラクター
女性キャラクター
学生服バリエーション
男性キャラクター
女性キャラクター
新たに調整されたゲームを実際に体験!
さっそく編集部では、全てが新しくなった「ローゼンベルク学園と7つの世界」を遊んでみた。以前のバージョンと比べながら読んでくれると嬉しい。
自分のキャラクターを作成すると、今まではチュートリアルのように次々とNPCに話しかけなければならなかったり、いきなり戦闘に突入したりと、若干面倒くさい作業もかなりカットされ、すんなりゲームの世界に入ることができる。また、細かいところも丁寧に調整されており、マウスオーバーしないとわからなかったNPCの名前も常時表示されるようになっている。
そして毎回表示される「称号」には、あらすじのようなイベントのヒントが盛り込まれており、迷った場合でも称号をチェックすれば大丈夫。スタートマップの階段を上がるといきなり王様の玉座へ。今までは王様に会うまで「おつかい」的なプレイをしなければならなかったところもバッサリカット、「面倒くさい」と思う暇がないのである。う~ん、本当に快適!
王様から依頼を受けると、次は王家に仕えるNPC「アーメイ」が案内してくれる。前バージョンでは実はこのアーメイはスタートマップで戦いを仕掛けてくるキャラクターなのだ。このマップでは装備の仕方や戦闘など一通りの要素がチュートリアルとして体験できる。今回新たに生まれ変わった戦闘もバッチリ楽しむことができるため、しっかり新システムを理解しながら進んでいこう。
また、途中ではNPCとパーティーを組んで進んでいくこととなるので、パーティー戦闘も体験できる。無事森の奥で待っているNPCに話しかければ、もうそこは「ローゼンベルク学園」である。
早くもローゼンベルク学園に入学!
ゲームを始めて数十分でローゼンベルク学園に入学!面倒くさいことはまったくなく、あっという間に学園生活を楽しむことができる。
到着したローゼンベルク学園はかなりの広さを誇る。先行プレイ時は他のユーザーは入れない状態だったが、実装後はここにたくさんの生徒があふれると思うとワクワクしてくる。また学園内は単に広いだけでなく各所に転送装置が設置されており、クエストなどで移動する時など、ぜひ便利に利用しちゃおう。
本学園に入学すると必ず「初心者クラス」から学園生活を始めることとなる。入学したタイミングなどで同期の生徒ができるはずなので同級生を探しても楽しいかも。また、色々な情報を教えてくれるNPCも教室の中に揃っていたり、細かい転送ができたりとかなりユーザーにとって便利な機能が盛り込まれている。
しかも広い学園内をうろうろ歩いているだけでも経験値が少しずつ入ってくるので、まずは色々歩いて施設を訪れてみてはどうかな?新しい発見があるかも!?
あまり学園全部の場所を紹介してしまうと楽しみがなくなってしまうので、最後に特別に新章の新キャラクター「セネット」に絡むクエストを体験!魔法科学の実験をしており、白衣のような服装をしているおり、何やらツンツンした強気な女の子だが、一体何者でどのように新章のストーリーに影響するのか、髪の毛の色の謎とは…?っと公開はここまで…!後は実際に自分の目で確かめてほしい!
さらに、本作の特徴の一つである「音楽」に関してもさらに力を入れており、伊藤賢治氏、菊田裕樹氏の両名がそれぞれ4曲ずつ作曲した音楽も実装されるのでそちらもぜひ楽しみに!また、イラストやアートワークなどに関しても今後新しい取り組みを用意しているということなのでこちらも情報が入り次第お伝えしよう。
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