「ブレイドアンドソウル」アップデート「天舞」実装記念!ソユ役・井ノ上奈々さん、マリナ役・相坂優歌さん、ソーリン役・南壽あさ子さんによる座談会をお届け!

エヌシージャパンが運営する「ブレイドアンドソウル」にて、3月1日に実装された大型アップデート「天舞」。ジン・ヴァレル編最終章のストーリーが追加された本アップデートを記念し、ナリム・ソユ役の井ノ上奈々さん、グレン・マリナ役の相坂優歌さん、ナリム・ソーリン役の南壽あさ子さんにインタビューを行った。

「ブレイドアンドソウル」出演声優によるスペシャル対談!

相坂優歌さん、南壽あさ子さんに、井ノ上奈々さん
相坂優歌さん、南壽あさ子さんに、井ノ上奈々さん

――ご自分の役を演じてみていかがでしたか?

井ノ上さん:普段の生活ではできないような高笑いをしたり、偉そうな口調で喋れて気持ちよかったです! 「頭が高いわよ!」といった、普段言ったらどうしたのかと思われてしまうようなことでも、それを言える説得力のある容姿ですし、飽くなき向上心が周りを圧倒しているところが、演じていて気持ちのいい、ストレスの溜まらないキャラクターだったと思います。

南壽さん:私は普段歌手として人前でライブをしているのですが、こうして声優のお仕事に初挑戦してみて、いろんなことが勉強になりました。今回演じたソーリンは歌が好きというキャラクターでもあるので、とても入りやすく初挑戦としてすごく良かったと思います。

相坂さん:戦場で戦うシーンが多く、きっとお二人とは雰囲気が違っただろうと思います。グレン・マリナさんはあまり笑うことがなかったのですが、今回の収録では初めて「ハハハ」と笑いました(笑)。使命に駆られているセリフの多い彼女ですが、普通の優しい女性である部分もきっとあるんだろうなと、ギャップがあって可愛いなと思いました。明るいキャラクターというよりも、辛そう、悲しげな役柄ですが、スッと役に入って演じられました。

――3人の中でほかのキャラクターを演じるとしたら、どのキャラクターを演じてみたいですか?

井ノ上さん:私はグレン・マリナがいいですね。重いものを背負いたい(笑)。普段そういう実直で報われないキャラクターのほうが演じることが多いので、やりやすさや自分の今までやってきた演技経験を活かせるのはマリナかなと思います。

相坂さん:私は、お母さん(ソーリン)役はまだ自分自身の人としての経験がまだ浅い気がしているので、もうちょっと成長してからだと思います。ナリム・ソユの高笑いをぜひやってみたいと思います。

井ノ上さん:高笑いと絶叫ですね。さらわれたり、襲われたりするときに悲鳴をかなり上げています。あと嬉しい時の悲鳴ですね。本当に自分と似ているところがないなと思います(笑)。

相坂さん:マリナは絶叫というのはないんですよね。「黙れ!」とかはあるんですけど。常に上に立ってものを言うという点で一緒かもしれないんですが、嬉しいとか、私を崇めなさいという感じはないので憧れます。立場があるから指揮をとるみたいなところは今のグレン・マリナにはあるのでしょうけど、もっと姫っぽくしてみたいですね(笑)。

南壽さん:私はどちらかということだったらマリナがいいです。高笑いというのは自分にない要素なので、まだイメージができないですね。なので、正義感があるというところのほうが感じやすいです。

ナリム・ソユ

――ソーリンは最終的には好きな人と結ばれましたが、みなさんだったら、自分の立場を貫くか、自分の気持ちを優先するかどちらを選択しますか?

井ノ上さん:置かれている立場によると思うのですが、背負っているものが多くて、自分の感情だけで動いていいわけでなければ、ちゃんと立場をとると思います。例えば、自分が好きではない王様と結婚しなければいけない場合、その王様は私を好きなのかどうか。好きではなくて、政略結婚みたいな感じで結婚しなければいけないのであれば、王様に「それでいいの?」と説教しちゃうかもしれないです。決められる立場であり、私を好きでないのなら、止めといたほうがいいと言うと思います。

南壽さん:今の話でしたら、私は好きになってもらうよう努力すると思います。自分の気持ちに正直に生きたいと思いますが、ほかに大切な人がいるわけでなく、そういう風に言ってもらえるとしたら相手に染まるようになるのかもしれません。

相坂さん:背負っているものが何かによると思っていて、国単位の話であったら怖くて自分の気持を優先できないと思うので、やっぱり結婚しなきゃいけないという方向に行っちゃうと思います。何かに踊らされて結婚をしてしまったらその時はいいかもしれませんが、その後きっと辛い思いをお互いにすると思うので、なるべく自分の気持ちを優先したいと思うのですが…。

――3人のキャラクターの中で世渡りがうまいのは誰でしょうか?

