大型アップデートの予定も発表された「ルーセントハート3周年記念『全国縦断オフラインイベント』」東京会場レポート

ガマニアデジタルエンターテインメントは本日12月23日、「ルーセントハート3周年記念『全国縦断オフラインイベント』」の東京会場を、秋葉原UDX GALLERYにて開催した。

本イベントでは、画像当てクイズやペットレースといったユーザー同士の交流・対戦イベントをはじめ、アップデート情報や普段寄せられている意見・要望に対する回答などが行われたので、その模様をお伝えしていこう。

他会場の模様

稲川氏

イベントのはじめには、東京会場でのイベントが全国縦断の最後の会場となっていたこともあり、すべての会場を回ったという同社のマーケティング担当・稲川氏がほかの会場での模様をスライドで紹介。これまでの会場では多くても50人ほどの参加者だったようだが、東京会場では約100人ほどが参加しており、ほかの会場に比べるとその人数に驚いたという。また名古屋会場では、参加者がプレイしているサーバーとキャラクター名を紹介し合ったら、同じクランメンバー同士だったという偶然の出会いもあったようだ。





最初の大阪会場で参加者がホワイトボードにイラストを残していったことから、各会場でも“画伯”がイラストを描くのが恒例行事のようになったとか。

間違いさがし対決

本イベントの催しはテーブルごとに分かれたチーム対決となっており、間違いさがしのコーナーでは、問題となる画像に用意された5つの間違いをすべて見つけることでポイントが獲得できるようになっていた。優勝チームのメンバーには「10000GASH」が贈られることもあり、どのチームも協力し合って間違いを見つけている様子が見受けられた。

シンキングタイム中のトークでは、ほかの会場では簡単すぎて全問正解が続出したり、それを踏まえて難しくしたら今度は難しくなりすぎてしまったという企画の裏話も飛び出した。ちなみに東京は少し難しめの問題にしてあるとのこと。



間違いさがし一問目

間違いさがし二問目

間違いさがし三問目

画像当てクイズ

「ルーセントハート」に関連するものの一部が表示され、それを見て元のキャラクターは誰かを答えるクイズ。こちらも全3問用意されており、1問目と2問目はどのチームも素早く答えを出していたが、最後の問題には苦戦しているところも。



例題として出題されたレオ

一問目の問題（左）と正解のキャラ（右）

二問目の問題（左）と正解のキャラ（右）

三問目の問題（左）と正解のキャラ（右）


出題から答え合わせまでの時間を使い、各テーブルに用意されたホワイトボードにイラストを描いているチームも多かった。

また、各問題の最後にキャラクターのラフ画が公開されると、来場者の中ではタロットペットの「世界」はラフ画のほうが人気があったり、騎乗ペットの「カピバラ」はオッサン風なデザインが圧倒的人気を誇ったりと、普段はなかなか見る機会のないイラストを前に大きな盛り上がりを見せていた。

ダンスバトル

続いてのダンスバトルは、プレイする代表者が各チームから3名選出され、楽曲の1フレーズをプレイしたら次の人へ交代し、1つの曲をローテーションしながらプレイするというスタイルが取られた。うまく踊れたかで一喜一憂するだけでなく、チームメンバーのプレイを見守る人の中には楽曲に合わせて手拍子したりリズムを取る人がいるなど、会場一体となって楽しんでいる様子が見受けられた。

ペットレース

チーム対抗でのゲームの最後には、急カーブがポイントとなる「ウェルドラト湾コース」でのペットレース対決が行われた。司会者が“魔のカーブ”と呼ぶだけあってカーブで苦戦している人も多かったが、ドリフトを駆使してうまく曲がりきったり、アウトインアウトという基本を守ってあまり減速せずにうまく対処するなど、ペットレースに慣れている人も多かったようで、レースは白熱した展開に。

アップデート情報

ユーザー同士によるチーム対抗イベントの後には、「ルーセントハート」のディレクター廣田一億氏から今後のアップデート情報として、2012年4月頃に予定している大型アップデートの情報が公開された。なお、お約束事ではあるが、今回発表された内容は開発段階であるため、実装時には内容の変更等がある可能性もあるという。



