事前登録を受付中のiOS/Android/PC向け新作MMORPG「HIT : The World」。本作のサービスにあわせて、MMORPGの配信者・Loki Yamatoさんと焼酎うめぇさんにMMORPGの面白さについて聞いた。
「HIT : The World」は、全世界累計2,500万DLを突破したアクションRPG「HIT」をベースに開発されたiOS/Android/PC向け新作MMORPGだ。「HIT」の世界観を継承しつつ、グレードアップした高品質なグラフィックで大規模なバトルや重厚な成長ストーリーを楽しめる作品となっている。
多くのプレイヤーで盛り上がるMMORPG。すでに、さまざまなタイプのMMORPGがサービスされているが、そこには多くのプレイヤーが存在する。大勢を率いるリーダーや一人で鍛錬を積む冒険者など、思い思いのスタイルでゲームの世界を楽しんでいる。本企画では、そんなプレイヤーの中から話題のプレイヤーにフォーカスし、MMORPGの楽しさや醍醐味について連載形式で話を伺っていく。
――本日はよろしくお願いいたします。まずはMMORPG歴や、これまでどんなゲームをプレイしてきたかを教えてください。
焼酎うめぇさん:MMORPGを初めて触ったのは20年以上前で、「ウルティマオンライン」でした。まだMMORPGという言葉が浸透していない時期でした。私は普段「ファイナルファンタジーXIV」をプレイしているのですが、大体10年前からでそこからほぼずっと触っていますね。
Loki Yamatoさん:私もMMORPG歴は20年くらいですね。最初に触ったのは「テイルズウィーバー」で、ものすごくハマりました。初めてのMMORPGで、ゲームの中に他のプレイヤーがいるだけで面白くて、朝まで遊んでました。
その後は「メイプルストーリー」や、「DEKARON」などを遊んでいました。MMORPG仲間から情報サイトを教えてもらって、そこで知った「CABAL Online」や、MMORPGではないですが「モンスターハンター フロンティア」も遊びましたし、スマホでも遊べるMMORPGが出てきて「アヴァベルオンライン」なんかも遊んでました。
――MMORPGをプレイするときはどのような役割でプレイすることが多いですか?
焼酎うめぇさん:今は配信者として遊んでいますね。ゲーム内の立ち位置としてではないのですが、ゲーム内の歴史や世界設定を深掘りするのが好きなので、「考察班」的な立ち位置と言えるかもしれないですね。
最初にプレイした「ウルティマオンライン」の時は、インターネット上の掲示板でギルド内のコミュニケーションをとったり、ギルドの会計をしたりしていました。生徒会で言うと書記や会計的なポジションと言える役割だったのかもしれませんね。
Loki Yamatoさん:最初にプレイした「テイルズウィーバー」で、初めてゲーム内の友達ができて、その友達から縁が広がっていきました。レベルが上がらなくなったりしたら、友達のみんなと別のゲームに移動するというのを続けていました。その時にギルドマスターをやっていて、そこからマスターを続けていました。
ずっとマスターを続けていたのですが、「ファイナルファンタジーXIV」の時に“ゲームが面白いからマスターをやりたくない”、“知らない人とコミュニティを作るのが楽しい”と思って、別のリンクシェル(ギルド的な存在)に入りました。なので、最初の友達とは20年くらいの付き合いがあります。
――MMORPGをプレイするときによく選ぶクラスはありますか?
焼酎うめぇさん:最初遊んでいた仲間内で足りないロールが「タンク」だったので、最初はタンクをやっていました。配信でゲームを扱うようになり、いつもと違うクラスをやってみようという企画をやったときに、これまでプレイしたことのなかった「ヒーラー」をやってみたところ、それが面白くて、そこからずっとヒーラーをやっています。
Loki Yamatoさん:「DEKARON」をプレイしていた時は好きなPvPコンテンツがあったので、PvPに強いクラスを使っていました。ただ、色んなゲームをプレイしていくと、役割分担が必要なゲームが出てきたんですね。その時にタンクをやる人がいなくて、その時からずっとタンクをやっていますね。性に合っていたのかもしれません。先陣を切って先に進んでいくのが楽しかったです。
――これまでのMMORPG人生で印象的な出来事はありますか?
