血飛沫の舞う爽快アクションを体感せよ!「ダークブラッド」先行プレイレポート&開発チームへのインタビューをお届け

シーアンドシーメディアがサービスを予定している横スクロールヘビーアクションゲーム「ダークブラッド」。今回、本作を一足早くプレイする機会が得られたので、そのプレイレポートと、開発チームへのインタビューをお届けする。

「ダークブラッド」は、かつて「エルソード」を手掛けたメンバーが中心になって設立されたJCR Soft社が開発を行った、新感覚の横スクロールヘビーアクションゲームだ。爽快感と緊張感の要素を併せ持った操作感と、日本のオンラインゲームでは珍しいゴア表現が含まれている点が特徴だ。

今回の先行プレイでは、キャラクターメイキングから序盤のクエスト、さらに高レベル向けの「阿修羅ダンジョン」などを体験することができた。

ストーリー

一定の秩序が保たれ、交わることのなかった2つの世界の均衡が遂に破られる…。

世界は複数の次元で構成されている。コインのように裏と表で交際されている…それが摂理であり、心理なのだ。
叡智の礎に文明を築き上げてきた世界、人間の住まう光の世界──ケーナ・アルタシア

圧倒的な力で他の全てを支配する世界、巨人と竜族、そして魔族たちが覇権を争い続ける闇の世界──ケーナ・ヘタルシア

永遠に交わることがないと思われていた2つの世界だったが、その秩序は失われることとなった……魔王アモンサトゥスの存在によって……。

闇の世界は竜族の王アスタロトが支配していた。
しかし、比類なき力を持つ魔王アモンサトゥスによって、竜族の支配する時代は終わりを迎えることとなった。

魔王として降臨した魔王アモンサトゥスは、闇の世界(ケーナ・ヘタルシア)の支配には飽き足らず、その魔手は光の世界(ケーナ・アルタシア)に伸びていった……。

個性的な4職業から選択するキャラクターメイキング

ゲーム開始時に行うキャラクターメイキングでは、ウォーリア、ナイト、メイジ、ハンターの4種類の1次職から選ぶことになる。全職業に性別とボイスが設定されているので、プレイスタイルのほか、男女の好みで決めていこう。

1次職には2系統の武器が使用可能で、各職業に2種類用意されている2次職業は、どちらかの武器に特化した職業になっているぞ。1次職業でプレイしている間にどちらの武器が自分に合っているかを吟味しておくといいだろう。

ウォーリア

物理攻撃に特化した戦士で、コンボ数が多くなる大剣と、一撃のダメージが大きい大斧が使用可能。大剣に特化した「ベルセルク」と大斧に特化した「ウォーロード」のいずれかへ転職できる。

Voice:小杉十郎太

ナイト

片手剣と片手のメイスが装備できる。また、盾を装備していることもあって、防御系のスキルを多く覚える。2次職業は、建議に特化した「ロードナイト」と攻防のバランスに優れた「パラディン」の2種類が用意されている。

Voice:沢城みゆき

メイジ

片手杖と両手杖が装備可能で、どちらを装備するかによってコンボ回数や攻撃力が変わってくる。毒などの状態異常によって敵を弱体化させる「ウィザード」もしくは、破壊力のある攻撃魔法を扱う「ウォーロック」に転職できる。

Voice:ゆかな

ハンター

ショートボウとロングボウが装備可能。ショートボウを得意とする2次職「トリックスター」になると、弓による攻撃だけでなく体術も使用できる。もう一方の2次職業「スナイパー」は、より多くの遠距離攻撃系のスキルを覚えることが可能。

Voice:中村悠一

キャラクターメイキングでは職業のほかに、手足の長さや頭の大きさなどを細かく変更することが可能。顔と髪型は複数用意されているパターンから選ぶことになる。また、様々な装備を試着させて、自分が作ったキャラクターどのように映るかを確認することもできる。

筆者はコンボ数と防御面に長けているナイトを選択。なお、1アカウントにつき4キャラクターまで保持できるので、様々な職業を試すことが可能だ。

徐々に操作を覚えていける序盤のクエストを紹介

キャラクターメイキングを終えると、早速ゲームがスタート。最初に体験することになるチュートリアルでは、移動や攻撃の方法やアイテムの拾い方など、基本的な操作をチェックできる。

チュートリアルの段階ではキャラクターは高レベルに設定されており、スキルも一通り覚えた状態になっているので、スキルを交えたコンボも早速体験できる。スキルの中には敵を空中に浮かせて一方的に攻撃ができるものや、連打することでコンボ数が増えるものある。自分の選んだ職業が将来どんなスキルを覚えるかをここで確認しておくといいだろう。

なお、ここでは本作の重要人物である4人の英雄も登場し、自らを犠牲にプレイヤーを助けたところでチュートリアルは終了する。物語の一端も早速見ることができるぞ。

チュートリアルが終わると、プレイヤーは「エルウッド」と呼ばれる集落の近くに飛ばされる。ここからはレベルが1に戻され、装備も装着していない状態からのスタートとなる。

