古谷徹さん、南明奈さん、ぬまっちさんが大規模戦をプレイ―パッケージ版の発表もあった「機動戦士ガンダムオンライン」カウントダウンイベントレポート

バンダイナムコオンラインは本日12月19日、「機動戦士ガンダムオンライン」のオープンβサービスが開始されることを記念して、カウントダウンイベントを開催した。

本イベントは、オープンβテスト(OBT)開始を前に、開発スタッフによるゲーム紹介やゲスト陣のトークセッションを行うというもの。またイベント後半には、ゲストと関係者を交えた大規模戦の体験会や、OBT開始のカウントダウンを実施する、二部構成で進められた。

丸山和也氏
丸山和也氏

イベントの冒頭では、本作のプロデューサーであるバンダイナムコオンラインの丸山和也氏が登壇し、スタートの挨拶を行った。そこで丸山氏は「本作のタイトル発表を行ったのが1年ほど前になりますが、そこから4回のクローズドテストを行ってきました。テストのたびに反響が大きくなっていき、たくさんの意見・要望をいただきました。それに少しでも応えられるよう、スタッフ一同で開発を進めてきましたので、今日OBTを迎えられて嬉しく思います」とコメント。

この後は、アムロ・レイ役で知られる古谷徹さんのナレーションが入った、最新のプロモーションムービーが公開された。本映像はゲームのポイントがまとめられており、オープンβテスト前に予習を兼ねて視聴するにはもってこいの内容となっていた。

映像の上映が終わると、ゲストとして「アムロ、『機動戦士ガンダムオンライン』いきまーす!」のセリフに合わせ、PVのナレーションも務めた古谷さんが登場。古谷さんは、PVの収録は先週行われたばかりだというが、そこで原稿を読みながら「これはやるっきゃない!」と思い、ゲームが遊べるのを楽しみにしていたとのこと。

続けて「見せてもらおうか、『機動戦士ガンダムオンライン』の性能とやらを!」「こ、この声は…シャアもどきのぬまっちじゃないのか!?」というやり取りを重ね、お笑い芸人のぬまっちさんが登場。さらに、「アッキーナ、いきまーす!」との掛け声を上げながら、ゲーム好きのタレントとして知られる南明奈さんも姿を見せ、本イベントのゲスト3人がそろい踏みとなった。

写真左からMCの岡嶋泰子さん、ぬまっちさん、南明奈さん、古谷徹さん。

ここで丸山氏からは、本作のポイントを3つに絞ってゲームの紹介が行われた。第1の特徴として挙げられたのは、「ガンダム」ゲーム以上最大となる、最大104人同時対戦が楽しめるところ。原作の世界観はそのままに、大規模な戦闘を楽しめるのが魅力となっている。

なぜ100人以上での対戦が楽しめるようにしたのかについては、原作アニメのジャブロー戦では、ジオン軍のモビルスーツ(MS)が53機いたという設定があったため、それぐらいのMSが攻めてくる大規模な戦闘をゲームでも再現したかったというのが、企画の成り立ちになっているという。

続いてのポイントは、もともと「ガンダム」シリーズには多数のMSが登場するが、それをゲーム中では5つのタイプに分けている点が挙げられた。機動力が高くて近接攻撃が強力な強襲タイプをはじめ、味方の機体などを修理できる支援タイプなども存在するので、アクションが苦手な人でも楽しめるようになっているのだ。

また、戦場には各プレイヤー4機体まで持って行けるので、タイプの異なる機体で編成したり、同じタイプだけで編成することもできる。裏方で地味なように思える支援タイプだが、大規模戦では5タイプがバランスよくいることが重要になるとのこと。

ゲスト陣はどのタイプを使いたいかという話題になると、古谷さんは「ビームサーベルで斬りまくるのがいいかな。やっぱりガンダムでアムロですから」と、強襲タイプを使ってみたいと話す。狙撃タイプを選んだ南さんは、「遠くで戦っている敵を攻撃して、ちゃんと周りも見なさいよ、みたいな感じでプレイするのが好きです」と述べた。

ぬまっちさんは、狙撃タイプを選んだ南さんに同意を示しつつ「古谷のガンダムを遠くから撃ちたいね…」とコメント。すると古谷さんから「そばに来いよ、シャアだろ!」とツッコミを入れられていた。

ゲストによるトークを交えつつ、3つ目のポイントとして挙げられたのは指揮官モードだ。基本的にプレイヤーは地球連邦軍、もしくはジオン軍に所属するいち兵士となって戦うのだが、各軍で一人だけ指揮官として戦闘に参加することができる。

指揮官になると、戦場の全体マップを見ることができ、ほかのプレイヤーに「○○を攻撃」「××を防衛」といった指示を出したり、エースパイロットと呼ばれる強力な機体を呼んだり、戦略兵器を使ったりと、まるで別のゲームのようなプレイが楽しめるのだ。

とはいえ、指揮官は戦況に最も影響を与える存在であるため、戦闘終了後に「グッジョブボタン」による評価を受けることとなる。ここでのポイントによって指揮官としての評価が変わっていき、次に戦う際のマッチングレベルに関わってくる。最初の頃によくない評価を受けてしまうと、指揮官のチュートリアルをやり直しになってしまうシビアな面もあるが、それだけ戦況に影響を与える存在なのだという。

ゲーム紹介は以上となり、「早くプレイしたい」というゲスト陣だが、ここでパッケージ版が2013年2月28日に発売されることも発表となった。パッケージ版には、本作専用の「ザク・コントローラー」をはじめ、特典機体や「DXガシャコンチケット」など、さまざまな特典が同梱されている。

ザク・コントローラーは単にザクに似ているだけでなく、モノアイの部分がアナログスティックの役目を担っているなど、片手で操作できるようになっている。ボタンの数も片手で操作できるコントローラーとは思えず10個も用意されており、本作に一番合った操作感が実現されているとのこと。

ちなみに、古谷さんが「ガンダムコントローラーは出ないんですか?」としきりにアピールすると、丸山氏からはアンテナ部分が指に刺さってしまうという懸念点があり、今回はザクコントローラーになったと、開発のエピソードが明かされた。

今後ガンダムコントローラーが出せるかは偉い人に聞いてみないと分からないようだが、パッケージ版は数量限定となっており、本日より予約開始となっているので、気になる方は早めにチェックしておいた方がいいだろう。そのほか、各PCブランドから推奨モデルのPCが発売されることも発表となった。

発表内容は以上となり、第二部ではゲスト陣と集まったメディア関係者による大規模戦の体験会が行われた。通常、ゲーム開始時には使用できる機体は限られているが、ゲスト陣には専用のMSが用意されており、強めの機体を使った古谷さんと南さんは好成績を残していたようだ。南さんと同じ機体を使ったはずのぬまっちさんは、戦場で迷子になってしまい、MCからいじられて会場の笑いを誘っていた。

そして二部の最後は、オープンβテスト開始の合図となる10からのカウントダウンが行われ、カウントゼロで古谷さんが「機動戦士ガンダムオンライン、いきまーす!」と高々と宣言してイベントを締めくくった。

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