2011年11月10日~13日まで韓国・釜山で開催されていた「G-star 2011」が閉幕した。今回の展示を振り返っての総括記事をお届けする。
新しいプラットフォーム・ハードへの転換
FacebookなどのSNSに対応するなど、クライアント型以外の形態でサービス提供する試みが多く見られた。また、非常に多くの企業がスマートフォン・タブレット端末向けのタイトルを発表し、映像もタブレットを使用し展示していた。プラットフォームやハードの垣根がなくなりつつある現場に各メーカーが対応しているようだ。
続編・大型タイトルはこれからの展開に期待
昨年の「G-STAR 2010」では、「Blade&Soul」「マビノギ英雄伝」「TERA」などの大作MMORPGが出展、注目を集めていた。すでにその多くのタイトルがサービスを開始し、次の大作が期待されていたなか、映像出展が多く、来年までの準備期間のように感じられた。
カジュアルゲームはSNSやスマートフォンアプリに移り、PCオンラインゲームは、時間をかけて大作を開発するスタイルになっているようだ。今回、映像出展されていたタイトルも来年以降、順次情報が出てくると思うので期待したい。
BtoBブースは活況
新たな情報がやや少ない印象だった本年だったが、BtoBには例年以上のブースが設置されており、多くの商談が行われているようだった。また、国内外のプレス関係者は増加している模様、例年オープンしているプレスルームは常時満員の状態だった。
会場となったBEXCO(釜山国際展示場)の周辺では、現在多くのホテルや施設が建設中となっており、今後プレス関係者の取材のためのホテル事情にも大きく影響してくるかもしれない。来場者は例年通り、団体で押し寄せる小中学生が多く見られ、本当にオンラインゲームが楽しくてしょうがないといった様子で楽しんでいた。
ソウルでの韓国NCSOFTプレミアも国内メディアで大盛況
今回NC Japanの招待により、ソウル市内のNCSOFT本社でのタイトル発表会「2011 NCSOFT G-STAR PREMIERE」に参加し、、「ギルドウォーズ2」「リネージュ エターナル」の先行情報、さらに日本でこれからサービスをスタートする「ブルーティアーズ」のインタビューまで、日本のユーザーが楽しみな情報をお届けすることができた。
また、NCSOFTの社内ツアーも実施、ゲームを作る現場がどのような環境となっているのかを見ることのできる機会であった。社内の施設は図書館やDVDレンタル、。フィットネスセンター、さらにカフェまで備えており、リラックスしながらアイデアを出せる素敵な空間となっていた。ちなみにNCSOFTはこれからものすごい新社屋に移転するということで、ぜひそちらも取材したいものである。