焼酎うめぇさん:バカ話みたいなのは本当にたくさんあるんですけど(笑)。その中から1つを選ぶとするなら「ウルティマオンライン」を遊んでいた時の話でしょうか。
「ギルドのみんなで協力してお金を出し合って家を買おう」って話になったんです。ただ、「ウルティマオンライン」って家を買うために、フィールド上に建築できる土地を確保しないといけなかったんです。それで、当時ってなかなか空いている土地がなかったんですよ。
あるとき仲間の一人が家が建てられる土地を見つけて、みんなでそこに行って家を建てて大盛り上がりして、家具を置いたりして遊んでいたんです。そんな中で、いつの間にか周りに名前が赤く表示された人がたくさんいたんですね。(編注:PKや泥棒などをすると名前が赤くなる)
実は、そこはPKギルドが集まっているエリアだったんですね。その結果、治安が悪すぎて全然安らげない家ができました(笑)。ただ、当時のPKの人ってロールプレイとして遊んでいた人が多かったので、襲われたりはするんですけど、話は通じる人が多かったです。
Loki Yamatoさん:私は「テイルズウィーバー」を遊んでいた時のエピソードなのですが、ゲーム内で初めて仲良くなったヒーラーの友達とフィールドボスに挑んだことがあるんです。その時に僕は剣士という近接アタッカーだったのですが、ボスを攻撃すると武器の耐久度が減るんです。なので、たくさん武器を買って、全部の武器が使えなくなると、ヒーラーの友達に耐えてもらって、街に武器を買いに行って、また戻って……を繰り返して、最終的に6時間くらいかけて倒しましたね。終わった時は朝でした。
――MMORPGで面白かったこと、モチベーションになっていたことはありますか?
焼酎うめぇさん:自分は“コミュニケーションの楽しさ”ですね。一期一会の出会いが好きで、「ファイナルファンタジーXIV」のβテストに当選して遊んでいのですが、βテストなので終わりが決まっているんです。それで最終日に初めてダンジョンに挑戦しようと思ったら、同じような人が2、3人いて、声をかけてみんなでダンジョンに挑戦しました。
その時はロールの仕組みもわかっていなくて、チャットをしながら手探りで進めていって、最後にボスを倒したときは終了の5分前だったんです。「サービスが始まったら、またどこかで会いましょう」っていう話をしたのは覚えていますね。
Loki Yamatoさん:私は“競うこと”がモチベーションです。これも「DEKARON」を遊んでいた時の話なのですが、ロードキル(編注:ゲームのローディング中に攻撃して倒すこと)をされたんですね。仲間もやられて、“絶対やり返してやる”と思ってやり返したんです。そのあと、ペナルティで街に入れなくなって、そのペナルティがなくなるまで見つからないようにずっと隠れていたんですけど(笑)
ほかにも、同じMMORPGをプレイしていると友達と話題が共有できるじゃないですか。例えば、レアなアイテムを手に入れたときにそれを自慢できる。それはMMORPGでしか得られないことであり、モチベーションですね。
――次にMMORPGをプレイするとしたらどのようなことを期待していますか?
