ノンターゲティングの魅力を十分に楽しめた「TERA」待望のCBTが7月4日で終了、編集部からの「ちょっとした」プレイレポートをお届け

NHN Japanは、「TERA」において、当選者と全国の公認ネットカフェでプレイする人を対象に、2011年7月1日~4日までクローズドβテストを実施した。

クローズドβテスト実施概要

日程

2011年7月1日(金)~7月4日(月)

実施時間

16:00~23:00

プレイ可能な範囲

レベル制限:最高でLv22までレベルアップが可能
種族及び職業:7つの種族、8つの職業すべてが選択可能

ついに迎えたクローズドβテスト

2009年10月5日にNHN Japanが、韓国Bluehole Studioが開発するMMORPG「TERA The Exiled Realm of Arborea」について、日本国内独占提供契約を締結したことを発表した。

続いて、運営チームと共にゲームを盛り上げる応援隊として「TERA LEADER」が募集され、メディア向けの体験会「TERA MEDIA DAY」、最新情報発信をになった「LIVE SHOW TERA CHANNEL」、主要都市で開催された一般のユーザーに向けた体験会「TERA DAY」などなど、日本版「TERA」サービスに向けて、たくさんのイベントや情報発信がおこなわれてきた。

そしてついに、最終的には4万名もの人数を募集したクローズドβテストが2011年7月1日から開催されたのである。編集部ではもちろんこのテストに参加してきたので、そのプレイレポートをお伝えしよう。残念ながらCBTの抽選にもれてしまった人も近日予定されているOBTに向けてぜひ楽しみに待っていてほしい!

キャラクターメイク・クラス選択…そして

RPGといえばやはりこだわりたいのがプレイヤーキャラクターのメイキングだ。かなりの時間を共に過ごす分身だけに、しっかりと妥協せずに作り込みたいところだが、ゲームプレイ時間を作るのが難しい人でもプリセットから選んですぐにゲームを始めることも可能だ。自分のプレイスタイルに合わせて好きなタイプを選択しよう。

そして、キャラクターを作成してサーバーを選択すれば、すぐに「アルボレア」の世界に降り立つことができる。初めてキャラクターを作成してゲームを始めると、まず導入部分のムービーが流れる。本CBTバージョンのクライアントでは日本語のボイスも収録され、「TERA」の世界を垣間見ることができたぞ。

ついにアルボレアの大地に降り立つ…!

まず最初に降り立ったのは種族「ポポリ」/クラス「スレイヤー」のキャラクター。動物のような容姿の「ポポリ」は他のキャラクターに比べ体が小さく、移動速度は若干遅い感じがした。だがポコポコ歩く姿にほっこり、シッポもとても愛らしいのである。

「ポポリ」とは?

ポポリ王国に住む多様な動物型種族を指す。彼らは愛らしい動物のような姿をしており、思考は楽天的で前向きだ。王国内ではエリーンから支配を受ける被支配層ではあるが、互いの気質を生かした役割をそれぞれが担い、身分にとらわれず自由に交流している。歴史と伝統を誇るポポリ王国の一員として、自然を愛し、安定した社会を築いている森の守護者だ。

スタート地点は黎明の島「太古の森」というフィールドで、木々が生い茂った自然豊かな場所である。とりあえず周りの施設を廻って見ると、NPCにもたくさんの種族がおり、多種多様な種族が生活している世界だと分かる。

全体のグラフィック描写にもかなりの力が入っており、建物や施設などはもちろんのこと、普段気にかけないような木々や草花、空の雲の流れ方や風の動きなど、とにかくよく描き込まれている。「TERA」をプレイするにはPCのスペックもそれなりに必要だが、ぜひこの世界の空気感や描写の細かさを体験してほしい。

さっそくフィールドへGO!