井ノ上さん:ソユはもう少し八方美人になればいいと思うんですけどね。いい顔ができなくて、欲望が全部出ちゃうんですよね。だからそんな彼女をカッコいいな、この人についていったら自分も得かもと思う人がいれば、その人達がどうにか尻ぬぐいをしてくれるとは思うのですが、今のところいなさそうな雰囲気なんですよね。だから結局孤独なんじゃないかなと思うので、世渡りが下手で死ぬ時は一人な気がします。

テンプウ(父親)が最後まで愛してくれたかどうかは気になります。裏切っちゃったけど、せめてパパが愛してくれているのであれば、それはそれで彼女としては良い人生だったと思いますが、今のところは世渡り下手です。

南壽さん:私はマリナかなと思っています。自分の立場を隠して正義を貫くところが、世渡り上手とは違いますが頭が良いなと思います。

相坂さん:頭は良いんですけど、真面目すぎて裏切られちゃうんですよ。真面目さゆえにずるさがないので、実直さ故の罠に引っかかりやすい部分があるんですよ。正義を貫いてきて平和が手に入るのであれば、そんなマリナさんについてくれると言ってくれた正義の味方たちが最後には残るかもしれないので、最終的に大事なものを一番持っているのが誰かと言えば、人徳的な部分でグレン・マリナかもしれませんが、それまでに紆余曲折がありすぎるので…。

グレン・マリナ

――ご自身はいかがですか?

井ノ上さん:人見知りはしないので、どちらかと言うと上手な方だと思います。先輩にもちゃんと見せたい自分を見せられますし、年下の子がいる時でも距離を感じることがなく、それってどうなの?と行けますが、一番難しいのは同世代の女子ですね。私自身、兄と弟に挟まれて育ったので性格が男っぽくてサバサバしたところがあるので、服のブランドやコスメとかよくわからないですし、流行りのものを知らないのでそういう同世代トークになったら黙ってしまうかもしれません。

南壽さん:こういう世界に入ったからこそ喋る機会が出てきて、初対面でもいろいろな人と喋ったりしますが、それが無ければ黙っているかもしれないです。

井ノ上さん:でも人好きな人にはとても好かれそうですよね。この子どういう子なんだろうと解明したいタイプの人に好かれそうな感じがします。

相坂さん:私はド下手なんですよ。めちゃくちゃ不器用なんですよ。自然体でいたらずっと黙ってしまうと思います。私のことをよく知っている友人に言わせれば、不器用すぎて世渡りなんて出来ないから自分を変えなさいと言われます(笑)

――南壽さんが歌われた「風が眠る地へ」は、「ブレイドアンドソウル」の感動するエピソードで流れる曲として作られて、日本語訳されていますが、初めて聴いた時の印象などありますか?

井ノ上さん:私は広大な自然の中に一人ぼっちでいる気持ちになりました。癒されるし、広がりもあるんですが切ないじゃないですか。歌詞もそうだと思うんですが、メロディーが自分の弱いところをついてきて苦しくなる気持ちがあって。最初は韓国語バージョンを聴いて、次に南壽さんの歌を聴いたのですが、何も知らないで聴いてそれだったのに、歌詞が日本語になって理解できるようになったらもっと苦しいじゃないかと思いました。でもすごく素敵な声ですし、しっかりとした世界観を知らない状態で歌を聴いたら最初に思った印象と変わらなかったですね。