廣田一億氏（右）

新マップ登場

今後のアップデートにより、3つのマップが追加される。「ガイアの恩賜」はレベル20～30、「永生の地」はレベル50～60、「雲海聖地」はレベル60～70と、中レベル帯のマップとなっている。具体的にどのようなマップになるかはまだ不明ながらも、会場では新マップのデザイン画が公開された。

新モンスター登場

新マップの追加に伴い、新モンスターの追加も行われる。コードネームが“樹の精霊”というモンスターや、資料には単に“牛”とだけ書かれたモンスターなど、気になる部分も多いが、新たなモンスターの登場に期待が高まるところ。なお、これらのモンスターはボスキャラクターとして登場するわけではなく、通常のモンスターとなるようだ。

新ラビリンス実装

アップデート情報についてはまだ詳細が決まっていない部分も多いようだが、新ラビリンスの実装も決定となった。

新BOSS登場

新たなボスモンスターの登場も発表となった。このボスモンスターは、下の縮尺の画像を見てもらえれば分かるように、これまでのボスとは大きくサイズが異なっている。実際の戦闘では、どこか高台のような場所に登って戦うことになりそうだ。

新職業アルケミスト

新職業として「アルケミスト」が追加されることとなった。こちらもまだ詳細は不明ながらも、高いプレイヤースキルを要求される職業になるとのこと。また、職業の役割については、プレイヤースキルによって前、中、後衛などが異なってくるらしく、うまく使えれば柔軟性の高い職業になりそうだ。詳しい内容は今後公式サイトなどで発表するというので、そちらを楽しみにしていよう。

大型アップデートの前に英雄戦闘パートナー第2弾追加！

新マップから新職業までの内容は大型アップデートとして2012年4月頃に実装予定となっているが、それに先駆け、英雄パートナー第2弾が追加されることが決定したので、こちらにも期待していよう。

ディレクター廣田氏による一問一答

これまでの会場でユーザーから寄せられた意見や、プレイヤーから普段寄せられている意見・要望に廣田氏が答える形で、今後の展開が語られた。

ペット隊の今後の展開

廣田氏によると、現在ユーザーの中ではペット隊に対して「もっと扱いを大きくしてほしい」「パーティープレイをしたいからなくしてほしい」という大きく2つの意見があるという。さらにペット隊実装前からプレイしている人にとっては難易度が低めに感じられているらしく、廃止の方向で検討しているとのこと。

ただし、単にペット隊を廃止するのではなく、新サーバーを設立し、新サーバーでのみペット隊を廃止する予定のようだ。ほかにもこの新サーバーでは、転職のためのカードも入手しやすくしたいという。新サーバー設立の時期は未定だが、可能であれば大型アップデートと同時期ぐらいにできたらと考えているようだ。

職業バランスの調整

職業バランスの問題、特に銃職については、銃職に特化したユーザーアンケートを実施し、まずはプレイヤーがどう考えているのかをしっかりと知ることから始めるとのこと。

そのほかの職業バランスについてもアンケートを実施するという。ただしこちらは、スキルやペット隊の組み合わせや、実際にその職業をプレイしている人と見ている人では強さの感じ方が違うため、前回のアンケートとは違う形にして、多角的に見れるよう意見を募集していくとした。

世界アバターに頭がない理由

タロットペットのアバターは、モデリングに仕様上の問題があるのが理由のようだ。ただしすべてのタロットペットアバターに同じ問題が発生するわけではないので、今後もペットのアバター化は進めていきたいという。

過去のコラボレーションアバターの再販

過去のコラボアバターについては、再販可能かどうか調整はしていきたいというが、基本的には再販は行わない予定とのこと。

ダンス曲の追加

楽曲の追加が行えるよう進めているようで、「恋ゴコロ」のようなオリジナル楽曲も、2012年中には追加したいとした。

今だからこそ言えること

12月19日から実施されているクリスマスイベントだが、実は公式サイトにもちょっとした仕掛けがしてあるという。その内容は、ウェブサイト上には何も表示されないが、プログラムソース内のコメントにアイテムPINを仕掛け、それを入力することでクリスマスプレゼントがもらえるというもの。ここで発表する前には、誰も気づかなかったようだ。

