セガは、「ファンタシースターオンライン2」において、4月下旬に実施予定のクローズドβテスター募集を開始した。ファン待望のマグをはじめ、新たな武器カテゴリーなどが追加されるので、CBTで実装される要素の一部を紹介!さらに本作の基本的なゲームシステムのおさらい情報もお届けしよう。
「ファンタシースターオンライン2」は、2000年12月にドリームキャストで発売された「ファンタシースターオンライン」の正当後継作品にして、シリーズ10周年を記念したタイトル。これまでのシリーズにはなかったジャンプアクションや、TPSスタイルでの戦闘といった新要素を搭載し、オンラインRPGに革命をもたらすべく開発が進められている。
2012年1月に実施されたα2テストでは、α1テストに参加したユーザーからのフィードバックを受け、UI(ユーザーインターフェース)や操作性などを大幅に改善し、テスターに着実な進化を遂げていることを見せてくれた。
そして今回、ついにクローズドβテストの実施が決定!それに伴い、クローズドβテストで実装される新要素も公開となったので、ここではその情報をバッチリと紹介していこう。
また、α2テストからどれだけの改善点があるのかも気になるところだが、そこはプレイして実感してみるのが一番だろう。本日3月26日から4月16日までクローズドβテストの参加者募集が行われており、OnlineGamer枠も用意していただいているので、興味のある方は下記のリンクより応募してほしい。
ファン待望のマグとフォトンブラストが実装!
α2テスト実施前から、本作への導入要素の1つとして発表されていた「マグ」が、ついにクローズドβテストで登場するぞ。「ファンタシースターオンライン」では、プレイヤーの防具であり、ペットのような存在でもあっただけに、マグの実装を期待していた人も多いだろう。
今作でもアイテムを与えることでマグを成長させることができるほか、成長させていくことで、今までのシリーズ以上に高い効果が得られるというので、期待も高まるところだ。
そして戦闘では、マグを装備しているプレイヤーが戦闘行動を行うことでPB(フォトンブラスト)ゲージが蓄積され、マグが幻獣に姿を変えて攻撃などを行う「フォトンブラスト」と呼ばれる必殺技を使用できる。「ファンタシースターオンライン」では、フォトンブラスト使用中はプレイヤーを動かすことはできなかったが、今作ではマグが共に戦ってくれるようになったぞ。
今回明らかとなったフォトンブラストは、巨体を生かした突進攻撃や、角による攻撃を得意とするユニコーンタイプだ。もちろんこのほかにも様々な種類が登場するので、攻撃系だけでなく、回復やバフ(支援)でプレイヤーをサポートしてくれるフォトンブラストが登場するのかにも期待したい。
各クラスに1種類ずつ追加される新たな武器カテゴリー
これまでのテストプレイでは、ガンスラッシュ、ソード、ワイヤードランス、アサルトライフル、ロッドの5つの武器が使用できたが、クローズドβテストではこの後紹介する3つの武器を含め、計8つの武器カテゴリーが使用できるぞ。
パルチザン(追加クラス:ハンター)
ハンター向けの装備として追加されるのは、広範囲を攻撃できる「パルチザン」だ。威力が高くて重いソードとは異なり、素早い動きで武器を振り回せるのが特徴だ。さらに「舞い」という特殊アクションも用意されており、“舞う”ことでギアゲージを溜めることができる。
ランチャー(追加クラス:レンジャー)
重量級の射撃武器として追加されるランチャー。アサルトライフルと比べると重い位置づけのため、移動しながら攻撃することはできないが、通常攻撃で範囲爆発を与えることが可能だ。アサルトライフルと比べ、火力が高いのもポイント。
タリス(追加クラス:フォース)
αテストでも使用できた法撃武器のロッドは、プレイヤーを中心としてテクニックを発動させるものだったが、タリスは射撃武器のように投げてダメージを与えられるほか、投げた先からテクニックを発動できるテクニカルな武器となっているぞ。
範囲攻撃の「ラ・ゾンデ」などは、タリスを上空に投げてから発動させることでこそ、真価を発揮するテクニックになるだろう。また「ギ・フォイエ」や「レスタ」といった周囲テクニックを遠距離に出すこともできるため、後方からの支援にも最適だ。
より未来的な印象が強くなった新ロビー
クローズドβテストでは、未来的かつ街としての機能も深まった新ロビー「アークス・ロビー」がお披露目されるぞ。アークス・ロビーは中心部にあるエレベーターで上下に分かれており、上層の「ゲートエリア」にはクエストカウンターやキャンプシップへのスペースゲートがあり、下層の「ショップエリア」には、名前通り各種ショップなどの施設が用意されている。
ゲートエリア
モノトーンで未来的な雰囲気が強調されたゲートエリア。クエストカウンターが2つに増えているため、クエスト受注時に集中していた人数を分散できるようになっている。スペースゲートの横には大きく開いた窓があり、キャンプシップが発信していく様子が見られる演出も!
