息詰まる熱戦が展開された「AVAれ祭り2012 プリズムホール-春の陣-」が開催!上半期アップデート情報も公開!

ゲームオンは3月24日、東京ドームシティ内プリズムホールにて人気オンラインFPS「Alliance of Valiant Arms」の大型オフラインイベント「AVAれ祭り2012 プリズムホール-春の陣-」を開催した。

今回のイベントでは、2012年2月から3月にかけて行われたオンライン公式大会「AVARST Season1」の爆破・護衛トーナメントを勝ち抜いた3クランが出場。それぞれの部門の優勝を賭けて激戦を繰り広げた。さらに、観客が参加してのエキシビションマッチや応援席の声援の大きさを競う応援大声声援合戦、豪華賞品やゲーム内アイテムなどがもらえる大抽選会も開催され、会場は大いに盛り上がった。

座席チケットは発売開始からわずか10分で完売。入場者は無料の立見席も含めて1404名を数えた。
Ustreamの実況配信の目標となる26000UVをはるかに越える、38369UVを達成するなど大盛況となった。
今回もゲームオンAVA運営チーム プロデューサーの井上洋一郎氏(左)と
FPS実況解説者のmejikaさんが試合の実況をつとめた。
エキシビションマッチには小学校1年生の男の子も参加。
大会とはひと味違うほのぼのとした試合で楽しませてくれた。

2012年度上半期アップデート情報のPVも上映された。まず、4月25日に「ASLAN(爆破)」、5月9日に「BLACK HAWK(護衛)」、5月23日に「E-SPACE(脱出)」という3つの新マップが新たに追加される予定。さらに、「システムエボリューション」と銘打たれた、さまざまなシステム調整も行われるとのことだ。

大接戦となった護衛トーナメント決勝戦

ここからは、トーナメント決勝戦の模様を紹介していこう。どちらのトーナメントでも実力派揃いとして知られる「DeToNator(デトネイター)」が決勝進出を果たしており、護衛トーナメントでは「Galactic(ギャラクティック)」。爆破トーナメントでは「Kopernix(コペルニクス)」が、この強豪クランにそれぞれ挑戦する形となった。

最初に行われたのは護衛トーナメント。これは進攻する戦車を護衛する攻撃側と、戦車の進攻を妨害する防御側に分かれて戦うモードで、攻撃側は制限時間内に戦車を目標地点まで進攻させることが。防御側は戦車の目標ポイントへの到達阻止が目的となる。

1戦目では攻撃側の「DeToNator」が立ち上がりの攻撃で「Galactic」を圧倒。一気に戦車を進攻させることに成功する。体勢を立て直し、どうにか戦車の足を止めた「Galactic」だったが、この出だしのつまずきがたたり、残り11分で早くも第1防衛ラインを突破されてしまう。さらに、「DeToNator」のリーダー「Darkよっぴー」選手が、果敢な切り込みで何度も3人抜きや4人抜きを決めるなど前線で暴れ回り、「Galactic」にまったくペースを握らせない。結局、順調に戦車を進攻させていった「DeToNator」が、約4分30秒を残して第3防衛ラインを突破することに成功。圧倒的なアドバンテージを握った。

攻守を入れ替えての第2戦は、制限時間15分から1戦目の結果を引いた残り10分30秒からスタート。「DeToNator」の守りが固いこともあって、一方的な勝負になるかと思われたが、ここから「Galactic」が驚異的な粘りを見せる。なんと決死の攻撃で序盤の不利をくつがえし、わずか3分30秒で第1防衛ラインを突破したのだ。さらに、戦車が損傷を受けても誰かが素早く修理する見事なチームワークでを見せ、残り4分30秒で第2防衛ラインを突破。第3防衛ライン目前まで迫り、勝負あったかと思われた。

しかし、残り30秒になったところで「DeToNator」が戦車を損傷させ、土壇場で敵の進攻をストップさせる。何とか修理しようとする「Galactic」だったが、「DeToNator」は冷静な守備で戦車に近寄らせず、そのままタイムアップ。大接戦となったが、ギリギリで守り切った「DeToNator」が、2連勝で優勝となった。

準優勝に終わった「Galactic」の面々。勝利目前まで迫っただけにメンバーは悔しさをにじませた。
優勝した「DeToNator」のメンバー。「熱い試合をありがとうございました」と「Galactic」の健闘をたたえた。

実力派の強豪と連携が売りの新興クランが激突!

