ガマニアデジタルエンターテインメントは、本日10月13日、東京・秋葉原のギルドレストラン ザ・グランヴァニアにて、「ルーセントハート」の4周年記念オフラインイベントを開催した。ここでは、第一部の模様をお届けしよう。
ユーザーとの距離感の近いイベントに
こちらでは、ガマニアデジタルエンターテインメント(以下、ガマニア)が運営を行う「ルーセントハート」にちなんだ催しの数々をはじめ、プレイヤーが集まっての交流が行われるなど、終始和やかな雰囲気でイベントが進行した。
本日のイベントのためのオリジナルメニューも用意。ウェルカムドリンク「テイアの涙」をはじめとした「ルーセントハート」のフード&ドリンクはもちろん、ガマニアの最新作「ドリームドロップス」のデザートがあった。そのほか、ビュッフェ形式でのフードメニューが振舞われていたり、会場限定のリアルガチャなどが用意されていた。
また、イベント内では来場者から事前に募集したキャンペーン&イベント企画や思い出イラストコンテストの結果も発表。ここでは、クラン募集交流やかくれんぼイベントなどの企画をはじめ、ユーザーの意見を混ぜあわせた企画として、イベント「ルーセントハート DE 逃走中~IN トリーア~」やマッチングイベント「未カップル横断ウルトラクイズ」など、ユニークなものが飛び出した。この内容については、実施に向けて調整していくそうなので、今後の情報に期待しよう。
大型アップデート「Insidiamini」&「子供システム(仮)」
イベントの最後には、廣田氏から初公開となる2つの大型アップデート情報が明かされたので、そちらについても紹介しよう。
まずは、直近の大型アップデートとして2012年10月18日に実装予定の「Insidiamini(インシディアミニ)」が紹介された。こちらはラテン語で「つながる」という意味を持っており、主にマップの拡張とストーリーの追加をメインとしたアップデートになっているという。
ストーリーとしては「ヘカテー」が復活するかもしれないということで、物語は新たな局面へと展開していくという。
そして、新エリア「トクサバタント」というエリアを実装。こちらはLv76以上の高レベル向けのエリアとなっており、アザーズゲート、異界の祭壇、異界の欠片と3つのマップが用意されている。このエリアは、アカディアの世界ではなく、アカディアとの時間軸が異なる異世界をつなぐエリアとして登場する。
さらに、新たなインスタンスダンジョンとして、デプスリヴェンジ、古の巨人遺跡、反逆者の王座の3つがLv76以上のプレイヤーを対象に実装される。ストーリークエストの進行に合わせてこれらのマップとインスタンスダンジョンを進むことになるそうだ。
今回は、この中から古の巨人遺跡について、もう少し踏み込んで紹介された。それによると、ここでは、プレイヤーキャラクターの強さや協力という力が必要となっていたが、このマップではNPCとのミニゲームに勝利しなければいけないとのだという。
ゲームのルールとしては大きさの異なる8体の石像(イビルスタチュー)を互いに用い、中央の魔法陣に石像を召喚し、より大きなほうが勝つ仕組みとなっている。それを繰り返し行い、プレイヤー側は5回勝つと勝利となる。
基本的には大きな石像がより強力なものとなるが、例外として一番小さな石像は一番大きな石像に勝てるということなので、駆け引きが重要になりそうだ。また、負けた場合でもペナルティなく再試合でき、パーティで臨む場合は誰でも石像を配置できるそうなので、パーティ内で楽しみながらやるのもいいだろう。
そして、新登場モンスターのイラストも紹介。イラストはかわいらしいが、Lv76以上のマップに登場するモンスターということで、かなり強力とのことだ。
さらに、ヘカテーが復活するかもしれないということで、ヘカテー側の敵として暗黒のタロットが登場する。今回登場する「The Hanged Man」は、“吊るされた男”という意味だが、今回は逆位置の置かれているタロットという設定で足が少し浮いており、悪という設定で登場する。
また、今までとは変わった演出として、要望のあったイベントシーンを追加するという。「The Hanged Man」が登場する展開の流れで女帝アパティナや星、世界などのキャラクターも登場する。
ここまでが10月18日実装予定の内容となるが、さらに2012年末を目標に「ほしともシステム」に関するアップデートとして、「子供システム(仮)」の実装を予定していることが明かされた。
これは、今までのほしともシステムで楽しむことのできた結婚までのプロセスに加え、新たにほしとも2人で共有できる子供を産むことができるようになるというもの。
赤ちゃんの段階ではただ育てていくだけで特に効果はないという。その後、幼児になると両親がパーティを組んでいる時に特殊な効果を与えてくれ、初回アップデートでは実装されないものの最終的には青年期で戦闘に参加できるようにしたいとビジョンを語った。
なお、子供については言葉を覚えさせるインターフェイスを用意しており、さらに髪の毛の変更やアバターのきせかえ、アクセサリーをつけることも可能になっているとのことだ。
第一部の終了後、廣田氏にユーザーからの質問内容やイベントの感想についてお話を伺うことができたので、そちらについても併せて紹介しよう。
――ユーザーからどのような質問がありましたか?
廣田氏:今回事前に募ったご意見・ご要望をカードにして選択式にさせていただきました。その中で多かったのが、まずアイテムモールの機能についてです。
今の状態ですと、いろいろとインターフェースを追加していて使いづらいという意見が寄せられていたので、操作が簡単に行えるようにするため、インターフェースの手順を少なくするよう開発元と調整しましてアップデートを予定しています。
一方で、ペットやアバターの種類が増えたことでさまざまなところに収納のボタンがあり、どんなところに閉まっているかがわかりづらいという意見も多かったので、種類別のソート機能などを設けた上でさらに探しやすいようにするなど、アイテムモールの利便性を追求していきます。
また、アバターについては男性のアバターがカッコ悪いという意見を非常に多くいただきまして、アイテムモールのアバターなどについては今まで開発と協議をしながら作ってきた部分がありましたが、一部運営チームの意見をそのまま取り入れてもらったかたちでやっていこうという話をしております。
その中で、若干ファンタジー的なものが多かったのですが、組み合わせをすることでアバターを着ることも楽しみのひとつだと思いますので、カジュアルなものもより多く取り入れて、組み合わせによる着せかえを楽しんでもらいたいと思います。
――当日寄せられた質問ではどんなものがありましたか?
廣田氏:ご要望が多かったですね。あとはアイテムモールのアイテムの販売予定についても質問されました。スケジュールについてはお答えできなかったのですが、ここ1ヶ月以内で準備をしています。
あとは男性ペットがほしいという意見や、不具合についてもお話がありました。最近1日に1回、2回の頻度でサーバーダウンが続いてしまっているのですが、この点についてはもうすぐ修正できると思います。
――イベントの感想はいかがでしたか?
廣田氏:今までと違って、今回お客様とより近い距離でやらせていただいているのですが、「ルーセントハート」を遊んでいるユーザーの方が多く来ていただいていて単純に嬉しいですし、ユーザーの方と運営の距離をより縮めていきたいというのもあります。今後もイベントや普段の運営を通して詰めていければいいと思います。
――ありがとうございました。
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