ネクソンは、本日6月30日、東京・品川インターシティホールにて、同社がサービスを行う「テイルズウィーバー」のオフラインイベント「ファン感謝祭 2012」を開催した。
ゲーム内の各サーバーから60名、計420名を招待した本イベントでは、「テイルズウィーバー」で今後予定されているアップデート内容を発表するとともに、各サーバーのプレイヤーに分かれ、全7サーバー対抗のオフラインゲーム大会などが行われた。
当日は、ネクソンタイトルではおなじみの声優・磯村知美さんが司会を務め、ネクソンからは運用チーム・山崎祐介氏、マーケティングチーム・佐野康行氏が登場し、イベントを進行した。
レベルキャップ開放や新システム実装など盛りだくさんのアップデートを予定
まず最初に、山崎氏、佐野氏より「テイルズウィーバー」にて今後予定されているアップデート内容が紹介された。そちらで公開された情報を項目別に紹介していこう。
レベルキャップ開放
今まで正式サービスから8年、オープンβテスト期間を含めると9年間、レベルキャップは255だったが、今回265までレベルキャップが開放される。
3次スキル実装
3次スキルは、通常攻撃やコンボをつなげて専用のゲージを溜め、ゲージを消費して使用する必殺技のようなスキル。約20種類あるスキルの中から、任意のスキルを最大2個まで習得できる。レベル150から習得でき、中にはレベル255以上でも入手困難なスキルもある。
4マスで構成されたゲージには、メインゲージとサブゲージの2種類が存在する。溜めたゲージは時間の経過とともに減少し、メインゲージは早く、サブゲージはゆっくりと減少していく。
メインゲージがスキルの使用に必要なゲージに対し、サブゲージは攻撃を再開した時にゲージが回復する開始位置のため、連続した攻撃を行うことで、3次スキルの使用感覚を短縮できる。
なお、3次スキルの導入に合わせて、スキルウィンドウなど各種ユーザーインターフェースが刷新される。
属性システム実装
サービス初期より企画され、キャラクター情報ウィンドウにも表記だけあった属性システムがついに実装される。火、水、風、土、雷、光、闇、無の8属性があり、属性値によって、与えるダメージ量や受けるダメージ量が変わってくる。
その仕組みとしては、ファイアブローは炎属性、シルフカッターは風属性といった具合に、モンスターおよびプレイヤーの使用スキルに基本属性が設定される。
そして、ダメージ量の算出はプレイヤーとターゲットの同一属性の差分により、「基本ダメージ×属性差に該当する倍率」で判定される。倍率は属性差によって変動するため、モンスターの属性値がプレイヤーより高い場合、基本ダメージが減少することもある。
なお、山崎氏は、対人戦についても属性システムの導入を検討していることを明かし、導入により対人戦における新しい戦略が広がってくるのではないかと述べていた。
ルーンマスターシステム
テイルズID配下の複数のキャラクターを育成すると、ルーンマスターレベルが上昇し、さまざまな恩恵が受けられるようになる。
テイルズID毎にプレイヤー占有のフィールドがひとつ割り当てられ、キャラクター育成に便利なアイテムの支給や、テイルズID配下内での倉庫の共有、専用スキルの習得ができる。
そのほか、ログイン後のキャラクター選択画面が島に変更されていたり、フィールドに種子を蒔いて育成したあと、素材を収集することもできる。
巨人要塞シオカンヘイム
今回、チャプター外伝2として実装されることが明らかになったダンジョンは「巨人要塞シオカンヘイム」。原作に登場し、イサックとも因縁があるというジナバ姫が登場する。
Prologue1. 海図にない幻の島
アルミド大陸随一の広さを持つローゼンバーグ湖。レンム王室から未探査海域の調査を依頼された探検家は北へ出航する。しかし船団は消息を絶ち、数ヶ月後に探検家ただ一人が帰還した。生き残った探検家はレンム国王に謁見し、進言する。
「未知の島で巨人が戦争の準備をしている。レンムの危機だ!」と。
Prologue2. 前哨基地の構築
巨人との戦争のため、国王の妹ジナパ姫を北部国境地帯から召還する。司令官ジナパ姫はローゼンバーグ湖の北部沿岸に前哨基地を構築した。フォーレンスターと名付けられた島を舞台に、レンム軍と巨人との戦争が始まろうとしていた。
