世界的に有名なコンシューマーゲーム「Rage of Mages」を原作とするロシア産のMMORPGの魅力をグイグイ紹介。初心者も安心のゲーム内容紹介もこちらからどうぞ!
「アロッズオンライン」は、世界的に有名なコンシューマーゲーム「Rage of Mages」を原作とした初のロシア産MMORPG。本作は、洋ゲーならではの操作感とシステム、やりこみ要素をたっぷりと持っている。
さらに、「色々なプレイヤーと出会って一緒に楽しみながら遊ぶ」という本来のMMORPGが持つ要素をしっかりと押さえているのも、大きな魅力のひとつ。今あるMMORPGに物足りなさを感じている人に、ぜひおススメしたい作品だ。
本作は、「アロッド」と呼ばれる、無数の島々がひしめきあう広大な空間「アストラル」が舞台となり、伝統的なファンタジーにSFの要素を組み合わせた世界観で繰り広げられる冒険の数々が、プレイヤーを待ち受ける。壮大でエンターテインメント性にあふれた世界は、プレイヤーの好奇心と冒険心を、めいいっぱいくすぐるのだ!
プレイレポートを紹介する前に、本作のプロローグとなる物語の一端をお届けする。本記事に掲載されていないサイドストーリーは、公式サイトにしっかり載っているので興味がある人はゲームを始める前に目を通しておいても楽しいかも。
また、余談ではあるが本作のプロデューサー松田氏によると、とにかくロシアの人は話し好きが多く、普段の会話でもどこで終わるのかわからないほど長く話しこんでいるらしい。本作のバックストーリーやクエストに見られるエピソードの表記の長さを考えると、やはり国民性なのかと頷ける。小説好きにはたまらないかも…!?
かつて繁栄した平和で豊かな惑星サルナート…
2人の偉大な魔導師「テンセンス」と「ネザブ」の導きにより、東の遊牧民族を中心とした文明【カニア】が築かれる。しかし、やがて2人は主権を争うように…敗れたネザブは、南の砂漠に追放された。
復讐を誓ったネザブは、そこに暮らす遊牧民族を従え、カニアの領土へ進軍し一部を制圧。新たな文明【ザーダガニア】が築かれた。
はるかな時が流れ…【カニア】と【ザーダガニア】の2種族は一時休戦協定を結んでいた。しかし、未曽有の事態が惑星を襲う。惑星の周りを取り囲んだ謎のエネルギーにより、惑星サルナートが粉々に砕かれたのだ。
広大な空間「アストラル」には、惑星サルナートの砕け散った大地が浮遊。いつしか「Allod(アロッド)」と呼ばれるようになった。この事態により引き起こされた混乱が、再び2種族の敵意の炎を燃え上がらせるようになった。
それは、他の種族をも巻き込み拡大を続け、カニア率いる【リーグ】とサーダガニア率いる【エンパイア】の2大勢力が形成されるに至ったのだった。
あるとき、包まれているとアストラル内であっても自由に活動できることができる光のシールドを発見。この世紀の大発見による技術革新により登場した、アストラルを自由に行き来できる飛行艇「アストラルシップ」。他のアロッドへの進攻が容易になるため、両勢力はこぞって「アストラルシップ」の開発に着手。さらに争いは激しくなり、増加していったのである。
そして、新世紀1008年。
新たなアロッド、【ホーリーランド】の発見をきっかけにリーグとエンパイアの大規模な戦争がついに始まる。
本作の冒険の舞台となるのは、広大な空間「アストラル」とそこに浮かんで点在する島々「アロッド」。「リーグ」側種族と「エンパイア」側種族は、それぞれ本拠地となる「アロッド」を持っている。
そして、「アストラル」を移動できる飛行艇「アストラルシップ」により、互いの「アロッド」、どちらの勢力にも属さない「アロッド」の間を行き来することが可能だ。互いの勢力は交戦状態にあるため、基本的に会話をすることはなく、同じ「アロッド」内でも、敵の「アロッド」内でも、いつでも戦闘状態となっている。
カニア種族が率いる「リーグ」、サーダガニア種族が率いる「エンパイア」、プレイヤーは、この敵対する2大勢力のどちらかに属し、冒険を進めていく。
「リーグ」「エンパイア」それぞれに3種族が所属。計6種族にウォーリア、パラディンなどといった「archetype(アーキータイプ)」の8種類を組み合わせた合計28パターンの「クラス」が存在する。
さらに、各クラスごとに男女どちらかのプレイヤーキャラクターを選ぶことになり、その後、選択した勢力が拠点としている「アロッド」からゲームがスタートする。
リーグ
カニア
公平、平等を基調とする民主国家に暮らす自然を愛する種族。エンパイアを「自由を脅かす存在」として見ており、自分たちの権利を守るため武器を手に勝利を目指す。
