疾風西遊記、4月12日よりオープンβサービス開始!誰も見たことのない「西遊記」の世界が体験できる本作のプレイレポート&開発者インタビューをお届け

スペシャル

ネトモが4月12日よりオープンβテストを開始する「疾風西遊記」。今回編集部では、「西遊記」の世界観をベースにした本作の魅力をプレイレポートで紹介。また、開発者のインタビューも実施したので、そちらも併せて紹介しよう。

「疾風西遊記」とは

「疾風西遊記」は、唐の高僧・三蔵法師が、聖天大聖「孫悟空」、沙悟浄、猪八戒と共に、聖なる教典を取りに行く旅の道中を描いた中国の代表的な伝奇小説「西遊記」の世界観を舞台としたファンタジーMMORPGだ。

ど派手な連続スキルによる爽快な戦闘が楽しめる「クリック型リアルタイムバトル」に、多くの仲間と共に勝利を目指す大規模戦(PvP)。各種アイテムの錬金(クリエイト)や、長距離移動が楽に出来る乗り物(ペット)システムなど、数々のMMORPGを遊んでいるコアプレイヤーから、コンシューマゲームしか遊んだことがないというオンラインゲームエンドプレイヤーまで、幅広く楽しめるシステムを実装されているぞ。

また、日本でのサービスにあたり、オンラインゲームのイメージビジュアル制作実績も多い、老舗ソフトウェアハウス「工画堂スタジオ」がキャラクターデザインを担当していることも特徴だ。

ストーリー

遙かなる古(いにしえ)の時より、お互いの思想実現を目指し、骨肉の争いを繰り返してきた「神族」と「魔族」。幾度も勃発した大戦の末、「神族」と人間が協力をして邪悪なる思想をもつ「魔族」を討ち倒し各地に封印することに成功したのだ。これにより、一時の平和が世界にもたらされたはずであった。しかし、最後の大戦から1,000年が後の世………

仙族の統治する世界にも綻びが生じ、平和が打ち砕かれんとしていた。古(いにしえ)の大戦で敗れ封印されたはずの「魔族」が、復権を目指し蠢き出し、新たなる力の象徴である「混沌魔宗」「シユウ」「トウテツ」という3大魔神がこの世に生を受け台頭したのだ。この3名が散り散りになった眷属を集結し、各地に封印された仲間達を再び解き放ち、勢力拡大を図り始める。

再び混沌とした世界へと逆行してしまった世界を憂う人々は、新たなる希望を見いだそうとする。そのような時、この混乱した世界を清める為には、世界の西方の聖なる国「天竺」に存在するという「三蔵真経」が必要だという噂が世界で囁かれるようになった。

多くの人々は救いを求めて、「三蔵真経」を求めて彼の地「天竺」へと旅立ち始める。安寧を求めて…

神族と人々は、無事に「三蔵真経」を手に入れ、蠢く魔族の撃破し、世界に秩序と調和をもたらすことが出来るのであろうか。再び1,000年の安寧を脅かす驚異を討ち倒す最後の戦いの扉が開く時が来たのだ!

初心者への徹底したフォローが特徴の序盤プレイレポート

キャラクターメイキング

ゲーム開始時には、「仙族」か「妖族」どちらかの勢力を選択した後、性別や職業、使用する武器を決めることになる。職業は大きく分けて物理近距離攻撃系の「猛剣士」、物理遠距離攻撃系の「刺客」、魔法遠距離攻撃系の「星術士」の3種類、さらに各職業はそれぞれ2種類の武器を選択できるので、合計で6パターンが存在する。なお、使用武器に関してはゲーム進行中にプレイヤーの任意で変更することも可能だ。

ただし、門派、武器によってそれぞれ得意な属性攻撃(スキル攻撃)が特定されている。そのため、後々武器に属性付与の錬金をした場合、武器とスキルの組み合わせがマッチしないと、最大限の属性付与効果にはならない。つまり、装備を変える事で敵に併せた高い汎用性は獲得できるが、得手武器装備・得意スキル使用時のような高威力は発揮できず、サブ武器では属性の効果が受けられないため、メインの武器ほどの威力は得られないのだ。

「仙族」は人間をベースにしたキャラクター、「妖族」は妖怪や動物をベースにしたキャラクターになる。
能力に差はないので、プレイヤーの好みで選ぼう。
筆者が選択した「猛剣士」には両手剣と双剣の2種類が存在する。
両手剣は範囲攻撃などの強力なスキルが使用できる。双剣は素早く攻撃を繰り出せることが持ち味だ。

職業を選択したら、次は顔や髪形を選択するほか、アバターのイラストを選択することもできる。イラストの種類も豊富に用意されているので、プレイヤーの個性を出せる要素となっているぞ。

キャラクターの作成を終えると、「風雷壇」というエリアからゲームがスタートする。本作の導入部分は初心者が入りやすいよう丁寧な作りになっており、画面右に表示されるキャラクター名やモンスター名をクリックするだけで目的地へ移動してくれる。また、アイテムやスキルを使うタイミングを自由に設定できるオート戦闘も搭載しているので、戦闘中に回復し忘れて思わぬピンチを招くこともなかった。ゲーム内通貨の「小切手」も楽に貯まるので、回復アイテムが切れる心配もない。