ショップエリア
開放感があり、見晴らしの良さが重視されたショップエリア。中心部には上層のゲートエリアに行くエレベーターが3基設置されており、主要なショップスペースは広場近くにコンパクトにまとめられている。ほかにも、プレイヤー同士の待ち合わせや多人数でのチャットなど、コミュニケーションで活用できるスペースが多数設置されている。
クローズドβテスト募集要項
実施概要
2012年1月から2月にかけて実施したα2テストでは、5万人を超えるユーザーの皆様にご参加いただき、最大同時接続は2万3000人以上、3万件を超えるご意見・ご要望をいただくなど、大変有意義なテストとなりました。今回のクローズドβテストでは、さらに大規模な10万人の参加をめざして実施する計画です。
ゲームの内容としましても、ストーリーやクエスト、武器カテゴリー、市街地フィールドなどが追加され、基本となるゲームシステム全般の最終テストや、ゲーム内通貨となるアークスキャッシュ導入の動作チェックなどが主な目的となります。
クローズドβテストの参加応募には“SEGA ID”の登録が必要となります。前回までは細かい個人情報を入れていただいておりましたが、今回からはメールアドレスと生年月日のみで登録が可能となりました。より手軽で気軽にお申し込みいただけますので、ぜひ参加登録にご応募ください。
募集期間 | 2012年3月26日(月)~2012年4月16日(月)18時まで |
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募集人数 | 10万人規模を予定 ※テストの状況によって当選者を追加する可能性があります。 |
参加資格 | ・日本国内に居住し、積極的にテストに参加していただける方 ・クローズドβテスト基準動作環境を満たしたPCをお持ちの方 ※2012年1月から2月にかけて実施されたα2テストに参加された方で、キャラクター1体のいずれかのクラスレベルを10まで上げた方は、クローズドβテストに引き続き参加できます。ただし、テスト時に規約違反などの行為を行った方はその限りではありません。 ※2011年8月実施のαテスト、またはα2テストにご登録いただいた方は、募集受付ページで参加抽選登録をされなくても、クローズドβテスト参加抽選に登録済みの扱いとさせていただきます。 ※クローズドβテストへの参加抽選はSEGA IDの登録だけではなく、サービス利用登録が必要となります。 |
CBT実施時期 | 2012年4月下旬を予定(※詳細な日時は後日お知らせ致します) |
応募方法 | PSO2公式Webサイトから登録フォームに従ってご応募ください。 |
当選者発表 | 当選発表は、当選者様宛の通知メールをもって代えさせていただきます。 ※当選通知メールは、クローズドβテスト開始前に配信予定です。 |
参加特典 | クローズドβテストに参加された方で、キャラクター1体のいずれかのクラスレベルを10まで上げていただいた方には、特典としてオープンβテスト時に、ルームグッズ「ウェポンホログラム」を1つプレゼントいたします。詳細については、後日お知らせいたします。 ※オープンβテストのデータは、そのままサービスイン以降も引き継ぐことが可能です。 |
※「SEGA ID」登録時には、メールアドレスが必要となります。
※誤って通知メールを削除した場合の再発行はいたしかねます。また当選状況に関するお問い合わせについてはお答えできません。あらかじめご了承ください。
クローズドβテスト当選発表に関するご注意
当選発表については、募集期間中から順次行う予定です。ゲームダウンロードの混雑を避けるため、α2テストのプレイ結果でクローズドβテスト参加権を得ている方から、数日に分割して当選通知をお送りします。(当選通知が送られるまで、ゲームのダウンロードは行えません)テスト開始までにはメールをお送りいたしますので、ご理解いただけますようお願いいたします。
クローズドβテスト基準動作環境
OS | Windows XP 32bit版 日本語版 |
Windows Vista / 7 32bit版・64bit版 日本語版 | |
CPU | Intel Core 2 Duo E6300 以上 |
メモリ | Windows XP:1.5GB以上 |
Vista/7:2GB以上 | |
HDD空き容量 | 8GB以上 |
モニター解像度 | 1280×720以上 |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce 7800GT もしくは同クラスのグラフィックカード以上 |
サウンドカード | DirectSound対応ボード(DirectX 9.0c以上) |
DirectX | DirectX 9.0c以上 |
インターネット接続環境 | ブロードバンド環境(ADSL・光ファイバー等) |
※最新のサービスパックを導入する必要があります。
※上記クローズドβテスト基準動作環境は、正式サービス時の動作環境とは異なります。PCおよび各種ドライバなどの導入や入手、設定や変更については、お客様自身の責任において行ってください。
※また、各種ドライバの組み合わせやPCとの相性などにより、正常に動作しない場合がありますので、あらかじめご了承ください。
商品概要
対応機種:Windows PC/PlayStationVita
サービス時期:Windows PC版 2012年初夏予定
