韓国では、利用者が多い地下鉄を広告に使用するゲームのマーケティングが拡大しており、NEOPLEが開発した3Dアクションゲーム「サイファーズ(CYPHERS)」が、異色の地下鉄トリックアートを展開している。
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この「サイファーズ」のトリックアートは、ソウル地下鉄2号線区間の一部で約一か月間行われる。地下鉄の床には氷河の割れ目の部分を連想するトリックアートの画像を刻み、さらに氷をコンセプトにした地下鉄のハンドル(つり革)を設置することで、蒸し暑い夏には嬉しい、清涼感のあるデザインとなっている。
また、一般的なゲーム宣伝広告を外れた場合もある。JC ENTERTAINMENTが開発し、サービス中のソーシャルネットワークゲーム(SNG)「ルール・ザ・スカイ(RULE THE SKY)」は、“"指の展”という名前で、地下鉄で広告を展開している。
これはゲーム内の舞台となる「フローティア」を誇るイベントで、事前に選ばれた10人のゲーマーたちの話を地下鉄内のゲームの広告に活用しているというものだ。単純にゲームを紹介するだけでなく、実際にゲームを楽しんでいる利用者のIDと、ゲームを使って結ばれた縁を紹介しており、ソーシャルネットワークをターゲットにしたユニークな広告で注目を浴びた。
これまでとは異なり、韓国のゲーム市場は大規模なオンラインゲームに焦点を合わせたマーケティングが浮き彫りになって、最近の地下鉄を対象とした広告は減少した。しかし、単純なゲーム宣伝広告を抜け出して、地下鉄を利用する一般の人々が簡単に馴染めるようにゲームの内容に接することができる異色的な広告は、独自の広告市場を形成し、注目を受けている。