「護衛」に続いての優勝を狙う「DeToNator」と「Kopernix」による爆破トーナメント決勝戦は、イベントの後半に行われた。こちらは目標ポイントまで爆弾を運ぶ攻撃側と、爆弾による爆破を阻止する守備側に分かれて戦うというもので、目標地点を爆破するか相手を全滅させれば攻撃側、敵をすべて倒し爆破を阻止すれば防御側の勝利となる。また、今回の決勝戦は13ラウンド制で、7ラウンドを先取すると1セット獲得。先に2セットを取ったほうが勝利というルールで行われた。

1試合目のマップは「INDIA」。1、2ラウンドでは守備側の「Kopernix」 が、攻撃側の「DeToNator」のスナイパー「Ak~ayS」選手を真っ先に倒すなど、スナイパー対決を制することに成功。3ラウンドを先取して勢いに乗った。特に目立ったのが「Kopernix」のチームワークで、攻撃側に回った8ラウンド目では残り時間40秒を切ったところでラッシュをかけて一気に制圧。続く9ラウンド目でも5人全員で攻め込んで右側を制圧し、数的優位を保ったまま殲滅するなど見事な連携を見せ、1試合目を7-5で奪取した。

マップ「CANNON」で行われた2試合目は「DeToNator」が本領を発揮。「Ak~ayS」選手が次々にスナイプを決めて4ラウンドを連取するなど優位に試合を展開する。さらに、リーダーの「Darkよっぴー」選手がスコア13、デス4という素晴らしい活躍を見せ、7-2の大差で「Kopernix」を圧倒。決着は第3試合に持ち越されることとなった。3試合目のマップは「AIRPLANE」。守りやすいことで知られるステージだが、1ラウンド目は先攻の「DeToNator」が圧勝し、このまま勢いに乗るかに見えた。

ところが、ここで「Kopernix」の「鈴木みそ」選手が驚異的な活躍を見せる。2ラウンド目で相手の背後を取っての3人抜きを決めて勝敗をタイに戻すと、続く3ラウンドでも2オン2の状況から2人を撃破して勝利に貢献。さらに、4ラウンドでも味方とうまく連携して2人抜きを決めて見せた。この「鈴木みそ」選手の活躍で試合の流れを引き寄せた「Kopernix」は、的確なメンバーの配置と1試合目でも見せた見事な連携で一気に5ラウンドを連取。トータル5-1と圧倒的優位に立った。

攻守が交代した後半戦。「DeToNator」がうまく守って1本を返したものの、「鈴木みそ」選手のファーストキルを皮切りにした一気の攻勢で8ラウンド目を取った「Kopernix」が、ついに6-2で優勝にリーチをかける。そして迎えた10ラウンド目。「Kopernix」が数的優位を作って一気に攻撃を仕掛けるきれいなアタックを決め、3対1の状況に持ち込むことに成功する。ひとりとなった「Darkよっぴー」選手も粘ってひとりを倒すものの反撃はここまで。見事、強豪「DeToNator」を撃破した「Kopernix」が、爆破トーナメントの優勝を勝ち取った。

準優勝に終わった「DeToNator」だったが、強豪にふさわしい戦いぶりを見せてくれた。
見事なチームワークを見せた「Kopernix」。下馬評をひっくり返し、栄冠を手にした。

大会の終了後には表彰式が行われ、優勝した「DeToNator」と「Kopernix」には賞金30万円とトロフィー、賞状が贈呈。準優勝クランにも賞金15万円と賞状が授与された。また、「DeToNator」の「Darkよっぴー」選手が護衛トーナメントのMVPに。「Kopernix」の「鈴木みそ」選手が爆破トーナメントのMVPに選出され、それぞれ賞状と記念の賞品が贈られた。

さらに、2012年5月27日に東京ビッグサイトにて、「AVA」の国際エキシビジョンが開催されることも合わせて発表された。参加国は日本、韓国、台湾の3カ国で、各国の予選を勝ち抜いたクランが「爆破」と「護衛」で戦うとのことだ。最後にイベント前日に誕生日を迎えた井上氏に、観客全員から「お誕生日おめでとう」のサプライズメッセージが贈られ、熱狂に包まれたままイベントは幕を閉じた。

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