Loki Yamatoさん:正直PKが苦手な人も多いと思うんです。PvEを楽しみたい人と、PvP(PK)を楽しみたい人ってベクトルが違うじゃないですか。だから棲み分けができるといいですよね。
焼酎うめぇさん:MMORPGってたくさん人がいる事が前提のゲームジャンルだと思うんですね。なので、タイトルの独自の色があって、そこにたくさんの人が集まっているとやってみたいと思いますね。
Loki Yamatoさん:あとは課金関連でしょうか。いわゆる、一般的な社会人の課金金額である程度強くなれるバランスが良いですね。
メーカーさんは高額課金者ばかりを見るんじゃなくて、無課金や微課金のユーザーを見て欲しいです。無課金ユーザーがいないとMMORPGは成り立たなくて、そこのバランスが取れているゲームが長生きすると思うんです。ガチャとかはもちろんあってもいいと思うのですが、値段設定ですよね。
あとは無料配布がすごく大事だと思います。ゲームに飽きちゃって、たまにログインしたときに無料配布がないとアンインストールしちゃいますからね。
焼酎うめぇさん:ソーシャルゲームはあんまり続かないのですが、配布でガチャが回せるゲームは続けてたりしますね。
あと、僕たちは配信者なので、ゲームをオススメしたいんです。ただ、「ファイナルファンタジーXIV」の月額課金ですらハードルが高いと思う人が多いと思うので、課金形態がヘビーなゲームはオススメしづらいですよね。
Loki Yamatoさん:そこは思いますね。“無課金でも遊べるよ”というゲームなら勧められるのですが、課金が必要になった時点でハードルになってしまいます。課金するかしないかは選択なのですが、“課金しないと楽しめない”だと選択にならないじゃないですか。課金しないと楽しめないゲームはやめちゃいますね。
焼酎うめぇさん:あと、日本以外で開発されているゲームに言いたいのですが、ローカライズはしっかりやって欲しいです。あるMMORPGをプレイしている時にローカライズが酷かったんです。僕はゲーム内の歴史や、世界設定が好きなので、そこはゲーム内の設定に基づいてきっちりとやっていただきたいですね。
――新しいMMORPGがリリースされたり、新サーバーができるなど、新しい世界が生まれてスタートダッシュをする時がありますよね。そういうときにどんな事を期待しますか?
焼酎うめぇさん:自分がプレイしているゲームを誰かがプレイしてくれるのは嬉しいので、サーバーの新設や、新シーズンなどは人を誘うきっかけとしてはすごく良いですよね。人を誘うきっかけや、新しい出会いという意味でも利用しています。
Loki Yamatoさん:逆に僕はひたすら走り抜けたいですね。コミュニケーションは一旦置いておいて、まずは新しいコンテンツを堪能したいです。事前情報などを仕入れずに、“なんだこれ!?”のような驚きを楽しみたいですね。
焼酎うめぇさん:僕は逆にネタバレにならない範囲の事前情報を見ますね。このゲームの世界にはこういう国があって、こういう経緯でゲームがスタートするとか。そういったことを考えるのが楽しいですね。
――最後にメッセージはありますか?
焼酎うめぇさん:ライトノベルなどでMMORPGを題材にした作品があるのですが、かなり古いMMORPGのシステムなどがモチーフになっていることが多いのですが「今はもっと気軽に遊べるようになっているよ」というのは伝えたいですね。
Loki Yamatoさん:そうですね、ハードルが高いイメージがあるかもしれないのですが、最近のMMORPGは1人でも遊べるということは伝えたいです。
――本日はありがとうございました!
新作MMORPG「HIT : The World」の事前登録が受付中!
2月1日に発表された新作MMORPG「HIT : The World」。他のプレイヤーとの協力や競争、そして対戦などのコンテンツが多数用意されておりMMOの楽しさを存分に楽しめる作品に仕上がっている。なかでも、最大10ギルドが参加する大規模PvP「攻城戦」では、白熱した戦いを体験することが可能だ。
さらに、マルチプラットフォーム(スマートフォン/PC)に対応しているので、気軽にスマートフォンでプレイすることはもちろん、PCの大画面で迫力あるバトルを楽しむこともできる。そのほか、日本ユーザー向けに座談会やシークレットパーティーなども開催。その場で、日本での運営方針として、“誰もが参加できるコンテンツ”“団結すれば対抗できるバランス”“ギルドコンテンツの充実”“課金バランス、ゲームプレイの最適化”の4点を挙げ、日本ユーザーに寄り添ったプレイ環境を目指すことが発表されている。“MMORPGはなんだか難しそう”と感じている初心者も安心して楽しめる作品になっているようだ。
現在、本作の事前登録が行われているので、本作が気になる人は、まずは事前登録をしてみてはいかがだろうか?
公式サイト https://hittheworld.nexon.com/preregistration
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