エンタークルーズが9月14日より正式サービスを開始した戦略シミュレーションゲーム「三国志マスターズ」。ここでは、様々な楽しみが用意されている本作の序盤プレイレポートをお届けしよう。
「三国志マスターズ」は、三国志を舞台としたブラウザ戦略シミュレーションゲーム。シンプルかつ奥深いゲームシステムで、シミュレーションゲームが初めの人でもすぐに楽しむことが可能な作品だ。
今回は、手軽に熱中できる国づくりやクエスト、領土を拡大するための制圧戦など、本作の序盤から楽しめる様々な要素を紹介していこう。
まずはプレイの基本となる君主を決めよう
ゲームを始めると、まずはプレイヤーのパートナーとなる最初の武将「君主」を決める。君主は「劉備」「曹操」「孫権」「袁紹」「董卓」の5名がおり、それぞれ優れた能力が変わってくる。しかし、どの君主も超強力であることに違いはなく、特に序盤に関しては、誰を選んでも特別な難易度の変化は見られない。
ちなみに筆者は武力と知力に優れた曹操を選択した。これからプレイする人も、史実の三国志で好きな武将や、イラストの好みなどで選択して問題ないだろう。
また、君主選択画面では拠点をどこに置くかの大体の方角を決めることも可能だ。とはいえ、広範囲に領地を拡大するには時間がかかるため、序盤は特に気にしなくて大丈夫。迷った時はランダムを選択すれば、自動的に最初の領地を決定してくれるぞ。
武将の数がものをいう国づくり
君主を決定したら、いよいよ最初の工程、国づくりに移る。国づくりには民衆が住む民家や、兵士を訓練したり、様々な兵器の研究ができる施設を建設する「城内」と、食糧・軍馬・木材といった資源を調達する「城外」に分かれている。これらは持ちつ持たれつの関係なので、バランス良く発展させていくことが大切だ。
まずは、民衆がいなければ国は発展しないので、民家の建設からスタート。併せて、資源を蓄えるための倉庫の建設していこう。
続いて城外には、食糧を増やす「田畑」、軍馬を増やす「牧場」、木材を増やす「伐木場」を建設。こちらはどれもが重要な資源となるので、空きスペースがあれば満遍なく建設するといい。
ちなみに、城外に建設できるスペースは、ゲーム開始時点で3か所しかない。こちらは、城内にある施設「官邸」のレベルを上げれば、それに合わせてスペースも拡大していくぞ。レベルは官邸以外にも、すべての施設に設定されており、上げればより国がスムーズに発展するはもちろん、外見も華やかなものに進化していく。
施設の建設やレベル上げは、所持している武将の中の1人に依頼することで行われていくほか、各施設に武将を配置することで更なる強化を図ることも可能。そのため序盤は、レベルが低くてもいいので武将の頭数を揃えることを念頭に置いておこう。
武将は、クエストなどで手に入る「宝銀箱」といったアイテムから獲得できる。また、「迎賓館」という施設では武将の探索や、在野武将を入札して入手することも可能。こちらは迎賓館に配属した武将の魅力が高いほど、探索の成功率が上がる。ゲーム内通貨やドロップで入手できる「宝箱」と、時間と運が必要になる「迎賓館」の2種類を、上手く使い分けて集めていこう。
また本作の注目点として、建設までの待ち時間が5分を切った建物は「督励」というコマンドを使うことで、一瞬で建て終えることができる。このコマンドを効果的に活用すれば、短時間で瞬く間に国が発展していくぞ。「督励」の使用には特に条件はないので、序盤から積極的に利用していこう。
ゲームを進めていくうえで重要になる施設は多々あるが、その中には一定の条件をクリアしないと建設できないものある。例えば、他プレイヤーとの資源売買が可能になる「貿易場」は、事前に「市場」を建設しておかなければ、建てることは不可能。
市場を建設するには官邸のレベルを3以上に上げなければいけない。官邸のレベルを上げるのは城壁のレベルも上げておかなければいけない―といった要領になっているので、地道に順を追ってひとつずつ発展させていこう。
あらゆる行動が任務に繋がっている
本作に収録されている任務(クエスト)の種類は実に膨大で、施設を一通り建設するだけでも様々な任務が解放されていく。そのため、ただ用意された任務をこなすだけではなく、自分から任務を探していく楽しみもあるのだ。
また任務には、建築系のものから、民衆から取る税率を上げる、負傷した兵士を治療する、敵の領地を偵察するといったものも存在する。これらの多彩な任務が絶え間なく発生し続けているため、プレイヤーは飽きることなく遊ぶことができるのだ。
あまりに数が多すぎるため、何から手をつければいいか分からない、という際には、画面左上のアイコンに注目しよう。ここに、現時点でのお勧め任務が表示されているのだ。困ったときはこのアイコンをヒントにすれば、スムーズにゲームを進行できるだろう。
ちなみに、本作には通常の任務のほかに、プレイの際に必要となるアイテムが製作できる「製作任務」も存在する。こちらでは商店で販売しているような貴重なアイテムが手に入る可能性もあるので、ぜひ活用しよう。
いざ隣国の占領へ
ある程度任務をこなし、兵力を増強したら、次はいよいよ領地の開拓に挑もう。領地の開拓は大陸マップから攻める場所を決め、出兵させる武将と兵の数を選択して行う。
出兵できる地域は「資源地」と「城」の2種類があり、それぞれ占領した際の恩恵は異なるので注意しよう。まず資源地は、勝利し占領状態にすると資源収入が増加する。一方の城は、資源やアイテムの略奪、更には占領するとそのまま自分の城として利用できるのだ。
攻撃の際にポイントとなるのは相手のレベルと距離。序盤ではレベルが3以上ともなると勝利することが難しくなるので、初めのうちは1~2の地域を狙おう。また、距離はできるだけ近い方が攻撃にかかる時間が短くなり、食糧など出兵に必要な資源の消費量も抑えられる。ちなみに、筆者が実際にプレイしたところ、2時間ほどプレイして兵を集めれば、レベル1の地域を難なく占領できた。
戦闘に負けると兵の数が減ったり、武将の忠誠度が下がるなどのデメリットがある。手の届く範囲から、地道に領地を拡大していくことが大切だ。ちなみに、城内に軍司令部を建設している人は、模擬戦闘を行い、相手との戦いで出る大体の被害などを事前に知ることが可能だ。兵の数が少ない序盤のうちは、戦闘前に必ず模擬戦闘を行うといいだろう。
なお、戦闘は全自動で行われ、一定の時間が経つと結果が報告される。報告画面では戦闘の細かい結果が分かるので、今後のプレイの参考にしよう。
手軽だからこそ熱中できるシミュレーショゲーム
以上が、筆者が体験したプレイの内容となる。ゲーム開始から約2時間ほどでこれらの要素がすべて体験できるので、本格的なシミュレーションゲームを楽しみたい人はもちろん、短時間で少しずつ遊びたい人にもおすすめできる作品だ。
また、三国志に登場する300人以上の武将が続々登場することも魅力の一つ。中には筆者が名前すら知らないマニアックな武将も収録されているので、三国志ファンにとってもたまらない作品になっているぞ。
ちなみにこれは、運営スタッフが2週間かけて作り上げた国。効率よくプレイすればさらに早くこのレベルの国が完成するそうなので、これからプレイする人はぜひ挑戦してほしい。
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