「エヌ・シー・ジャパンが行く2011SP NCJapan 10th ANNIVERSARY感謝祭」イベント終了後、「タワー オブ アイオン 2011感謝祭」の司会を務めたMCタナベこと田邊裕貴氏と、MCアオキこと青木淳氏にお話をうかがうことができたので、その内容をお届けしよう。
インタビュー
――まずはイベントを振り返ってみて感想をお聞かせ下さい。
MCタナベ:今日MMO業界にちっちゃな革命が起きたというか、他社さんではなかなかできないことをやってのけたのではないか!これが「スタイリッシュ」の新しい形かなと(笑)。まあ、ライブをやった一番の目的は、曲とかのコンテンツを使って「タワー オブ アイオン」(以下「アイオン」)というゲームに付加価値を付けていって、それでファンもエヌ・シー・ジャパンも楽しむことができればと思ったわけです。反応は悪くなかった感じなので、歌の部分は成功だったのかなと思います。ライブやって良かったんじゃないかなと、ハイ。
MCアオキ:サイリウムとか振っている人いたもんね。アイドルかって(笑)
――女性ユーザーが多いせいか、黄色い声援とか飛んでましたもんね。
MCタナベ:マジすか!?まあ、最近ではメガネと鼻で分かってくれていますからね。会場でもうれしいことに呼び捨てですから(笑)。「MCタナベ、ばいばい~」って。「何だろ、これオフ会?」って。でも、一応始めにコンセプトとして「オフ会っぽいのができたら」っていう話があったんですよ。そういう意味では達成できているところはあるのかなという気はしなくはないです。全体を通していうと、反省部分はモニターとかかな?
MCアオキ:ニコニコ生放送(以下「ニコ生」)の人と会場の人と同時という部分でいろいろ難しかったですね。
MCタナベ:あと2画面だよね。初めてだったので足りないところがあって、もうちょっと面白く見せられたら良かったんだんけど。オペレーションの部分でもちょっと詰め切れてない部分があったかなと。担当がちょっといろいろ変わったりしたんで、もっとノウハウを詰めていって。今回も悪くはなかったけど、盛り上がりの部分では、もっといけたんじゃないかなと思っているんですよ。
――「ハイパースティクロエデイション」は、けっこうあっという間に決着が付きました。
MCアオキ:そうですね、こっちもオペとなかなか連携がとれていないままで…。カメラで酔ってしまう問題なんかも出て。
MCタナベ:いつもはお客さまの使っているキャラクターの画面なんですよね。今回はカメラ用のPCを用意したんですけど、次回は必要ないんじゃないかなって、さっきも話していたんですよ。
MCアオキ:お客さんの直の視点のほうがやっぱり臨場感がありますし、実際にどう動いているか分かりやすいので。
MCタナベ:ユーザーさんが普段見ている画面が一番親近感も沸くでしょうしね。だから、休憩中に変えたんですよ、後半の「亀裂復活祭」は会場の方のキャラクター画面メインでいきましょうって。それで戦況をよく追っかけていけるようになって、盛り上がりもしたんだけど、前半はちょっともったいなかったかなと。あと、ニコ生のコメントをもっとうまく拾えれば良かったんですけど。
MCアオキ:逆にニコ生のほうに集中しちゃったりして。いつもなら会場を適度にイジるといいますか、頻繁に(話を)振ったりするんですけど、今回はなかなかちょっと…どっちかに集中的になっちゃって、同時に扱うっていうのは難しかったですね。
MCタナベ:そもそもニコ生の画面って会場のスクリーンには映っていたり映っていなかったりするじゃないですか。映っていないときにコメントをイジっちゃうと、会場の人が置いてけぼりになっちゃうんですよね。あくまでメインは会場なんで。で、画面が切り替わったときに「どっち?」ってなっちゃったりして。やっぱり2画面あるとすっげえ難しいなと。
――今後の反省材料といった感じですね。では、今回新しくできたという部分はどこでしょうか?
MCタナベ:インゲームとの連動ですね。例えば、天魔の勝敗に応じてゲーム内の種族に「オフラインイベントで魔族が勝ちました」っていうお知らせが飛んでいって、ログインしている人が「へー、そうなんだ」みたいな。かなりインゲームとオフラインイベントを完全にシンクロさせたものを作ったんで。最後にやった「亀裂復活祭」も、今までにない内部サーバーに直接乗り込んでいって、ユーザーをブチのめしながら進むという…(笑)。
――あそこは盛り上がってましたよね。
MCタナベ:ニコ生のコメントのほうでも「オレもやりてー」ってみんな言っていたんで、インゲームと合わせるっていうのは、今後も考えていきたいですね。「スティクロ」のほうは明らかに「これやりたかったんだよ」という意見が多かったので、こちちらは定番にして。もうちょっと調整しないといけないけど、今回みたいなオフラインでしかない特別なダンジョンで何かするっていうのをもっと進めていければと思いますね。
――新規アップデート発表の手応えはどうでしたか?
