ゲームポットは、新作タイトルとして2D横スクロールMMORPG「ウィローズ」を発表、2010年12月9日にゲームポット本社において開発元インタビューを実施した。
ゲームポットの新作となる「ウィローズ」は、2D横スクロールMMORPG。版権管理は「CJ Internet」、開発は「NNG Lab」が担当、韓国では「西遊記伝オンライン」というタイトルですでに正式サービスを迎えている。
第2弾となる今回の記事では、12月9日に開催されたプレスカンファレンスの中で実施された開発インタビューを紹介しよう。発表者は「NNG Lab」「ウ・ジンヒョク」氏、「ジュ・ソンウン」氏、ゲームポット「KEMI」氏となる。
「ウィローズ」開発インタビュー
開発会社「NNG Lab」
韓国開発状況
日本サービス適用予定の改善案実装の反応については、韓国で(本作は)5月13日に正式サービスを迎え、その後に日本でのローンチに関して準備してきました。ゲームポットからたくさんの提案をもらい、現在は韓国のゲーム内に実装されています。「英雄変化」について既存のシステムのカードシステムをリニューアルし、ユーザー様に非常に好評となっています。
冬期シーズンイベント内容とコンテンツに対しては、たくさんのコンテンツを用意しています。特に「大規模戦闘」も実は準備しております。またフィールドなども冬の時期を意識したデザインを企画しています。
アップデートの方針・コンセプト
アップデート内容やコンセプトに関しては、現在LV1~40くらいまでのコンテンツが集中しており、「気付いたらレベルが上がっていた」という評価を頂いています。LV40以降はプレイヤーで協力するコンテンツや、コミュニティーをより楽しめる企画を考えています。
また、横スクロールという本作のゲーム特性上、MMORPGの演出方法より、楽しさを操作性から得てほしいと思っています。また、英雄の実装については、何体かをセットにして実装します。登場する英雄は、世界的に有名な「三国志」や東洋の英雄を先行、その後西洋の英雄も実装する予定です。
キャラクターに関して
変身に関しては、「フィールドモンスター」と「英雄」に変身する2つのパターンがあり、モンスターに変身すると、モンスターの基本的な能力にそのまま変身し、英雄に変身すると、自分のパラメータにさらに英雄のポイントを上乗せする形で能力の補正が行われる。また全ての変身は「妖怪百科」につながっているので、収集する楽しみも味わえます。
プロデューサーキャラクター実装に関して
韓国では、開発会社内でスタッフがキャラクターを作って実際にユーザー様と遊び、さまざまな意見を聞いています。また、社内のグラフィックデザイナーが開発の人間をキャラクター化しゲーム内に実装したところ、かなりユーザー様に好評で、それを生かしてイベントやキャンペーンで使っております。「ウィローズ」では、KEMIがNPCとして街に存在しています。もちろんNPCなので会話はできませんが、よりユーザー様と近くで接したいと思っています。
日本独自のキャラクター声優
今後、日本の英雄をメインで実装していきますので、声優も起用していきます。ゲーム内での掛け声や、変身の際のセリフや名言も再現して盛り上げていきたいと思っています。
ゲーム内のグラフィックについて
ゲーム内全体の世界観としては、「パステル風+水墨画」という独特なテイストのデザインで、既存のゲームと差別化を図ろうと思っています。韓国のユーザーにはとても好評ですね。
サービス・セキュリティー方針
韓国版では「ゲームガード」のセキュリティツールを使用しています。オートマウスやチート対策については、現在本作では確認されていません。また不測の事態に対しても速やかに対処できるように準備しています。
全体的なコンテンツコンセプト
「素早いアクションと展開」をモットーに、横スクロールアクションに重要なファクターは可能な限り追求しつつ、さまざま遊び方ができるようなシステムやPvPも導入していきたいと思います。
運営「ゲームポット」
運営プラン
運営コンセプトとしては「あまり隠さず運営したい」という気持ちです。公式ブログやツイッターなども準備しています。アップデート前にユーザー様に「このような不具合があるのでどのような修正をしたらよいか」のような質問を投げかけたりしたいですね。韓国の文化では、ユーザー様がβテストなどで体験したことを討論することが多く、それがコアユーザーに繋がり、ゲームがどんどん良くなっていきます。開発・運営の意図をしっかりとユーザー様に伝えることをモットーにしたいと思っています。
ローカライズポイント
こちらは「英雄」について注力したいと思っています。モバイルやウェブなどさまざまなプラットホームで展開したいと思っています。タイトルに関しては、なぜ日本での展開でタイトル名が「ウィローズ」に決定したのかを話しますと、やはりゲーム内で「英雄=ヒーロー」が中心となっている内容だったので「Were Heros=我々が英雄だ」という意味をこめて「ウィローズ」となりました。
また、デザインで使用している「水墨画」や「筆や墨」に関しては、昔から日本ではなじみがあると思いますが、それを20代のプレイヤーにどのようにアプローチするかを考え、カッコよく見せようとなり、書道家の先生を起用しました。
CBT実施内容、企画意図
1stテスト(CBT)については、ゲーム内において「サーバーが重要」と考え、内容の評価よりもまずサーバーの安定した運用への検証を重視しました。まずサーバーを1つだけオープンし、負荷を集中させて検証やテストを行い、最終的なテストや正式サービスに備えようと思っています。
ティザーサイトについて
先日公開されたティザーサイトなんですが、今までにはないデザインを実現できたと自負しています。遊べるサイトとして公開されているのでぜひまずは見てください!
(c)2009 NNG Lab Co., Ltd. All Rights Reserved.2010 Licensed By CJ Internet,Corp.Published By Gamepot, Inc.