相坂さん:Aメロとかは紫色とか、群青色とか夜っぽい色の中にキラキラ星みたいな光があるイメージで、さらに月明かりみたいなイメージもあったりと穏やかさを感じて優しい歌なのかなと思うのですが、サビになると広大な地に一人という感じがすごく出てきて、その切なさがすごく好きです。それと歌詞に出てくる“雲”と“風”が、クルムとパラムそれぞれの国を表しているというのが粋な計らいだと思いました。暖かい感じを覚えつつも切なさがとてもあって、今もう一回聴きた~い!と思う、すごく好きな曲でした。

南壽さん:最初に韓国語の歌を聴いた時に、壮大な景色と切なさが相まってすごくいい曲でこれを歌えるのが嬉しいなと思いました。実際の日本語の歌詞の中に「どうして私こんなにも切ないの」という言葉が何回か出てくるのですが、まさに切なさが美しい感じがあって、幸せになれずに死んでしまった、心が渦巻いている熱い温度も持ったイメージになりました。

ナリム・ソーリン

――ライブで歌われる予定もあるのでしょうか?

南壽さん:今後長く時間がとれる時に歌いたいと思っています。

――普段曲をご自身で書かれていますが、こうして元々用意された歌を歌うということに対する臨み方の違いはありましたか?

南壽さん:こうやって誰かが作られた曲というのも初めてでしたが、日本語の歌詞になった時に風景が見えてきて、私も風景の歌詞を書くことが多いですし、あとは切なさという部分でも共通している歌詞と曲の世界だったので、他の人が書いた詞でも共感できないと上手く感情移入できないのですが、すごく共感できる、思ったよりもスムーズに歌えました。自分の作る曲調とは少し違った、より大陸的な感じがある曲なので、そういう部分も味わいながら歌うことができました。

――今日お会いしてみて、3人のキャラクターの誰かに似ていると思ったりしましたか?

井ノ上さん:私は自分のキャラに似ていてほしくないので、みなさんそうじゃなくてよかったなと思います。ああいうタイプの子ってどこかにいると思うんですよ。でも、声優や歌手をやろうと思って頑張っている人があのタイプだったらおかしいので、絶対にああであってほしくないなと思っています。

今話を聞いてても絶対に違うと思うんですよ(笑)。割と二人とも一人でいるのが好きなタイプじゃないですか。あの子は結果一人になっちゃっただけなので、本当は周りに人を侍らせて愛されたいタイプなので。自分が似ているのは誰というのは言えないのですが、似ていないのはソユです。

相坂さん:この3人の中だったら私はグレン・マリナなんじゃないかなと思うんですよね。世渡り下手だったとしても自分の正しいと思う方へ真っ直ぐ進みたい、しがらみがあろうと自分の考えを曲げたくないという気持ちのほうがどうしても強いので、グレン・マリナなのかなと思います。

南壽さん:自分で言うと、自分が演じたソーリンが一番近いのかなと思いました。二人ともそうであってほしいなとも思います。

――最後にユーザーへのメッセージをお願いします。

井ノ上さん:ソユは竹林村にいた時はとてもいい子だなという印象を受けたと思うので、そのままでいてくれれば“俺の中のヒロイン”だったかもしれないのですが、もう俺の手の届かないところにあの子は行ってしまいました。ほかの可愛いキャラ、美人なキャラがたくさんいますので、そちらに目を向けてナリム・ソユのことは諦めていただければと思います。

もしナリム・ソユのことを好きという男の人がいたら、その人は自分の好みをもう一度考え直したほうがいいのではないかと。それこそソーリンさんやマリナちゃんのほうに目を向けたほうが良い人生を送れると思います。もちろん、その他にもたくさんキャラクターがいて、男性キャラクターもいるので、楽しい冒険をしてもらえればと思います。

南壽さん:ナリム・ソーリンは幸せな結末ではなかったですが、大事なときに回想シーンでいろんな過去がわかったり、ソユを守ろうとする母親の心が描かれています。みなさんも母親への気持ちなど思い出しながら、楽しんでもらいたいと思います。

相坂さん:グレン・マリナの良いところは正義感と真っ直ぐさだと思いますので、プレイヤーのあなたがいないとマリナは一緒に国を平和に出来ないと思います。ぜひ冒険してもらって、クエストをこなしてもらって国を守り平和を目指して真っ直ぐにプレイしていただければ幸いでございます。普段真面目なマリナですけれど、ちょっとお茶目なところも見える笑いにも注目していただき、可愛がっていただければと思います。

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