「ブレイドアンドソウル」「タワーオブアイオン」など大型タイトルの無料化が続々と発表されたNC Japan記者発表会をレポート

エヌ・シー・ジャパンは、「大型MMORPG春から続々無料化～『0（タダ）のゲームじゃ終わらない』運営方向性と今後の展開～」と題した記者発表会を開催した。

本発表会では、メディアを招いて同社が運営する「ブレイドアンドソウル」「タワーオブアイオン」「リネージュ2」「リネージュ」に関するアップデートやビジネスモデルの変更、新サービスのローンチなどの発表が行われた。ここでは、発表情報をまとめてお届けする。

発表会の冒頭、エヌ・シー・ジャパン Business Group チーフプロデューサー 三浦周氏により本施策について説明が行われた。三浦氏は、NCSOFTで提供されるオンラインゲームタイトルの特徴として「徹底的なキャラクターの育成」「結束力の固いコミュニティの形成」「オンラインでの冒険や大戦の共感」の3点を挙げつつも、これらの特徴を実感するまでに長い期間とそれに応じたゲーム料金が必要になることを説明。そこで、より多くの人に同社のタイトルを遊んでもらうためメインテーマ「NCZERO」を掲げたという。

「0（タダ）のゲームじゃ終わらない」をキャッチコピーに月額課金制のタイトルを3月1日より順次基本プレイ無料に変更、あわせて、新サービスのローンチや新システムを導入する。

続いて、3月から5月のロードマップが披露され、「ブレイドアンドソウル」の無料化を皮切りに各タイトルの無料化やアップデートなどを実施することが紹介された。

ここからは、各タイトルの担当者が登壇、それぞれのタイトルでのサービス形態の変更や今後のアップデートについて説明がなされた。

基本プレイが無料化となる「ブレイドアンドソウル」

すでに昨日配信されたニコニコ生放送でも明らかになっているが「ブレイドアンドソウル」の無料化がプロデューサーの合田真二氏により発表された。

本作は本日3月1日より基本プレイ無料となり、新舞台「白青山脈」や新職業「邪術士」を含む大型アップデート「天舞」が実装される。さらに4月には「天舞」の追加アップデートを用意しているとのことだ。

さらに、プレミアムなサービスを提供する「龍翔会」が準備中であることが明らかにされた。開発中とのことで詳細についは不明だが、今後公開されるとのことなのでもうしばらく待とう。

なお、3月1日以前からプレイしている人に対しては以下の様な対応がなされる。一部は3月18日に明らかとなるそうだが、プレイチケットや各パッケージのシリアル、各種オプションの説明がなされているので、公式サイトなどをチェックするようにしよう。

マスターサービス導入が発表された「タワーオブアイオン」

「タワーオブアイオン」に関しては三浦氏より説明が行われた。まず紹介されたのは、基本プレイ無料のマスターサービスと呼ばれるもので、現状のサーバーと別に新たなサーバーが開設される。新サーバーでは、2009年に登場したEpisode1.5までの世界が再現されており、天族と魔族による熱い戦いを楽しむことが可能だ。

さらに、現行のライブサービスに関しても基本プレイの無料化が行われ、あわせて大型アップデート｢運命の風 Rhapsody I 新世界｣が実装される。このアップデートでは、サルファンとティアマランタ、カタラムの3大陸が沈み、新たな地での冒険を楽しむことが可能だ。いずれのサービスも4月1日より提供が開始される。

三浦氏は、マスターサービスとライブサービス、2つのサービスを提供することについて、自身のプレイスタイルにあったものを選択して欲しいと語っていた。また、新サービス展開として、ゲーム内でさまざまな恩恵を受けることができる「ゴールドパック」の提供も予定しているとのことだ。なお、ゲージカートリッジの残分については引き続きゲージアイテムと交換ができるとのことだったが、利用は本年中までとなっているので注意したい。

懐かしい世界を楽しめるクラシックサーバーが稼働する「リネージュ2」

つづいて、三浦氏より「リネージュ2」に基本プレイ無料のクラシックサーバーが導入されることが発表された。クラシックサーバーは、2011年11月に「Goddess of Destruction」で実装された覚醒システム以前のクラスを重視しており、、個性的な種族の職業やスキルを駆使した冒険を楽しむことができる。サービス開始は4月1日となる。

3月1日にはレベル制限を撤廃する大型アップデート「Epic Tale of Aden ～INFINITE ODYSSEY～」が実装され、無限のキャラクター育成を楽しむことができるようになる。

待望の新クラス「戦士」の実装は2015年5月！「リネージュ」

最後に、「リネージュ」プロデューサー 中村直樹氏が登壇、今後のアップデート情報を紹介した。3月1日にはアップデート「Next New ADEN」が実装され、13年間アップデートが行われていないオークの森やドラゴンバレーがリニューアルされる。また、ドラゴンを討伐するドラゴンレイドについても3段階の難易度から選ぶことができるようにリニューアルが行われる。最も高い難易度をクリアすることができれば、「ドラゴンスレイヤー」につながる武器を入手できるそうだ。

2009年に無料化された本作でも、「アインハザードの暖かい視線」は「ログインスタンプキャンペーン」「VIPシステム」といった無料サービスが強化される。「VIPシステム」は、月に一定額以上のトッピングアイテムを購入した人に翌月の第1周目にゲーム無いアイテムなどが配布される。

さらに、2015年5月には6年ぶりとなる新クラス「戦士」が実装されることが発表された。本クラスは、状況に応じて範囲攻撃といったスキルを繰り出すことができ、ハックアンドスラッシュの楽しさを味わうことができるそうだ。

左から合田真二氏、三浦周氏、中村直樹氏

『ブレイドアンドソウル』最新イベント・アップデートまとめ

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