ケイブは、2010年3月24日に正式サービスを迎える「ワクワク無限大 ミニ四駆ワールド」において、正式サービス開始記念イベントを東京・新橋「タミヤプラモデルファクトリー新橋店」にて開催した。
「ワクワク無限大 ミニ四駆ワールド」は、ケイブがタミヤと共同開発中のオンラインゲームで、タミヤの人気ホビー「ミニ四駆」をテーマとし、全国のミニ四駆レーサーたちと対戦し、コミュニティを楽しむことのできるタイトルだ。
現実では走らせることが出来ないバラエティーに富んだコースで、仲間たちと思いっきり競い合うことができるのが特徴となっている。
幼いころ誰でも一度は触れた「ミニ四駆」。てのひらサイズのマシンに思いを託し、競いあったあの興奮と感動が今、オンラインで再び蘇る。
本日は、東京・新橋「タミヤプラモデルファクトリー新橋店」にて正式サービスを記念するイベントを取材してきたのでお伝えしよう。
実際のミニ四駆が遊べるイベントスペースには楽しみがいっぱい!
普段の本会場「モデラーズスクエア」は、実際のミニ四駆を持ち寄ってコースで走らせたり、展示されているさまざまなミニ四駆を眺めることのできるイベントスペース。1階の売り場にはタミヤの商品販売店舗となっているので、ファンはたまらない場所となっている。
本日は特別に大きなモニターやプロジェクターが設置され、本作をプレイできる試遊台も設置されており、男の子が夢中になってプレイしていたのが印象的だった。
また、会場では2010年3月31日まで「ミニ四駆フェア2010」を開催しており、野球チームや人気アニメなどのレアなユニットやアイテムを見ることもできるぞ。
本作のプレゼンテーションで魅力を解説!
ミニ四駆の大きなコースの後ろに用意されたプロジェクターにて、本作の魅力がプレゼンテーション形式でスタート。株式会社ケイブの雲野氏、松島氏の両氏が説明をしてくれた。抜粋してお伝えしよう。ちなみに、会場に響いていたのが本作のテーマソングの「影山ヒロノブ」氏の歌う熱い曲なのだ!
ソーシャル&オンラインゲーム
本作の特徴として雲野氏が大きく挙げていたのが、従来のオンラインゲームの「同期空間」と携帯ゲームのような「非同期空間」を合わせ持った新しいサービス、なのだ。
従来のオンラインゲームでは、レベル上げや素材収集のために多くの時間を拘束されたり、友人などと同期できないと辞めてしまうユーザーが多い、という問題点があったが、本作では友達と関係を持てばNPC化され、結果として自分の世界が発展し、出来ることが増えていく=有利になる、という概念で進めていくということだ。
非同期通信要素とは?
時間が合わない時には「よんとも」登録したアバターと非同期でコミュニケーションし、時間が合う時はオンラインで一緒に協力・対戦するという、同期でコミュニケーションできるという、プレイヤーが縛られないプレイスタイルを提案している。
街(コミュニティ)が発展するほどにゲーム要素が増える!
自分の街を作り、みんなんで素材を持ち寄って進化させ、みんなで協力して建築する。コミュニティが発展するほどに楽しめる要素が増えていくのだ。
ステージも、研究所から水中、火山へと舞台が展開するので、それぞれのフィールド特性に適したセッティングで対応していくことが攻略のカギともなる。
ゲーム全体を通して「よんとも」を集めて街を発展させるのが行動の基点になっている。
ストーリー展開にはグレンラガンの「山口宏」氏が担当!
本作の脚本原案・ストーリー構成に、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」「天元突破グレンラガン」など多くの人気作品で脚本を担当した山口宏氏を迎え、今までにない新しいストーリー展開が実現するということだ。
さらにメカデザイナー「河森正治」氏も監修!
さらに「創聖のアクエリオン」「マクロスシリーズ」の監督・メカデザイナー河森正治氏のアイデアも加わり、これまでのミニ四駆とはひと味違う世界観を表現。
またハイクオリティな3DCGで定評のあるサテライト・デジタル部がプロジェクトに全面協力し、新型マシンのデザインを提供。河森氏監修のもと制作されたサテライト渾身のミニ四駆マシンが登場するのだ!
今回のイベントではなんと!サテライト制作の3DCGのミニ四駆がムービーで公開されたのだ。ブラックボディのニクいデザインで、一部変形しているように見えたパーツや流線型のフォルム、今までのミニ四駆とは一線を画す、すばらしい造形になっている。
河森氏監修のもと制作された株式会社サテライト/デジタル部にて新たなミニ四駆デザインに関してのコメントを公開
河森正治氏からのコメント
「もともと、カーデザイナーになりたかった自分としては、小さな本格レースマシン「ミニ四駆」の開発に関わることができて光栄です。」
株式会社サテライトデジタル部部長/CGIプロデューサー橋本トミサブロウ氏コメント
「今回は3DCG制作という仕事の枠を越え、ニューマシンの創造というデザインの分野にチャレンジさせて頂きました。CGクリエイターの中から純粋なデザイナーが誕生した事は、弊社にとって大きな前進だと確信しております。今まで培ってきたデジタル映像技術にこのニューマシンを合体させ、より刺激的なコンテンツを提供させて頂きます。ご期待下さい。」
メカデザイナーの池田幸雄氏コメント
「コンセプトが究極の空力ボディということから、現実の世界で最も空力を意識して作られているものである飛行機やレーシングカーを参考に、超高速で地上を走る戦闘機をイメージして作業しました。」
CG映像制作のHIBIKI氏コメント
「風洞実験や稼動テストなど開発段階の様子をイメージした映像を作りました。「究極の空力ボディ」という特性を機体に映りこむ気流や光の移り変わり、機体の周りを気流のようになめらかに動くカメラワークなどで表現するよう心がけました。」
世界観・ストーリー展開を少しだけ紹介
様々な物との意思疎通など力が強く働いている世界…!時速200キロのミニ四駆を扱うプロレーサー達の熱い戦いが始まる!
西暦20××年。未知の隕石が地球に接近、派手な流星雨が観測される…。
そしてそれ以降、不可思議な現象が世界各国で確認されるようになる。隕石の微粒子は、物への愛情や精神エネルギーをマシンへと伝える媒介の役目を果たし、マシンは、限界値を越えた能力を発揮するのだという研究結果が報告される。
しかし、それも驚愕の展開への序章に過ぎなかった…!
少年少女たちの、純粋たるミニ四駆への想い。その裏でうごめく、黒い野望。ミニ四駆を取り巻く環境は、それらを飲み込み、大きく膨れあがっていく!
20時サービス開始!カウントダウン…のはずだったが…
モニターやムービーでのゲームの紹介、さらに実際のプレイ画面でのレースの模様など、本作の魅力を余すことなくプレゼンテーションした約1時間で、来場したメディア陣やユーザー、ミニ四駆ファンなどのハートをバッチリと温めたケイブのスタッフたち。そしてついに正式サービス開始の20時直前…!
悲しいお知らせがスタッフの耳打ちで報告…。なんと正式サービスが間に合わないというのだ…。理由は見た目にこだわり、どうしても20時ちょうどには間に合わないとのこと…。事前に配られたクラッカーもさびしくユーザーのポケットへ…。
残念ながら会場での正式サービスカウントダウン&GMイベント公開は叶わなかったが、正式サービスが実施され次第、公式サイトでも報告されるので、もう少しだけ楽しみに待っていよう!
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