ゲームオンが、2月16日よりオープンサービスを実施するMMORPG「ロードス島戦記オンライン」。オープンサービスで実装されるコンテンツを一足先に体験できたので、その内容を紹介しよう。
「ロードス島戦記オンライン」は、1988年より水野良氏が書いている小説「ロードス島戦記」を原作にしたMMORPG。本作では、プレイヤーはロードス島にいる冒険者のひとりとなって、パーンやディードリットなどの主要人物を手助けしていくことになる。
オープンサービスでは、レベルキャップの解放、ベースクラス「ローグ」の実装、1次クラスの追加など、多数の要素が実装される。またプレミアムクローズドβテストのときのマップは、ザクソン周辺だけだったが、今回新たに首都アランや帰らずの森、カーラの館など、原作「ロードス島戦記 灰色の魔女」で描かれている場所が実装されている。
ベースクラス「ローグ」や1次クラスを体験してきたので、その特徴を紹介しよう。
速度を活かしたアタッカー・ローグが登場!
本作では、防御力に優れた騎士見習い「エスカイア」、仲間を補助する「オラクル」、範囲攻撃が得意な「マジックユーザー」などのベースクラスが存在する。
ベースクラスごとに性別と種族は固定になっており、エスカイアは人間の男性、オラクルは人間の女性、マジックユーザーはハーフエルフの男性だ。どのベースクラスで冒険に出るか迷っているユーザーは、性別などでキャラクターを選択してもいいだろう。
今回のオープンサービスでは、ベースクラスにローグが追加される。ローグは草原の妖精であるグラスランナーの女性で、人間の子供のような身長と尖った耳が特徴だ。
ローグは、短剣を巧に操る物理攻撃型のアタッカーで、相手に毒を付与する攻撃や潜伏状態になって強力な一撃を繰り出せる。毒の使用方法が難しいので、操作難易度は高いが慣れてしまえば、その圧倒的な火力で瞬く間に敵を殲滅できる。
ローグは、敵を毒状態にするバフ「ダークブレイド」を自身に付与して戦うのが基本的な戦い方になる。この状態のときに敵を攻撃すると“出血毒”を付与させることができ、さらに継続ダメージが与えられる。出血毒の蓄積数が最大の5まで溜まったところで、出血毒の蓄積数に応じて攻撃力が上がる「ベノムクラッシュ」を使えば敵に大ダメージを与えられる。ただ、防御力が極端に低いので、パーティプレイ時はエスカイアに守ってもらいながら、戦うことになりそうだ。
ベースクラスから1次クラスに転職しよう
ベースクラスをレベル20にして、アランの冒険ギルドのスキル修練場にいるスキルマスターNPCのクエストを達成すると1次クラスに転職できる。1次クラスは、エスカイアが「パラディン」と「ナイト」、オラクルが「プリースト」と「モンク」、マジックユーザーが「ソーサラー」と「ウォーロック」、ローグが「スカウト」と「シーフ」、と各ベースグラスごとに2種類存在する。
ベースクラスから派生する2つの1次クラスはそれぞれに違いがあり、例えばエスカイアの場合にはパラディンが防御特化、ナイトが攻撃特化となる。防御力が主体のエスカイアがパラディンに転職するとそのままスキルが引き継がれるが、特徴が変わるナイトに転職すると初期のスキルを忘れて、すべて新しいスキルになる。これはほかのベースクラスでも同じなので、よく覚えておくといいだろう。
ここではナイト、モンク、ソーサラー、シーフを筆者が体験したので、それぞれの特徴を解説していく。
グロッキー状態の敵に大ダメージを与えられるナイト
自由を追い求める放浪の騎士であるナイトは、攻撃に特化した1次クラス。突進攻撃の「オンスロート」で戦闘に入ったあと、すぐに「ヘビーブロー」で相手の物理防御を下げてからほかのスキルを使っていったほうがいいだろう。また、「ナイト」は敵がグロッキー状態のときに大ダメージを与える「スタック」、「ラピッドスラッシュ」などもあるので、HPが多い敵や防御力が高い敵を倒すのにも最適だ。
また、スラッシングスタイル系の攻撃力を上昇する「ブリパレーション」を使用してから、「スタック」や「ラピッドスラッシュ」を繰り出せば、さらに大ダメージが与えられる。
サブタンクの役割も果たせるモンク
神の信徒であるモンクは味方の強化と近距離戦闘に特化している。自身のステータスを上昇させる「レイズモラル」と「ブレス」を使用してから戦闘を行うといいだろう。攻撃力は若干低いが「キュア・ウーンズ」によってHPを回復できるので、持久戦に向いている。
パーティプレイ時は、サブタンクとして活躍でき、さらに「バトルソング」を使用すれば、仲間の物理攻撃力や、魔法攻撃力などのステータスも上げられる。
多彩な魔法を使うソーサラー
ソーサラーは多彩な魔法攻撃が使える正統派の魔術師。マジックユーザーの正当進化で、スキルが受け継がれているため使用感はあまり変わらないが、竜巻で敵を空中に巻き上げる「ハリケーン」や、一瞬で移動できる「ブリンク」などがあるので、トリッキーに動くことが可能だ。MPがなくなりそうになったら「スティール・マインド」で敵のMPを奪えば、すぐに魔法が使える。
自身にバフを掛けて攻撃力を底上げするシーフ
暗殺者であるシーフは、攻撃しながら自己バフを積み重ねていくクラスだ。シーフにはスキルの攻撃タイプが切断、投擲、貫通の3種類あり、それらを使うと自身にバフを付与できる。戦闘中にバフの効果が切れてしまうと、ガクッと戦闘能力が落ちるので、忘れずに更新しよう。また「ルーズ・ブラッド」を使えば、敵に出血毒を付与して継続ダメージも与えられる。
首都アランで原作の演出を楽しもう
オープンサービスでは、原作にあったパーン、エト、ギムとディードリットの出会いのシーンも見ることができる。また主要キャラクターたちは、パーン役が寺島拓篤さん、ディードリット役が遠藤綾さん、エト役が阪口大助さんなど、有名声優陣が起用されており、違和感なくストーリーに没入することができる。
本作はプレイヤーの視点で描かれるので、原作を再現しているシーンもあれば、パーンたちとは別のところでストーリーが進行する。原作「ロードス島戦記」では語られなかったストーリーを体験してみよう。
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