一般社団法人日本オンラインゲーム協会は、未成年利用者の過度な課金の防止、RMT(リアル・マネー・トレード)に関連した不正アクセスのトラブル防止やRMTの禁止など従来のガイドラインをさらに強化した「オンラインゲーム安心安全宣言」を作成した。
JOGAの会員企業は、同企業がサービスを行うオンラインゲーム利用者の皆様が、安全な環境で安心してオンラインゲームサービスを利用できるよう 2009年8月に業界指針としてのガイドラインを作成し、各会員企業はこれを遵守してきました。
その後JOGAは、会員企業ごとに未成年利用者の過課金やゲームサービスに関する説明不足等の問題について取り組んでまいりました。この度会員各社がこうした課題を改善すべく、合意のもとにガイドラインの改定を行います。
新たなガイドラインである「オンラインゲーム安心安全宣言」は、JOGA会員各社が、青少年を含む利用者の皆様が、安心して利用できる安全な環境を提供していること、また、利用者の皆様が安心して利用できる仕組みや不正行為に関するセキュリティ対策を実施していることを明記しています。
前者については、未成年者の利用者に対して、意図しない過度な課金を未然に防ぐべく、コンテンツの特性に基づき1ヶ月毎の利用料金の上限を設け、わかりやすいゲーム利用に関する説明を心掛けます。また、ゲームの無料、有料の区別を明確化し、誤解を招くような広告や宣伝を行わないように努めます。
また、後者については、RMT(リアルマネートレード)を目的とした不正アクセス行為に対するセキュリティ対策を強化し、利用者の皆様がトラブルに巻き込まれないように、未然の防止策を講じます。さらに、その原因となる RMT 行為の禁止を利用者の皆様に呼びかけます。
今回の「オンラインゲーム安心安全宣言」に盛り込まれた内容の多くは、すでにJOGA会員企業が取り組んできたことですが、改めて利用者の皆様に安全なプレイ環境を訴求していきます。JOGA会員各社は、上記の取り組みを実施するとともに、今後、順次対応していきます。
さらに、「JOGA安心安全宣言ホームページ」を新規に作成し、利用者の皆様が会員各社の取り組みを確認できるよういたします(5月下旬に公開予定のホームページにて、改めてご案内させていただきます)。
JOGAは、2007年設立以降皆様がパソコンのオンラインゲームを安心してプレイできる環境を提供するために様々な対策を実施してまいりました。現在、パソコンを巡る環境もスマートフォンやタブレット PC 等様々なデバイスの登場とともに多様化し、拡大しています。
今後ともこうした新たな環境に対応し、利用者の皆様の安心で安全なゲームプレイ環境の構築、さらにはオンラインゲーム産業とIT 産業の振興に努めてまいります。
安心安全宣言賛同企業一覧 (五十音順)
- 株式会社アンラボ
- 株式会社ウェブマネー
- 株式会社エクストリーム
- NHN Japan株式会社
- エヌ・シー・ジャパン株式会社
- 株式会社ガマニアデジタルエンターテインメント
- ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
- キューエンタテインメント株式会社
- 株式会社gumi
- 株式会社ケイビーエムジェイ
- 株式会社ケイブ
- 株式会社ゲームポット
- 株式会社ゲームオン
- 株式会社サクセス
- サードネットワークス株式会社
- 株式会社シーアンドシーメディア
- CJインターネットジャパン株式会社
- 株式会社ジークレスト
- 株式会社DropWave
- 株式会社ネクソン
- 株式会社ハンビットユビキタスエンターテインメント
- USERJOY JAPAN株式会社