エルフ
この世界で最も古くから存在する種族。魔法の力を最初に発見し、「美しさ」と「完璧」を旨とするエルフの強力な魔力と古代から蓄えてきた経験は、この戦いを左右する力を秘めている。
ギバーリング
常に3匹1組で行動する好奇心旺盛な種族。見た目の可愛らしさとは裏腹に、俊敏な動きと三位一体の連携攻撃で、自分よりも大きな敵を撃破する。
エンパイア
ザーダガニア
規律、秩序を何よりも重んじる種族。全体主義こそが民をより良い方向へ導ける唯一の道と信じ、「全」のために「個」を捧げる覚悟を持ち、戦いに赴く。
オーク
ユル大陸に生息していた古代の種族。巨大な体躯と強大な腕力を持っているが、魔法や工芸などは苦手。そのためその強靭な肉体を活かし最前線で戦う。
アリソン
惑星サルナートの中で最も強い魔力を持つ種族。かつては生ある人間だったが、死して復活した際、肉体が腐り落ちていた箇所を機械で補った。他種族からは「リターナー」「ゾンビ」などと呼ばれるが、自身は自らを「ゼム」と呼ぶ。武器を手に勝利を目指す。
本作には、一般的なMMORPGが持つシステムだけではなく、「パトロンシステム」「ルーン強化システム」など、他のMMORPGには無いオリジナルのゲーム内コンテンツも充実している。
パーティシステム
同勢力に限り最大6名で組むことができ、専用クエストや専用ダンジョンが用意されている。
RAID(レイド)パーティシステム
同勢力に限り最大で24名(6人×4パーティ)で組むことができます。RAIDパーティ専用クエストや専用ダンジョンが用意されている。
※レイドパーティーとは、最大24人が参加可能なパーティーを組めるシステムとなり、通常のパーティー形成状態から、レイドパーティーへの切り替えが可能で、レイドパーティー専用のダンジョンなどに参加可能。
インスタンスダンジョン
他のプレイヤーと協力して進行する様々なインスタンスダンジョンがあり、クエスト用やRAID(レイド)パーティ専用のダンジョンも存在する。
アリーナシステム
敵対している勢力同士では、いつでもどこのフィールドでも対人戦を行うことが可能だが、同勢力同士では、通常フィールドでは対人戦が行えないので注意。アリーナと呼ばれる場所へ入場することにより、同勢力間でも対人戦を行うことが可能となる。
パトロンシステム
専用のクエストをクリアすることで12人の殉教者のうちの1人がランダムで自分のパトロンになる。パトロン効果を得ることで、「インセンス」アイテムが使用できるようになり、強化バフ効果が得られるようになる。また、アイテム強化にもパトロンが必要になる。
ルーン強化システム
パトロンクエストをクリアし、12人の殉教者のうちの1人の支援を受けている場合、武器や防具に、ルーンを装着して装備アイテムを強化することができる。
パトロンシステムと同じように、12人の殉教者それぞれに固有のルーンが存在し、自分のパトロンと同じルーンを装備アイテムに装着することで、強化が可能になる。
- 武器に装着すると、与えるダメージ量がUP
- 防具に装着すると、受けるダメージ量を軽減
また、ルーンをつけられる部位は武器・頭・肩・胸・足となる。それ以外の場所にはルーンをつけることができないので注意しよう。
職業システム
キャラクターは最大3つまでの「職業」に就くことが可能で、「職業」には「薬草学」「採掘」「錬金」など7種類の職業が存在し、アイテムなどの発掘や生成などを行うことが可能。
派閥システム
多くのゾーンにはNPCのグループがあり、彼らに協力することにより「名声」を得ることができる。多くの「名声」を得ることにより、特別なアイテムを入手できたり、アイテムを安く購入することなどが可能となっている。
個性豊かなキャラクターがいっぱい
とにかく個性的で一風変わった魅力あふれるキャラクターがひしめく本作は、洋ゲーらしい独特のデザインで、プレイヤーをより不思議な世界へいざなう。
プレイヤーキャラクターは、2つの所属勢力・6種族・職業・性別など、数多くの選択項目を組み合わせて作成できるため、豊富なパターンから選べるのだ。
今までの常識をふっ飛ばす!「Goblin ball」(ゴブリンボール)
ちょっとゾクッとする公式サイトのムービーは見たかな?この「ゴブリンボール」の基本ルールはサッカーとだいたい同じ。だけど、なんとボールはヘルメットをかぶったゴブリン!日本のゲームでは考えられない過激でシュールなコンテンツも本作には盛り込まれているのだ。
RPGなのにダンスが熱い!?Let‘s AllodsDancing!!