オート戦闘では、体力がどのくらい減ったらアイテムを使うか、スキルは何秒おきに使うかを細かく設定できる。
長距離移動の際には「西遊記」でおなじみの金斗雲に乗れる。いつでも自由に使えるので、移動で疲れることもない。
霧のような金斗雲のグラフィックにも注目してほしい。

ゲーム中、時折画面中央に表示される「?」マークをクリックすれば、NPCとの話し方やクエストの受け方などを教えてくれるので、今まで一度もMMORPGをプレイしたことがないユーザーでも安心してプレイができる。その他、一定のレベルまで上げる、などの課題に挑戦する「初心者試練」も搭載。課題をクリアしたときの報酬には、大量の経験値や騎乗できる馬など便利なものが多いので、これも初心者には嬉しい機能だ。

戦闘の敷居も低く、序盤の敵はこちらから攻撃しない限り反応しないので、1体ずつ確実に倒していける。レベルも簡単に上げることが可能で、筆者は1時間ほどのプレイでレベル10まで上げることができた。

また図鑑機能が搭載されており、新たな敵を発見したり、敵を数体倒したりすると次々に図鑑が更新されていく。図鑑はすべてのモンスターを網羅しており、ドロップアイテムの情報や、そのアイテムから作れる装備品までチェックできるので、装備品のカスタマイズで迷うこともない。

クエストは、指定された敵を倒すというシンプルな内容はもちろん、馬車の護衛や、時には指定された場所に火を放つなどのユニークなクエストもある。クエストに関しても通常の戦闘と同じく、序盤の難易度は低いのでサクサク進めることができる。

また、メインクエストやデイリークエストのほかに、フィールド上で光るシンボルを見つけることで隠しクエストに挑戦することも可能。隠しクエストも通常のクエストと同じく難易度は高くなく、特定の敵を倒すなどのシンプルなものが多い。珍しいアイテムも手に入るので、見つけたら積極的に挑戦しよう。筆者も隠しクエストの探索に挑戦したが、フィールドで光るオブジェクトに惑わされてなかなか見つからなかった。気になるところは常にチェックして、根気強く探すことがポイントだ。

「西遊記」のキーキャラクター、三蔵法師を助けよう

メインクエストを進めていくと、いよいよ「西遊記」のメインキャラクターの1人「三蔵法師」を救助するクエストに挑むことになる。こちらのクエストはプレイヤーがちょうど操作に慣れてきたタイミングで登場することもあり、難易度もそれまでのクエストに比べると高めに設定されている。

序盤のフィールドと違い、敵はこちらが攻撃しなくても襲ってくるので、囲まれないように立ち回ろう。

本クエストの目的は、捕えられている三蔵法師を救い出し、目的地まで護衛すること。クエストが発生すると敵は三蔵法師を優先的に攻撃してくるので、プレイヤーが壁になりながら進んでいこう。また、三蔵法師は一人で歩いていくので、はぐれないように注意しよう。

目的地にはリーダー格の「虎族の若大王」が待ち構えている。攻撃スピードが速いうえ、こちらの攻撃はほとんど通じない強敵だが、味方のNPCも戦闘に参加してくれるので、戦闘不能にならないよう粘り強く戦えば勝機を見出せる。

装備製作から友獣の合成までできるカスタマイズ

本作の魅力の一つに、装備品の強化や、共に戦う友獣の育成及び合成などの多彩なカスタマイズ機能がある。

装備品のカスタマイズのひとつとして、等級を強化することで装備に様々な能力を追加できる。追加される能力はランダムだが、特定のアイテム「精練の符」がある限り何回でも挑戦できる。ただし、「精練の符」はクエストで入手するしかないので、使いどころには注意しよう。

装備品ウィンドウ下部の、緑色で表示されている部分が追加された能力。

宝石を装備品にはめ込むことで強化することも可能。宝石自体も、彫刻を施すことで強化できるので、カスタマイズのパターンは多岐に渡っている。装備品にはめ込める宝石の数は等級で決まっており、最大で3個まではめることが可能だ。

また、共に戦う友獣の獲得と合成も体験できた。友獣は、最初の1匹のみクエストで獲得できるが、それ以降は特定の素材を集めれば交換してもらえる「乾坤袋」というアイテムを使うことで手に入る。

2匹以上の友獣がいれば、合成により強化できる。
友獣には陰と陽の属性が存在しており、お互いが違う属性でないと合成はできないので注意しよう。
友獣は「友獣かばん」を持っており、プレイヤーの代わりにアイテムを持ってくれる。
所持できるアイテムの数は、友獣に設定されている等級で変わってくる。
今回のテストプレイでは狐の友獣を使用したが、他にもサソリや熊、蜘蛛などの友獣がいる。
それぞれ攻撃のタイプが違うので、戦闘スタイルに合った友獣を選ぼう。