MCタナベ:ハウジングに対する興味がすごい高かったですね。一番コメントが付いていたし、会場のみんなも「おーっ」ってなっていたし!ただ、自分たちもまだ触われていないんですよ、3.0っていうものを。だから、ちょっと見切り発車みたいになっちゃったんですけど、それでも日本独自のチューニングっていうのを、今回発表できたんで。例えばPvPの種族保護っていうのがあって、撤廃して欲しいっていう意見がずっとあったんですよね。それでこの前、韓国の開発が来たときにいろいろ話をさせてもらったら、チューニングできるよとなったんで。もちろん、「それは困る!」っていう人もけっこういるでしょうから、その人たちには今度Episode3.0で導入予定のルーキーサーバー(仮名)っていうところが、PvPできない仕様なんで、そっちで楽しんでもらって。ちょっとユーザーが分割されちゃうんですけど、PvPが好きな人と嫌いな人って絶対いるんで、だったらもう分けてもいいのかなと。
――そのほかの日本向けのチューニングで、「これは」というものは
MCタナベ:ちっちゃい話なんですけど、「むぶろぐ」っていう外部サイトがあるじゃないですか。そこで名前のリライティングにすごい面白いのがあったんですよ!それが「しなやかマン0号機」ってヤツだったんですよね(笑)。みんな何それって。
MCアオキ:記事見た瞬間に、これ「しなやかマン」のままでいけばいいんじゃねみたいな。
MCタナベ:コメントでも「なんて秀逸な名前なんだ」「この名前になったら、今までのことはみんな許す」みたいなことになっていたんですよ。それで、上司に言ってみたら「好きにすれば」っていうことだったんで、じゃあ好きにしちゃおうと(笑)。
――発表で言っていたとおり、あれでホントに決定なんですね。
MCタナベ:もうあれで決定です。本当はですね、ストーン何とかライダーみたいな、何でもないフツーの名前だったんですよ。それを「しなやかマン」と誤訳…完全に誤訳ですよね。何が「しなやか」で、何が「0号機」なんだか訳が分からないんですが。とにかく、日本では今後もこういった独自の何か面白いことをやっていけたらなあと考えています。ヘンな話ですけど、正統なサービスっていっぱいあるじゃないですか。それだけじゃなくて異端というか、今までと違うサービスができないのかなと考えていたんで、ユーザーさんが受け入れてくれればうれしいですけれど。でもまあ、そんな名前ひとつで「アイオン」自体が大きく変わってしまうわけではないので、そこはネタとして盛り上がればいいのではないかなと!あとはまあ、まだ言えないんですけど、日本用にチューニングしている部分はほかにもいろいろあるんで、期待してもらいたいですね。
――今日着ている108(ヒャッハー)のポロシャツなんかも実装したりとか?
MCタナベ:これ、生放送では後ろに柄をつけたほうがいいと言われていたんですよね。「アイオン」のちっちゃい羽とかつけたらいいじゃんって。ゲーム内に実装したら「絶対買う、絶対買う」ってなって、じゃあマジで売っちゃおうかみたいな話もあるんですけど、韓国の開発の人がこれを見たときに「何ですか、それは?」って言われてしまうんで開発は難しいかも…(笑)。
MCアオキ:それをうまく説明するところからしなきゃならない。
MCタナベ:まあ、これは本当に自腹で、ノリだけで作ったものなんで、実装できたらそれはそれで面白いと思います!
――そうなったらゲーム内でもライブができますね。
MCアオキ:歌を流せるように「セピア」も入れ込んでもらって、ハウジングのタナベハウスに私設のライブハウスを作って。
MCタナベ:豪邸仕様の一番高いヤツを一軒いただいて、お客さん呼んでみようかって?
――でも、ユーザーさんからそういう意見というか、要望が多ければ。
MCタナベ:開発企画はかなり敷居も高いので厳しいのが現実です。今までだったら難しいところがあったんですけど、そういう意見が通る環境はできてきているんで、アクティブにいきたいと。何でもまず言ってみなければ分からないですから、意見を出していこうと思っています。
――ちなみに、今暖めている企画とかアイディアとかありますか?
