Valveは「Steam Controller」を発表しました。TMR技術による磁気サムスティック、4基の高性能ハプティクスモーター、2つのトラックパッド、ジャイロ、グリップセンサーなど多彩な入力を搭載しています。専用のSteam Controller Puckによる高速無線接続や長時間駆動バッテリーなど、SteamOSデバイスとの連携も可能です。2026年初頭に登場予定。
「Steam Controller」は、静電容量式タッチに対応するフルサイズの磁気サムスティックを採用し、TMR技術により耐久性と応答性を向上させています。左右のトラックパッドは34.5mmの正方形で、クリック強度の調整が行えます。さらに、親指を離さず操作できる4つのグリップボタン、6軸IMUジャイロ、静電容量式のグリップセンサーなど、幅広い操作を可能にする入力が盛り込まれています。
ハプティクスは計4基のモーターを内蔵し、細かな波形を再現する高精細ランブルを実現します。トラックパッドにはHD触覚フィードバック用のLRAモーターを配置し、グリップにも高出力タイプを用いることで、アクションゲームやFPSでも没入感を高めています。
Steam Controller Puckで高速接続と充電が可能
「Steam Controller Puck」は、2.4GHz帯でのワイヤレス接続に対応し、最大4台のSteam Controllerを同期できます。約8ミリ秒の低遅延と4ミリ秒のポーリングレートを実現し、USB-CでPCにつなぐだけでプラグアンドプレイが可能です。Puckはコントローラーの充電ドックとしても機能し、磁気接続の心地よい固定感も特徴となっています。Bluetooth 4.2以降にも対応し、USB-Cでの有線接続も選べます。
8.39Whのバッテリーを内蔵し、通常のゲームプレイでは35時間以上の駆動が可能です。Steam Frameによる赤外線追跡を利用する場合は消費が大きくなるため、バッテリー持ちは短くなります。
Steam入力と高い互換性で幅広いゲームに対応
Steam ControllerはSteam Deckと入力体系を共有しており、何千ものコミュニティ設定が初期状態で利用できます。Steam入力によりすべてのゲームで細かなカスタマイズが可能で、マウス操作をトラックパッドに割り当てるなど、タイトルに合わせた調整も柔軟に行えます。
Steamを実行しているWindows、Mac、Linux、スマートフォン、タブレットなど幅広いデバイスに対応しており、Steam DeckやSteam Machine、Steam Frameとの親和性も高い設計です。Steam MachineとはPuckなしでも直接ペアリングでき、ソファから本体を起動することもできます。Steam Frameでは赤外線LEDによりコントローラーの位置を追跡し、大画面の仮想スクリーンでのプレイにも適しています。
技術仕様から見る操作性と携帯性
サイズは111mm×159mm×57mmで、重量は292グラムです。長時間のプレイでも疲れにくいバランスを意識した形状を採用しています。Puckは非常に軽量で16グラムに収まり、50mm×28mm×9mmのコンパクト設計となっています。A B X Yボタンや十字キー、左右トリガーとバンパー、ビューとメニュー、Steamとクイックアクセスメニューなど、標準的なゲームパッドの入力も揃えています。
Steam Controller
https://store.steampowered.com/sale/steamcontroller
日本からはKOMODO Stationにて正式に購入が可能です。
すでにウィッシュリストの受付が行われています。
https://komodostation.com/
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