ゲームオンは、新タイトル「ロードス島戦記 -伝説の継承者-」について、11月14日に東京・秋葉原UDXシアターにて、プレスカンファレンスを開催、原作者「水野 良」氏をはじめ、多数のゲストが登壇した。
パーンやディードリットたちと冒険の旅へ!「ロードス島戦記 -伝説の継承者-」
「ロードス島戦記 -伝説の継承者-」は、手札とスキルの組み合わせで戦う超戦略的カードバトルRPG。累計1000万部を超えるファンタジー小説「ロードス島戦記」の世界を追体験できるストーリー性の強さも、この作品の大きな魅力となっている。
11月14日に実施されたプレスカンファレンスでは、ゲームシステムの内容についての説明のほか、原作者である水野良氏も登壇し、今回のゲーム化についてコメントや、Ordet製作のオリジナルアニメPVロングバージョンの初披露もなされた。さらに、会場内にはクローズドβテスト実施に先駆けた試遊台の設置もあり、たくさんの報道関係者や招待者が楽しんでいた。
最初の挨拶として登壇した株式会社ゲームオン 執行役員「宗 俊介」氏は、2011年1月に角川プロダクション、スロウカーブとの間で、「ロードス島戦記」のPC及びモバイル端末向けオンラインゲームの開発及び、運営に関するグローバルライセンス契約を締結してから約2年、水野氏をはじめ、たくさんの人の協力により、ゲームを待ちわびているユーザーにお披露目することができ、嬉しく思っていると語った。
続いて登壇した株式会社角川書店 スニーカー文庫 編集長「森丘 めぐみ」氏は、今回の「ロードス島戦記」のゲーム化について編集部一同大変嬉しく思い、2013年にはスニーカー文庫「ロードス島戦記」シリーズが25周年を迎えることもあり、このレジェンドタイトルを盛り上げていきたいと話した。
また、本作のスーパーバイザーを務める「ロードス島戦記」原作者「水野 良」氏も登壇し、小説も書いているが、もともとゲームデザイナーという肩書きで仕事をしていたと明かし、「ロードス島戦記」について、当時は「ゲームを作るための原作が必要」といった理由が、作品が生まれたきっかけとなったと話した。
また、すべてのゲスト陣が登壇した後は、Ordet制作のオリジナルアニメPV初披露され、シアターで大迫力の映像が放映された。ティザーサイトでも公開されているぞ。本記事の最後にも掲載しているが、クローズドβテストのOnlineGamer特別枠の募集も開始しているので、ぜひ下部のリンクから応募して欲しい!
登壇者
株式会社ゲームオン 執行役員「宗 俊介」氏
株式会社角川書店 スニーカー文庫 編集長「森丘 めぐみ」氏
株式会社ゲームオン 運営プロデューサー「阿部 康幸」氏
「ロードス島戦記」原作著作・スーパーバイザー「水野 良」氏
オリジナルアニメPVメインテーマ 作曲家・音楽プロデューサー「崎元 仁」氏
オリジナルアニメPV 監督・アニメーター「追崎 史敏」氏
オリジナルアニメPV 作画監督「小森 篤」氏
トークセッション
今回の「ロードス島戦記」のゲーム化についてさまざまなスタッフが集結。スーパーバイザーの水野氏をはじめ、オリジナルアニメPVメインテーマを担当した「崎元 仁」氏、オリジナルアニメPV監督・アニメーター「追崎 史敏」氏、そして急きょ会場に駆け付けたオリジナルアニメPV作画監督「小森 篤」氏を交えてトークショウが実施されたので紹介しよう。
――あなたにとって「ロードス島戦記」とは?
水野氏:自分の書いている作品ですから、なかなか語りにくいこともありますが…。やはりデビューにきっかけとなった作品ですし、もともと「ロードス島戦記」は僕が高校生の頃からファンタジーの世界設定で、つらつらと文章を書いていたという、現役で中二病にかかっていたときに歴史やキャラクターを考えていく中で、生み出された作品です。その後、大学生の頃にTRPG(テーブルトークRPG)に出会い、それを使って物語を紡いでいくうちにそれがいつの間にか雑誌に載り、小説になり、ゲームになっていったわけで、結果的にライフワークになっていますね。
崎元氏:ファンタジーの世界って、子供の頃はすごく不思議な世界であり、自分の目線で実感しにくい、ちょっと遠い存在だったと思うんですが、「ロードス島戦記」ではワクワクする世界観や剣と魔法など、現実の世界とは違う要素も残しつつ、雰囲気をうまくつかめた作品だと、印象に残っています。本作のメインテーマはファンタジーらしい壮大な雰囲気と現代っぽい要素を組み込んでいます。
追崎氏:当時自分は中学生で、「ロードス島戦記」が好きすぎて、一言ではとても言い表せないですが…(笑)。もちろん小説もアニメも見ており、パーンなどのイラストも書きまくっていました。ある意味自分の中でのファンタジーの原点とも言うべき作品で、今回のゲーム化で水野先生とご一緒できるということにちょっと緊張しています。オリジナルアニメPVについては、まずは今までの作品へのリスペクトと、今のアニメーションの表現の手法を用いて完成させました。
小森氏:僕は追崎さんと同年代で、彼と同じように「ロードス島戦記」にハマり、むさぼるように読んでいた作品です。まさに青春という感じです。OVAに関しては、まさに「文化遺産」のような作品だと思っていますので、それをリデザインすることはかなりプレッシャーを感じましたが、とてもやりがいのある仕事でした。
――今回のゲーム化への期待
水野氏:スーパーバイザーということで、もし気付いたようなことがあれば、Twitterなどで自分に語っていただければ、妥当だと思ったことはどんどん反映していきたいと思っています。今回シアターでオリジナルアニメPVを見ましたが、OVAをはじめて見たときに近い感動を覚えました。また、崎元さんとは今回で3回目のお仕事ですね。
崎元氏:そうですね。ゲームショウでお会いしたのが初めてしたね。
水野氏:崎元さんの代表作である「伝説のオウガバトル」の音楽も、ものすごく重厚感があり、自分にとって新しいファンタジーの可能性を教えてくれた作品でもあるんです。今回の楽曲はちょっとポップで、崎元さんの新しい音楽性と、それにふさわしい作品ができればいいなと思っています。
崎元氏:いわゆるファンタジーをテーマにしたゲームはたくさんありますが、僕の中では「ロードス島戦記」は少し特別なイメージを持っています。本作では、自分の目線で起きている問題を自分で解決できるような雰囲気になっていることが嬉しいですね。
追崎氏:原作のファンとしては、その雰囲気をどこまで再現できているのか、原作のキャラクターがどこまで登場するのか、といったところが気になりますね。
小森氏:学生の時代にワクワクしたあの感動を追体験できるのかが、とても気になります。
――「ロードス島戦記」お気に入りのキャラは?
