6月30日、ゲームポットは、同社の運営するオンラインアクションRPG「ファンタジーアースゼロ」のオフラインイベント「バンクェット ~Glorious Road 2012~」ワールド決勝大会を東京・ディファ有明にて開催した。
「バンクェット」とは「ファンタジーアースゼロ」のゲーム内闘技場にて7人対7人で戦うPvP形式の大会のことで、今回の決勝大会には「Ishuld」、「Jeremiah」、「Kether」の各ワールドの優勝チームと敗者復活戦を勝ち上がった1チームの合計4チームが出場。総参加数1910名、192チームの頂点を賭けてトーナメントを戦った。
格闘技の聖地・ディファ有明での開催ということで、選手たちはスモークに包まれた花道を通って入場し、リングの上で向かい合ってプレイするなど、試合は格闘技の大会のような雰囲気の中で行われた。ルールは互いのキル数を競うというシンプルなもので、10キルを先取するか、10分が経過した時点でキル数の多いチームが勝利。キル数も同じ場合は与ダメージランキングの上位5名の人数が多いチームの勝利となる。準決勝と3位決定戦は1本勝負の1回戦制。決勝戦のみ2本先取の3回戦制で行われる。
準決勝、3位決定戦の結果は?
準決勝第1試合は「Jeremiah」ワールドの代表「りすさんもふもふ」と、「Kether」ワールド代表の「Rename」(リネーム)の間で行われた。試合のほうは、まず「Rename」が2キルを先取して優位に立ったかに見えたが、「りすさんもふもふ」がそこから4連続キルを決めて一気に逆転。そのまま「Rename」を押し込んでいき、優勢を保ったまま10キルを奪った「りすさんもふもふ」が勝利した。
準決勝第2試合には「Ishuld」ワールドの代表「Champignon」(シャンピニオン)と敗者復活戦を勝ち上がった「悪即斬」(あくそくざん)が出場。「悪即斬」は過去の大会の出場経験を持つプレイヤーが多く所属する強豪で、序盤から「Champignon」を押し込み優位に立つ。「Champignon」も粘ってキルを取り返すが、経験に勝る「悪即斬」の優位は崩せず。最後は「悪即斬」が10キルを取って決勝進出を決めた。
決勝の前には「Rename」 と「Champignon」による3位決定戦が行われた。試合は「Rename」が積極的に攻めて先制キルを決めるが、「Champignon」もすぐさま取り返す互角の展開で、互いに決定打が出ない、こう着した状態が続いた。しかし、ついに「Champignon」が前に出て「Rename」を追い込むことに成功。そのまま一気に押し切った「Champignon」が、10キルを奪い3位となった。
決勝戦は実力伯仲の息詰まる熱戦に!
「りすさんもふもふ」と「悪即斬」による決勝戦は、互いに実力派のチームだけあって一進一退の大熱戦となった。1本目は立ち上がりから「悪即斬」が攻勢をかけてファーストキルを獲得。しかし、「りすさんもふもふ」も巧みな立ち回りで主導権を渡さず、互いにキルを取り合うシーソーゲームとなった。だが、残り4分を切ったところで「りすさんもふもふ」が攻勢に転じて立て続けにキルを奪うことに成功。この猛攻を「悪即斬」はしのぎ切れず、1本目は「りすさんもふもふ」が制した。
1本取って余裕ができたのか、2本目は「りすさんもふもふ」が序盤から激しい攻めを展開。いきなり「悪即斬」を壁際まで押し込んでファーストキルを獲得する。何とかしのいでキルを取り返した「悪即斬」だったが、「りすさんもふもふ」の攻勢は止まらず、じりじりとリードを広げてられていき、残り3キルまで追い詰められてしまう。
このままでは終われない「悪即斬」はよく耐えて反撃。連続でキルを奪って追いすがるが、抵抗はここまでだった。終始試合を優位に進めた、「りすさんもふもふ」が残り2分を切ったところでついに10キルを獲得。2本連取で見事な勝利をおさめたのだった。
試合後、「りすさんもふもふ」のリーダーの「Mictlanteclatzin」さんは「応援ありがとうございました!」と興奮気味にコメント。一方、仲間のチームを倒した「りすさんもふもふ」の打倒を宣言していた悪即斬のリーダー「☆ちっく☆」さんは、「口だけですみませんでした」と自嘲気味に語りつつも、次回のリベンジを誓っていた。なお、優勝した「りすさんもふもふ」には賞金100万円と優勝トロフィーが贈呈。そのほかの出場チームにもゲーム内通貨や防具セットなどが贈られた。
表彰式のあと、運営プロデューサーの林ひかる氏が「約2年半ぶりの開催ということで、どういった結果になるか未知数でありましたが、過去最高の参加応募があり、過去の上位ランカーのみなさんにも参加していただけるなど、大いに盛り上がる結果になったと思います」と挨拶。来場者と「ファンタジーアース・ゼロ」の全プレイヤーにお礼を述べるとともに、「今回の結果を生かして、次回はより良い“バンクェット”を開催したいと思っております!」と、力強く語った。また、次回「バンクェット」が今冬に行われることも合わせて発表された。
さまざまなイベント情報も公開
大会の合間に公開されたイベント情報もお知らせしておこう。まず、今年の7~8月に、ふたつの大感謝祭を開催することが発表された。ひとつは「ヴィラーノ大感謝祭」。これはゲーム内のイベントで、1か月に渡って次のような特別ブーストキャンペーンが展開される。また、詳細は明らかにされなかったが、特別ルーレットなどのイベントも予定しているとのことだ。
- 7月2日~17日:経験値5倍、闘技場ポイント2倍
- 7月17日~23日:Ring2倍
- 7月23日~8月6日:オフィシャル更新周期短縮とクラスチェンジ無料
もうひとつはオフラインイベントの「メルファリア大感謝祭」で、こちらは8月26日に東京有明TFTホールにて開催される。このイベントでは前回好評だった「50vs50オフライン戦争」をメインにして、より多くのプレイヤーが参加できるようにするという。さらに、別ホールでは5人対5人のミニバトル「5vs5バトルコンクエスト」も開催。来場者特典のプレゼントなども用意しているとのことだ。
ゲームポットの登録会員数が1000万人を突破したことを記念して、7月6日午後10時より、生放送イベント「1000キル+本とるまで帰れま1000(セン)!」を実施することも発表された。
このイベントはGMウチヤマ、GMポルヌ、ぱんさんら運営チームが、1キルで1ポイント、エクリプス破壊で3ポイント、オベリスク破壊で5ポイント獲得というルールでプレイ。これらの合計ポイントが1000を越えるまで、ひたすら生放送を続けるというもので、この目標を達成できれば「ヴィラーノ大感謝祭」の経験値5倍ボーナス期間が7月23日まで延長される。また、視聴者に向けたさまざまな企画も用意しているとのことだ。
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