新フィールド「砂漠」の様子もチェック！「ファンタシースターオンライン2」プレオープンβ体験レポート＆いよいよスタートしたOBTに向けてゲームの基本情報をまとめてお届け！

セガは、本日6月21日より「ファンタシースターオンライン2」のオープンβテスト（OBT）を開始した。OBTでいよいよ誰でもプレイ可能となった今回は、本作の特徴となるゲームシステムをはじめ、6月15日、16日に実施されたプレOBTの体験レポートなどをお届けしていこう。

ご新規さんは要チェック！「ファンタシースターオンライン2」の魅力をおさらい！

そもそもどんなゲーム？

「ファンタシースターオンライン2」は、2000年12月にドリームキャストで発売された「ファンタシースターオンライン」の正統後継作品にして、シリーズ10周年を記念したタイトル。これまでのシリーズにはなかったジャンプアクションや、TPSスタイルでの戦闘といった新要素を搭載し、オンラインRPGに革命をもたらすべく開発が進められている。

また、“境界を超えるRPG”として、今冬にスマートフォン版が、2013年春にPS Vita版のサービスが予定されており、3つのプラットフォームでプレイデータを共有することも可能だ。PC版をフラグシップと位置付けながらも、PS Vita版ではPCとの同期プレイが行え、スマートフォン版はPC/PS Vitaと世界観やプレイデータを共有しつつ、簡単な操作で一人プレイの別ゲームとして遊べる、サブデバイスとしての使い道も用意されている。

自分好みのキャラが作れる「キャラクタークリエイト」が魅力！

ゲーム開始時には、まず自分の分身となるキャラクターを作ることになる。本作のキャラクタークリエイトでは、髪や目、口といった顔の各パーツの調整はもちろん、全体的な体格や腕、足の長さといった非常に細かい部分まで設定することができるのだ。

細かい部分まで設定できるといっても、手軽にキャラを作れる「かんたん編集」も用意されているので安心。

しかも3つある種族のうち、ニューマンであれば耳の形や長さ、キャストであれば人間タイプのキャラクターとは違ってロボットのような各パーツを選択したりと、種族によってクリエイトできる箇所が異なっているのもポイント。さらに女性であればバストのサイズも調整できるなど、とことんまでキャラクターを自分好みにカスタマイズすることができるぞ。

キャストでもフェイスタイプを人型かそうでないかを選択できる（左） カラーバリエーションはピッカーで調整するタイプなので、色合いも納得いくまでこだわれる。（右）
メガネや帽子など、最大3つまでアクセサリーを設定することも可能だ。

コンシューマゲームに引けを取らないアクション性の高さが魅力！

「ファンタシースターオンライン」時代からの魅力の一つである、アクション性の高さ。本作ではシリーズ初のジャンプアクションの導入に加え、3段目まで存在する通常攻撃のどこで使用するかによって発動する技を変えられるオリジナルコンボなど、シリーズを通して評価の高いアクション性の高さも健在だ。

さらに、中・遠距離から敵を狙って攻撃する際に有効なTPS（サードパーソンシューティング）視点で攻撃を行うこともできるので、従来のスタイルと使い分けることで別のゲームをプレイしているような感覚も楽しめるぞ。

チュートリアルも用意されているので、基本的な操作方法はここでチェックしておこう。
視点切り替えはボタン一つでできるので、飛んでいる敵が出現したときだけTPSスタイルに切り替えて戦うのもアリ。

個性的なキャラクターとの出会いやイベントが楽しめるストーリーが魅力！

本作では、豪華声優陣が演じる多彩なキャラクターたちが登場するストーリーも魅力の一つだ。CBTでも第1章をプレイすることができたが、その1章の展開がさらに変化しているだけでなく、正式サービス開始時には第4章までのストーリークエストが配信される。

ストーリーは「マターボード」と呼ばれるシステムを軸に展開していくことになる。このマターボードには「マター」という目標のようなものがあり、これらを達成することでストーリークエストを進められるようになるのだ。ストーリークエストそのものは一人プレイ限定だが、マターは普段のプレイでも達成することが可能なので、友達と一緒にマルチプレイを楽しみつつマターをこなし、空いた時間にストーリーを進めるといったこともできるぞ。

マターボードはゲーム序盤、シオンと呼ばれる謎めいたキャラクターから手渡される。

マターボードについては実際にプレイしたほうが分かりやすいシステムだが、こちらでは、正式サービス開始時に配信される第4章までのストーリーを紹介しているので、各章のあらすじをチェックしつつ、今後の展開も楽しみにしていよう。

