覚醒による大迫力の戦闘を一足早く体験!ファンタジーMMORPG「ドラゴナ」先行テストプレイレポートをお届け

ネクソンが、2月1日よりクローズドβを開始するファンタジーMMORPG「ドラゴナ」。今回OnlineGamer編集部では、本作を体験する機会を得たので、そのプレイレポートをお届けしよう。

ドラゴナとは

「ドラゴナ」は、韓国LIVEPLEX社が3年間の開発期間をかけて約80人の開発者を投入して開発した正統派のファンタジーMMORPGだ。ドラゴンハートを受け継いだ種族が、平和のために戦う物語が展開されていく。

低スペックでプレイが可能にもかかわらず、「覚醒システム」など他のゲームには見られない独特のゲームシステムや、「アラートシステム」、「オート移動システム」などの便利な機能と綺麗で水準の高いグラフィックを備えている。

1月25日でクローズドβテスターが募集が締め切られ、いよいよ2月1日からはクローズドβテストが開始となる。

キャラクタークリエイト

ゲーム開始前に行うキャラクタークリエイト。選択できる種族はヒューマン、ガイアン、エルディン、キャッチャの4種類。各種族にはそれぞれ2種類のクラスが用意されており、ガンナー、スナイパー、ガーディアン、アサシン、レンジャー、マジシャン、シャーマン、スカウトの全8種類から選択可能だ。

クラスを選択すると、覚醒後の姿を確認できる。

アバターはフェイスとヘアスタイルの他、ヘアカラーも細かく設定できる。また、ここでは攻略のカギとなる部分覚醒の箇所を頭、上半身、下半身、腕から選択できる。部分覚醒によって受けられる恩恵は様々で、どれが自分のプレイスタイルに合っているかを考えて選択することが大切になってくるだろう。もちろん、部分覚醒後の姿を確認することも可能。覚醒後の姿は種族によっても様々で、キャラクターメイキングのうえで重要な要素となる。

部分覚醒時の状態も確認可能だ。
筆者は、遠距離攻撃が可能なスナイパーを選択。

ドラゴンの力を呼び覚ます覚醒システム

本作の大きな特徴である「覚醒」システム。これは、眠っているドラゴンの力を呼び覚まし、力を解放して戦闘を有利に進めるものだ。覚醒は大きく「部分覚醒」と「覚醒」の2種類に分類されており、うまく使い分けることで効率よく敵を撃破していくことが可能だ。

様々な恩恵を得られる部分覚醒を体験

頭、上半身、下半身、腕の各覚醒アイテムを使用して一部を覚醒させる。部分的に覚醒させることにより、各部位と連動したアクティブまたはパッシブの能力が解放され、ドラゴンの力を体の一部にだけ呼び起こさせ変身させるのが「部分覚醒」だ。2種類ある覚醒のうち、部分覚醒に関してはゲーム開始直後から使用することができる。

部分覚醒後にアップする能力は以下のとおりとなっている。

  • 頭:MP回復能力
  • 腕:攻撃力
  • 脚:移動速度
  • 体:HP回復能力

キャラクターメイキング時に選択できるのは1ヶ所のみだが、特定のクエストをクリアすることによって次々に解放されていき、最終的にはすべての部分覚醒が行えるようになるぞ。複数の部分覚醒を同時に行うことも可能なので、状況に応じて使い分けよう。

覚醒使用時には画面下にある青いメーター「CORE」が消費されていく。部分覚醒では比較的長時間使用できるが、力を完全に目覚めさせる覚醒では消費スピードは格段に速くなってしまう。モンスターを倒すと一定確率でドロップする丸いボール状のアイテムを入手したり、CORE専用のポーションを使うことで回復が可能だが、回復ポーションを入手できる頻度は決して高くない。いざ強力なモンスターと対峙するとき、COREがまったくないという状況もあるので、使う場面を慎重に見極めることが必要だ。

また、戦闘以外でも、足を部分覚醒することによって移動速度が上がり、より快適にプレイできるようになるなどの活用法がある。脚のみの部分覚醒であればCOREの消費も遅く長時間使えるので、積極的に利用するのもいいだろう。

筆者は最初の部分覚醒として、HP回復能力が上がる上半身を選択。さっそく試してみたところ、回復アイテムを使用せずにモンスターとの連戦に耐えられるようになった。

スナイパー特有の遠距離攻撃もあって一方的にモンスターを倒していくことができる。

部分覚醒とは比べ物にならない力となる「全身覚醒」

今回のテストプレイでは、最も強力な覚醒となる「全身覚醒」でのプレイも体験できた。全身覚醒は、キャラクターの姿全体が変身するものであり、ドラゴンの力を完全に目覚めさせるため、全てにおいて「部分覚醒」よりもパワーアップできる。覚醒後は、専用の武器やスキルを操れるが、COREの消費速度は「部分覚醒」より早くなる。