プレイヤーキャラクターを躍らせるモーションが個性的!
- ロシアっていえばこれ!コサックダンスを踊る種族
- 超セクシーなダンスを踊る女性エルフに悩殺されちゃう!?
- 地味だけどギバーリングのダンスは、可愛くて萌えちゃう~
などなど、種族れぞれに個性溢れるダンスを披露するのである。
プレイする前に!
まずはゲームポータルサイト「ゲームチュー」にて、無料の会員登録を済ませたらログインしよう。動作環境を確認して必要なドライバやゲームプログラムをインストールしておこう。でないと「アロッズオンライン」の世界にはにはたどり着けないぞ~。
キャラクター作成!あッ…ココで脱げるの…??
ログインして「ゲームスタート」ボタンを押せばめでたく「アロッズオンライン」の世界へ。まずはこの世界で自分の分身となるキャラクターを作成しよう。「リーグ」「エンパイア」のどちらかの勢力の中から、さらに種族を選んでクリックしよう。画面は切り替わってキャラクターのモデルが表示される。
ここからは自分の好みに合わせて「キャラクター名」はもちろん職業となる「アーキタイプ」、外見も顔・髪形などさまざなカスタマイズが可能なので、気に入った容姿になるまでじっくりと考えてもOK!ちなみにこの画面ではヘルメットと装備を外した「セクシー下着姿」も鑑賞できるのだ、ムフフ…。(男女ともに下着になるのだ!)
また、この画面ではマウスホイールでズームイン/アウトまた画面を左クリックした状態で左右にマウスを動かすと、キャラクターの向きを変更可能だ。納得のいくキャラクターが決まったらレッツ・ログイン!
編集部のプレイレポート用のキャラクターはオッサン好きの筆者が一生懸命メイキング!種族はザーダガニア:アーキタイプはウォーリアの「バンキッシュ」に決定した。ん~シブい。
チュートリアルで基本の操作を学ぶのだ!
本編を始める前に、ゲーム内での基本的な要素を学ぶことができる。チュートリアルでは、「移動」「会話」「装備」「攻撃」や、キーボードとマウスを使った操作方法も教えてくれる。チュートリアルでスタートすると、敵対勢力と戦闘中のアストラルシップ内から始まる。NPCの頭の上に「!」アイコンは、受託可能なクエスト、「?」アイコンはクエスト受託後の未クリア状態、チェックアイコンはクエスト完了後の報告待ちといったように一目でわかるようになっている。序盤はとにかく片っ端から受託して経験値やアイテムをもらってしまおう。
武器を装備できる段階まで行くと、シップ内で戦闘が発生。もちろんここで戦闘の基礎も学べるので、積極的に敵に攻撃を仕掛けよう。スキルも忘れずに発動するのだ。画面左下の?マークの本を開けば、ゲーム中はいつでもヘルプを参照することができる。操作に迷ったら使ってみよう。
また、クエストでは完了すると経験値がもらえることが多く、敵と戦わなくてもレベルを上げることもできる。序盤では装備も結構頻繁にもらえるのであまりお金がなくても安心だ。どんどん敵を倒しながら進んでいくと、窓から敵のアストラルシップを見ることができる。やはり交戦状態のようだ。ここでもクエストを消化しながら指示通りに進んでいく。
ブリッジでクエストを受託し、リアクタールームに行くと、特殊なアイテムの使い方を教わることができる。通常のアイテムとは違い、特定の場所でなければ使用することができず、さらに起動完了するまで時間を要する。しっかり状況を確認して使おう。また、ここで正しいアイテムの使い方をしないと先には進めないので注意。NPCの話も良く聞いておこう。
さらにさらに進んでいくと甲板にでることができ…ッ!!なんだあれは!?アストラルシップを襲っているのは一体?しかしこの時点ではそのモンスターに攻撃することはできない、近くでエネルギーフィールドを展開しているクルセイダーを倒し、テレポーターを起動させるのがこのチュートリアルでの最後の仕事となる。無事起動し、移動した先はもう、自軍勢の基地となる。
辿り着いたのは「エンパイア」首都の下水道