崎元氏:ドワーフの「ギム」ですね。シブくて「こんな人いたら大変だな」と思います。ゲームをプレイするときには魔法使いが操作したいのでディードリットも好きでしたね。
追崎氏:自分はヒロインのディードリットは大好ぶ…大好きだったんですが(笑)。魔術師のスレインやカーラも好きですし、優劣をつけることができません(笑)。
小森氏:自分もギムが大好きで、絵描きとしておっさんキャラをいかにシブく描くことにやりがいを感じていました。
水野氏:みなさんギムが大好きということですが、自分は「ドワーフ」という種族が好きで、実直さの中に欲望に弱いところもあり、「指輪物語」のドワーフのイメージが自分の中で、色濃く影響しているのかも知れません。個人的に大ニース、レイリア、小ニースが好きですね。黒髪ストレートが大好物なので…(笑)。
ゲーム内容説明
続いて、「ロードス島戦記 -伝説の継承者-」のプロデューサー「阿部 康幸」氏が、やっと念願のお披露目を迎えることができ、嬉しいと語り、ゲームの詳しい内容を紹介してくれた。
「ロードス島戦記」の世界を追体験
「ロードス島戦記 -伝説の継承者-」は、「ロードス島戦記」の世界で一人の冒険者として仲間と出会い、戦い、成長していく戦略的カードバトルRPG。日本発ファンタジーの原点「ロードス島戦記」の世界を追体験することができる。原作のままの物語だけではなく、作品を知らない人のために、ゲーム内で選択肢が発生、原作通りのシナリオのほかに、オリジナルのストーリーも展開するとのこと。
また、原作に登場するパーンやディードリット、オルソンやシーリスなども順次登場するとのことだ。もちろん、原作でおなじみの敵キャラクターも自分のパーティーに組み込むことも可能らしいぞ。
ソーシャル×正統派RPG×戦略的カードバトル
本作ではソーシャル要素を盛り込んでおり、さまざまな種族や「ファイター」「スカウト」「ルーンマスター」などの職業をカスタマイズしてキャラクターを作成、酒場で全国のプレイヤーを探すことができる。
クエストなどで訪れるダンジョンはウィザードリィライクな3D表示で、前後左右に進む仕様になっており、森林や火山、洋館などをダンジョン化。「カーラの館」も登場するとのことだ。
また、バトルは手札とスキルで戦う独自のシステムで、キャラクターのスキルは特定のカード「剣×3」のような組み合わせで発動し、自分の手札の中から絵合わせをして発動する。ただ、手札の補充枚数に制限があるので、強いスキルばかりを連発しているとすぐに手詰まってしまうので、次に配られるカードの種類なども考慮するシンプルだけど奥深いものになっている。
プレイヤーから募集
本作では、シナリオからマップまで実際のプレイヤーから募集し、それを実装していくと発表された。運営側からのアップデートも随時実施されるが、それだけでなく「プレイヤーと育てていく」ゲームにしていきたいとのことだ。
今後のスケジュール
11月14日にニュースリリースで発表されたが、クローズドβテスト募集が同日11月14日より3,000名の募集を開始、テストは11月22日~28日まで実施される。また正式サービスは2012年12月上旬を予定しているとのことだ。ビジネスモデルは基本料無料・アイテム課金。また詳細は後日発表されるがゲームシナリオコンテストも予定されているので続報を待って欲しい。
ひと足先に体験できるチャンス!「クローズドβテスト」参加者募集を開始!
募集期間
2012年11月14日(水)~11月19日(月)23:59
募集人数
3,000名
OnlineGamer枠:500名
当選者発表
2012年11月20日(火)
実施期間
2012年11月22日(木)15:00~11月28日(水)8:30
※実施日時については、変更となる可能性がございます。
クローズドβテスト参加者限定 特典
・レアガチャチケット 1枚
・限定アイテム 二つ名「始まりの冒険者」
二つ名とは?
ゲーム内で自分のキャラクターに表示できる別名。称号。
※クローズドβテストで作成したキャラクタデータは、オープンサービス時には引き継がれません。
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