MCタナベ:この前、生放送でも言ったんですけど、今、曲を作っているじゃないですか。今回は歌詞を自分が2曲作って、メロディも自分が作っていて、オケの部分はメンバーに作ってもらったりしたんですけど、今度は歌詞の部分をユーザーさんも入れて作ってみたいですね。で、「歌ってみた」とかの動画を作る人が出てきたり、絵師さんが出てきたりして、「アイオン」自体が広まって楽しくなっていくワケですから、そういう方向に持っていければ面白いのかなと思います。ただ、けっこうタスクがかかるんですよ、これが(笑)。家に夜中の1時に帰って、3時まで練習して、朝起きて会社行ってって。地獄だなあと。最近生(放送)しても、お客さんが「MCタナベ、働きすぎだろう」って。
MCアオキ:「大丈夫か」「寝ろ」とかね。
MCタナベ:「眠いの?」「眠くねえよ、目が細いだけだ」ってなるんですけど(笑)。まあまあ、それでもね、今日みたいにフレンドリーにみんなが接してくれたりすればすごくうれしいですからね。MCアオキもいますし、みんなでうまくやっていきたいなと。あとイベントを作っているコンテンツプランナーのリーダーの石田さんという方がいるんですけど、面白い企画を目指してくれるんで、うまく連携を取っていけば、どんどん面白いものができていくんじゃないかなと。今回のアトラクションのスキルを見つけているのは、実はその石田さんなんですよ。
MCアオキ:本当はもっと凶悪なスキルを入れていたんですけど、これはさすがにヤバいだろうとなって(笑)。それでちょっと調整しながら。
MCタナベ:インゲームのほうでまた、そういうイベントができるのであれば、いろいろ考えていきたいんですけどね。ただ、ニコ生をやっているといっても、ユーザーの何割が見ているかと言ったら、半分見てないくらいなんで。そうなってくると、生っていうのはそんなに押していいのかなとも思います。(ニコ生を)見ない人にも動画コンテンツとかを出さなきゃいけないと思うので、それもまた別途考えていきたいですよね。みんなが生放送好きなワケじゃないんで。
――そもそも、どうして動画を始めようと思ったんですか?
MCタナベ:最初は休眠ユーザーを呼び戻したいと思って始めたんです。で、動画コンテンツをやってみて、こんなに盛り上がるんだとなって、じゃあ何かできないかと。それで、放送風の動画を出したんですよね。そうしたら、それもボチボチ盛り上がっていたんで、じゃあ生放送したらいいんじゃないのって。それで曲流してみて、「ライブやれよ!」「歌ってねえだろ!」とか言われて、「ゼッテー、やってやるよ!」「歌ってっかんな!」てなって。
――ついにはライブをやるまでに(笑)
MCタナベ:まあ、結局今日作ったコンテンツのほとんどは、ユーザーさんと話した上でできているものに近いんで。そういうのがいいのかなと思いますね。決してお客様第一とかじゃなくて。基本的にMMORPGでのお客様との話の内容ってややこしい話が大半だと思うんですよ。「このアップデートはどうよ」とか「この部分のバランスが」とか。「アイオン」ももちろんそうでしたし、今日もちょっとは言われましたけど、でも、それ以上に楽しいことがあれば、それでも楽しんでもらえないかなと。だから、楽しいことをいっぱい肉付けしていきたいなと思いますね。
――ユーザーさんとコラボしている感じですね
MCタナベ:そうですね。最近はユーザーさんに言われればやるから、代わりにユーザーさんも何かやってよという、持ちつ持たれつみたいな感じといいますか、一方的な配信になっていないのがいいのかなと。今日も金正日総書記の国葬には勝てませんでしたが、そのほかの放送の中では来場者が多分1番だったんで、それなりに認知度を上げる効果もあるだろうし。ドワンゴさんもすごくよくしてくれますから、どんどん一緒に盛り上げていきましょうと。
――ユーザーさんとはどんなお話ができましたか? イベントが始まる前に写真とか撮っていましたけど。
MCタナベ:生主さんの話になっちゃうんですけど、自分が生放送でラクガキみたいなくっだらない絵を描いたんですよ。「ヒャハ子」って名前まで決まって、ムダに人気があったんですけど、それを見て「オレが描き直してやる」って言って、「アイオン」の生放送をしながら描いてくれた人がいるんです。名古屋の人なんですけど、その人が今日わざわざ来てくれていて、たまたま扉を開けたら「○○○○だよ」って。で、「マジで来てくれたんだありがとう」って言って話をしていたら、周りが「MCタナベだ、MCタナベだ」ってなって捕まってしまったんですよ。
――だいぶ認知度が上がった感じですね。
MCアオキ:さっきも言っていましけど、普通に通るたびに呼び捨てにされて。
MCタナベ:「MCタナベ、飲みに行こうぜ」「電話番号教えろ」「同じルミエルじゃん」みたいな感じですから(笑)。
――生放送で「コノヤロー」「バッキャロー」とか、ざっくばらんに話されてますから親しみがあるんでしょうね。
MCタナベ:MC始めたときからそれが売りだったんで。多少ディスって、ダメだったらすぐに謝る。ただ、行きすぎるというか、越えちゃいけない線はありますから。そこのバランスがうまく取れてるっぽいからいいのかなという気がしますね。アホなことばかり言っていますが、そのあたりは一応考えて発言しています。あくまで「一応」ですけどね(笑)。余談になりますが、角川さんのマンガの取材があったときに、見ていた方から「いや~、あのギリギリのライン、よくいけますね~」って言われたことがあったんですよ。そうか、ハタから見てもやっぱりギリギリなのかと(汗)。
――逆にやっちゃったっていうことはありました?
