コロプラは「クイズの日」に合わせ、「クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ」が12年にわたる長期運営を続けてきた歩みを紹介しました。
2013年のサービス開始以来、12年間にわたりクイズとRPGを融合させた独自のスタイルで親しまれてきた「クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ」。9月12日の「クイズの日」にあわせ、その歩みと継続の背景が改めて紹介された。
変化の早いスマートフォンゲーム市場において、同作は「問いを楽しむ」というシンプルな体験を軸にしつつ、物語性やイベント展開を重ねることで独自の地位を築いてきた。長寿タイトルならではの安定感と、挑戦的な企画を組み合わせた取り組みが、継続的な支持を集めている。

以下、発表情報をもとに掲載しています
日本人の生活に根付き続けるクイズ文化
「黒ウィズ」は単なる運営期間の長さにとどまらず、モバイルプラットフォームにおいて「クイズ×RPG」というハイブリッドジャンルを創造し、歴史的そして商業的にも成功させました。「クイズ」という普遍的でシンプルなコンテンツが、奥深く、収益性の高い、安定したサービス基盤となり得ることを証明したと言えます。
その下地には、日本において「クイズ文化」自体が元々日本人の生活の中に自然に根付いていたこともあります。テレビ番組では長寿特番からレギュラー番組まで、今も多くのクイズバラエティ番組が放送され、朝や夕方のニュース・情報番組においても、天気や時事ニュースを題材にしたクイズ形式のコーナーが設けられています。またデジタル領域では、クイズをテーマにした動画コンテンツが数百万再生を集めるほか、YouTubeの人気チャンネルでは登録者が300万人を超える例もあるなど、世代を超えた広がりが見られます。
Googleトレンドで過去5年間の推移を見ても、「クイズ」というキーワードは常に高い関心度を維持しており、時折メディアやイベントに連動して急上昇。これは、クイズが日常的に親しまれる文化であると同時に、特別な番組やイベントを通じて世代を超えて盛り上がる存在であることを示しています。

「クイズ×RPG」を成立させた独創的な仕組み
しかし、クイズそのものが人気だからといっても、単体のクイズゲームが長寿化するわけではありません。この長期運営を可能にした要因の一つは、単なるクイズゲームに終わらせない設計です。
「黒ウィズ」は、「クイズの解答」と「RPGの没入感」を組み合わせることで、“知識に自然に触れる仕組み”を提供。RPGを進める中での「物語の先を知りたい動機」が、自然と「次の一問」へと手を伸ばさせ、歴史・理科・文学・エンタメなど幅広いジャンルのクイズに挑み、正答・誤答の経験を積み重ねます。クイズエンタメとしての手触りを保ちながら、気づかぬうちに「クイズ=問いを楽しむ」という体験を繰り返すことになります。こうした副次的効果もありつつ、何よりクイズをRPGの仕組みの中に組み込む設計の妙こそが、長期運営を支えた大きな要因となっています。
この独創的なゲームデザインは、コロプラ創業者で現取締役会長 チーフクリエイターの馬場が「日本人はクイズが好き」という事実に着目し、当時流行していた「カードバトル」とジブリ作品のような親しみやすいファンタジーRPGを融合させることを考えたのが始まりです。本作におけるクイズは単なる知識を問うものではなく、RPGの戦闘におけるコマンド操作の「インターフェース」として機能します。プレイヤーはRPGの目標(敵を倒す、キャラクターを育成する)を達成するためにクイズに答えるため、純粋なクイズゲームが本来抱えがちな「コンテンツの消耗」という課題をこれにより解決しています。たとえ同じ問題に遭遇したとしても、敵やデッキ構成といったRPG側の文脈が変化するため、プレイ体験の新鮮さが保たれます。
「最初はバトルに戦略要素を盛り込むなども試していたものの、しっくりこなかった」と話す開発チームは、企画から2~3カ月くらい経過したころ、「クイズを解く行為自体が楽しい」のだという本質に気づき、シンプルにクイズを解く現在のスタイルに落ち着きます。さらにスマートフォンで操作し続けても、指が痛くならないよう、タップ回数を減らす工夫も施されました。
その後も「予定調和を許さない」という指針を掲げ、システム面でも常に新しいことに挑戦し、例えばクイズRPGでありながら「放置ゲーム」の要素を取り入れた「クイズラッシュ」のような、挑戦的な企画も実施。これにより、長寿タイトルにありがちなマンネリを防いでいます。
長期運営を支える豊富な物語と世界観
これらの設計を成立させるには、もちろん物語の先を知りたいと思わせる、ユーザーを飽きさせない「コンテンツとしての魅力」も重要です。「黒ウィズ」ではファンタジー、SF、ミステリーなど、開発チームが「RPGのアソートボックス」と例えるほどに多様な世界観のイベントを展開。最初に「108の世界がある」という設定を構築したことで、和風や機械風などあらゆるキャラクター表現が可能になりました。
過去のイベントにおいては、シナリオが「テレビアニメ一話分」、「連載漫画一話分」よりもずっと長い「映画一本分」の物語性が必要になるほどのクオリティが求められたこともありました。こうした重厚で読み応えのある物語が、他のモバイルゲームとの大きな差別化要因となり、多くのユーザーの皆様から高く評価されている魅力の一つとなっています。
尚、サービス開始以来、高頻度で新イベント開催や新キャラクターの投入などを続けてきたその膨大なアップデートの軌跡は、2021年に8周年時に公開した公式の歴史年表でもご覧いただけます。
黒ウィズ年表(2021年時点)
https://colopl.co.jp/magicianwiz/lp/next_event/history/
個性豊かなキャラクター、壮大な世界観、そして1900以上の名曲を愛してくださるユーザーの皆様は、ゲームの外でも熱い盛り上がりを見せ、今年2025年3月に3年ぶりに開催された公式コンサート「GAME SYMPHONY JAPAN 60th × クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ~12th Anniversary~」や、8月に開催され、予約で全席満席となる日が出るほどの大盛況となったコラボカフェ「魔法使いと黒猫のウィズ ~黄昏メアレスカフェ〈巡る幸い〉亭~」など、オフラインでもファン同士の交流が広がりました。
知的行動ニーズの高まりとクイズ文化の再注目
社会全体に目を向けると、近年は“知的行動”へのニーズが確実に高まっています。高齢化の進展に伴い、認知機能を維持するために、ゲームや囲碁などの“知的な趣味・娯楽活動”の重要性が増しているほか、社会人の学び直し需要も拡大し、リスキリング施策を導入する企業も増えています。そうした取り組みの中では、“ゲーム感覚で競い合いながら学ぶ「ゲーミフィケーション」”が、学習意欲を高める仕組みとして国内外で活用されるようになっています。こうした現代の社会課題の文脈において、“クイズという知的活動”および“問いを楽しむ文化”は、「楽しく学ぶ」ための文化的価値として改めて注目されています。
クイズは“問いに向き合う文化”として、日本人の生活に深く根づいています。「黒ウィズ」は、その文化をデジタルゲームとして発展させてきた存在として、これからもクイズを通じた新しいエンターテインメントを創り出し、世代を超えて広がる文化の一端を担ってまいります。
『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ』最新イベント・アップデートまとめ
(C)COLOPL, Inc.
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