ディビーナ、数々の試練が待ち受ける「タワーダンジョン」とは？新ヒロイン「ユミル」「カレート」も登場する大型アップデート「タワー」先行プレイレポート＆インタビュー

複数のパーティで入場可能な「タワーダンジョン」

「タワーダンジョン」は、全16階層で構成されており、各階層のギミックを解きながら進んでいくダンジョンだ。パーティ単位で入場する通常のインスタンスダンジョンとは異なり、全ユーザー共通のダンジョンマップとなっているため、複数のパーティで入場することもできる。なお、この階層は今後段階的に増やしていき、全100階層まで実装されるとのことだ。

タワーダンジョンに入場するには、「システィア」に本アップデートで追加されたNPC「ライ」のクエスト「反逆者」を完了する必要がある。本クエストは話を読み進めるだけの簡単なクエストで、レベル制限も31以上からと低めに設定されているので、序盤から誰でも楽しむことが可能だ。

また、タワーダンジョンは「ディビーナ」のメインストーリーにも関わっており、過去に登場したNPCやボスモンスターと再び出会うことも。これまでのストーリーを体験してきた人は思わずニヤリとする展開もあるぞ。

タワーダンジョンは「力」「知恵」「魂」「信念」の4種類の試練が存在し、まずは「力の試練」から挑戦することになる。 階層によってマップの雰囲気が全く違う点も特徴だ。

タワーダンジョンに入場するとまず目を引くのが、画面左上に表示されるドクロマーク。これは、敵の強さを表しており、ドクロマークの数が多いほど敵が強力になっている。

敵の強さは1時間ごとでランダムに変わっていくが、チャンネルごとに強さが共有されるので、仲間と情報を共有すれば、事前にダンジョン内の敵の強さを把握することが可能だ。

ドクロマークが3個並んでいる状態が通常の強さとなっている。

タワーダンジョンは、各階層に用意された特定の試練をクリアすることで、次の階層に挑戦できるようになる。また、メインとなる試練以外にも「項目」というサブクエストにあたる試練も階層ごとに多数用意されている。項目をクリアすると「試練ポイント」が手に入り、累積ポイントに応じて貴重な「称号」やアイテムが手に入るぞ。

項目は「ボスまでの間に出現する敵を倒す」など、メインの試練をクリアする過程でこなせる内容が多く、今回のテストプレイ中も自然とポイントが貯まっていくので、効率よくアイテムを入手できる。

さらに、ダンジョン内の敵を倒すと手に入る「栄光の腕章」が特定数集まると、魂石や付与石などに交換ができる。「栄光の腕章」はタワーダンジョンにいる敵であればドロップするので、こちらも攻略する過程で自然と貯まっていくだろう。

貴重なアイテムを手に入れるチャンスが随所に用意されているダンジョンだ。

タワーダンジョンに用意されたギミック

難解なギミックが多く用意されているのもタワーダンジョンの大きな特徴だ。序盤こそ仕掛けを一つ起動するだけの簡単なものだったが、中には特定のバフ（ステータスアップ）状態になったモンスターにアイテムを使用しないと重要なアイテムが手に入らないなど、厳しい条件が存在する。また、後半の階層では仲間と共に行動しないと解除できないギミックも存在するという。

マップ中央にある隔離されたエリア。 ここに到達するにはどのようなギミックを解けばいいのか、ぜひプレイして確かめてほしい。
無事に試練をクリアすると特別なサムネイルが表示され、次の試練に移動できる。

新マップ

大型アップデートにより、新たなマップとして「ハイミール宮殿」「上流の泉」が追加された。どちらのマップもレベル90～推奨と、中レベル帯向けのマップとなっている。

戦乙女「ブリュンヒルデ」が生まれた地「ハイミール宮殿」

「ハイミール宮殿」は、烈炎高原から移動するか、システィアにいるNPC「ジンリン」に30,000ポロンを支払うことで辿りつける。

開けた草原と、本作のストーリーに大きく絡んでくるキャラクター「ブリュンヒルデ」が生まれた大きな宮殿が特徴的なマップだ。また、騎士の格好をしたピエールなどのモンスターも登場する。

ハイミール宮殿では、ブリュンヒルデとその婚約者であったジークフリートのストーリーが発生するので、そちらにも注目してほしい。

新ヒロイン「ユミル」「カレート」が登場する「上流の泉」

「上流の泉」は、ハイミール宮殿から移動可能で、大きな湖のある風景や細かい演出が特徴的なマップだ。また、本マップには斧をくわえたライオンや、海賊の格好をしたピエールなどのモンスターが登場する。

本マップからは「復讐の炎」「未知なる挑戦」という2種類のインスタンスダンジョンに挑戦できる。まず最初に入場した「復讐の炎」は、必要レベルが91となっているダンジョンで、特定のオブジェクトを調べることで先に進めるようになるギミックが用意されている。ひとつひとつの部屋は小さいものの、ギミックが多いためじっくり時間をかけての攻略が必要だ。復讐の炎には「レイジバルキリー」と「ダークバルキリー」の2人のボスが登場する。