メインのストーリーは、エルウッドの住人からのクエストを受けることで進んでいく。クエストは基本的に、エルウッドの外にあるダンジョンのボスモンスターを倒すことが目的になるぞ。

序盤のボスは通常のモンスターを引き連れてくることが多く、猛攻を受けることは必至。上手く立ち回りながら1体ずつ確実に倒していこう。

ボスを倒すとクエストのリザルト画面が表示され、評価によって貰える報酬が変わってくる。評価は、コンボ数やバックアタック、被ダメージによって決定するので、真正面での殴り合いは避けて、背後からの連続攻撃を意識するといい。

リザルト画面表示中もキャラクターを動かせるので、この間にアイテムを拾っておこう。

クエストをクリアすると徐々に新たなダンジョンが開放されていく。また、クリア済みのダンジョンが高レベル向けの内容に変化することもある。

高レベル向けに変化したダンジョンは、敵の体力が増えているほか、中には攻略ルートが変化している箇所もあるので、何度でも繰り返し遊べるぞ。

パーティプレイ推奨!高レベル向けの「阿修羅ダンジョン」に挑戦

今回のテストプレイでは、序盤のクエストの他に、レベル20後半から入場できる最上級難度を誇る「阿修羅ダンジョン」を体験することもできた。ここは1日3回しか入場できないものの、最高クラスのレア武器などが手に入るダンジョンだ。

ダンジョン内は通常クエストで入るものよりも遥かに長く、敵の攻撃も多彩。中には状態異常の攻撃を仕掛けてくる敵もいるので、事前の準備をしっかりとしておく必要がある。

敵の攻撃は範囲が広く、避けるのも一苦労だった。さらに、敵がいない場所でも落下物などの仕掛けが随所に用意されているため、一瞬の油断も許されない。

また、ダンジョン内にはボスも複数登場し、筆者が挑戦した阿修羅ダンジョンでは合計で5体のボスを相手にすることになった。筆者もなんとか1、2体目のボスを倒すところまで入ったものの、3体目のボスで回復アイテムも切れあえなく戦闘不能になってしまった。プレイヤーの腕前、充実した装備とアイテム、仲間との連携、それらすべてを備えていないと攻略は難しいだろう。

なお、3人以上でパーティを組み挑戦すると、それぞれ別の場所にあるトラップを破壊して先へ進むといった、パーティプレイ専用の仕掛けも用意されているとのこと。パーティの人数を調整することで、何度でも挑戦できるようになっているぞ。

キャラクターの見た目だけを変更できる「アバターシステム」

本作の装備システムの面白い要素として、装備品とは別にキャラクターの見た目だけを変更できる「アバターシステム」がある。このシステムを利用すれば、強力な装備を手に入れてもお気に入りの外見のままプレイすることが可能。よりキャラクターの個性を引き出せるようになっているのだ。

硬派な上級者向けのゲームという印象を受けたが、導入部分の操作の説明は非常に丁寧で、またコンボも連打で簡単に繰り出せるので、幅広い層が楽しめる作品になっている。

今回筆者は体験できなかったものの、プレイヤーが2人のキャラクターを入れ替えながら戦うタッグマッチや、ギルドバトルとなる3on3など、多彩なPvPも用意されている。アクションゲームファンにはぜひ一度体験してもらいたい作品だ。

開発&運営チームへのインタビューをお届け!

今回のテストプレイ体験終了後に、開発元であるJCR Soft 代表理事のイ・サンフン氏と、開発理事のクァク・ウンピョ氏、さらに日本での運営プロデューサーを務めるシーアンドシーメディアの平山 載基氏に、本作の魅力についてお話を聞くことができたので紹介しよう。

――日本でサービスを開始するに至った経緯を教えてください。

左から、クァク・ウンピョ氏、イ・サンフン氏
左から、クァク・ウンピョ氏、イ・サンフン氏

イ氏:先に「ダークブラッド」サービスを開始した韓国国内で非常に高い評価を得ておりまして、日本でも「横スクロールアクション+RPG」という本作のシステムは受けるのではないかと考えていました。

そして今回、「パーフェクトワールド」や「タルタロス」を運営しているシーアンドシーメディアさんと運良く出会えて、日本でサービスできることになりました。

――なぜ今回、「横スクロールアクション+RPG」のゲームを開発しようと思ったのですか?

イ氏:現在は、たくさんのMMORPGが存在しますが、アクションを織り交ぜたMMOPRGは開発当初はあまりありませんでした。ですから、アクション要素を強くした作品を作ればオリジナリティを出せるのではないかと考えました。

また、今回開発に集まったスタッフは以前にアクションゲームを作った人が多かったからという理由もあります。

――集まったスタッフの得意分野を作ろうとして開発が始まったのですね。

イ氏:そうですね。自分たちの強みを活かして、オンラインRPGの長所とアクションゲームの長所を合わせれば良い評価が得られるのではないかと考えたところから開発がスタートしました。

――開発の段階で苦労した点はありますか?

