社団法人コンピュータエンターテインメント協会は、本日2月18日、「東京ゲームショウ2011」開催発表会を実施し、同イベントを9月15日から18日までの4日間、幕張メッセにて開催することを発表した。
登壇者一覧
一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会
会長「和田 洋一」氏
日経BP社
代表取締役社長「長田 公平」氏
日経BP社
企画事業局事業部長「中村 均」氏
日経BP社
企画事業局事業部 次長「船本 泰弘」氏
CEDEC運営委員会
委員長「吉岡 直人」氏
和田氏の考えるTGSの位置づけは「コンピュータゲームユーザーに何を訴えるか」
発表会では、コンピュータエンターテインメント協会(以下、CESA)会長「和田 洋一」氏が登壇し、「東京ゲームショウ2011(以下、TGS2011)」開催にあたっての挨拶とともに、「ゲームとは何なのか」という話題について言及した。
和田氏は、「コンピュータゲームの増加にはひとつの傾向がある」と発言。アーケードゲームからコンシューマゲーム、続いて、ゲーム機で映像や音楽の再生が可能となり、さらには携帯ゲームやブラウザゲーム、ソーシャルゲームの登場など、ハードに投資するシェアが下がっていくなかで、ユーザーの層がどんどん増えていくというのが、コンピュータゲームのマーケットの歴史だという。
以上を踏まえたうえで注意すべき点として、それらのゲームは現在も地層のように広がっていきながらユーザーを増やしていることと、TGSがコンピュータゲームをプレイしているユーザーに対してのイベントであることを挙げ、デザインやデバイス、マーケットにおける主役が移り変わっていくなかでも、今の段階でさまざまなジャンルのゲームを遊んでいるユーザーに対して何を訴えるか、何を見せるかというのを示すのがTGSの本来の位置づけであると述べた。
続いて登壇した長田氏は、ゲーム業界の広がりと面白さを肌で実感していると述べ、また、アジアからの参加を増やしていきたいとの考えを述べた。
TGS2010開催結果報告
中村氏からは、昨年開催されたTGS2010に関する結果報告が、データを交えながら紹介された。
TGS2011のテーマは「心が躍れば、それはGAMEです。」に決定
次に船本氏が登壇し、TGS2011の開催日が、2011年9月15日(木)から18日(日)までの4日間、幕張メッセにて開催されることが発表された。15日、16日はビジネスディとし、17日、18日は一般公開日となる。
また、TGS2011の開催テーマが「心が躍れば、それはGAMEです。」に決定したことを発表。開催概要を紹介した船本氏によると、「今までの既成概念に捉われないゲームの新しい形をあらわしたテーマになっている」とのことだ。
ビジネスデイの施策について
続いて、TGS2011のビジョンについて紹介。ビジネスデイでは、国際ビジネスの交流をより促進するとし、一般公開日ではアジアのゲームユーザー、国内ライブユーザーへの訴求拡大を目指すとのこと。
さらに、国際ビジネス交流をより促進するために実施するビジネスデイの施策も紹介された。
「アジア・ゲーム・ビジネス・カンファレンス」(仮称)では、東京からアジアのゲーム産業にメッセージを発信するというコンセプトのもと、今年もサミット形式、もしくはゲーム企業のトップによる講演を計画しているという。
また、海外来場者アンケートでは30.7%が来場したという「TGSフォーラム」では、基調講演の同時通訳を英語だけでなく、韓国語、中国語にも対応させ、国際化を促進していくとのこと。そのほか、今年も「国際ビジネス相談コーナー」の設置ならびに「SENSE OF WONDER NIGHT」の開催を予定していることも明らかにした。
一般公開日の施策について
アジア地域を対象にTGSのオフィシャルツアーを実施するほか、在日外国人、国内留学生へのプロモーション、海外オンラインチケットの販売、成田空港および羽田空港でのチケット販売などを実施し、海外からの来場者増加を図るという。
一般公開日では、昨年も開催された「闘劇」に加え、コンシューマゲームのアジアチャンピオンを決める大会を実施予定であると発表。また、海外来場者の20%が観覧したという「CosPlay@TGS」を、より国際的なイベントとして今年も開催するという。
また、新設コーナーの目玉として「モバイル&ソーシャルゲームコーナー」「ゲームPC&ネットワークゲームコーナー」を展開していくとのこと。
プロモーション計画&広報・宣伝計画
続いて、TGS2011のプロモーション計画ならびに広報・宣伝計画が紹介された。
新設コーナーも多数登場
そのほか、新設コーナーとして先述した「モバイル&ソーシャルゲームコーナー」「ゲームPC&ネットワークゲームコーナー」ならびに「ゲームデバイスコーナー」「クラウド/データセンターパビリオン」が紹介された。
CEDEC開催概要も発表
続いて、「CEDEC 2011」の開催概要が吉岡氏より紹介された。今回、CEDECの正式名称が以前の“CESA Developers Conference”から“Computer Entertainment Developers Conference”に変更となり、9月6日(火)~9月8日(木)、パシフィコ横浜にて開催するという。
TGS2011開催概要
名称
東京ゲームショウ2011(TOKYO GAME SHOW 2011)
主催
一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)
共催
日経BP社
後援
経済産業省
会期
2011年
9月15日(木) ビジネスデイ 10:00~17:00
9月16日(金) ビジネスデイ 10:00~17:00
※ビジネスデイは、ビジネス関係者およびプレス関係者のみのご入場となります。
9月17日(土) 一般公開日 10:00~17:00
9月18日(日) 一般公開日 10:00~17:00
※一般公開日は、状況により、9:30に開場する場合があります。
会場
幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区)
展示ホール1~8/国際会議場
来場者数
19万人(予定)
出展社数
180社(予定)
募集小間数
1500小間(予定)
入場料
ビジネスデイ 前日/当日ともに5000円(業界関係者のみ購入可)
一般公開日 一般(中学生以上) 前売1000円/当日1200円、小学生以下 入場無料