続いて入場した「未知なる挑戦」は、必要レベルが101となっており、新ヒロイン「ユミル」と「カレート」がボスとして登場するインスタンスダンジョンだ。

ユミルとカレートは2人とも謎の組織のメンバーということで、出現するモンスターもロボットや戦闘員といった、組織に所属している敵がメインとなる。また、最奥地にはドラゴン型のボス「ユニオンビースト」が待ち構えている。ユニオンビーストは、ユミルの使い魔であり、おもちゃのような存在だという。

初心者・上級者を幅広くフォローしたアップデートに

レベルに関係なく全ユーザーが入り乱れて遊べる「タワーダンジョン」や2種類の新マップの追加により、幅広いレベル帯のユーザーがくまなく楽しめるアップデートになっている。

また、これまで分かりづらかった「パーティ募集」をメニューアイコンに追加したり、初期のインスタンスダンジョンの難易度を低くしたりと、初心者はもちろん、これから「ディビーナ」を始めようという人もフォローした内容になっているぞ。

また、キャラクター選択画面では「ファイター」「ウィザード」「クレリック」「レンジャー」「忍者」「モンク」6つのすべての職業について、実際のゲームプレイをもとにしたプロモーション映像が流れるように仕様が変更。「初心者だけどどんな職業についたらいいかわからない」「ファイターをマスターしたから他の職業についてみたい！」など、ぜひ選択の際に参考してみて欲しい。

「ファイター」

「ウィザード」

「クレリック」

「レンジャー」

「忍者」

「モンク」

運営チームへのインタビューをお届け！

今回のテストプレイ体験終了後に、ガマニアデジタルエンターテインメント オンライン事業本部 ディレクター・佐塚 有希氏と、大規模アップデートの説明をしてくれた飯田 正博氏に本アップデートについてお話を聞くことができたので紹介しよう。

(写真左から)佐塚 有希氏、飯田 正博氏

――今回タワーダンジョンを実装した経緯を教えて下さい。

佐塚氏：タワーダンジョンは日本からの要望で実装されたコンテンツなのですが、その理由として「ディビーナ」はインスタンスダンジョンをプレイする方が非常に多いんです。そういったプレイヤーが、幅広いレベル帯の方とともに楽しめる遊びを用意したいという思いで今回企画しました。

――タワーダンジョンの階層は今後どのような形で実装していくのですか？

佐塚氏：現状「力」「知恵」「魂」「信念」の試練がそれぞれ4階層ずつ用意されているので、今後も最低でも4階層ずつ入れていきたいと思っています。実装のペースについては、ユーザーの皆様からの要望を確認しつつ決めていきたいです。

――開発側から「これはどうしても入れたい」と要望を受けたコンテンツはありますか？

佐塚氏：今回はありませんが、次回の大型アップデートでは「名刺システム（仮）」が開発側からの要望で実装される予定です。これは、フレンド登録をすると、相手のキャラクターから名刺を受け取ることができ、そのキャラクターをヘルプ役として使用できるというシステムです。

――今回のアップデートで追加されたストーリーの見所を教えて下さい。

佐塚氏：「ディビーナ」はヒロインに愛着を持ってプレイしている方も多いので、新ヒロインの「ユミル」「カレート」に注目してもらいたいです。

――ヒロインのデザインを決める際の経緯を教えて下さい。

佐塚氏：元々開発チームの方にNPCのイラストやグラフィックがあったので、それを元に、こちらで日本用にイラストを制作しました。武器やアバターは忠実に再現しながら、より日本向けに、可愛く仕上げました。

ユミル	カレート

――クエストは何種類ほど追加されますか？

飯田氏：メインクエストとタワーダンジョン関連のクエストが別々で用意されていて、合計で約100種類ほど追加されています。

――新マップのグラフィックなどでこだわった点はありますか？

佐塚氏：毎回そうですが、全体的に可愛らしくするように心がけていますし、ギミックにもこだわっているので、細かい点にも注目してほしいですね。

――細かいギミックを作る際に苦労することはありますか？

佐塚氏：遊び心を持ってアイディアを詰め込んでいるので、苦労するというより楽しんで作っている感覚のほうが強いです。

――初心者向けの機能改善は、プレイヤーの要望を受けての対応だったのですか？

佐塚氏：メニューアイコンの追加などはユーザーの皆様からの要望を聞いての改善になります。それに加えて、こちらでユーザーの皆様がどこで離脱しているのかを分析し、今回の機能改善を行いました。

――今後「ディビーナ」をどういった作品に育てていきたいとお考えですか？

佐塚氏：「ディビーナ」では、仲間やクランとプレイされている方はより楽しめるように、ソロでプレイされている方も「色々な人がプレイしている空間を共有しながら楽しめる」ゲームにしていきたいです。

――オフラインイベントの予定はありますか？

佐塚氏：「ディビーナ」単独でのオフラインイベントというよりも、ガマニアが運営する他タイトルと合同といった形で展開できないかなどを、検討しています。

――既存のプレイヤーや、これから「ディビーナ」をはじめるユーザーにメッセージをお願いします。

佐塚氏：今回実装予定の「タワーダンジョン」は、仲間とワイワイ楽しみながら遊んでいただければと考えております。ただし、複数人で楽しめる内容にはなっておりますが、決してソロでプレイする方が100%楽しめないものではありませんので、ぜひ挑戦してみてください。

――ありがとうございました。