トイ・ウォーズ、次期アップデート「Dimension3.2」で実装される新モード「ボンバーマッチ」先行プレイレポート&インタビュー

ガンホー・オンライン・エンターテイメントが運営する「トイ・ウォーズ」。2012年6月25日に実施予定の次期アップデート「Dimension3.2」で実装される「ボンバーマッチ」テストプレイに参加してきたので、その様子をお伝えする。

来る6月25日、「トイ・ウォーズ」では次期アップデート「Dimension3.2」が実施される。そして、そのアップデートで実装されるのが、新モード「ボンバーマッチ」だ。

このボンバーマッチは、いわゆる「爆破戦」と呼ばれるもので、マップに設置された爆破ポイントを爆破するチームと、ポイントを守るチームに分かれて、非常にタクティカルな攻防が楽しめるというモード。

新モード「ボンバーマッチ」のルールを紹介!

では、まずは「ボンバーマッチ」のルールをご紹介。以下にまとめるので、しっかりと概要を掴んでほしい。

  • 攻撃チームと守備チームに分かれて戦うチームバトル
  • 攻撃チームが、マップ内指定の場所に爆弾を設置して爆発させる、もしくは守備チームを全滅させた場合は、攻撃チームの勝ちとなる。
  • 守備チームが、設置された爆弾を解体するか、もしくは攻撃チームを全滅させた場合は、守備チームの勝ちとなる。
  • 制限時間内に攻撃側が上記の勝利条件を満たせなかった場合は、守備チームの勝ち。(制限時間は3、4、5分から選択可能)
  • 複数ラウンド実施し、勝利条件を先に達成したチームが最終的な勝者となる。
  • 攻撃チームと守備チームの攻守交替はなし。
  • 1ラウンド内でダウンした場合、そのラウンドには参加できない(リスポーンなし)。
  • 攻撃チームメンバーは、ラウンド開始時にランダムで誰か1人が爆弾を持つ。
  • 爆弾は地面に置くこともでき、他のチームメンバーに渡すことが可能。(ただし守備チームメンバーが拾うことは不可能)
  • 爆弾所持メンバーがダウンした場合、爆弾はその場所に落ちる。
  • 爆弾設置箇所は、各マップ2ヶ所。どちらかに設置すればよい。

細々と書いたが、簡単にまとめると攻撃チームは爆弾設置を目指しつつ、守備チームを全滅させてもOK。守備チームは、爆弾設置を阻止しつつ、攻撃チームを全滅させればOKということになる。

後ほどのプレイレポで「実はそんなに単純じゃなかった…」ということを思い知らされるのだが、まずは基本として上記を覚えてほしい。

対象マップは9マップ

基本ルールを把握したところで、次はマップを紹介。今回の「ボンバーマッチ」の対象となるのは現在他のモードでも使用されている既存9マップとなる。残念ながら、今回のアップデートでは新マップの登場ナシとなっている。ただし、このモードは今までの「トイ・ウォーズ」にはなかった「戦略性が非常に高いモード」なため、おそらく既存ユーザーも、まずは勝手知ったるマップでの対戦のほうがより白熱したバトルが出来ると思われる。

「ボンバーマッチ」対象マップ

大型マップ

  • キッチン&アトリエ
  • ウォーターガーデン
  • クラフトキングダム
  • トイボックス
  • ワイルドウェスタン

中型マップ

  • ホビーシップ
  • ミッドナイトスクール
  • ナイト・イン・ザ・ハウス
  • バトルジオラマ

「ボンバーマッチ」プレイスタート!7秒の攻防がカギとなる!