テレポーターから辿り着いたのは、筆者の選んだ軍勢「エンパイア」の首都の地下下水道。ここには「エンパイア」のエンジニアや敵勢力「リーグ」の捕虜が生活している。とにかくここでクエストをこなさないと地上には出られない。捕虜にケンカを売り、ネズミやナメクジを討伐し、最後のクエストを受託して地上への扉を開くとそこは「エンパイア」首都の旧広場へと出ることができる。
エンパイアの首都「ネゼブグラッド」には、中央に大きくそびえる「インペリアルスクエア」それを取り囲むように「ビクトリーパーク」「ボイラーキャンプ」「アストラス地区」「ハドロン地区」などさまざまな建物や施設が揃っている。この時点膨大な数のクエストが受託可能となっているので、コツコツこなしてもいいし、先に自分の足でいろいろ回ってみるのも楽しい。ちなみに今回筆者が選択した種族は「エンパイア」だが、「リーグ」を選ぶと、また違ったストーリーのチュートリアルや街並みももちろん違うものとなり、序盤のクエストも違うので2倍楽しめるのである。
また、地上に出て驚いたのがグラフィックの緻密さと、雰囲気の書き込みがすばらしいこと。建物の造形が良くできているのは既存のタイトルでも見ることができるのだが、街全体の持つ空気感が見事に演出されており、見て回るだけでも楽しいのだ。ぜひ先を急がないで街中を歩いて発見してほしい。
触れば全てが分かる!「アロッズオンライン」のフシギ
本作は、今までの韓国産や中国産などのMMORPGとは雰囲気の異なったゲームデザインを実現しており、とにかく開発側の愛情を感じられるほど作り込みがハンパではない。基礎となるMMPRPGの要素はしっかりと根幹に持っているのだが、クエストやテキストの数、表情豊かなNPC、独特の雰囲気をもつフィールドやモンスターなど、まずは触ってみてほしい、というのが序盤を遊んでの印象だ。
自分でキャラクターを動かして初めてこのイメージは伝わると思う。そして今回紹介できなかった要素もまだまだたくさんある。今年の冬休みやお正月はアロッズの世界で楽しんでみてはいかがかな?
今回体験したのは「ダークブラッド砦」
インスタンスダンジョンでは、1人では倒せない強力なエリートモンスターをパーティで乗り込んで倒すことで、通常より多くの経験値が獲得できたり、通常移動できるフィールドでは入手しにくいアイテムを手に入れることができる。
今回体験プレイで訪れたのは、推奨レベル19~22「ダークブラッド砦」となる。このダンジョンはエルフの吸血鬼の居城となり、構造は、何層かの階層が分かれたマップとなっている。ダンジョン内でクエストを受託してそれをクリアしていきながら、居城の主であるボスの討伐を目指そう。様々なギミックを操作しながら進行していく、アトラクションタイプのダンジョンなのだ。
ビビるな、進め!パーティーなら怖くない!
まずは4人でパーティーを組んでいざ出発。このダンジョンは「リーグ」側のみのダンジョン、筆者のキャラクターは種族:エルフでアーキタイプ:ヒーラーの「プリースト」で後衛から味方をサポートするぜ!っと意気込んでは見たものの、魔法職のくせにガンガン前衛で戦ってしまい、仲間からは若干冷たい目を…。ここに登場するのは吸血鬼やコウモリなどのモンスターが多い。なかなか手強いのでしっかり準備してから戦いを挑もう。
ダンジョン内には、NPCが助けを待っており、通常のクエストと同じように受託しながら内部を攻略していく。段階的にクエストをクリアしないと先に進めないので、依頼内容を確認しておこう。
ギミック満載!でも落ちればもちろん終了…
インスタンスダンジョンは、ただ敵が強いだけではなく、ダンジョン内部もギミックであふれている。本作ではきちんと高低差も計算されており、高いところから落ちればちゃんとダメージも受けるので注意。時間によって動くエレベーターのような装置も、上から落ちればハイ、終了!になるので慎重にキャラクターを操作しよう。メンバーと連携しながら進むのがおススメだ。
砦のボス、登場!力を合わせて倒せ!