一番レベルを上げやすいと感じたのはやはりクエストの消化。序盤のクエストは特定のNPCに会いに行ったり、弱いモンスターを何体か狩ればOKという簡単な条件となっている。ぜひ最初から順を追ってクエストを進めてみよう。ストーリーも追いつつ、気付いたらあっという間にレベルが上がって、装備もより良いものをもらえているはずである。

ではでは、たくさんのプレイヤーが気になっているであろうバトルに突入しよう。本作では「ノンターゲティング」方式を採用しており、従来のMMORPGで多かった「敵をクリックして自動で戦闘」とは違い、自分で敵を見定め、クラスならではの攻撃範囲に注意しながら直接行動を起こしながら攻撃する、よりアクション性の強いゲームシステムになっている。コンシューマタイトルのアクション操作に慣れている人ならすぐに理解できるだろう。

敵モンスターにはそれぞれ「気配を察知する範囲」が設定されており、一定の距離を保って移動すれば気付かれることはない。また序盤のモンスターはたとえ気配を察知(敵の頭に!マークがつく)しても積極的に襲ってくるものは少ない。自分のHPが少なくなったら逃げることも大事なのだ。

また、敵には単体でうろつく「一匹狼」タイプと、リーダーと行動を共にする「群れる」タイプなど、生態もさまざまなので、しっかりと観察して行動を覚えることも重要になりそう。またリーダーは群れに対して号令をかけることもあるので敵の動きをしっかり見て不審な行動がないかチェックしておこう。ちなみにモンスターの行動で赤く光ったそのあとに危険な行動をしてくる可能性があるので要注意。

補給基地でひとやすみ!たき火でコンディション回復

本作の特徴的なシステムの1つに「コンディション」がある。このコンディションの数値で体力とマナポイントが変動する。戦闘を繰り返しているとだんだんとこの数値が減っていくので、施設にある「たき火」で回復しよう。「たき火」はアイテムとして雑貨店で購入したり、敵が落とすこともあるので、出先でもうまく利用しよう。

また施設にはアイテムを扱っている「雑貨店」、「武器・防具店」やスキルを伝授してくれるNPC、倉庫を管理するNPCなど、今後の冒険に必要なものが揃っている。こういった場所は多少レベルに不安があるプレイヤーは拠点にして、当分滞在するのも悪くない。備えあれば憂いなし、だ。

キャラクターを変えてまた出発!

さて、ここまでは種族「ポポリ」/クラス「スレイヤー」というキャラクターで序盤と戦闘の一部、施設を廻ったりとゲーム紹介を進めてきたが、続いては新しいキャラクターを作成して再スタート!せっかくのβテストなのでやっぱり他のキャラクターも体験してみたいので、こちらもお届け。

次なるキャラクターは種族「ヒューマン」/クラス「アーチャー」を作成、さきほどのポポリとは等身も上がり、よくRPGで見かけるキャラクターである。移動速度は比較的早い方ではないかと思われる。

「ヒューマン」とは?

旺盛な冒険心で各地にはびこる怪物や侵略者を打ち破り、アルボレアに一時の平和をもたらした種族。さらに、世界全七種族の連合体であるヴァルキオン連合の創設など、神々の戦争後に廃墟と化した世界に、ふたたび活気を取り戻した。彼らは長きにわたる放浪生活の中で、折れることのない強靭な精神と、たくましい肉体を培った。

アーチャーは遠距離・中距離からの攻撃を得意としたクラスで、機動力を生かした矢の集中連射は群れで襲いかかる敵も一掃できる。ただし防御力は劣るため、いかに相手との距離を保ちながらノーダメージを目指しながら戦うことが重要となる。

効率の良い戦い方を追求

レベルを上げていくと覚えることのできるスキルも増えてくる。もちろんクラスによってスキルの種類もさまざまで、戦況に合わせてうまく使いこなすことも大事になってくる。しかもノンターゲティング方式なので敵をロックオンしてスキルを連発すれば勝てるわけではないのだ。

アーチャーは特にスピードを生かしたヒット&アウェイ攻撃が使いやすく、なるべく距離をうまく調整しながら敵を翻弄しながら攻撃しよう。また、本作で重要なポイントが「回避行動」。アーチャーは「後方跳躍」となり、発動すると素早く後ろに回避する。編集部ではマウスの右ボタンに「回避行動」をセットし、攻撃と回避をすばやく使えるようにしたぞ。また、実用的な効率のよい攻撃方法を見つけたので紹介する。スキルや回避行動などさまざまな組み合わせを探すのも本作の醍醐味と言えよう。

1.「コンボアロー」でロックオン

まず攻撃が届くギリギリの距離まで移動し、スキル「コンボアロー」で群れをまとめてロックオンしてファーストアタック!

2.「後方跳躍」で間合いを取る

矢を放って敵がダメージをくらっているスキに回避行動「後方跳躍」ですばやく間合いを取る。これはロックオンしているうちに敵が近くまで進行してくるためだ。

3.「スロートラップ」で鈍足に

すぐに数秒間移動速度を減少させるスキル「スロートラップ」で敵を足止め。トラップにひっかからなかった敵はこの際は無視!?

