OnNetがサービスすることを発表したファンタジーオンライントレーディングカードゲーム「カルテ」。2月29日よりCBT募集が開始された本作をいち早くプレイする機会が得られたので、そのレポートをお届けする。
「CARTE(カルテ)」は多種多様なカードを組み合わせた戦術で戦うPC向けオンライントレーディングカードゲーム。プレイヤーは混沌の世界「アルカディア」の唯一神になるべく、ヒーロー、クリーチャー、マジック、トラップといった効果の異なる各種カードを駆使して、ライバルとなる世界中のプレイヤーたちと戦っていく。
今回は、CBT時のクライアントでプレイさせていただいたので、そこでの内容を中心に紹介していこう。
まずは親切なチュートリアルでゲーム内容を確認!
まず最初にチュートリアルといきたいところだが、その前にカードゲームという比較的とっつきにくいジャンルであることを考慮した、コミック調での内容紹介が行われる。まずはこちらを見て大まかな内容を確認してはいかがだろうか。
そして、いよいよ実際のゲームに合わせたチュートリアルがスタート。「カルテ」では、ヒーローカード1枚、タロット4枚、一般カード60枚でデッキを構成して対戦する。ヒーローカードはプレイヤーの代わりとなるカードで、いずれも強力なスキルを有しており、クリーチャーの攻撃や各種スキルを駆使して、相手ヒーローのHPを0にすること、および相手デッキ内のカードをなくすことが勝利条件だ。
一定条件で発動するトラップや強力なマジックやタロット、さらにヒーローやクリーチャーたちが持つスキルなど、多彩な行動手段が用意されており、ただやみくもに攻撃するだけでは勝利には結びつかない。自軍のカード特性、また相手カードの特性を見極めた上で戦うことが勝利へのカギだ。
大まかな流れとしては、自分と相手の持ち時間がターンごとにそれぞれ用意されており、その時間内で攻撃、防御、トラップの設置などの判断をすることとなる。
まずは、最大9枚まで所持できる手元の手札「ハンド」の中から1ターンに一回、マナゾーンおよびシャードゾーンにカードを配置する。マナゾーンにハンドの中から1枚カードを置くと、そのターンからマナとして使用可能で、一方、シャードゾーンにシャードカードを設置すると、次ターン以降でマナとして追加される。
アタックゾーンおよびディフェンスゾーンにクリーチャーを配置するためにはコストとしてマナが必要となるため、状況に応じた選択でマナを増やしていこう。
クリーチャーカードにはそれぞれAP(攻撃力)とHP(耐久力)が設定されている。それをアタックゾーンに置けば攻撃が可能となるし、ディフェンスゾーンに置けばヒーロカードをはじめとした自陣のカードを防御できる。その数値が大きいほど有利なのは言うまでもないが、ここで重要になるのがヒーローやクリーチャーのスキルおよびタロット、アイテム、トラップの各カードだ。
クリーチャー(およびヒーロー)のスキルには特定の条件を満たした際に自動発動する「パッシブスキル」と一定のマナを消費して利用できる「アクティブスキル」の2種類がある。それらを利用することでほかのクリーチャーを強化できるので、AP、HPの数値がたとえ低くても局面に応じて優位に立つことができる。
そして、タロットカードはほかのカードと連動してさまざまな効果を発揮、アイテムカードはヒーローを強化、トラップカードは設置しておけば発動条件を満たした際に自動発動するなど、それぞれ状況を有利にする要素が用意されている。
5勢力のカードで自分にあったプレイスタイルを見つけよう!
使用するカードは、一部を除き、下記の5つのユニオン(勢力)のいずれかに属している。
- エスファイア(赤):鍛えられた装備と肉体を武器に戦う鉄の帝国
- カイデロン(黒):戦場を血に染める狂気に満ちた闇の帝国
- シエリオン(緑):戦魂と共に戦う森の精霊たちによる自由連邦
- シェイク(白):法と秩序の番人とも呼ばれる神聖帝国
- アルケン(青):豊富な知識と強力な魔力を持つ魔道連合
例えば、エスファイアは高いAPとHPを誇るカードが中心となっており、シエリオンは各クリーチャーの能力は低いものの、精霊を配置することで大幅な能力の強化が可能となり、長期的な対戦に向いた防御型のデッキといえそうだ。
なお、デッキは必ず上記のどれかの陣営で揃えなければいけないが、相互に機能するカードが多いことから同陣営のバランスを意識して選ぶためには、かなり綿密なデッキ構築が必要となる。
今回のテストプレイでは、わずかな時間のみのプレイとなったため、カードの内容を覚えることで必死になり、あまり活用できなかったが、AI(コンピュータ)と戦うことのできる「シングルモード」で対戦を重ねて、効率のよい戦い方を模索していき、他のプレイヤーと対戦するのがよいだろう。
デュエル、レイド、トーナメントと遊びの幅はさまざま!
本作では、先述したシングルモードのほか、世界中のプレイヤーたちと1対1で戦う「デュエルモード」、仲間と協力して強力なボスを倒す「レイドモード」、2時間ごとに開催される「トーナメント」といったゲームモードが用意されている。
レイドモードでは、ボスに対して最大3人で立ち向かうことができるが、かなり強力なボスであるため、序盤で勝つことはほぼ不可能。CBT時で勝てるかはわからないが、シングルモード、デュエルモードで対戦しながらデッキを強化して挑むのがいいだろう。
カードはチケットで購入しよう!
「カルテ」では、対戦することで1日に一定数入手可能なLCをショップで使用することでもカードを入手できる。また、対戦を経て入手可能なLPなどの通貨でもカードは購入可能なため、対戦を重ねてカードを入手し、徐々に自陣営を強化していこう。
なお、CBT時で470種類、正式サービスで700種類を実装予定ということで豊富なカードが用意されている。こちらもぜひ実際にプレイして確かめてはいかがだろうか。
戦略こそが勝敗を決める骨太なカードゲームに
あまりカードゲームに慣れていない筆者は、終始戸惑いを感じながらのプレイとなったが、チュートリアルを経て、実際に対戦した時に感じたのは戦略で大きく戦局を変えられるその楽しさだ。
たとえ劣勢が続く状況であっても粘り続け、条件を揃えて大幅な強化を図ったり、とあるカードの効果でアタックゾーンとディフェンスゾーンのカードを入れ替えるといった一発逆転が可能な点は、対戦中の緊張感と上手く行った時の爽快感を生み出してくれる。
正式サービス時には、世界中のプレイヤーとガチンコで戦えるなど遊びの幅も大きく広がるので、まずはCBTで本作の魅力に触れてみてはいかがだろうか。
クローズドβテスター募集 OnlineGamer枠500名
2月29日から募集を開始しているクローズドβテスター募集について、OnlineGamer枠として500名の当選枠を頂いた。下記のリンクから応募して欲しい。
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