クエストに沿ってどんどん進んでいくと、中ボスが登場。もちろん一筋縄ではいかない厄介なヤツなので、うまく連携をとって攻略しよう。遠くにボヤーっとたたずんでいる影も実はモンスター。油断しないで倒してしまおう。
この「ダークブラッド砦」の内部は階段やエレベーターなど、階層を移動してどんどん上昇しながら攻略していくダンジョンなので、丁寧にキャラクターを動かそう。でも移動ばかりで瀕死の仲間を見捨ててはいけないぞ~。最後の封印を解いて進むと、ついに大ボスが登場。このダンジョンの大ボスは吸血鬼のボス。個性的なスキルでこちらを毒や混乱をさせ攻撃してくる。しっかり弱点を探しながら攻撃あるのみ!見事、倒せばダンジョンはクリアだ。
インスタンスダンジョンは、ギミックも凝っていて、パーティー内でしっかりコミュニケーションを取らないと先に進むのがむずかしい。またモンスターももちろん強くなっているので、仲間の特性も良く考えて編成を組まないとあっという間に全滅させられてしまうので、頑張ろう!
既存のMMORPGにはない、「アロッズオンライン」最大の象徴ともいえる飛行艇「アストラルシップ」。
アストラルシップは、宇宙空間「アストラル」を航行するために建造された特別な船。新たなアロッドを発見し、冒険の舞台はさらに広がるのだ。アストラルシップでは、パーティーメンバーレイドパーティメンバー・ギルドメンバーががクルーとなり「砲撃手」「操舵士」「航海士」などの航行に必要な役割を分担する。臨機応変に役割を変更し、襲い来る危機的状況を切り抜けよう。
また、航行中に遭遇する敵との戦いは、手に汗握るほどの緊張感。アストラルシップ同士で繰り広げられる「大艦隊戦」は圧巻の一言だ。
このプレイレポートでは、どの媒体の担当者もテンションが上がりまくるという、アストラルシップの内部の紹介から、実際に操船から敵艦隊との戦闘、そして悲しい結末…までドッカーンと紹介。読み終わった後、キミは船が超絶欲しくなる!!
まさに「宇宙戦艦」!?まずはシップの内部をじっくり
まず驚いたのが、ドックからシップへの搭乗の仕方。通常の船などはドックに搭乗用の橋などをかけて乗り組むことが多いが、本作ではなんとテレポーターで直接船に搭乗、しかもビョーーーンと空中を飛んで行くのだ!本当に衝撃…。この法則は船VS船の場合も同じく、一定の距離に近づいたときにお互いのテレポーターで行き来できてしまうのだ。これは艦隊戦での戦略にも重要なファクターとなるのだが、そちらは後半で語ることにする。
そしてついに乗船、なんだかだんだんテンションが上がってくる筆者。やはり男の子はこのような巨大な乗り物にロマンを感じてしまうのだ。しかもこれを自由自在に動かせるとなると、ワクワクしてしょうがない。早くブリッジに上がりたい気持ちを押さえながら、各施設を回ることにした。船自体の作りは、ブリッジやエンジン機関、宝物庫やデッキなど現代の船とあまり変わらず、素材も木や鉄のようなグラフィックで描かれている。
内部のグラフィックも隅々まで良くできているのだが、シップを発進させる手順も「機械を動かす手間」がしっかり計算されており、それがまたたまらない楽しさ。この気持ちを説明すると「運転免許を取得して一生懸命貯金をして初めて買った新車を一人で駐車場でイジる」感覚に似ている。
操船の手順は、まず心臓部となるリアクターを起動(一定時間かかる)→ブリッジへ移動しスイッチを押してモーターを起動→アストラル空間に移動→舵をとって自由に移動、となる。最初は少々操作に慣れるまで大変だが「なんとなく動かす」のではなく、「しっかり思った通りに動かせる」ので、色々試してみよう。
また、船内にはバイザーと呼ばれる3Dの航海図が設置されており、現在地や周辺のシップの状態、敵の位置などが分かる。また画面を切り替えれば船内の設備の状態もわかるので、複数で乗船する場合は役割分担をしっかり行って不測の事態に備えよう。万が一、自信の船が攻撃されてダメージを受けた場合は、船内の修理工のゴブリンたちに直してもらおう!