PlayStationVita版 2013年春予定
価格:基本プレイ無料(一部有料アイテムあり)
ジャンル:オンラインRPG
プレイ人数:Windows PC版 1人(最大12人協力プレイ)
PlayStation Vita版 未定
通信機能:オンライン専用
CERO表記:審査予定
レッツ復習!特徴的なゲームシステムを順におさらい
さらにここからは、「ファンタシースターオンライン2」のコンセプトになっている“3つの革命”について、改めて紹介していくぞ。興味はあるけどどんなゲームかよく分からないという方や、ゲームについておさらいしたい方は、クローズドβテストに備えてチェックしてほしい。なお、この先で紹介する画面写真については、すべてα1およびα2テストベースのものとなっているので、その点はご了承いただきたい。
いつまでも新鮮な気持ちで―“無限の冒険”による革命
一般的なオンラインRPGでは、レベル上げやアイテム入手のために同じ場所を行き来することが多くなり、いつの間にか作業的なプレイになってしまうこともある。そこで本作では、常に新鮮な気持ちで冒険できるよう、「無限の冒険」をコンセプトにしたシステムが取りいれられている。
ランダムフィールド
一部の目標となる場所を除いて、文字通りフィールドの地形やエネミーの配置などがイベントがランダムで生成される「ランダムフィールド」を搭載。毎回、未知の土地に足を踏み入れるような緊張感が味わえるぞ。
インタラプトイベント
冒険に驚きを盛り込むため、パーティーを襲うハプニング的な要素「インタラプトイベント」が存在する。このイベントでの内容は「特定のエネミーを何体倒せ」といったものから、「敵の罠に囚われた仲間を救出せよ」「カギを集めて扉を開け」など様々。毎回何が起きるか分からないハプニングが、プレイヤーに刺激とモチベーションを与えてくれるのだ。
マルチパーティーエリア
本作では1パーティー最大4人までとなっているが、複数のパーティーが同時に一緒に冒険できる「マルチパーティーエリア」が用意されている。ここでは最大12名でのマルチプレイが可能になるので、予期せぬほかのパーティーとの出会いが、ドラマチックな展開を生み出してくれることも!?
コンシューマーゲームにも引けを取らない―“オンラインRPG最高峰のアクション”による革命
アクション性の高さが特徴の「ファンタシースター」シリーズだが、本作ではアクションの醍醐味や爽快感、戦略性をより深く感じられるよう、新たなアクションが追加されている。
ジャンプ
シリーズ初となる「ジャンプ」アクションが採用され、攻撃して浮かせたエネミーに追撃したり、空を飛んでいるエネミーに攻撃したりと、ジャンプを活用した攻撃が可能となった。ジャンプは移動にも使えるため、フィールドが立体的に構成されるようになり、レンジャーであれば高台からエネミーを狙い撃つなど、高低差を活かした戦い方もできるぞ。
TPSスタイル
新たに「TPS(サードパーソンシューター)スタイル」を導入。このスタイルではキャラクター後方からの視点となり、画面にはターゲットサイトが表示されるため、射撃武器でエネミーの弱点を狙い撃ったり、空中から落下するものを撃ったりと、幅広い戦い方ができるようになっている。
RPGでありながら、TPSスタイルではシューティングのようなプレイが可能なので、従来のスタイルと使い分けることで別のゲームをプレイしているようなアクション性を楽しむことができる。
オリジナルコンボ
武器やアイテムをあらかじめ設定しておき、バトル中にそれらをすばやく使用できる「アクションパレット」。本作では、このアクションパレットにどの武器を入れ、フォトンアーツ(必殺技のようなもの)をどの順番で使うかといった「オリジナルコンボ」の設定が可能になった。αテストではなかなか有用性を実感する機会がなかったかもしれないが、今後のプレイで注目していこう。
レベルとスキル
本作ではキャラクターレベルがなくなり、クラスと呼ばれる職業レベルだけとなり、このクラスレベルを上げることで、様々な効果を持ったスキルを習得することができる。スキルは自分の好きなように覚えていけるので、自分のプレイスタイルに合わせてキャラクターを成長させることが可能だ。
どこまでも作り込める―“究極のキャラクタークリエイト”による革命
「ファンタシースターオンライン」以降、ユーザーから高い評価を得ているのが、細部まで作り込めるキャラクタークリエイトだ。本作でもそのキャラクタークリエイトをさらに進化させ、簡単操作ながら自由度の高さと豊富なパーツを兼ね備えている。
例えば、顔に関する部分だけでも、目、瞳、鼻、口、まゆ、まつげの種類を選択できるだけでなく、輪郭や顔パーツの配置、鼻のサイズや高さの調整、カモフラージュペイントまで設定できるぞ。ボディに関しても、体格をモーフィングと呼ばれるスライダーでいじることができたり、女性であればバストサイズまで調整可能だ。
さらに、髪型は豊富なバリエーションから選択することができ、髪色に関しては用意された色から選ぶ方式ではなく、カラーパレットで自由に色を調整することができる。α2テストのプレイレポートでは、実際にキャラクターをクリエイトした場面を紹介しているので、さらに深く知りたい方はこちらもチェックしてほしい。
さて、あらためて本作のポイントを紹介したが、いかがだっただろうか。少しでも興味を持った方は、ぜひクローズドβテストで“無限の冒険”の一端に触れてみてほしい。
(C)SEGA