Prologue3. 巨人門
ローゼンバーグ湖に突如吹き荒れた吹雪はレンム軍に打撃を与えた。島に上陸した中隊はシオカンヘイム要塞に進軍するも、異形のモンスターに行く手を阻まれ、巨人門に辿り着いた頃にはジナパ姫率いる精鋭部隊とアノマラド王国の支援部隊を残すのみとなっていた。
要塞の攻略前に部隊は消耗していたが、希望は残されていた。アノマラド王国の支援部隊はプレイヤーだったからだ。
シオカンヘイム要塞は、44個のマップで構成した高レベルプレイヤー向けのダンジョン。大きく7つの区画に分かれており、中央に位置する大広間から各区画に移動することができる。
7つの区画は他のプレイヤーと共有して利用する一般マップと、ソロまたはチームで専有できるボスマップで構成されている。全ての区画を攻略すれば、要塞の最終ボスに挑戦できるぞ。
また、マップコンセプトをそれぞれの区画に用意。図書館、庭園、厨房、監獄、鍛冶場、実験室、兵営の7つの区画があり、区画毎にマップの形状や登場モンスターの種類が異なる。
レベル250~265のモンスターが巡回している各区画の深部では、ボスモンスターがそれぞれの区画を守護している。ひとつの区画を複数のボスが守護しており、その総数はなんと29体。テイルズウィーバー屈指のボスダンジョンとなっている。
レベル260武器実装
レベル260のプレイヤーだけが装備できる武器およびレベル250~265武具が実装される。260武器の合成素材やその他武具の完成品は、シオカンヘイムのモンスターレアドロップやクエストの報酬として入手できる。また、260武器は合成により、さらに強化された武器となる。
ここで、今後のロードマップも公開。特に7~8月実装予定のコンテンツについては、7月25日の実装を目指しているということなので、今後の情報にも注目しよう。
14人目のキャラクターはイソレット!エピソード3の制作が決定
さらに、サプライズ情報として本作の最新エピソードとなるエピソード3を制作中であることが明らかになった。
舞台となるのは、原作「ルーンの子供たち」でも登場した世界の果てにある月の島。そして、月の島でボリスと共に物語を紡いだイソレットがアナイスに続く新キャラクターとして2013年に登場予定。
イソレットは、双剣を武器とし、歌を使うキャラクターであり、また、鳥を使ったスキルも登場するかもしれないという。現状ではこれ以上の情報は出せないということなので、こちらの続報にも期待しよう。
また、イベントの中盤に行われたQ&Aコーナーでは、BOTやマクロの取り締まりについてサーバー統合により効率化しており、ユーザーからのBOT出現情報を活かしていることや、アカウントハック対策として、Web起動にすることでワンタイムパスワードを導入すること、さらに、近いうちにPvPイベントの実施を予定していることなどが明かされた。
サーバー対抗のゲーム大会も実施!
イベントでは、7サーバー対抗のオフラインゲーム大会として、「○×クイズ対決」、「イラストパズルゲーム」、「お絵かき対決」、「並べ替えクイズ対決」、「データランキングクイズ対決」、「メニメニアンサー対決」といったゲーム対決が行われた。
バラエティに富んだゲームを終え、優勝したのはミストラル。なお、2位以下の順位は下記の通りとなっている。
ここで1位のチームにご褒美が…と思いきや、まさかのルーレット形式で各サーバーのプレゼント内容を決定することに。なんとここで、2位のモエンを除く全サーバーが一番内容の豪華なクロエの枠を外し、優勝したミストラルよりもモエンのほうがNEXONポイントや豪華なアイテムを手ににれる結果となった。
もちろん、これとは別に各種グッズやキャラクターデザイナー直筆のサイン入りイラストなどがプレゼントされる抽選会も実施。合計50名分のプレゼントを大盤振る舞いしていた。
サーバーのメンバー全員でゲームに挑戦することでイベント全体が盛り上がっており、サーバー統合後初のイベントは楽しげな雰囲気のまま終わりを迎えた。
会場展示の様子
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