台湾Gamania Digital Entertainmentは、6月7日(現地時間)、米国ロサンゼルスにおいて、「Core Blaze先行体験イベント」を開催した。実際に最新バージョンをプレイできたので、その模様をレポートしよう。
全世界に先駆けて「Core Blaze」を体験できる本イベントには、各国から多くのメディアが集まっていた。PCには、キーボードとマウスのほか、ゲームパットも接続されており、どちらのデバイスでも操作が可能であった。
本作は、Unreal Engine 3.0を採用したリアルなグラフィックで、武侠と西洋ファンタジーをかけ合わせたような世界観のノンターゲティングアクションRPGだ。
使用されたクライアントは、先行体験イベント専用に製作されたバージョン。町エリア「霊山村」とフィールド「瞑想の森」の2つのエリアのみとボリュームは小さいものの、基本操作や戦闘方法を確かめることができた。
キーボードとマウスでの主な操作は次のとおりだ。
- 移動:WASD
- ジャンプ:Shift
- ダッシュ:Space
- スキルサークル:Q
- アイテムサークル:R
- 攻撃:マウス左クリック
- 強攻撃:マウス右クリック
ジャンプは、ジャンプ中にShiftキーを再度押すことにより、二段ジャンプを行うこともできる。ジャンプ中に攻撃を行えば、空中でコンボ攻撃が可能だ。空をとぶ敵はいないようだが、巨大な敵の頭部をジャンプして攻撃することができるという。
QとRを押すと、それぞれスキルとアイテムのサークルを右下に表示できる。1つのサークルで4つのスキルやアイテムが表示され、それらをマウスの動きで選択し、使用できる。この時、マウスを円を描くように動かさなければならず、若干慣れが必要だ。
今回のイベントでは、町エリア「霊山村」でクエストを受け、フィールド「瞑想の森」にいる2体のボス「刀労鬼」「偽山神」との戦闘を体験できた。
4人でパーティーを組み、ボスに挑んだ様子を撮影したので、ご覧頂きたい。ボスは、複数の打撃パターンやキャラクターを掴んで振り回すなど多彩な攻撃を行ってくるため、ボスのアクションを注意深く観察し、次の行動を予測しなければならない。
体験イベント用のクライアントであり、操作に慣れていないこともあるが、スキル使用に必要な青いゲージがすぐに減ってしまい、単調な通常攻撃がメインになってしまう点は、改善が必要と感じた。同時に、スキルが使用しづらいため、パーティープレイの必要性が薄れてしまっていた。
本イベントでは、美しいグラフィックやアクション性を確認できたが、ゲーム自体の方向性が定まっていないように感じた。例えば、横への回避手段が実装されておらず、ボスの攻撃を予測できたとしても避けることが難しい。アクション性の高さを売りにするのであれば、横への回避は、是非欲しいところだ。
また、チームワークを重視するのであれば、現状では、各スキルのバランスがとれていないように感じたので、スキルの調整が必要だろう。
今回は、先行体験ということもあり、気になる点も多々あった。開発中ということもあり、今後の改善や調整を通して、完成度を高めていくはずだ。再びプレイできる日を楽しみに待ちたい。
「Core Blaze オリジナル体験版」は、プレイヤーがそれぞれのチームで担う役割やその場の判断、スキルを繰り出す時の動作、攻撃のリズムや敵を討伐するタイミング、仲間との連携など、いずれも勝利のカギを握っており、「Core Blaze」の戦闘、協力、探検という3大特徴を余すことなく反映しています。
カメラスイッチテクノロジー
「Core Blaze」では、「Core Blaze」オリジナルのシステムとして壮大な演出効果を表現できる「カメラスイッチテクノロジー」を搭載しております。中でもモンスターとの戦闘シーンは迫力あふれるものとなっており、あたかも実際に戦っているような感覚を体験でき、緊張感無しではプレイすることができない作りとなっております。
チームワーク重視のワールドクエスト
「Core Blaze」のもう1つの特徴として様々な条件のもとランダムにパーティーが結成され、プレイヤーは瞬時にその環境に適応することを強いられ様々な可能性を求められることとなります。さらに、プレイヤーはモンスターを倒して装備やキャラのレベルを上げる必要はなく、自分だけのオリジナルスキルを成長させ進化させていくことができます。
そして、個々が成長していく中の協力プレイも「Core Blaze」の特徴となっており、「ワールドクエスト」というクエストでは、全てのプレイヤーをクエストでつなげることができ、同じ世界のプレイヤーが協力しなければ、クエストをクリアできないようになっているシステムが存在しており、必然的に仲間と力を合わせて強敵に立ち向かう楽しさも体験することができます。
プレイヤー次第のゲーム展開
「Core Blaze」では時間、気候、受諾しているクエストなどがゲームの進行状況に影響するものとなっています。プレイヤーの選択した状況に応じて結果は異なり、偶然の動作が重なって発生するイベントが発動したり、プレイヤー自身が新たに探究できる発見や謎解きがゲーム内には散りばめられており、これまでには無かったプレイヤーだけのゲーム展開を味わうことができます。
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