出演声優陣&高松信司監督も駆け付けたTVアニメ「イクシオンサーガ DT」制作発表会の模様をお届け

カプコンは7月5日、ポニーキャニオン イベントスペースにて、同社がサービスを予定している、オンラインチーム対戦アクションRPG「イクシオンサーガ」を題材にしたアニメ「イクシオンサーガ DT」の制作発表会を開催した。

発表会の冒頭では原作となるゲーム「イクシオンサーガ」のプロデューサー・早川泰彦氏が登壇し、ゲームの概要と今後の展開を説明した。

本作はカプコンが贈る完全新作のオンラインゲームで、剣・銃・魔法がせめぎ合う世界で傭兵として戦うアクションRPGとなっている。8対8の最大16人によるチーム対戦と、1バトルが10分程度で終わる手軽さが魅力の作品だ。また、開発の初期段階からゲームをユーザーに公開し、意見を取り入れながら開発するスタイルをとっているという。

今後の展開については、クローズドβテストを8月7日から8月12日にかけて実施、本日7月5日からテスターの募集開始することが伝えられた。なお、正式サービスは2012年中を予定しているとのこと。

コミック、ライトノベルを交えたメディアミックス展開が明らかに

続いて早川氏は、アニメとゲームの関連性が紹介された。アニメでは1つの巨大帝国が世界を統治する古い時代がモチーフになっており、ゲームはアニメより後の、二大国家に分裂した戦乱期が舞台になるという。

アニメ「イクシオンサーガ DT」は、ゲームの世界につながる大きな事件をオリジナルのストーリーで描く作品になっているとのことだ。

さらに、一迅社「月刊コミック ZERO-SUM」、講談社「別冊少年マガジン」にて漫画連載が開始となることも明かされた。「月刊コミック ZERO-SUM」の連載は9月28日発売の11月号より連載がスタートし、漫画は双葉はづきさんが描く。一方、「別冊少年マガジン」での連載は10月9日発売号より連載開始となる。

また、講談社ラノベ文庫より、2012年冬に本作を題材にしたライトノベルを発刊することも発表された。

コミック、ライトノベルはすべて異なる時代を舞台にしており、複数の物語が展開されることで、一つの大きな「イクシオンサーガ」の物語が紡がれていくと早川氏は話していた。

今秋放送開始のアニメ出演声優陣が発表!

そしてここからは、アニメ「イクシオンサーガ DT」に関する発表が行われた。本作は、「銀魂」「ソウルイーター」などを手掛けてきた高松信司氏が監督を務め、「夏目友人帳」シリーズなどを手掛けてきたブレインズ・ベースが制作する「新感覚異世界アクションアニメ」となっている。

また、主題歌がヴィジュアル系エアーバンド・ゴールデンボンバーとイクシオンサーガ DTのスペシャルコラボレーションによって制作されることも明らかになった。ゴールデンボンバーが果たしてどのような楽曲を提供するのかは不明だが、本作に関連する豪華な仕掛けの一つとして発表されていた。

次に、今回の発表会が初公開となるアニメのプロモーションビデオが公開され、出演する声優陣が発表された。

注目の声優陣には、主人公の火風紺役を務める江口拓也さんのほか、神谷浩史さん、三上枝織さん、細谷佳正さん、梶裕貴さん、杉田智和さん、鈴村健一さん、斎賀みつきさんといったメンバーが名を連ね、会場には上記8名と監督の高松信司氏が登場した。

まずは、主要キャラクターを演じた声優陣が、それぞれ担当したキャラクターの説明を展開。江口さんは自らが演じた火風紺に対して、ゲーム好きの普通の少年が異世界に飛ばされて力を手に入れるという王道を行く主人公であると語っていた。

火風紺と行動を共にすることになるエカルラート姫を演じた三上さんは、8才にして政略結婚を命じられる帝国皇女で、幼いながらも芯の強さを持ったキャラクターであると説明していた。