なお、ストーリークエストやマターといったもののほかにも、NPCから直接依頼される「クライアントオーダー」も存在する。これは特定のクエストをクリアしたり、依頼主から要望されたアイテムを渡すことが主な目的となる。ゲーム序盤では各武器カテゴリーの使い方を指南してくれたり、装備の強化方法が学べるクライアントオーダーも用意されているので、ゲームプレイに不安な人はクライアントオーダーをひとつひとつこなしていくのもオススメだ。

飽きのこない工夫が施されたフィールドとイベントシステムが魅力！

レベル上げのためにせっせと同じクエストやフィールドをプレイ…なんてこともあるオンラインゲームだが、本作では一部のクエストを除き、フィールドやエネミーの出現位置が異なる仕様となっている。さらに、インタラプトイベントと呼ばれる、フィールドを進んでいると毎回違ったイベントが突発的に発生する仕組みが取り入れられているので、同じクエストであっても毎回中身が違うゲームプレイを体験できるぞ。

また、フィールド内には複数のパーティーが同時に一緒に冒険できるマルチパーティーエリアと呼ばれる場所も存在する。本作では1パーティー最大4人までとなっているが、このエリアでは最大12人でのマルチプレイが可能になるのだ！

豊富なコミュニケーション機能が魅力！

本作の戦闘は、先に述べたように1パーティ最大4人、マルチパーティエリアでは最大12人でのマルチプレイが可能なMORPGスタイルとなっている。しかし「アークスロビー」と呼ばれる街のような場所では、MMORPGのように同じサーバーにいるプレイヤー同士数十人、数百人でチャットなどのコミュニケーションが取れる、MOとMMOをミックスしたようなシステムになっているのが特徴だ。

チャットも単なるテキストのやり取りだけではなく、キャラクターのカットインを入れながら喋ったり、シンボルアートと呼ばれる図形を組み合わせて作るイラストカードのようなものを表示させることも可能だ。さらに、「マイルーム」では、自分の武器を飾ったり、特殊なギミックのついたルームグッズを飾ることもできるし、もちろんマイルームに友達を呼ぶこともできるぞ。

シリーズファンも懐かしさに浸れる「マグ」の存在が魅力！

「ファンタシースターオンライン」で登場し、今作でも熱望されていたマグが登場！このマグは、プレイヤーの肩あたりに浮きながら戦闘を手助けしてくれる冒険には欠かせない重要なパートナーであり、アイテムを与えることで成長していくペット的な存在でもある。

また、マグがレベル30を超えて第2形態になると、戦闘フィールドでブラストゲージを貯めることで、マグが幻獣に姿を変えて攻撃を行う「フォトンブラスト」を放つことができる。正式サービス開始以降はマグを第3形態にまで育てることもでき、第3形態になると様々な形状やタイプに進化していくので、成長させる楽しみも兼ね備えている。

ピンチの時はフォトンブラストで敵を一掃！
第3形態になれば見た目も個性的に！

見た目にこだわれる装備やコスチュームの豊富さが魅力！

キャラクタークリエイトで自分好みのキャラクターを作成できるとお伝えしたが、やはりコスチュームや武器といった存在も欠かせない。本作では装備した武器のグラフィックがフィールドでもしっかり反映されるのはもちろん、単純な色違いではない、固有のグラフィックをもった装備が多数登場するのだ。こうした固有エフェクト装備の一部は正式サービスからの実装となるが、以前に新武器をドドーンと紹介しているので、今のうちから気になるものがないかチェックしておこう！

武器によっては見た目だけでなく、攻撃のエフェクトが変わるものも存在する。

また、コスチュームにはステータスに影響する数値が一切設定されていないので、見た目と能力の差に頭を悩ませることなく、気に入ったコスチュームを着ることができるぞ。カッコいいキャラクターにするもよし、可愛いキャラクターにするもよし、装備とコスチュームの両方で気に入ったものを集め、見た目も存分にこだわろう！

初期のコスチュームだけでもこれ以上にたくさんのコスチュームやパーツが用意されているぞ。

全プラットフォーム基本無料で遊べるのが魅力！

PC版だけでなく、今後サービス予定のPS Vita版、スマートフォン版も無料でゲームを遊べるのが特徴だ。一部有料アイテムも用意されているが、ストーリーやクエスト、高性能武器が有料アイテムとして販売されることはないため、プレイに必須な要素にお金を掛けずとも、「PSO2」が持つ本来の楽しさは無料で楽しむことができる。

ゲームを深く楽しみたい人向けには、便利な拡張機能をまとめ、専用の機能も加わった「プレミアムセット」も用意されているぞ。プレミアムセットは30日券が1300AC（アークスキャッシュ、有料ゲーム内ポイント。1AC=1円）で購入でき、お得な60日券（2500AC）・90日券（3600AC）も用意されている。このアイテムが、いわば月額課金のイメージになる、新しい料金スタイルとなっているのだ。

