2012年11月8日~11日まで韓国・釜山BEXCOで開催されている「G-STAR 2012」。ここでは、L&K Logic Koreaブースにて試遊台が出展された「RED STONE 2」のプレイインプレッション、ならびに開発者へのショートインタビューをお届けする。
フル3DMMORPG「RED STONE 2」は、前作「RED STONE」の100年後の世界をベースにした世界観を継承した作品で、ディテールトゥーン方式のグラフィックスを採用している。
ゲーム内には、個性豊かな40種類以上のキャラクターたちが登場し、前作にてプレイヤーたちに大きな評価を得た変身システムを強化。各キャラクターの変身は、個性的な演出で没入感を高め、変身後は一定時間、強力な能力を得ることができる。
今回遊ぶことのできたG-STARバージョンでは、Free lancer(傭兵)、Warrior(戦士)、Magician(魔法使い)、Martial Artist(格闘家)の4つから男女のキャラクターを選択が可能。筆者はその中から一番オーソドックスな戦闘が楽しめそうなWarriorの女性を選択した。なお、本作には前作同様にキャラクターメイキング要素は用意されていない。
今回は限られた時間での試遊となったため、すべての要素を確認するには至らなかったが、その中でも本作の特徴をいくつか体験することができたので紹介しよう。
他のMMORPGと同様、本作でもクエストを進めながらゲームを進めていくのだが、その中にはNPCがさまざまな場面で随行するアライブシステムが用意されている。今回体験した内容では、女の子から迷子になった弟を探してほしいという依頼が寄せられ、女の子とともに弟を探すことに。このように、ストーリーに沿ったかたちでNPCが行動することで、ゲームへの没入感が深まっていた。
同時に、ゲーム内のストーリーに入り込むために意識されているのが、「CD(カットディレクティング)システム」と呼ばれる、コミック調で表現されるイベントシーンの挿入だ。ここでは、会話に合わせてキャラクターが複数のカットで表現され、NPCとのイベントがより楽しめるようになっていた。
そのほか、移動には前作でおなじみの「カーペット」が登場。素早い移動が可能となっているので、さまざまな場面で重宝しそうだ。
戦闘に関しては、オーソドックスなターゲティング形式のMMORPGになっている模様。この基本的な操作にシリーズの特徴でもある変身システムがどのように組み合わさるのかは、今後の情報、ならびに試遊の機会に確認したいと思う。
これらの要素を遊んだ要素は下記にプレイムービーとして掲載するので、そちらもぜひ参考にしてほしい。
さらに、会場内で本作の開発を統括するキム・ジョンオク氏に、わずかではあるがお話を伺うことができたので、その内容についても紹介しよう。
――出展してみての印象をお聞かせください。
キム氏:弊社が作ったゲームをみなさんにみせることができて、大変うれしいです。1時間以上の待ち時間となるほどに、多くの方に並んで遊んでもらっていますので、大盛況だと思います。
――遊ばれているのは「RED STONE」のプレイヤーが多い印象でしょうか?
キム氏:「RED STONE」を遊んでいて、本作に期待されているユーザーの方もいらっしゃいますが、新たなタイトルとして「RED STONE 2」に期待してもらい、訪れてくれるユーザーも多い印象です。
――ゲーム内でコミックのようなキャラクターのやり取りがありますが、このような表現を取り入れた理由は?
キム氏:「RED STONE 2」では、2Dで表現された前作のイメージをそのまま3Dで継承するために、トゥーンレンダリングを採用しました。
――日本のユーザーが親しみやすいデザインになっていたのですが、日本のコンテンツからも影響を受けたのでしょうか?
キム氏:「RED STONE 2」でトゥーンレンダリングを使った理由として、前作が日本でも人気があり、韓国人も日本のアニメキャラクターに影響を受けていますので、それを参考にして、「RED STONE 2」でも馴染みのあるかたちにしました。
――「RED STONE 2」の大きな特徴としてキャラクターの変身システムがありますが、前作から変わった点などはありますか?
キム氏:前作では、変身キャラクターの成長が完全に分離したゲームとなっており、変身したキャラクターと変身前のキャラクターで、完全に成長システムが異なっていました。今作では、両方のキャラクターが一緒に成長することができ、さらに、戦士はバーサーカー、魔法使いは狼人間というように、キャラクター本来のコンセプトに合わせて変身することができるようにしています。
――日本でサービスを行う予定はありますか?
キム氏:韓国でのスケジュールもまだ決まっていませんので、韓国でのサービスが近づけば、自ずと日本でのサービス予定も見えてくるとおもいます。
――最後に、日本のユーザーにメッセージをお願いします。
キム氏:「RED STONE」を楽しんでいただいているユーザーのみなさま、ありがとうございます。今後も頑張りますので、「RED STONE 2」も楽しみにしてください。
――ありがとうございました。