【yukishiroの熟れたてFPS】第3回「期待のFPSタイトル『スペシャルフォース2』体験レポート」

オンラインゲーム実況アナウンサー・yukishiroさんによる連載コラム「yukishiroの熟れたてFPS」。第3回では、5月3日～6日の期間、クローズドβテストも実施された「スペシャルフォース2」について、yukishiroさんによる体験レポートをお届けします。

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オンライン無料FPSゲームでは古参ながらも、根強い人気を誇るハンゲームの看板タイトル「スペシャルフォース」。国内大会は勿論、世界大会も盛んに行われています。昨年は、プロゲーマーが誕生した事で話題になりました。

そして、ゴールデンウィーク期間の2012年の5月3日から6日にかけて、続編となる「スペシャルフォース2」のクローズドβテストが実施されました。「スペシャルフォース」ユーザーは勿論、色々なFPSプレイヤーが気になっている事でしょう。という訳で、今回はクローズドβテストの感想を踏まえて、僕視点の気になった部分を紹介いたします。

機能に優れたインターフェース

まずゲームを起動して、僕が最初に気になるのは「武器」です。というのも、多くのオンライン無料FPSゲームは、近代の武器や部隊が多く登場する「リアル系」が定番で、中でも「M4A1」や「AK47」等の武器は、何処へ行っても見かける定番武器です。

しかし、ゲームによって性能が異なるため、「とりあえず買ってみて、使ってみたらクセがありすぎて損をした」なんて事もあります。あまり無駄にゲーム内マネーを使いたくない序盤では、慎重に武器を選びたい所です。

そこで、「スペシャルフォース2」では、購入前の状態で、販売されている武器を「比較」することが出来ます。おおよその反動制御や連射速度が分かるだけで、買う前にじっくりと品定めが出来るわけです。

勿論、定番武器以外にも、様々な武器が登場すると思いますので、新しい武器が出るたびに現在の武器と比較して性能を知ることが出来て、嬉しい機能ですね。

それ以外にも、武器ごとのKill/Deathや、命中部位の％表など、細かく自分の情報をチェックすることが出来るため、様々な目標を立ててプレイすることが可能です。

モチベーションを高める演出

綺麗なグラフィックスは勿論のこと、実際の銃から録音されたリアルな銃声が、プレイヤーを戦場に駆り立てます。更に、敵を倒した時には効果音が鳴り、ヘッドショットや連続キル、仕返し、時間を置いて敵を倒した場合などに、それぞれ違ったエフェクトが表示されるため、飽きる事無く純粋な撃ち合いを楽しむ事が出来ます。

その他にも、「キルカメラ」機能が搭載されています。自分が倒された時に、まるでサッカー、野球観戦のように、「倒されるシーン」を敵視点で見直す事が出来ます。どのような隙があって倒されたのか、原因を追究しやすいため、上達には欠かせない機能ですね。



試合に負けると、操作していた兵士が悔しそうにインターフェースを蹴る様が実に可愛らしいです。

戦い方に個性が出る「照準器を覗く」

「スペシャルフォース2」は、全ての銃器において、通常射撃の他に「照準器を覗く」ことが出来ます。画面が若干ズームし、集弾率を高めることが出来るため、中遠距離の撃ち合いに向きます。

代表的なアサルトライフルである「M4A1」では当然、サブマシンガン寄りな「P90」でも、「照準器を覗く」ことで、殆どの距離をカバーすることが可能となります。

勿論、静止状態ならば、照準器を覗かなくとも集弾率を高める事は出来ますし、走り撃ちやジャンプ撃ちを駆使しても「弾が明後日の方向にブレる」という程ではなく、十分にコントロールが可能な範囲でした。

スプリントジャンプで飛び出して照準器を覗いたり、あえて覗かずに歩きながら単発撃ちをするなど、自分に合った撃ち方を探ってみてはいかがでしょうか？

初心者から上級者まで、様々なニーズに応えるFPS

「触りやすく、奥が深い」というのが僕の感想です。「スペシャルフォース2」では銃器が総じて扱いやすい事もありますが、自由度が高いことで、今後の研究では次第に、本作ならではのテクニックが増えていくことでしょう。

元祖「スペシャルフォース」では目立っていた、独特の慣性ジャンプや滑りなどの操作テクニックが無く、ゲーム性だけで見れば、続編とは言えない程にガラっと変わった「スペシャルフォース2」ですが、「スペシャルフォース」の人気MAPである「DesertCamp」の導入や、御馴染みのスナイパーライフル「PSG-1」等、ファンには嬉しい要素も充実しています。

運営陣も、ユーザーのニーズにも素早く応え、多くのユーザーがやりやすいように、日本独自に仕様を追加するということで、「スペシャルフォース2」に対する本気度が伺えます。勿論、大会も積極的に開催するとの事でしたので、今後の正式サービス開始まで、待ち遠しいですね。