イ氏:今回集まったスタッフは、アクションゲームといっても本作とは全く反対のかわいい世界観のゲームを作ってきた人たちでした。そのため、どうやって血や欠損などの過激な表現に慣れてもらうか頭を悩ませました。

最終的に、過激な表現のあるアニメや映画を見てもらうことで慣れてもらいましたね。

――すでにサービスを開始している海外での反響はどうですか?

イ氏:私たちは快適な操作感が本作の最大の魅力だと思っていて、海外でも操作感に関してとても良い評価をいただいています。また、コンテンツの中では「阿修羅ダンジョン」などの特殊ダンジョンが好評ですね。

――メインにしているターゲット層はどのあたりになりますか?

クァク氏:ゲームセンターなどで横スクロールアクションのゲームを遊んでいた人がターゲットになります。韓国では30代から40代あたりの男性になりますね。

――本作をプレイする人に、どういった遊び方をしてほしいと考えていますか?

クァク氏:まずは気軽に楽しんでもらって、本作の操作や世界観に慣れてもらえたらと思います。また、昔のゲームの雰囲気が出るように作ったので、かつてゲームで横スクロールアクションをプレイした人は当時を思い出しながら遊んでほしいです。

――日本独自のコンテンツを用意する予定はありますか?

クァク氏:今まさにシーアンドシーメディアさんとお話を進めている最中でして、日本独自のアバターはぜひ入れたいと思っています。コンテンツに関しては話をしながら何を追加するか決めていきたいです。

――将来的にアニメとタイアップする可能性はありますか?

平山氏:ただアバターで見た目を似せるだけではなく、アニメにちなんだ独自のスキルが使えるようになるなどのタイアップを予定しています。

また、もし可能であればアニメに登場する街を設置したり、キャラクターをゲーム内のNPCとして登場させたりといった大掛かりな企画も今後提案していきたいと考えています。

――アクションゲーム初心者に対してはどのようなフォローがありますか?

クァク氏:最初からたくさんのことを覚えてもらおうとしても初心者の方はついてこれないと思うので、ゲームの序盤にチュートリアルというかたちで、ストーリーを楽しみながら操作を覚えられるように工夫してあります。スキルの使い方や効率的な移動、敵と戦う際の位置取りなどを順番に覚えていけるようになっていますよ。

――本作はスティックでの操作にも対応していますが、スティックでの操作でこだわった点はありますか?

イ氏:基本的な操作はキーボードを触らずに、スティックだけですべて行えるようにしました。また、ゲームエンターでの操作感に近づくように細かく調整してあります。

――スティックに対応した背景にはゲームセンターのアクションゲームがあるのですか?

イ氏:ゲームセンターの雰囲気を出したいという思いは以前からありましたね。開発段階は忙しくてスティック対応まで考える余裕はなかったのですが、シーアンドシーメディアさんの協力もあり、今回スティックでの操作も可能になりました。

――4種類が用意されているプレイヤーキャラクターの特徴を教えてください。

イ氏:キャラクターは打撃に特化した直接攻撃系と、敵を徐々に不利な状況に追い詰めていく間接攻撃系の2種類に分けられます。また、最初は4種類の職業から開始することになるのですが、ゲームを進めれば2次職業に転職することも可能です

その中でも「ベルセルク」や「スナイパー」は、操作があまり上手くない方でも使いこなせると思います。逆に、「トリックスター」や「パラディン」は比較的上級者向けの職業となっています。

――キャラクターは今後追加される予定はありますか?

イ氏:韓国では既に職業が追加されていまして、日本でも年内には追加できると思います。次に追加されるキャラクターはかわいい女の子になっていますよ(笑)。

――本作の特徴であるゴア表現を入れることになった経緯を教えてください。

クァク氏:最初は15歳以上を対象にしたアクションゲームとして制作していたのですが、出来上がったものを見たら、演出面の爽快感が弱く感じたのです。なので、対象を18歳以上に上げて、表現を過激にすることによって、爽快感を引き出そうと考えました。

――日本版ではゴア表現に規制はかかっていますか?

クァク氏:ゲーム開始時に個人情報を登録するのですが、登録された年齢によって、自動的に血の表現が抑えられたりといった調整がかかります。

――どの年齢層でも楽しめるようになっているんですね。

クァク氏:そうですね。年齢が低い方ですと血が見えないようになるので、安心して楽しめます。

――課金アイテムではどのようなものを用意する予定ですか?

平山氏:最初はダンジョン内で復活できるアイテムや、アバターアイテムなどを販売したいと考えています。その後はユーザーさんの反応を見つつ、随時追加していきたいと考えています。料金については、全体的に低額に抑えるようにしたいと思います。

――今後アップデートで実装する予定のコンテンツはありますか?

イ氏:既存のキャラクターでは味わえない操作感を体験できる新キャラを追加していきたいと考えています。それと、コミュニティを強化していきたいので攻城戦も追加したいですね。

――これから本作をプレイするユーザーへメッセージをお願いします。

イ氏:本作は快適な操作感を徹底的に追求したゲームになっています。正式サービス開始後もユーザーさんが飽きないようにコンテンツを追加していきたいと思っているので、ぜひたくさんの人に遊んで欲しいと思います。

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