NHN Japanは本日3月4日、「ハンゲームキャラバン2012 春」において、「ドラゴンネスト」の占領戦トーナメントや座談会を開催、今後のアップデート情報などを発表した。
占領戦トーナメント
本イベントでは、来場者からランダムで4人のチームが結成され、PvPの占領戦を使ったトーナメントが実施された。すべてのチームが即席で組まれたにも関わらず、点数が拮抗する試合も多く、ハンゲ太郎氏と運営チームの山縣周一氏の実況と合わせ、会場では熱戦が繰り広げられた。
また決勝戦は、まるで狙ったかのように、逆転に次ぐ逆転劇が巻き起こるというドラマチックな戦いに。実況にも熱が入るだけでなく、後ろから観戦していた来場者も食い入るようにプレイヤーのミニタを見つめ、接戦を制した優勝チームのメンバーはガッツポーズを決めていた。
今後の展開も語られた座談会
占領戦トーナメントのあとには、「ドラゴンネスト」開発元のEYEDENTITY GAMESの企画チーム長であるグォン・ドヒョン氏と、スキル開発チーム長のキム・ジンソル氏を交えての座談会が行われたので、その内容も紹介していこう。
テーマ1:スキルやクラスのバランスについて
――エレメンタルロード系のシールドが強すぎるのでは?
エレメンタルロードの強さに関することはすでに認識しています。これまではシールドを利用している既存ユーザーの方に不利益があるのではと悩んでいましたが、日本ユーザーの皆様からの声を聞き、今年の上半期中には修正する予定です。
――アカデミックの汎用性が高すぎたり、PvPで強すぎるのでは?
召還するものによってアカデミックが強すぎるという話も聞いています。これに関しても、今年中にスキル改変を予定していますので、そこで調整していきたいと思っています。
――韓国でマジェスティが弱体化されるという話を聞きましたが本当でしょうか?
マジェスティをこれ以上弱体化する計画はありません。スキル改変の時に、マジェスティをほかのクラスと性能を合わせていこうと考えています。
――闘技場と通常ダンジョンでスキルの振り方を別々にさせてほしい。
これに関してはすでに開発がある程度完了していますので、近いうちに実装できるように頑張ります。
――グラディエーターでPvE(プレイヤーVSエネミー)でも活躍できるようにしてほしい。
グラディエーターもスキル改変のときに調整する予定です。魔法攻撃を使うときにダメージがあまり上がらない傾向があるので、魔法攻撃だけでなく物理攻撃でも効率よくなるように考えているところです。
――ボウマスターを強化してほしい。
ボウマスターはPvPで強化する計画があり、もうすぐ実装する予定です。PvEに関しては、今でも強いと思っているのですが、それ以上にエレメンタルマスターが強くなってしまっているので、ボウマスターの席を奪っているのかなと考えています。そのため、スキル改変の前にボウマスターを強化する方向で考えています。
――今後の展開について。
現状、スキルの数は多いですが、使われているスキルと使われていないスキルが存在しています。そのため、SPを投資すれば使えるように、捨てられるスキルが無いように調整したいと考えています。これまで開発・サービスを行ってきたなかで、ゲームバランスももちろん重要ですが、ユーザーの皆様の声を聞いて、その内容に素早う対応できることのほうが重要ではないかと学びました。
今はいただいた意見をすぐに反映するのは難しい体制になっていますので、皆様からの声を聞いてすぐに対応できるよう、根本的な修正をするのもスキル改変の目的のひとつです。
テーマ2:ギルド機能のココをなおして!
――ギルドやフレンドの最大人数を増やしてほしい。
ギルドの最大人数は3月のアップデートで増やす予定です。フレンド数は、正直そこまで増えるとは思っていなかったので、今後協議していきたいと思います。
――ギルドの入手したポイントの使い道がほしい。
恥ずかしい話、用意するべきだったがほかのコンテンツの準備で、ギルドのポイントの使い道を用意できていませんでした。今年の目標にギルド強化がありますので、韓国に戻ったら担当者としっかり話し合いをして、今年中に対応したいと思います。
――別のギルド同士の相手と話す場合、チームを組まないと話しづらいので同盟のような形でチャットできるシステムがほしい。
自分と仲良くなった相手と、チャットグループが組めるようなシステムの実装を企画して、導入できるように進めていきます。
――ギルドレベルを上げるために人数が必要システムを改善してほしいのと、ギルドメンバー募集の掲示板も実装してほしい。
ギルドレベルの上がり方については難しい問題なので、メリットデメリット等をしっかり見極めて検討していきたいと思います。掲示板については、ウェブでの掲示板やSNSを利用していただいた方が、自由度や完成度が高いと考えていますが、ゲーム内にもあったほうがいいという意見が多ければ導入を検討していきます。
テーマ3:ネストダンジョンをこうしてほしい!
――グリーンドラゴンネストで位置ズレ(同期ズレ)が多い気がするので修正してほしい。
技術的な話になりますが、クライアントとサーバーの同期が問題になっています。同様の問題が日本だけでなく韓国や中国、台湾でも発生しており、これを解決するためにミドルウェアを購入したり、最適化をするために動いている最中です。この問題は一回で終わる問題ではなく、少しずつ改善していくものになりますので、今後も改善を進めていきます。
――もう少し気楽に入れるネストがほしい。
開発チームでも、アポカリプスやアークビショップをもう少し少人数で行けるようにすればいいという案があります。ただ、それに対してどんなアイテムをドロップさせればいいか、どんな褒賞を出せばいいのか検討しているところです。それが決まれば実装できると思います。
テーマ4:こんな新アイテムがほしい
――もう一度職業リセットを販売してほしい。
定期で販売できるように考えています。
――シードラゴンのレジェンド装備を強化する費用が非常に高く、グリーンドラゴンの場合はさらに高くなるといううわさもありますが、強化費用が下がることはあるのでしょうか。
NPCの好感度によって費用が下がるシステムがあり、それを考慮した値段になる予定です。シードラゴンの時に実装が間に合わなかったので、グリーンドラゴンはそれに合わせたものになります。強化費用を下げるというよりは、費用をかけた分強くなるほうが重要かなと思っていますので、レジェンド装備は強化すれば長いスパンで使えるように設定しています。
――ダンジョン内で修理できるアイテムがほしい。
これについてはすでに開発が完了しています。現在は、課金アイテムにすると決めているわけではなく、どういう形で皆様に提供するかを考えているところです。
――スキルを習得する前に、試せる期間が欲しい。
この要素は現在検討しているところです。どのような形になるか分かりませんが、一度スキルを使ってから「本当に習得しますか?」といったフェーズがあればいいと思っています。
――今後の展開について。
去年はPvE関連のサービスについて考えていましたが、その反面、PvPが疎かになっていたのではと反省しています。今日皆様に楽しんでいただいた占領戦をさらに面白くするために、スキル改変などを進めていきたいと思います。
また、新しいコンテンツとして、カーリーという女性の新キャラクターを用意しています。アカデミックのコンセプトが可愛らしさだとすれば、今後のキャラクターがセクシーさを強くしていくことになると思います。ほかにも新マップを用意していますし、新マップの追加に合わせてレベルキャップの解放も検討しています。それから、今年も新しいドラゴンをお見せできればと思っています。
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