カスカベアキラ氏の手描きイラスト

東京会場にゲストとして訪れていた「ルーセントハート」のオフィシャルイラストレーターであるカスカベアキラ氏が、イベント時間内に描いた直筆イラストが抽選で選ばれた2名の来場者に贈られた。チーム対抗ゲームイベントの前に抽選会は行われており、アップデート内容などの発表が終わったところで手渡し会が行われた。実際にプレゼントされたイラストは以下の2種類。

この後はゲームイベントの優勝チームの表彰が行われ、イベントは締めくくりとなった。なお、イベント終了後には物販コーナーも設けられており、会場でタペストリーを購入した人にはカスカベアキラ氏がその場でサインを入れていた。

イベント終了後に行われたディレクター・廣田氏へのミニインタビュー

――イベントを終えてみての感想をお聞かせください。

廣田氏：対PCで仕事をしている業界ですので、直接ユーザー様と触れ合うことができたり、実際に遊んでいる方々を知れたというのが大きいです。オフラインイベントはユーザー様へのサービス的な部分もあるのですが、自分たちがすごく考えさせられるイベントでした。

――今回発表したアップデートは中レベル帯に向けた内容がメインですが、その理由はなんでしょうか？

廣田氏：前回の大型アップデートは高レベル帯のユーザー様メインになっていましたが、レベル50や60台の方にとってはクエストが広がらず、遊ぶものが少なくなってしまっていたという問題があります。これまでコミュニティ要素を強く求めてきましたが、MMORPGである以上冒険の要素も重要ですので、そこを拡張するために中レベル帯の方にも楽しんでもらえるような内容を考えております。

――コミュニティ関連で新しい要素の追加は予定されていますか？

廣田氏：ほしともにも新しい要素として、結婚したその先、例えば子供を作るといったことを実装していければと検討しております。ただし、戦闘メインになってしまうため「子供に戦わせるのか」といった問題もありますし、そういったデリケートな点を調整している段階です。

また、ほしともだけがコミュニティ要素ではなく、一緒に冒険してコミュニケーションを取ることも重要だと思っておりますので、初心者の方にもプレイしていただきやすいよう、パーティー検索機能の改善を2012年内には行う予定です。

――今回のオフラインイベント後には女子会も行われますが、今後の女子部の展開予定などをお聞かせください。

廣田氏：以前に女子部の参加者が3000人を突破したという発表をさせていただきましたが、それでもまだ参加していない方のほうが多いので、今後も活性化を図っていきたいと考えております。ただし、男性ユーザーの方との差が発生してしまうのは問題ですので、ゲーム内で利益が発生しないといいますか、サークル活動という方向性になると思います。

それでも女子部の行動が制限されてしまう可能性もありますし、ユーザー様からは男子部のような、男性だけのコミュニティを作ってほしいという意見も頂いていますので、それらを含めて検討しているところです。「ルーセントハート」に残っていただけるかというよりも、「ルーセントハート」をきっかけに一緒にオンラインゲームを遊ぶ仲間を見つけてほしいという気持ちがあります。こういうことを言うとほかのスタッフに怒られてしまうかもしれませんが（笑）。

弊社のほかのタイトルと比べると、一度ゲームをやめても、その後また戻ってきていただけるユーザー様の率は「ルーセントハート」が高いので、方向性はある程度成功しているかなと思っている部分もあります。

――新サーバー設立の経緯を教えてください。

廣田氏：プレイしていただいているユーザー様の中で、「ペット隊でソロで遊びたい」「もっと敵を強くして刺激がほしい」「パーティープレイを楽しみたい」など、ゲームを楽しむ方向性が分散しているというのがあります。そのため、新サーバーではある程度転職をしやすくしたりと、単にペット隊を廃止するだけにならないよう動いているところです。新サーバー設立時期は未定ですが、大型アップデートと同時期にできるのが理想かなとは考えております。

――最後にユーザーの方へのメッセージをお願いします。

廣田氏：オフラインイベントに参加していただいた皆様ありがとうございます。また、今回はご参加いただけなかった皆様も、普段から支えていただきありがとうございます。今後アンケートなどを実施して多くの意見を取り入れ、それに応えられるよう頑張っていきますので、2012年も「ルーセントハート」をよろしくお願いいたします。

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