NHN Japanは、本日12月23日、ベルサール秋葉原において、オフラインイベント「SPECIAL FORCE2 EXHIBITION MATCH 2012」を開催、あわせて新マップ「Bridge」や新キャラクターなど今後のアップデート情報を発表した。
本イベントでは、「スペシャルフォース2」の大会を勝ち抜いた2クラン「AX-Fivestars」「ZAP-CARD」、そして、オンライン投票で選ばれた「STRIFE」の計3クランが総当り戦を行い、「スペシャルフォース2」の頂点を決定する。見事国内の頂点に輝いたクランは、韓国チーム「KORpml」とのエキシビションマッチに挑むことになる。
また、新マップ「Bridge」や新キャラクターなど、今後のアップデートも公開されたので、試合の様子とあわせてレポートする。
新モード「突破モード」追加や新たな女性キャラクターの実装が明らかに
今回は、1月に予定されているアップデート情報を中心に発表が行われた。
まず発表されたのが、新モード「突破モード」の新マップ「Bridge」だ。
突破モードは、攻撃側(REDチーム)と防衛側(BLUEチーム)に分かれ、攻撃側はマップに設定されている3つの防衛ラインを制限時間内に突破、防衛側はそれを防ぎきれば勝利というルールだ。
現在、実装されている「脱出モード」に似たルールだが、大きな違いは脱出用のヘリを呼び出すステップがないことだ。突破モードは、とにかく前進し、1人でもラインを突破できればよいので、ルールがシンプルでわかりやすく、激しい銃撃戦が期待できそうだ。
佐野氏は、防衛ラインを突破すると、アクション映画のワンシーンの様に、どこからかミサイルが飛んできて、突破したエリアから順番に橋が崩れていく演出に注目してほしいと語っていた。
次に発表されたのが、EOTechスコープ付きのFA-MAS特殊Camoバージョンだ。残念ながら現在製作中とのことで画像は公開されなかったが、プレーヤーからの強い要望に応えての実装とのことなので、期待して続報を待とう。
最後に発表されたのが「クイックリスポンシステム」。これは「チームデスマッチ」や「占領」など、リスポン可能なモードで1回50SPを消費することにより、リスポン時間を短縮できるシステムだ。
他にもさまざまな要素が開発中で、詳細は近日中に発表されるとのことだが、今回は特別に開発中の一部コンテンツの紹介も行なわれた。
まずは、スナイパー専用の新モード「スナイパーモード」が発表された。川を挟んで建物が設置されており、ここで両陣営がわかれて撃ちあうマップになっているという。ヨーロッパの町並みをイメージさせるマップに、オシャレな洋館のような建物が設置されている。
そして、爆破モードの新マップ「Satellite」の開発も進行中だ。このマップは「スペシャルフォース」に実装されていた「衛星」というマップのリメイクバージョン。佐野氏は、「細かい部分は若干変更が加えられているものの、基本的な戦術はそのまま使えると思うので、もし興味があれば『スペシャルフォース』でプレイしてみてください」と説明していた。
最後に今回の発表の目玉として新キャラクターが発表された。セクシーな金髪の女性で、名前はまだ不明だが、先日実装された新キャラクター「Calros.M」と同じPMCに所属している。このキャラは来春の実装を目標に調整を進めているとのことだ。
今後の大会やイベント情報も発表。まず、1月に「パーティリーグ」というオンライン大会の募集を開始する。これは爆破モードなどの“本気”な対戦ルールではなく、「グラスモード」といった少し変わったモードで競い合うオンライン大会だ。
通常のオンライン大会も予定されており、2013年は5回の開催となる。第1回は、2月の募集が予定されている。オフライン大会も計画中とのことなので、こちらは続報を楽しみにしたい。
2013年1月は愛知で、2月は秋葉原でハンゲームキャラバン冬が実施される。こちらも参加すると豪華な特典が用意されているとのことなので、興味があるプレーヤーはぜひ参加してみて欲しい。
韓国プロリーグで優勝したトッププレーヤーによる特別編成クラン「KORpml」とのエキシビションマッチ
3クラン「AX-Fivestars」「ZAP-CARD」「STRIFE」によるリーグ戦を勝ち上がった「STRIFE」が韓国クラン「KORpml」とのエキシビションマッチに望んだ。
「STRIFE」は、勝ち上がって参加したほかの2クランとは違い、プレーヤーからの投票で選ばれて参加したクラン。しかし、実力は折り紙つきで、実際に今回のイベントでも「AX-Fivestars」「ZAP-CARD」の両クランを下し、「KORpml」との対戦権を勝ち取っている。
対する「KORpml」は、スペシャルフォース2の韓国プロリーグで優勝した「STX SOUL」に所属していたエース「キム・ジフン」選手が、元「STX SOUL」のメンバーを集め、この日のために結成したクランだ。
試合前に「STRIFE」のリーダー StanSmith選手は「KORpmlは工事現場というマップが得意らしいので、あえてそのマップで挑戦して勝ちたいと思います」と強気なコメント。それに対し、キム・ジフン選手は「試合に勝って気持よく帰ります」と余裕を見せていた。
ルールは、3マップで試合を行い先に2勝したチームが勝利となる。1マップは前後半5ラウンドずつで、6ラウンド先取したチームが勝利だ。
最初のマップは、STRIFEが事前のコメントの通り「工事現場」を選択。先攻はKORpml。
第1ラウンドは、KORpmlがラッシュを仕掛けたが、それをSTRIFEがきっちりと守りきる試合展開で、まずはSTRIFEがラウンドを取得する。しかし、第2ラウンド以降メリハリの効いた攻めと、個人技による撃ち合いの強さを見せるKORpmlがラウンドを制していく。StanSmith選手がトマホークで2Killを取るなど活躍を見せたが、KORpmlのスキルに阻まれラウンド取得に繋げられない。第1マップはそのままKORpmlが連続でラウンドを取得していき、1:6でKORpmlが勝利。
第2マップはSTRIFEが「バイオ研究所」を選択。このマップも先攻はKORpml。
このマップで勝利しなんとか第3マップに繋げたいSTRIFEだが、序盤からKORpmlの強力なスナイパー陣に守りを崩される展開が続く。KORpmlのメンバーはAIMが飛び抜けており、スナイパーライフルはもちろんだが、アサルトライフルやハンドガンでも、遠距離から的確にヘッドショットを決めていく。このAIMには観客も応援を忘れて見入ってしまいたようで、時折「嘘だろ……」という驚きの声が漏れ聞こえてきた。
最終的にSTRIFEは第5ラウンドで何とか守りきり1ラウンドを取り返したが、他のラウンドは全てKORpmlが制し、2マップ目も1:6でKORpmlが勝利。エキシビションマッチはKORpmlの勝利で幕を閉じた。
STRIFEのStanSmithは試合を振り返り「この様な結果になってしまいましたが、得た物は非常に大きかったです。投票していただいた皆さん、応援してくれた皆さんありがとうございました」とコメント。佐野氏は「韓国のチームの圧倒的な力が垣間見れたんじゃないかと思います。日本の選手もこの試合を観て更に高みを目指してもらいたいと思います」とコメントしていた。
Dragonfly GF Co.,Ltd All Rights Reserved.