それでは、もろもろを確認しつつ、貨物船が舞台となる「ホビーシップ」での「ボンバーマッチ」スタート。ここで、今回テストプレイを案内してくれた運営チームから一言。

「爆弾の設置と解除には、どちらも7秒かかります。この7秒という時間がボンバーマッチのキモですね」

つまり、爆弾の設置や解除時には、無防備な味方をしっかりと他のメンバーがサポートしないといけないということになる。そういった点も、この「ボンバーマッチ」の特徴だろう。

まずは攻撃チームから。ラウンドが始まると、ランダムで爆弾を持っているプレイヤーの画面左下に爆弾を所持しているというアイコンが表示される。ラウンド開始時にこのアイコンがあったら、まずはどう攻めるかを考えよう。

どうやら、画面表示を見ると味方の1人が爆弾を持っているようだ。こういう場合は、爆弾を持った味方を護衛しながら、周囲の敵に対する警戒が必要となる。爆弾設置場所は、方向自体は常に画面上に表示されているので、2つの設置場所のどちらを目指すかによって、戦略も一変する。

守備チームの攻撃をかいくぐり、まずは味方が爆弾を設置。ちなみに、爆弾は設置場所に表示される緑色のサークル内であれば、どこにでも設置可能だ。床、壁や場所によっては天井など、敵に発見されづらい場所を見つけ、解除されるまでの数秒を稼ぐだけでも、有利な展開を引き寄せられるだろう。

さて、爆弾設置の際、運営チームから再度一言が。

「爆弾設置は、キーボードの“E”で行います。ついついマウスの左クリック(射撃)しちゃうんですけどね。バズーカを持っている時に壁に設置しようとして左クリックすると、見事に自滅しますので注意です」とのこと。

たしかに慣れたプレイヤーほどいつも通り射撃ボタンを押しそうなので、この辺の操作には早めに習得したほうがいいだろう。

そして、この爆弾設置から「ボンバーマッチ」のゲーム性は一変する。攻撃チームは、爆弾の設置と同時に立場が逆転し、設置された爆弾の解除を目指す守備チームに対して防衛戦を強いられることになるのだ。

爆発までは約40秒。必死に突撃してくる守備チームを物陰から食い止めるのだが…ここでの駆け引きがとにかく重要。

とにかく弾幕を張って相手を近づけない戦術ならガトリングガンやグレネードが有効だし、一撃必殺なら爆弾設置場所を物陰からエイムしつつのスナイプが効果的。もしくは、積極的に周囲を索敵して撃って出るのもありだろう。その場合、守備チームを押し切って、爆発リミットまでに爆弾に辿りつけない距離まで後退させられれば、勝利は目前となる。

ただし、深追いしすぎて裏を取られたりして守備チームの爆弾への接近を許した場合は、解除行動を直ちに妨害しなければいけない。解除行動中は効果音が鳴るので、この音が聞こえた時はとにかく爆弾設置場所に急行しよう。解除にかかる時間も7秒間なので、爆弾設置&解除の際は、7秒以内で緊急対応が行える間合いを常に意識するのがいいだろう。

そんな感じのやり取りを数ラウンド行い、最終的な勝利チームが決定する。ちなみに「ボンバーマッチ」では記録として単なるキルデス数だけではなく、爆弾を仕掛けたり解除した回数をカウントしたミッションポイントというものが設定されている。「敵との撃ち合いは苦手だけど、裏工作などは得意だ」という方は、工兵の道を選んでるのもいいだろう。

今度は守備チームで参戦!

さて、今度はマップを「ワイルドウェスタン」に替えて、守備チームで参戦。このマップは先程の「ホビーシップ」ほど入り組んでないため、真正面からの銃撃戦が多めになる。

こういうマップでは、攻撃チームは「いかに爆弾所持メンバーを守って設置場所にたどり着くか」が勝負。逆に守備チームは、限定されたルートの要所を重点的に守ることが必要となるだろう。

と、状況を把握しているうちに接敵。攻撃チームは思った通り、3人一塊で突っ込んでくる作戦をとっている。こういった場合、だいたい乱打戦に突入するのだが……気づくと攻撃チームの1人がいない。そう、この乱打戦の際に、爆弾を持っているプレイヤーが上手く離脱し、裏道へと迂回しているのだ。