敵勢力の船を発見ッ!全艦、戦闘配置!乗組員は衝撃に備えよ!
一通りの船の扱いを覚えたので、次はさっそく艦隊戦に挑戦ッ!GMの船を近くに配置してもらい、ゆっくりと近付く…。艦隊戦ではキャノン砲や艦隊砲の攻撃はもちろんのこと、相手の船に乗り込んで白兵戦も可能、ということは敵が乗船することもできるということ。自分の船を守りながら敵に攻撃を仕掛けていこう。
このアストラルシップはパーティを組まなくても乗船可能であり、操舵や見張り、砲撃などそれぞれ個別に担当することができるので、しっかりと戦略を立て、臨機応変に行動しよう。ちなみにアストラル空間では、常に視界がクリアなわけではなく、霧がかかっていたりしているので、突然目の前にシップが現れる場合も。レーダーをしっかりチェックだ!
と、突然敵勢力の船を発見ッ!う、撃ってきたぞ…。舵を使ってうまく切り替えしながら、敵の船に横付けし、船の先頭にあるテレポーターに乗る…そしてZボタンを押すとビョーーーーン!っと敵のテレポーターに移動する。とっても便利だが一定の距離から飛ばないとアストラル空間に落下して終了…となるので注意しよう。
無事、敵の船に乗り移り、白兵戦を敢行。敵を倒しつつ船内を駆け巡る。ちなみに敵勢力の船に侵入してできることは、白兵戦の他に、宝物庫の奪取もできる。そして…敵の船のリアクターを自爆させて船自体を撃沈することができるのだ!だが、リアクターで自爆装置を作動させるには必ずプレイヤーが手動で作動させなければならず、少しでも離れると装置は停止する。ということは装置を自爆させるプレイヤーはかならず死んでしまうのだ!まさに神風特攻隊!使い時を間違えるなッ!
アストラルシップの体験版が欲しい!絶対にシップは建造するべき!
アストラルシップは、基本的にはリーグ・エンパイアごとにデザインやカラーリングは決まっていて現時点では変更することはできない。また、体験プレイの最後に船が撃沈する瞬間を特別に見せてもらったのだが、本当に切なく、悲しい光景がそこにはあり、アストラル空間にシップの残骸が広がっていた…。
ここまででアストラルシップを体験プレイしてみたのだが、遊んではじめて楽しさがわかるこの部分は、ぜひ体験版として配布してほしいほどの驚きのクオリティー。これだけで一つのゲームとして成り立ってしまうのではないだろうか?ただ、シップを入手するには、莫大な時間とお金が必要となり、せっかく作っても油断するとすぐに木端微塵にされてしまう。この緊張感も艦隊戦での戦いのミソともなるのだ。まずはぜひゲームを始めてシップを入手するまでを目標として、パーティーやギルドで一生懸命頑張ってアストラル空間に旅立とう!
つい先日この体験プレイをさせていただいたのだが、ロシアから帰ってきたばかりという本作のプロデューサー「松田 雄介」氏にいろいろなお話を聞けたので紹介しよう。
Q:最初のプロモーションが強烈でしたね?
ロシアの女の子にアロッズTシャツ着せたり、イベントでポールダンス、とかですよね(笑)。実はプロモーションはアレだったんですが、ゲームはかなりしっかり作られてる上に骨太なんです。「洋ゲー」と一言では簡単にジャンル分けできないですね。社内のゲーム好き社員達にプレイさせてみても結構評価が高いです。特にサーバーまわりは強いですね。本作は初心者ももちろん楽しめますが、これまで色々なゲームをやってきた強者プレイヤーも手ごたえを感じれるはずです。
Q:2011年以降のスケジュールについて教えてください。
先日ロシアに行ってきて色々話をしてきたんですが、アップデートに関してはどっさりと用意しています。もともとローンチの時点でかなりコンテンツを盛り込んでいるのですが、現在日本側のデバッグチームが悲鳴を上げている状態です。準備はかなりできているので後はそれをどのように提供していくのかを協議しています。
ロシアの開発側では各部門がそれぞれ別のコンテンツを開発しているので、アップデートがあればマップ、ダンジョン、アイテム、モンスターなど、全部入りのような状態が実装されると見ています。
Q:お気に入りのキャラクターはありますか?
