イメージエポックは、11月24日、東京・日本橋「COREDO室町」において、ゲームパブリッシャーへの進出を発表する「新作発表会2010兼JRPG宣言決起会」を開催した。
本発表会では、初のゲーム化となる「ブラック★ロックシューター」を含む新作ラインナップや今後の事業展開等を発表、また、日本製RPG「JRPG」の発展、普及を目標とした同社のJRPG宣言決起会の様子はニコニコ動画で配信され、発表の進行としてはイメージエポック代表取締役「御影 良衛」氏が担当した。
また、会場となったのは10月にオープンしたばかりの「COREDO室町」となり、たくさんの関係者や報道関係でごった返していた。登壇者も豪華な顔ぶれとなっており、パブリッシャーとなったイメージエポックへの今後の大きな期待が感じられた。
出演者
発表
株式会社イメージエポック代表取締役「御影 良衛」氏
ゲスト登壇
株式会社ソニー・コンピューターエンタテインメントジャパンプレジデント「河野 弘」氏
株式会社セガ 国内リージョン統括本部 国内CS事業部長「野本 章」氏
株式会社ドワンゴ取締役「夏野 剛」氏
株式会社NHN Japan 代表取締役社長「森川 亮」氏
有限会社グッドスマイル・カンパニー代表取締役社長「安藝 貴範」氏
声優「喜多村 英梨」さん
「最後の約束の物語」(プレイステーション・ポータブル)
2011年4月に発売を予定しているイメージエポックJRPG第1弾タイトルは、プレイステーション・ポータブルで発売する「最後の約束の物語」だ。本作のナビゲーター役として声の出演をしている声優の「喜多村 英梨」さんが登壇し、収録時のエピソードなどを語ってくれた。ゲーム内容としては、シリアスなストーリーと、キャラクターが死亡すると絶対に生き返ることはないというシビアなシステムを搭載したRPGとなっている。
「ブラック★ロックシューター THE GAME」(プレイステーション・ポータブル)
次に発表されたのは、初のゲーム化となる「ブラック★ロックシューター THE GAME」、こちらもプレイステーション・ポータブルでの発売となる。登壇者は数々のキャラクターのフィギュアやホビーを扱うグッドスマイル・カンパニー代表取締役社長「安藝 貴範」氏が登場して今後の展開などを話した。また会場内にはグッドスマイル・カンパニーの製作する「ブラック★ロックシューター」フィギュアが飾っており、コラボレーションをさらに強化すると語った。
ゲーム内容としては、西暦2051年という未来の世界の設定のRPGで、キャラクターデザイン&原作に「huke」氏、ディレクターに「新納 一哉」氏、シナリオには「野島 一成」氏を起用、アニメーションは「UFOTABLE」が担当する。また通常版や限定版なども発売される予定となっている。
「シュバリエサーガ タクティクス」(ブラウザ・スマートフォン・PS3)
さらに発表されたタイトルが、ブラウザ・スマートフォン・PS3の3つのプラットフォームで展開する本格シミュレーションRPG「シュバリエサーガ タクティクス」。
多数のプレイヤー同士の大規模決戦を実現し、ソロでも多人数でも楽しめるように調整されているということだ。リリース時期はネットワークの開発を担当している「ハンゲーム」にて、ブラウザ版が2011年夏に始動する予定。その後他のプラットホームに順次対応していくということだ。また、マルチプラットホームとはいえ、全く同じものをマルチでリリースするのではなく、それぞれの特徴を生かしたゲーム内容になるようだ。
こちらのタイトルについては、OnlineGamer編集部で情報が入り次第お伝えするので今後の情報をしっかりチェックしてほしい!
「ぷちっとロックシューター」(ブラウザ)
登壇したのは、かなり御影氏に過激なツッコミを入れていたドワンゴ取締役「夏野 剛」氏。以前から秘密のプロジェクトを一緒に進行していたようで、仲の良さがうかがえた。イジられまくりでタジタジの御影氏もしっかりと今後の情報を話してくれた。
まず「ニコニコ動画」内でのゲームプラットホームの12月からの展開開始、つまり「ニコニコ動画」内でゲームを常駐させることができ、課金もできるようになるということが夏野氏から発表された。ニコニコ動画の総会員数1900万人のうち約100万人が500円のプレミアム課金をしており、よく考えたらうまく使えば、ものすごいゲームのプラットホームになると夏野氏は気付き、そのアイディアに御影氏が乗ったのがはじまりとなったようだ。
今回実際のゲーム画面は残念ながら公開されなかったが、イラストレーターとして「ちゃんこ」さんを起用、ゆるキャラのソーシャルゲームとなる。
その他、今後の新作タイトルプロジェクトや、新作のBGM生演奏など、期待を膨らませるコンテンツが目白押しの、イメージエポック「JRPG」プロジェクト、目が離せない存在になりそうだ。