こうなると、守備チームは一気に形勢が不利になる。なぜならば、ここでも時間との勝負が発生するからなのだ。例えば乱打戦で時間を食っている間に相手の動きの察知に遅れ、爆弾が設置されるとする。その場合、設置場所にたどり着くまでに10秒程度、たどり着いたとしても、設置場所の周りを警戒しながら索敵で数秒~10数秒。仮にすんなり爆弾に近づけたとしても、解除には7秒かかる。

もちろん、爆弾に不用意に近づいた場合は確実に攻撃チームに蜂の巣にされてしまうので、とにかく時間、爆弾、周囲の状況、この3点を素早くかつ正確に把握することが大切になるだろう。

という感じで攻撃チームと守備チームでのプレイ感をレポートしてみたが、いかがだっただろうか。個人的には、攻守ともに選べる戦略や戦い方の幅が広く、数回のプレイでは伝えきれない程の懐の深さを持ったモードだと感じた。

攻撃チームは相手を陽動しつつ、爆弾所持メンバーを単独で行動させるのか、はたまた爆弾を頻繁に持ち替えて相手を撹乱するのか、ダンゴになって突撃するのか。さらに、爆弾を設置後は、チームとしてどのように戦略的な防衛を行うのか。その辺の組織的な動きなくしては、すんなりと爆弾は解除されてしまうだろう。

守備チームは、とにかく撃って出て相手を殲滅するのか、爆弾設置場所の防衛に徹するのか。とはいえ、1プレイヤーが7種類の違った武器を持てる本作では、それらの武器を駆使されると必ず不利な状況を作られてしまう。いかに爆弾設置場所をケアしつつ、積極的に相手に対する攻撃を行えるかがカギとなるだろう。

その他にも、爆弾設置や解除時には効果音が鳴るので、この音自体をフェイントに使ったり、相手をおびき寄せるエサを使ったりと、とにかく撃ち合い以外での駆け引きが多い「ボンバーマッチ」。

これまでの「相手を殲滅する」ことがメインとなっていた既存モードに比べ、状況や時間に対するまったく違った意識が必要とされるので、ぜひ新たな一面を見せる「トイ・ウォーズ」のボンバーマッチに参加してみてはいかがだろうか。

制作担当・亀田氏&プロモーション担当・渡辺氏ミニインタビュー

ここからは今回「ボンバーマッチ」を紹介してくれた制作担当の亀田氏に「ボンバーマッチ」と、その他のアップデート内容についてお話をうかがったのでお伝えする。

――立ち回りや戦略が非常に重要となる「ボンバーマッチ」ですが、なぜ今回実装することになったのでしょう?

制作担当・亀田氏(以下略):これまで「トイ・ウォーズ」では様々なゲームモードを実装してきましたが、基本的には相手を倒すことが目的だったりと、カジュアルな要素が強い一面がありました。

ですが、運営も1年を過ぎ、やはりユーザーさんたちのレベルも上がってきたため、新たな遊びというか、もっとシビアなモードがあってもいいんじゃないか、ということで、今回の実装となりました。

――新マップは実装されないのでしょうか?

そうですね、今回は既存9マップが対象となります。モード自体が新たな内容となるので、まずは既存マップでのバトルを楽しんでほしいですね。そこから、こんなマップが欲しいとか、新しい意見などがあるようでしたら、ぜひ運営チームにユーザーの皆さんの声を届けていただけると幸いです。

――ちなみに、新たなモードということで、ユーザーさんにはどのように楽しんでほしいと思いますか?

とにかく戦略性の高いモードですので、新しい立ち回り方や戦い方をどんどん見つけていくようなプレーをしていただきたいですね。あとは、武器が7種類使える「トイ・ウォーズ」ならではの、カジュアルながらも奥の深いバトルを展開してもらえると嬉しいと思っています。

――非常に白熱しやすい「ボンバーマッチ」ですが、もちろん今後大会なども?