全身覚醒を使用すると、普段の姿からは一変、翼が生えたり、中には獅子のような姿に変身したりといった、多彩な変化を楽しむ事ができる。

本来ならば、レベル20までゲームを進行しなければ使用できない全身覚醒だが、筆者がプレイしてみたところ、その苦労に見合うだけの能力アップが感じられた。

部分覚醒と全身覚醒では使う場面が全く異なってくる。通常時と合わせた3種類の状態をうまく使い分けることが攻略のカギとなるだろう。

様々な情報を教えてくれる「アラートシステム」

「アラートシステム」とは、ゲームをプレイしている最中に、クエストの受領や、トレード、バトルアリーナスタート等の情報を知らせてくれる機能だ。

時折、画面右上に音とともに表示されるアイコンをクリックすることで、現在どのクエストを受けているのかが分かるので、同時に複数のクエストを受領したときでも、迷うことなくスムーズにゲームを進行できる。また、トレード、バトルアリーナへの参加の有無を行うことができるほか、現在行われているイベントの情報も確認できるぞ。

右上のアイコンで、クエストの詳細を確認できる。 現在進行中のクエストを一覧で確認することも可能。

クエストをクリアすると、その場ですぐに次のクエストを提示してくれる。クエストをクリアする度に街へ戻り、NPCに報告する・・・といった手間が省かれているので、快適に楽しめる。

システムやクエストなどの細かい情報は、リモートチャットが教えてくれる。ゲーム導入部分から教えてくれるので、迷うことなく進められるだろう。

より快適にプレイするための「ナビゲーションシステム」

快適にプレイするための、モンスターやダンジョンなど指定された位置へキャラクターを自動で移動させる「ナビゲーションシステム」が搭載されている。

「クエストでどこに行けばいいか分からない」といったときには、画面右に表示される目標名(モンスター名やNPC名)をクリックすれば目的地まで自動で移動してくれる。

また、ワールドマップを開き、直接行きたい場所をクリックするだけでも自動移動に移行する。操作に不慣れなユーザーであってもストレスなく楽しむことができるぞ。

全身覚醒を駆使した迫力のパーティプレイ

今回のテストプレイでは序盤のソロプレイだけではなく、実際にインスタンスダンジョンで強力なボスと戦えるパーティプレイも体験できた。本作は、最大34人のパーティが組めるが、今回は編集部2名での挑戦となった。

インスタンスダンジョンに移るには、パーティリーダーとなるキャラクターがパーティ招待を行ったのち、特定のNPCに話しかけることで可能となる。招待を受けたキャラクターは、どこにいてもアラートで知らせてくれるので、それを承認すれば行くことができる。

今回挑戦したのは、レベル20の時点で入れるダンジョン。最下層にいるボスを倒せばクリアとなるので、道中にいるモンスターは無視して進行することも可能だ。ソロプレイ時と比較すると体力、攻撃力ともに高く、モンスターを一体倒すのにも苦労する展開となった。

パーティリーダーはモンスターを右クリックすることで、番号を振ることができる。この番号は他のパーティメンバーにも表示されるので、どの順番でモンスターを倒していくか指示ができるようになっている。効率よくモンスターを倒していくためには、積極的に使いたい機能だ。

また、もうひとつパーティリーダーのみが使える機能として、マップ上に文字を自由に書き込めるペイント機能がある。書いた内容はパーティメンバーと共有できるので、目的地や作戦を指示する場面で重宝する機能となるだろう。

今回挑戦したインスタンスダンジョンのボスは「バグダル」というモンスター。本体の他にクローンを召喚する強力なボスだ。さらに周囲のモンスターも入り混じり、迫力のある乱戦が展開された。「フロストブロス」をはじめとした敵の攻撃は非常に強力。全身覚醒を駆使し、アイテムも惜しみなく使わなければすぐに倒されてしまう。残りの体力に気を使いながら、万全の準備をして挑もう。

クローンが同時に2体出現する場面も。

「覚醒」の戦略性と緊張感が魅力

王道といえるシンプルなMMORPGでありながら、最大の特徴である「覚醒」システムによって、唯一無二の作品となっている。覚醒をどこで、どのように使うかによって、まったく違った戦い方ができる戦略性の高さと、いかに重要な局面までCOREを温存できるかという緊張感が最大の特徴といえるだろう。

いよいよ2月1日から始まるクローズドβテストでは、覚醒を使った「ドラゴナ」ならではの戦闘をぜひ楽しんでみてほしい。

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