abxyluteは、裸眼でネイティブ3Dゲームを楽しめる携帯型PC「3D One」を発表しました。専用11インチパネルと高度なアイトラッキング技術を搭載し、Steamタイトルを中心に最適化された3Dゲームを高い没入感で体験できます。
目次
近年は一般的な製品から姿を消しつつある裸眼3D技術ですが、abxyluteが発表した「3D One」はゲーム用途に特化したハードウェアとソフトウェアを構築し、遅延を抑えた高精細な立体映像を可能にした携帯ゲーミングPC端末です。
同社のCEOのDonald Zhang氏は、フレームを複数の視点に分割する処理の負荷に触れつつ、最新のAI処理性能によって高品質な3D表示を実現したと説明しています。
ネイティブ3Dで最適化されたゲーム体験
3D Oneでは、ゲームエンジンから深度情報を直接取得し、背景、キャラクター、エフェクト、UIなどを個別に3D処理します。一般的な3D化とは異なり、立体感の強いUIや低遅延の描画を実現し、性能への負荷も抑えられています。Steamでは50本以上の最適化タイトルが11月末までに対応し、今後も追加していくとのことです。

11インチ2Kパネルとアイトラッキングが立体感を向上
専用設計の11インチ2Kディスプレイは、視認性と携帯性のバランスを重視したサイズで、奥行きの表現が分かりやすい構造になっています。視野のずれを補正する±20度のアイトラッキング機能により、安定した3D表示を維持できます。
AIによる2Dから3D変換にも対応
ネイティブ3Dに加えて、AIによる即時変換機能を備え、映画、写真、クラシックゲームなど幅広いコンテンツを立体表示にできます。風景やカットシーンだけ3Dに切り替えるなど、用途に合わせた使い分けも想定されています。
幅広いコンテンツに対応
Steamのネイティブ3Dタイトルに加えて、SBS形式のゲーム、ReShadeなどによるSBS形式にも対応します。ゲーム以外では、写真、映画や動画、SBS映像、Blenderなどの立体制作ソフトも3D表示で利用できます。

3D表示に特化したハードウェア設計
3D Oneは、115TOPSのAI性能を持つIntel 258Vプロセッサーを採用し、視差生成や深度解析の負荷を処理します。通常のWindowsハンドヘルドデバイスとしても使用でき、高リフレッシュレート2Kディスプレイやホールエフェクトスティック、背面ボタン、タッチパッドなどを備えています。ハンドヘルドやタブレットスタイルのほか、コントローラーを外したプレイやキーボード併用などさまざまな使い方に対応します。
Kickstarterが実施中

Kickstarterでは11月19日8時PTから支援を受け付けています。早期価格は1499ドル、一般販売価格は1799ドルです。初期80台は12月発送、その他は2月発送が予定されています。
abxylute 3D One 公式サイト
https://abxylute.com/ja/products/abxylute-3d-one
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