はい、ユーザーさんも期待される部分だとは思いますが、今後はこのモードを使った大会も開催しようと思っています。まだ予定ではありますが、おおまかな枠組みなどは決まり始めていますので、内容が決まりましたら早く皆さんにお伝えしたいですね。

――たしかに、「ボンバーマッチ」は他の人のプレーを見てるだけでもおもしろそうですよね。

そうなんです。自分が参加するのはもちろんですが、他の人のプレーでも盛り上がれるのは「ボンバーマッチ」の特徴だと思っていますし、そんなモードで大会をやらない手はないだろう!と思いますね。色々な人の戦い方から、常に新たな発見ができますよ。

――今後「ボンバーマッチ」はどのように進化するのでしょうか?

あまり詳しくはお伝えできませんが…モードの戦略性を高めるアイテムの実装などは予定しています。単に攻撃を有利にするためではなくて、「ボンバーマッチ」ならではの要素につながるアイテムですね。

――相手の足止めをするトラップだったり、ダミーの爆弾だったりでしょうか?

そこはまだ秘密です。ただ、そういった物が追加されることで、どんどん戦術も変わっていくので、おそらくユーザーの皆さんは、段階ごとに様々な戦い方を試すことになるでしょう。その懐の深さが「ボンバーマッチ」の面白さなんですよ。

――そういえば、今回はすべて個人での参戦でしたが、クラン戦はできるのですか?

いえ、実装段階ではまだクラン戦はできません。ただ、今後の実装予定は進行しているので、導入した際にはぜひクランでの参加もしていただきたいです。初対面同士での戦いも面白いのですが、やはり戦術が必要となる以上はクランなどでの意思疎通を行ったほうが、より高度な戦いが展開できますから。クラン戦については、今後の情報にご期待ください。

――では、今回のアップデートで「ボンバーマッチ」以外の目玉はありますか?

購買部にアイテムが増えたり、あとは「武器ミスティ」の第5弾が登場したりなどがあります。その他には、今回から開発元との話し合いでもっと日本市場にマッチしたアイテムを実装しようということになりましたので、キャラのフェイスなどが増えます。

まずは「ディーバ」と「ヒーロー」向けフェイスとなりますが、今後はさらに日本のユーザーさんに気に入っていただけるようなフェイスを用意する予定です。

――6月18日からは、新たにアニメ「うぽって!!」とのタイアップアイテムが販売されますよね。ユーザーさんの反響はいかがでしたか?

やはり銃器の少女たちが登場するアニメということで、「トイ・ウォーズ」との親和性も高くて良い感触だと思っています。また、「うぽって!!」関連の武器は実在する銃で、銃撃音もアニメ内の音を使用していますので、ユーザーさんもこういった点は非常に気になっているようですね。

それと、18日から実装される武器「M16A4」で、3点バーストが実装されています。これにより、今まではフルオートで撃ちっぱなしだったアサルトライフルも、無駄打ちが減って効率良くプレーすることが可能となりますので、そういった部分にもご注目ください。

――最後にプロモーション担当・渡辺氏から貴重な情報が!

プロモーション担当・渡辺氏:実は、6月27日20:00~22:00にニコニコ生放送で、今回の「ボンバーマッチ」についての配信「特番!「ボンバーマッチ」DE超決戦☆」を行います。

その際は、各種FPSなどで有名なプレイヤーさんを複数お呼びしての内容となりますので、ぜひこちらもご注目くださいね。

――それでは最後に、制作担当・亀田氏よりユーザーさんに一言お願いします。

今回実装となる「ボンバーマッチ」で、「トイ・ウォーズ」の新しい遊び方を、もっともっと見つけていただきたいと思っています。また、ユーザーの皆様が期待している運営の動き、つまり大会などそういった部分は充実させていく予定ですので、今までにない「トイ・ウォーズ」を楽しんでいただければと思います。

おそらく皆さんが「ボンバーマッチ」をプレイされると、「こうしたほうがいい、あーしたほうがいい」という部分が必ず出てくると思います。そういった内容は、ぜひ運営チームにお伝えください。ユーザーの皆様の意見を取り入れてどんどん進化させていきたいと思っていますので、よろしくお願い致します。

――ありがとうございました。

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