ゲーム内のコミュニケーションによって得られる無料ポイント「FUN」を獲得すれば、FUN専用のスクラッチを楽しむこともできるぞ。FUNスクラッチからは、マイルーム利用やマイショップ出店の3日券、追加ロビーアクション、有料アイテムの効果を控えめにしたものなどが手に入るので、課金せずとも深くゲームを楽しむことが可能だ。

プレOBT限定クエストの体験レポートもお届け！

クエストやフィールドの説明をしたが、15日と16日に開催されていたプレOBTでは、OBTで実装される新フィールド「砂漠」のクエストをプレイすることができた。このクエストはプレOBT限定のものとなっているので、OBTとはまた違った仕様になっているのだが、砂漠の様子や登場するエネミーたちのポイントをお伝えするので、まだ砂漠をプレイしたことがない方はぜひ参考にしてほしい。

プレOBT限定クエストは、鉱石の採掘が目的。特定のポイントまで行くと採掘機が登場するぞ。 採掘機は光っている間にアクセスすると採掘が進むが、それ以外のタイミングでアクセスするとゲージが減ってしまう。 今後似たクエストがプレイできるか不明だが、制限時間付きでもあるので、焦らず確実に。

最初にプレイする原生生物が中心となって登場する森林フィールドとは異なり、砂漠はダーカーと呼ばれるエネミーが中心に登場するのが特徴だ。ダーカーの中にも様々な種類が存在し、ダーカーの種子をまき散らして小型のダーカーを生み出すブリアーダや、ダウンさせると起き上がり時に反撃してくるエルアーダといった、一筋縄ではいかないエネミーたちも登場する。

どちらのダーカーにも弱点となる部位が存在するので、そこを狙って攻撃すれば素早く撃破することが可能だ。ダーカーは手強い相手ではあるものの、行動パターンをチェックしたり、弱点を突いていくことでうまく倒せるようになるので、苦戦をする場合は相手の動きに注目してみるのがいいだろう。

ブリアーダはダウンさせると弱点のコアが攻撃しやすい位置にくる。

また、登場エネミーはダーカーのほかにも、機甲種と呼ばれるマシンタイプも存在するぞ。中でも厄介なのが、素早い動きをしつつ遠距離攻撃を仕掛けてくるシグノガンと、プレOBTではインタラプトイベント限定で登場したギルナス・コアの2体だ。

シグノガンは遠くからミサイルを撃ってくるので優先的に倒しておきたいが、動きが素早いので非常に厄介。ただ、動きが素早いとはいえ、攻撃時など必ず動きが止まるタイミングが存在するので、そこを見極めて攻撃を仕掛けていこう。どの戦闘タイプでも使えるガンスラッシュという武器の初期フォトンアーツは、初撃から敵を浮かせる効果を持っているので、この攻撃を当てて相手の動きを封じるのも有効だ。

もう一方のギルナス・コアは、本体となるコアを倒さないと何度でも蘇ってくるエネミーだ。一度ギルナス・コアを撃破すると機械の体が上半身と下半身に分かれ、さらに両方の体を破壊するとコアが壊れた体を復活させに来るので、そこが攻撃のチャンス！なかなか相手が倒せないと焦らず、コアを攻撃するチャンスを作っていこう。

ほかにもインタラプトイベント限定で、ボスエネミー・グワナーダの姿を見かけることもあったぞ。グワナーダは多数の触手を地面から生やして攻撃したり、大きな体を活かした突進や、強力な顎を使った攻撃を行ってくる。触手は倒しても何度でも復活してくるのだが、地面から生えていると本体を攻撃する際の障害になったりするので、先に倒してしまったり、範囲攻撃の武器で本体と共にダメージを与えていくのも手だ。

また、ある程度攻撃を与えると一定時間ひっくり返ったような状態になり、その間は敵が無防備になるので、隙を逃さず攻撃を仕掛けよう。体力も多いので一人では苦戦を強いられるかもしれないが、クエストによってはボスとしても登場するので、見かけたら挑戦して戦いなれておくのもいいだろう。

3大オープニングキャンペーンの第1弾「新規登録キャンペーン」を実施

ファンタシースターオンライン2ではオープンを記念して、「3大オープニングキャンペーン」を実施することが決定しており、第一弾として、「新規登録キャンペーン」を開始している。

このキャンペーンは、以前実施された「先行登録キャンペーン」（6月20日まで実施）を延長する形で実施しており、期間中に新規登録すると、マイルームに飾ることができる「ラッピーミニドール」をもれなくゲットできるぞ。

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