崑崙日本が、6月に日本国内向けサービスの開始を予定している、三国志の歴史を再現したストーリーが魅力のPC向けブラウザシミュレーションRPG「三国志絵巻」。ここでは、本作の先行プレイインプレッションをお届けしよう。
「三国志絵巻」は、シミュレーションゲームとRPGの魅力が詰まった大型横スクロールSRPG。美麗なグラフィックとバラエティに富んだ武将育成システムで、三国志の歴史を忠実に再現したゲームシナリオを体験できる作品だ。
「三国志絵巻」の背景について
ストーリー
今から遡ること1800年の昔、後漢時代末期の中国大陸が物語の舞台です。第12代皇帝・霊帝は享楽にふけって政治を顧みず、宦官たちが政権を握り、各地で天候不順や異民族の侵攻が相次ぎ、約200年続いた漢王室の繁栄も衰え始めています。
黄巾の乱、朝廷の内紛、政治の実権を握った董卓の暴政……、のちに「三国時代」と呼ばれ、多くの英雄を輩出した乱世の幕が上がろうとしています。そして、胸に秘めた決意とともに、逆賊・董卓討伐の諸侯軍に加わるひとりの若武者こそが、この物語の主人公(プレイヤー)です。
- 蜀の武勇に優れた専有武将は五虎将軍:関羽、張飛、馬超、黄忠、趙雲。
- 魏の専有武将は五子良将:張遼 、徐晃 、張郃 、楽進 、于禁。
- 呉は「二喬」と称される大喬と小喬、月も光を消し花も恥じらう美しさと武勇を天下に輝かせり。
※武将カードを獲得して好みの名将を登用できる。
序盤プレイインプレッションを紹介
三国志の世界を追体験できる「シナリオステージ」
本作は、「シナリオステージ」をひとつずつクリアしていくことで、ゲームのストーリーを進めていける。ストーリーが進む毎にシナリオステージの難易度も高くなっていくぞ。
シナリオステージは、全ての敵NPCを倒すことでクリアとなり、戦闘結果の評価と戦利品の宝箱を入手できる。なお、ステージ選択画面で、武将の顔グラフィックが表示されるステージは、特定のボスNPCを倒さないとクリアできないので注意しよう。
筆者が体験した限りでは、1ステージにつき2~3回敵NPCと戦うことになった。なお、戦闘を終えるとヒットポイントは回復され、戦闘不能になった武将も復活するので、回復に気を使う心配なく楽しめる。
事前の準備が重要になる戦闘
今回筆者は、ゲームの序盤である第1章「洛陽」と第2章「長安」をプレイできた。本作の戦闘はシンボルエンカウント形式を採用しており、敵に触れると戦闘が始まる。
戦闘開始後はすべて自動で進むので、手軽にクエストをクリアしていける。一方で、強敵との戦闘になった場合はなす術なく敗れてしまうので、事前に入念な準備をすることが重要になってくる。
戦闘前に敵のシンボルにポイントを合わせることで、敵の能力、所持しているスキルを確認できる。これに合わせて、こちらの戦闘に参加する武将や布陣、スキルを変更していこう。
武将を配置できる布陣は、前軍、中軍、後軍の3種類が存在し、それぞれ防御、攻撃、回復を担っている。また、それぞれの位置によって以下のようなBuff(バフ)効果が得られる。
- 前軍:HP回復効果がアップ、敵からの攻撃ダメージが減少など
- 中軍:敵に対する攻撃ダメージが増加など
- 後軍:攻撃スピードアップ、回避率アップなど
出撃できる人数は限りがあるので、どのようなバランスで挑むかをじっくりと考えよう。
なお、出撃できる人数はプレイヤーの階級を上げることで増やすことが可能。筆者がプレイした第2章までに、4人が使用可能になるまで育成できた。
クエストによっては、特定の敵を複数人倒す必要があるものも存在する。そんなときには30分間同じマップで戦い続けてくれる自動操作がおすすめ。もちろん、通常の戦闘と同じように戦利品や経験値が手に入るぞ。
