サードウェーブ主催の入場無料のPCゲームイベント「第2回秋葉原PCゲームフェスタ」が、12月25日~30日まで開催されており、最終日となる12月30日は最強クラン決定戦「FPS甲子園2010冬」が開催された。
「FPS甲子園」は、各運営会社の選抜チームが集まりトーナメント方式で最強チーム決定するFPSの大会。抽選により対戦タイトルを決定、タイトル毎のレギュレーションで戦うのが特徴だ。第1回は今年の東京ゲームショウ2010のウェブマネーブースで開催され、多くの来場者の注目を集めた。
ファンを魅了したこの企画を、ドスパラ主催「第2回秋葉原PCゲームフェスタ」にて「FPS甲子園2010冬」と題し、NHN Japan共催のもと12月30日に開催。さらに当日はゲーム内アイテムコードが入ったガチャガチャが設置され、レアアイテムをゲットして帰ったユーザーもいたぞ。
また、じゃんけん大会と言えば、あの人、元ゲームヤロウ、現ゲームポット「岩間 達也」氏が乱入!ペーパーマンドラマCD(自腹で購入)を引っ提げて、急きょ来場者とじゃんけん大会を始めてしまったハプニングもあった。そしてすでに情報は公開されているが、「ウェブマネーアワード 2010」の授賞発表会も壇上で開催された。
当日のメインMCは、声優の「荻原秀樹」さん、ミリタリーアイドルの「正田 美里」さんが務め、実況・解説のまとめ役としては、FPS実況ではおなじみの「Hac」氏が担当した。
年末最後の最強クラン決定戦「FPS甲子園2010冬」は、FPSファンだけでなく、ゲームファン必見の熱いイベントとなった。全てのステージイベントを終え、「第2回秋葉原PCゲームフェスタ」は幕を閉じた。ぜひぜひこれからの年末年始の長い休みに、FPSタイトルはもちろん、たっぷりとオンラインゲームを楽しんでほしい!
参加タイトル
「クエイクウォーズオンライン」(WeMade Online)
「クロスファイア」(アラリオ)
「スペシャルフォース」(NHN Japan)
「ペーパーマン」(ゲームポット)
「戦場のカルマ」(NHN Japan)
参加クラン
クエイクウォーズオンライン「安部屋」
クロスファイア「Vault(ボルト)」
スペシャルフォース「laugh out loudly(エルオーエル)」
ペーパーマン「チーム紙技」
戦場のカルマ「Grenze(グレンツェ)」
「iZoNe(アイゾーン)」
1回戦 第1試合「Vault」VS「チーム紙技」
使用タイトル:「戦場のカルマ」
勝者:「チーム紙技」
マシントラブルのため、急きょ使用タイトルを「戦場のカルマ」に変更した「1回戦第1試合」。お互いのクランはまだまだエンジンがかかっていないといった調子で、様子見の状態が続く。ルールはチームデスマッチということで、次々とエンカウントポイントにて銃撃戦が繰り広げられ、勝利したのは「チーム紙技」となった。
1回戦 第2試合「Grenze」VS「安部屋」
使用タイトル:「クロスファイア」
勝者:「安部屋」
ルールは「エスケープモード」で対決。マップ中央の大きな壁を壊すか壊さないかによって戦況はガラリと変わる。両クランともにあまり作戦を立てず、とにかく脱出側は散開して突破、意外と至近距離で撃ち合いをしているのが印象的だった。そして最後の最後で大逆転、この試合を取ったのは、「安部屋」となった。
準決勝戦 第1試合「laugh out loudly」VS「チーム紙技」
使用タイトル:「クロスファイア」
勝者:「チーム紙技」
1回戦第2試合と同じく、使用タイトルは「クロスファイア」のエスケープモード。スタートしてすぐデバイスの不具合でリスタートとなったが、逃走側と阻止側に分かれて対決する。前回の試合を見学していたのか、さっそく動き始める逃走側、と阻止側、役割をしっかり分かっているかのようにお互いの力は拮抗し、最終的に逃げ切ったのは、「チーム紙技」となった。
準決勝戦 第2試合「安部屋」VS「iZoNe」
使用タイトル:「ペーパーマン」
勝者:「iZoNe」
サドンアタックのユーザーの間では、知らない人はいない!というほど有名なクラン「iZoNe」。ゲームタイトルは違うが、やはり手練のプレイヤーたちはすばらしい動きを披露していた。対する「安部屋」もエアーボムヒットからの空中撃ちや、ボムによる回復も織り交ぜながら、ナイスな攻防を繰り広げるが、勝利をもぎ取ったのは「iZoNe」となった。
エキシビジョンマッチ「Speeder」VS「かみなげーみんぐ」
使用タイトル:「スペシャルフォース」
勝者:「Speeder」
今回のイベントのために招待された両クランによるエキシビジョンマッチは、「スペシャルフォース」を使用して開催。とにかく最高峰の腕を持つプレイヤーが競い合うこのマッチでは、FPSシーンをけん引してきたプレイヤーの見事なエイム能力や、ヘッドショット、グレネードのうまい使い方をふんだんに披露し、最後に勝利の女神がほほ笑んだのは、「Speeder」であった。
決勝戦「チーム紙技」VS「iZoNe(アイゾーン)」
使用タイトル:「スペシャルフォース」
勝者:「チーム紙技」
約5時間に渡る試合を勝ち抜いてきた「チーム紙技」と「iZoNe」のメンバーは、少しの疲れも見せずに、ちょっと緊張しながら登壇。自分たちの普段遊んでいるタイトル以外でのプレイということで、大会中に楽しさを見出すプレイヤーが多いようだ。メンバーの年齢層もさまざまだが、FPSに親しんでいる人が多く、大会でも有名なメンバーもたくさん参加していたぞ。
試合の内容は、パッと見たら何が行われているか分からないような戦況の変化と、激しい銃撃戦、裏の取り方、グレネードと兵士への作戦伝達のうまさなど、どれもトップレベルの戦いが披露された。来場者は一瞬もモニターから目を離すことができず、じっくりと観戦していたようだった。均衡した戦いを続けていたが、最後のラウンドを獲得して優勝を決めたのは「チーム紙技」となった。
「FPS甲子園2010冬」試合結果
優勝:ペーパーマン「チーム紙技」