未経験者から上級者まで楽しめるMMORPG

今回のテストプレイでは、導入部分が非常に丁寧に作られてあり、MMORPGをまったく経験したことがない方でもすぐに楽しめる作品になっていると感じた。PCの高いスペックを要求されることもないので、プレイの敷居は限りなく低くなっている。一方で、NPCを召喚しながら敵を倒していくタワーディフェンス風のダンジョンなど、一風変わった遊び方も用意されているので、コアなゲーマーでも楽しめる。初心者から上級者まで、幅広くお勧めできるゲームだ。

インタビュー

今回のテストプレイ終了後には、ネトモ株式会社 パブリッシング事業部 マーケティング室 マネージャーの小林直人氏と、サービス運営室 疾風西遊記プロデューサーの木村将氏にお話を伺うことができたので紹介しよう。

――日本でのサービスを決定した経緯を教えて下さい。

小林直人氏
小林直人氏

小林氏:現状のオンラインゲームは、ブラウザでサクサク遊ぶものか、クライアント型の、ボリュームのある大作かの二極化が進んでいます。その中で、クライアントのボリュームが1GB程度の本作に出会い、これならばブラウザゲームの手軽さとクライアント型のボリュームを両立できるのではないかと思い、日本でのサービスを決定しました。チュートリアルがとても親切で、これまでコンシューマゲームしか遊んでなかった方でも気軽に遊べる点も、日本でのサービスを決定した理由の一つです。

――メインのターゲットはどのあたりですか?

小林氏:20代中盤から30代後半のオンラインゲームユーザーをターゲットにしていますが、それ以外の、今までオンラインゲームを全く遊んだことがない人にも体験して欲しいですね。

――ローカライズで苦労した点はありますか?

木村氏:「西遊記」の世界観を使った作品なので、妖怪の名前を日本人が認識しやすいように変更するのは大変でした。日本人ですと、孫悟空、三蔵法師、沙悟浄、猪八戒、あとは金角・銀角あたりの知識で止まっている方が大半だと思います。本作にはそれ以外のキャラクターも多数登場するので、彼らの名前をどれだけ残してどれだけ変えるかのバランス取りには悩まされました。世界観が崩れない範囲で、ユーザーに受け入れやすくなるようにしています。

小林氏:日本で一番有名な中国の伝記となるとやはり「三國志」だと思います。一方で、「西遊記」はドラマなどで多少知っている程度の人が多いと思いますので、そんな人に対して如何に分かりやすく説明するかを考えながらローカライズしています。

――ローカライズにあたって、改めて「西遊記」の勉強をしたのですか?

木村氏:元々ある程度の知識は持っていたのですが、原作の読み直しやストーリーの再確認などの作業はしました。

――実際の「西遊記」とは違う、オリジナルの要素はありますか?

木村氏:世界観は「西遊記」を使っていますが、牛魔王などの「魔族」と、プレイヤーが属する「神族」との戦いが描かれたストーリーはオリジナルのものになっています。

――日本独自のコンテンツは用意していますか?

木村氏:現時点ではまだないのですが、今後はペットや装備の見た目の変更はやっていこうと思っています。また、日本独自になるかは分かりませんが、日本のユーザーに合ったコンテンツの提案を開発の方にしていきたいです。

――オープンβテストではクローズドβテストからどこが変わっていますか?

小林氏:オープンβテストではレベルキャップがこれまでの45から50に上がっています。また、それに伴い高レベルユーザー向けの新たなフィールドとして「浅海の水際」が解放されています。

木村氏:クローズドβテスト時にユーザーからいただいた不具合の改善や要望の実現を最優先に考えているので、レベルキャップ以外の大きな変更点は今のところ無いです。

――キャラクターデザインを工画堂スタジオに依頼した経緯について教えて下さい。

小林氏:今回「疾風西遊記」の世界を表現する上で、「武侠」の雰囲気はあまり出したくなかったんです。一方で「西遊記」の世界観だと可愛い絵も似合わないとも考えていました。そこで、日本のソフトハウスの老舗である工画堂スタジオさんなら「西遊記」の世界観を損ねることなくイラストを描き上げてくれると思い依頼しました。

――工画堂スタジオに細かく要望した点はありますか?

小林氏:特に強く要望したのは、日本の「西遊記」のイメージにあったデザインをするように頼みました。例えば、原作の三蔵法師は男性ですが、日本では女性のイメージが定着していたりと、中国と日本での「西遊記」のイメージには大きな違いがあります。工画堂スタジオさんには、日本の「西遊記」のイメージを損ねないようにしてもらいました。

――正式サービスへ向けた意気込みとユーザーへのメッセージをお願いします。

木村氏:「疾風西遊記」では、「とっつきやすいMMORPG」という地位を確立できればと思っています。これから先、様々なサービスやコンテンツを入れていきたいですが、過度な課金を必要としないバランスにしていくので、そちらの方にも期待してもらいたいです。

小林氏:PvPやGvG、PKも用意しているので、初心者から上級者まで、充分に楽しめる作品になっています。また、日本のユーザーの皆さん向けのカルチャライズも積極的に進めてく予定です。

――ありがとうございました。

疾風西遊記サービス終了

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