本作は「リーグ」と「エンパイア」の2勢力あるんですが、僕は断然エンパイアです。キャラクターはオークですね。ベタな洋ゲーキャラが好きなんです。遅いのとか小さいのは興味ないので(笑)。社内ではやはり「ギバーリング」が一番人気ありますね、女性社員では特に多いです。現在ゲーム内ではバランス良くキャラクターは使用されています。また、社内では性別はプレイヤーとほぼ同じ性別のキャラクターを使用している人が多いです。
Q:初心者におススメの遊び方はありますか?
チュートリアルは一本道になっているので迷うことはないです。ですが特にエンパイアは地上に出ると一気に行動範囲が広まり、クエストもレベル20くらいまでに1600ほどの膨大な数を受託することができるようになるので、迷う人も多いかもしれません。序盤はレベルを上げるためにバシバシ請けてもらったほうがいいです。
ある程度遊んだらやはりパーティーを組んで楽しんでもらったほうがいいと思います。また、コミュニケーションが苦手なプレイヤーのために施策も現在「掲示板」を設置していますのでうまく利用してください。また、ゲームに慣れているプレイヤーの方も親切にいろいろ教えてくれるので、思い切って話しかけてもいいかもしれません。
アストラルシップもやはり多人数で楽しめる前提でバランス調整されているので、レベル20超えるくらいまでには何らかのコミュニティーに参加していたほうがより楽しめますね。ちなみに以前テスト環境で船を完成させたんですが、何も分からず一人で突っ込んで行ったら5分も経たずにボッコボコにやられましたから(笑)。
Q:開発・運営陣の「今だから話せる裏話」などはありますか?
ロシアの開発会社においては、比較的ゲームオンに似ているかなと思います。アロッズオンラインの開発人数は約200名近くが参加しています。
日本では、何もかも苦労しましたね(笑)。自分は以前他のタイトルでの新規立ち上げに参加しており、ローンチする流れやスケジュール感などを経験として持っていたと思ったんですが、本作にはまったく通用しませんでした。価値観の違いですね。日本独自のやり方を理解してもらうまでが大変でした。もともとロシア側とほとんどラグがない状態で提供するのが最初の考えだったので、ローンチからものすごいコンテンツの量でした。クエスト一つとってもかなりのテキスト量が豊富です。実は公式サイトのストーリーは、ロシアから届いたものの3分の一に削ってあります。ロシア人はおしゃべり好きなんですよ(笑)。なのでゲーム内のクエスト一つ一つをじっくり読んで進めるのも楽しいです。
また、クラスについても、使ったら使ったなりの役割が存在するので、まんべんなく育てるとあとあとパーティープレイが楽になります。レイドボスもしっかりパーティーの役割をしっかり編成しないとキツイです。
Q:これから「アロッズオンライン」を始めるユーザーに向けて
今まで韓国産や既存のMMORPGを遊んできたユーザー様は、本作の印象は「今までとちょっと違うぞ」と手ごたえを感じると思います。とにかく長く楽しめるゲームデザインになっていますので楽しんでください。これから始めるプレイヤーの皆さんについては、本作は「これこそがMMORPG」と自負していますので、まずは触ってください。
プレイヤーの皆さんのコンテンツの消費速度については、ロシアの開発側や我々がシミュレートしていたプレイサイクルより遥かに早く消費されてしまうことを認識しているので、飽きさせないコンテンツの拡充を考えています。
ロシア側では、正確なデータをももらったわけではないのですが、船を完成させているプレイヤーの皆さんはすでにいます。5vs5の艦隊戦なども実際に遊んでいるようなので、一隻に20人ほど乗船しているはずなので、人数にすると100vs100の戦闘になっていると思いますね。
また、現時点が本作のパーフェクトとはまったく考えていないので、今後のアップデートや調整などを楽しみに待っていてください。
ありがとうございました。
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