ゲームオン、パールアビス開発の新作アクションMMORPG「黒い砂漠(仮)」の独占ライセンス契約調印式典を実施―日本でのサービスは2013年下期を予定

ゲームオンは、本日9月7日、シェラトン都ホテル東京において、パールアビス開発による新作アクションMMORPG「黒い砂漠(仮)」の独占ライセンス契約調印式典を実施し、同作の日本におけるサービスを提供することを明らかにした。

パールアビスは、ゲームオンでもサービスを行う「C9」など、数々のオンラインゲームをヒットさせてきたCEO キム・デイル氏が設立したオンラインゲームの開発・運営を行う会社であり、本作が同社による設立第1弾タイトルとなる。

本作は、美麗なグラフィックと成功かつ洗練された戦闘アクションが特徴の作品となり、日本では、韓国に次いで2013年下期にサービスを提供予定とのことだ。

本式典では、パールアビスよりキム氏、COO ユン・ジェミン氏、CFO オ・ビョンヨップ氏、ゲームオンより代表取締役社長 イ・サンヨプ氏、専務取締役 チョン・キヨン氏、マーケティング部 部長 新倉敬二郎氏が参列し、ゲームの内容および日本での展開について語られた。

(画面左より)新倉敬二郎氏、チョン・キヨン氏、イ・サンヨプ氏、キム・デイル氏、ユン・ジェミン氏、オ・ビョンヨップ氏

まず挨拶を行ったイ氏は、今までゲームオンがさまざまなゲームタイトルを提供してきた会社であると自負していると語り、今回、サービスに関する独占ライセンス契約を結ぶことになった「黒い砂漠」についても、世界的な大作となるであろうと、タイトルならびに開発のパールアビスに対し、大きな期待を寄せていた。

続いてキム氏より、「黒い砂漠(仮)」のゲーム概要および特徴についての紹介が行われた。本作は、MMORPGでありながらも高いキャラクター性と戦術的な戦闘が大規模で楽しめる攻城戦を実装しており、ユーザーによって多様性のあるプレイが楽しめるようにゲームコンテンツを提供していくという。

本作では、古代より栄えてきたものの、より支配体制を強固にするために世襲体制を強化しようとし、腐敗してしまった2つの国の体制に抗うべく、独立戦争を起こすというストーリーでゲームが進行する。

本作の特徴として、キム氏は下記の4点を大きなポイントとして挙げていた。

操作性・打撃感・アクション性

本作では、例えば戦士ならば盾防御、つかみ落とし、蹴り、体当たり、移動攻撃など各種クラスの特性を踏まえた、リアルなアクションが基本スキルとして用意されている。これらのスキルの組み合わせにより、戦闘に大きな幅を持たせ、プレイヤーの感覚に直接訴えかける打撃感が表現される。サービス時には、各クラスを選択したプレイヤーごとに、さまざまなアクションが簡単な操作によって体感できるようにしたいと述べた。

戦術的で大規模な戦闘

本作では、攻城戦の要素が実装されるが、ここでの攻城戦はただ単に相手を攻めるだけでなく、城壁にはしごを掛けて城内に侵入できたり、守る側も城のあちこちでそれぞれの役割を遂行しなければならないなど、適切な兵力の配置や奇襲などの具体的な戦術が必要とされる高度な戦略戦が展開していく。

個性豊かなキャラクター

プレイヤーキャラクターについては、現在「ファイター」「エルフ」「ソーサラー」「ジャイアント」「テイマー」の5種類のクラスが実装予定となっており、今後も追加を予定しているという。

各クラスについては綿密なコンセプトにより構成されており、本作の世界の中においても明確な役割が与えているとのこと。キャラクターメイキングについては、本作の世界観およびキャラクターのコンセプトから外れない範囲での自由度を用意しているそうだ。

美麗なグラフィック

最後にキム氏が挙げたのは、グラフィックについて。キム氏によるとグラフィックの美しさは、バランスや比例などで表現できるということだが、優雅さについては慣性の再現により表現される。

グラフィックチームは慣性を表現するために努力し、また、プログラムチームではキャラクター以外のオブジェクトのライティングに取り組むなど、リアルな描写を求めてきたという。

また、本作ならではのアクション性を実現するために多くの工夫を取り込む必要があり、そのためにエンジンを自社でいちから開発することになったという。

会場では実際にゲーム画面のムービーが上映されたが、動いている状況においてもそのグラフィックの綺麗さは目を惹かれるものがあったので、そちらについては今後、ゲーム映像が公開されるのを楽しみにしていただきたい。

最後に、韓国・日本のプレイヤー双方にマッチしたMMORPGにしていきたいという抱負を述べるとともに、ゲームオンというパートナーとともに継続して企画・開発を行なって行きたいと締めくくった。

また、新倉氏は、日本でのサービスについて2013年の下期に開始予定であることを明らかにし、今後の情報についても随時届けていくほか、サービス開始に向けてマーケティング活動も行なっていきたいと述べられた。

式典の最後にはイ氏とキム氏による調印も行われた。

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