4.「ペネトレーティングアロー」をチャージ

すぐさまスキル「ペネトレーティングアロー」をチャージ開始。このスキルはチャージして放つと前方に矢を貫通させ、最大4名にダメージを与えてくれる。だが発動まで若干時間がかかるので「スロートラップ」で足止めするのが効果的。

5.最後に「ターニングキック」でフィニッシュ!

それでも生き残っている強者にはスキル「ターニングキック」で回し蹴りをお見舞い!アーチャーだって体術を覚えていることを思い知らせてやろう!ちなみにスキルボタン連打でコンボ攻撃になるぞ!

重厚なストーリーと新たなフィールドは続く

クエストを順を追ってこなしてくと、少しづつこの世界で起きていることがわかってくる。ゲームスタートで降り立つ「黎明の島」だけでもたくさんのNPCがいるので、もし迷ったらもどって話を聞くのもいいだろう。

編集部では、「太古の森」を進み、「遠征隊の補給基地」を拠点にプレイヤーのレベルを上げながら、「太古の遺跡」「太古の寺院跡」を探検しながら、「黒い裂け目」までストーリーを進むことができた。

その他の種族・クラスも体験

編集部で体験したキャラクターは、

種族「ポポリ」/クラス「スレイヤー」
種族「ヒューマン」/クラス「アーチャー」
種族「アーマン」/クラス「スレイヤー」
種族「ハイエルフ」/クラス「アーチャー」
種族「ヒューマン」/クラス「ウォーリアー」

の5パターンを実際に体験した。残念ながら魔法使い系は体験することはできなかったが、スクリーンショットとともにこちらもお伝えしよう。

種族「アーマン」/クラス「スレイヤー」

猛々しくタフな肉体と熱い心の持ち主の「アーマン」、クラスは大な剣を手に重攻撃を繰り出す「スレイヤー」と、体力&攻撃力の高さが魅力のパワープレイヤーとなった。ソロプレイでも前線で十分突っ込んでいける。ただ、機動力に関しては難アリなので、素早く移動しながら敵を倒しながら進みたい人には不向きかも。

スキルには「連撃」や持った剣を振り回しながら攻撃する「ホイールウィンド」、剣を振り下ろし、高確率で対象をダウンさせる「ノックダウンストライク」などが序盤で活躍するだろう。

種族「ハイエルフ」/クラス「アーチャー」

アルボレアで最も優れた魔法文明を持つ種族「ハイエルフ」、クラスは圧倒的なスピードで戦場を駆け抜け矢の集中連射を浴びせる「アーチャー」。こちらの組み合わせは「ヒット&アウェイ」が主な戦い方になると思われる。「ハイエルフ」は種族スキルとして、瞬間的にMPを全回復できる「コアの恩恵」などがあり、スキルを連発してもMPを維持できるのが強みだ。

種族「ヒューマン」/クラス「ウォーリアー」

強靭な精神と、たくましい肉体を培った種族「ヒューマン」、クラスは二刀の長剣を手に、華麗な剣技で戦場を駆ける「ウォーリアー」。一撃の威力は低いが、息をもつかせぬ連続攻撃で敵を制圧するのだ。基本となりうる「ヒューマン」×「ウォーリアー」は、どんな状況でも対処できるオールラウンドプレイヤーになっていると思われる。種族スキルは、3分間、プレイヤーからの攻撃によるダウン・硬直発生率を大幅に減少する「決闘の覇者」などがあり、パーティーでは仲間の盾となったり、前線で戦ったりと頼もしい存在になりそうだ。

OBT、そして正式サービスが期待される

計4日間と、駆け足で実施されたCBTも、全国の公認ネットカフェで誰でも参加できることもあり、たくさんのユーザーでにぎわっていた。オープンワールドで広いフィールドを冒険できるゲーム内だったが、たくさんのユーザーが狩りをしたり、クエストをこなしたり、パーティー申請をしたりと、遅い時間でも人が減っているところを見ることはできなかった。

ついに日本でのサービスも現実味を帯びてきた「TERA」は、今回のテストでユーザーから寄せられた意見・要望を含め、さらなるブラッシュアップを経てOBTとして登場するだろう。ぜひCBTに参加できなかった人はOBT、正式サービスでこの世界に触れてみてほしい。

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