また、メインのストーリーとは関係ないが、三国志に登場する有名武将に挑戦する「関所破り」も体験できた。関所破りは5つのステージで構成されており、武将を1人倒すごとに次のステージが解放されていく。ここでは、メインシナリオよりも遥かに強力な武将が待ち構えており、筆者は今回のテストプレイでレベル30まで上げたものの、第一の関所「太史慈」を倒すのが精いっぱいだった。
関所破りで勝利するとドロップアイテムとして、武将のステータスを向上できるアイテム「宝物」が獲得できる。宝物には4つのタイプがあり、それぞれ「力」、「敏捷」、「知力」、「HP」を向上する効果があり、武将1名につき各タイプの宝物を1つまで装備可能。ステージが進むほど、ボーナスも豪華になっていくぞ。
本作には自動戦闘機能が搭載されており、オフライン状態でも最大で30分間、戦闘を続けることができる。ちょっとPCから離れることがあっても、戦闘を中断せずに経験値や戦利品がもらえるのも嬉しい機能の一つだ。
武将を増やすためのじゃんけん勝負
戦闘で使用するための武将は、飲み屋でのじゃんけん対決を経て登用することになる。まずは飲み屋に行き画面下部分にあるじゃんけん対決を選択、その後対決画面に移行するので、ランダムで選ばれた3人の武将とじゃんけん勝負をしよう。
じゃんけんに見事勝てば、武将を登用するために必要な「武魂」が手に入る。ただし、じゃんけんに負けるとその時点で終了となってしまうので、必要な武魂が揃うまで根気強く挑戦しよう。
星に光を灯しキャラクターを成長させる「ソウルスター」システム
「ソウルスター」システムは、「ソウルスター星図」に散りばめられた星に光が灯る毎にキャラクターの能力が向上したり、新しいスキルを習得できる、本作の重要なキャラクター成長システムのひとつだ。
星図の全ての星が輝くと、キャラクターの色ランクが進化して大幅に能力がアップするぞ。
星に光を灯すには、シナリオステージをクリアしたり、ダンジョンで敵を倒すことで入手できる「ソウルスター」が必要になる。またソウルスターは、軍団ボスの召喚や、世界ボスとの戦闘でも大量に手に入る。
大量のアイテムが手に入る「盗掘」
各町から侵入できる謎の地下宮殿では、運を頼りに様々な宝を入手できる。ここで手に入るアイテムは使用すると武将の経験値をアップさせる「経験値カード」や所持金を増加させる「銀貨カード」などすぐに役立つものが揃っている。
なお、宝を手に入れるための仕掛けは「盗掘符」というアイテムが必要になる。盗掘符を手に入れたらぜひ挑戦しよう。
三国志を忠実に再現したストーリーとバラエティに富んだ育成・収集要素が魅力
今回筆者はストーリーの最も序盤の部分しか体験できなかったが、三国志のストーリーを史実通りに再現したストーリー部分は確かな魅力となっている。
一方で、じゃんけんによる武将の登用や、星に光を灯していく成長システム「ソウルスター」といった、三国志の世界観に囚われないユニークな育成・収集要素も盛り込まれている。
また、一定レベルに達すると、サイコロを振って出た目に従ってマス目の上を進み、止まったマスのクエストを完成すると経験値などがもらえる「クエストすごろく」も用意されている。クローズドβテストでは、これらの多彩な遊びもぜひ楽しんでほしい。
「三国志絵巻」クローズドβテスト概要
クローズドβテスト募集期間
2012年5月25日(金)12:00~6月1日
クローズドβテスト期間
2012年6月1日(金)12:00~2012年6月4日
募集人数
先着5,000名
(OnlineGamer募集枠:1000名)
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