MCタナベ:ありますよ。でも、やっちゃっても、たいてい許してもらっています(笑)。
MCアオキ:かなりやっちゃっているんですよ、本当は。
――本当にいいコンビですよね。今後もおふたりでタッグを組んでやっていこうと?
MCアオキ:そうですね。ローンチのときからずっとやっていますんで、多分今後もこのままいくんじゃないかなあと
MCタナベ:本当は外部の人を入れたりするっていう話もあったんですけど、なぜか「アイオン」だけそれが無くなってしまって…。
MCアオキ:外部の人を絡めずらいみたいになっちゃっているんですよね。
MCタナベ:だから自分ら、今日あれだけやって休憩たったの5分ですよ!まあでも頑張っていきますよ。機会があれば、またライブもできるかもしれないですし。
――では、今後イベントなどで絡んでみたい人は?
MCタナベ:やっぱりユーザーさんかなあ。
MCアオキ:ああ、それは確かに面白いかもしれない。
MCタナベ:今日もいろんな方が気軽に話しかけてくれてうれしかったですね!その中で「今度オレらイベントを企画してゲーム内でやるんで来い!」って言うから、「見に行くー!」って答えたら、「イヤ違う、生放送のほうに来てほしいんだ」みたいになって、AIONを中心に新しいつながり方ができていく感じがしましたね!自分としては、ユーザーさんが自由にイベントをやってくれるようになるのが理想だと思っているんですよ。お客さんのイベントをこちらがサポートして、お客さんみんなに楽しんでもらってっていうことがいっぱいできるようになれば、ゲームが勝手に面白くなっていくわけですから、それはすごいことだろうなと。
――リアルの部分でもユーザーさんたちとつながっていくような感じでしょうか。
MCタナベ:そうですね。お客さんがどんどん「アイオン」を広めてくれるような、広めやすいような環境に持っていく。その中で、自分らもオフでもオンでも会いに行きますっていう形になっていくのかなと思いますけれど、それは自分たちのレベルでは決められない(汗)。ただ、そういう風に会社の方向が向いていくのであれば、どんどん露出していくつもりであります、ハイ。
――それでは、最後に来年に向けての意気込みをお聞かせ下さい。
MCアオキ:MCタナベがどんどん表に出てガツガツといくタイプで、ボク自身は出なくてもいいという感じなんで、まあ基本的には(MCタナベを)サポートする感じで。どちらかというとボクのほうが、よくゲームをプレイしていますし…。
MCタナベ:オレより? それは忙しさの違いか?
MCアオキ:まあまあまあまあ(笑)。とにかく知識とかの部分でも、いろいろサポートしていきたいなと。
MCタナベ:ゲーム知識というかコンテンツのことなんかがMCアオキで、自分はPvPとか実況っていうスタンスで。
MCアオキ:まあ、そんな感じで。今後もずっとふたりでやっていくとは思うんで、バランス良くやっていきたいなとは思います。
MCタナベ:俺はユーザーさんともっと友達になりたいんで、友達増やす感じで、フレンドリーに、もう運営とか関係なく。もちろん、運営としてやるべきことは、ちゃんとやりますよ。BOTの報告なんかもしますし。実は生放送中にも、ユーザーさんから「あれ、BOTじゃねー?」とか言われたのを生放送で通報しているんですよ。俺は直接調査する権限はないので。そんな感じに運営だからやっちゃいけない、お客さまだから言っちゃいけないとかいう壁をどんどん取っ払っていって、友達みたいにケンカしながら、いいものにしていくというか。「こうじゃねえの?」「そうはできないんだよね」、「じゃあ、こうは?」「それ、いいじゃん!」っていう感じで。お客さまとディスカッションできるくらいのコミュニケーションを取れるようになる、というのを目標に進んでいきたいと思います。
――ぜひ、ウチも生放送に呼んでいただけら。
MCタナベ:マジですか?
MCアオキ:対抗お絵描きバトルとか?
――ぜんぜん大丈夫ですよ。まあヒドイものが出きると思いますけど(笑)
MCタナベ:機会があれば、ぜひ絡ませて下さい。これはいい話を聞かせてもらいました!でも、お客さまだけじゃなく、メディアとも絡めていけたらというか、一緒に盛り上げていけたらうれしいので、そのときはよろしくお願いいたします!!
――こちらこそよろしくお願いします。本日はありがとうございました。
(C) NCSOFT Corporation. Licensed to NC Japan K.K. All Rights Reserved.