モモンガのような風貌をしたペットの声を担当した細谷さんは「ペットは主人公の仲間になるキャラクターの中でも最後に登場する重要なキャラクターで、ストーリーの重要な場面にも関わってきます」と、見た目とストーリー上の立場のギャップを述べていた。

なお、ペットは話が進むごとに様々な言葉を喋るようになっていくとのことで、言葉を覚えていく姿も見どころの一つとのことだ。

その後、今回の発表会には来ることができなかった、セングレン役の中井和哉さんのビデオメッセージが公開された。中井さんはセングレンに関して、強面で屈強な騎士だが、小動物が好きな優しさを持つ人物であると説明。これから演じることが楽しみなキャラクターであると語っていた。

さらに、本日は発表されなかった姫専属の侍女・マリアンデールを演じた謎の声優からのメッセージも公開された。今後公式サイトではマリアンデール役を誰が演じているのかを当てるクイズ企画を実施するとのことだ。

武力組織「インコグニート」のキャラクターを演じた声優陣からのコメントも

続いては、主人公とエカルラート姫一行と敵対する武力組織「インコグニート」に関する話題へ移行。神谷さんが演じた、インコグニートの隊長であるエレクパイル・デュレクは、物語が始まった当初は世界で唯一「ハイべリオン」と呼ばれる特殊な能力を使える強力な騎士として登場する。そして、同じ能力が使える主人公とライバル関係に発展していく様子が、1、2話の魅力になってくるとのこと。

神谷さんは「インコグニートはアニメでは敵として登場しますが、この組織の中にも正義はあって、特にエレクパイルは正義をしっかりと持っている人間です。ひょっとしたら登場人物の中でも一番の常識人かもしれません」と話していた。

次に、冷静沈着なイメージを持つインコグニート幹部・レオン役の杉田さんによると、レオンはどんな任務にも耐えられる強じんな精神力を持っており、非常にストイックなキャラクターであると述べていた。また、エレクパイルと同じく、主人公とは敵対関係にあるが、確固たる正義を持っている人物とのことだ。

なお、余談ではあるが杉田さんいわく、本作の主人公・火風紺はゲームが好きという設定で、作中にはカプコンのゲームも多数登場するという。ゲームファンならば思わずニヤリとする場面もあると教えてくれた。

次いで説明を行った梶さんは、自身が演じたインコグニート幹部の最年少であるバリアシオンに対して、精神的にも若く、子供扱いをされるとすぐに傷つくようなキャラクターであると言及。また、バリアシオンはエレクパイルに対してとても忠実な存在であることも明かされた。

ギュスターブ役の鈴村さんは「彼は女性に対して非常に優しい人物で、この作品の中では珍しい飄々としたキャラです。一方で、臨機応変さを兼ね備えた周囲のまとめ役でもあります」と、自らが演じたキャラクターを解説した。また、軽妙な性格とは裏腹に、様々な苦労を重ねてきた設定もあるとのことだ。

最後に、中性的な雰囲気を持つKTを演じた斎賀さんがキャラクター説明を行った。KTは、中性的で美系の顔つきだが、時には好戦的な態度も取るとのことで、エレクパイルの右腕として活躍するとのことだ。

斎賀さんは「彼女の中性的な雰囲気と好戦的な性格のギャップが、今後どのようにストーリーに関わってくのかも楽しみです」と述べていた。

声優陣のコメントが終了した後、監督の高松氏が本作に対する思いを口にした。高松氏がファンタジー作品を作るのは今回が初めてとのことで、試行錯誤を繰り返しての制作であったことを明らかにした。現在は出演する声優陣とともに、良い作品に作り上げようと努力をしている最中だという。

また、発表会のラストには、どこよりも早く「イクシオンサーガ DT」を見れる試写会「ジャパンプレミア」が9月23日に開催されることも発表された。当日は試写会以外にも、原作ゲームの試遊など、様々なイベントが実施されるとのことだ。詳細は決定次第スペシャルサイトにて発表されるとのことなので、楽しみにしておこう。

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