ガリアレボリューションが12月28日よりオープンβテストを開始する「ダンジョンヒーロー」は、新米冒険家としてさまざまなダンジョンに挑むMORPGだ。今回、12月22・23日に実施されたLASTクローズドβテストに参加したので、そのプレイレポートを紹介する。
「ダンジョンヒーロー」は、MMORPG「ココロア」などを手掛けてきた韓国のEya Soft Co,.Ltd.が開発する、新作MORPG。敵が密集しているダンジョンでキャラクターを強化し、より強力な敵に挑んでいく、いわゆる「ハックアンドスラッシュ」タイプのゲームとなっている。
収録されているダンジョン数は100以上に及ぶそうで、筆者が2日間プレイしただけでも20種類以上が確認できた。クエストや各ダンジョンに登場するモンスターの種類は多彩で、飽きることなく何度でも遊べる設計になっている。
ストーリー
「オベリスク」とは英雄の亡骸と力、そして伝説の武器が眠る墓のことである。オベリスクを発見した者は英雄の武具を手にすることで力が継承されると伝えられている。そして「英雄の武具」を継承した者は「ダンジョンヒーロー」と呼ばれる。
しかし、オベリスクは秘密に包まれている。誰が作ったのか、どこにあるのかさえ明らかになっていない。一部の学者によって明らかになったのは、「古代王国 文明」の技術であるということ。そして、希代の英雄や悪人 のように強力な力を持つ者の死後、魂と武具を保護するために現れるということである。
いまだオベリスクは多くの謎に包まれているが、現在でもオベリスクは偉大な魂を保護するために現れている。そして、数多くの英雄が「英雄の武具」を手に入れて「ダンジョンヒーロー」になろうとしている。
3種類のクラスが存在するキャラクターメイキング
ゲーム開始時に行うキャラクタークリエイトでは、性別や顔の造形、肌の色、髪型、髪の色が選択できる。顔や髪形には豊富なバリエーションが用意されており、いずれも本作のキャラクターが持つかわいさを損なわないデザインになっている。
また、ここではキャラクターの職業となる「クラス」も選択できる。クラスには「剣士」「冒険家」「学者」の3種類が用意されており、それぞれ違った攻撃方法を持っている。また、すべてのクラスに2次職、3次職が2種類ずつ用意されているぞ。
どの職業を選んでも序盤の難易度に差は生まれないので、自分の好みに合ったクラスを決めよう。ちなみに、1次転職はレベル10になると受注できる転職クエストから行える。
「剣士」
鍛え上げられた強靭な肉体を活かして様々な種類の近接武器を扱うことができる。転職により、仲間を守る盾になることも敵を貫く強力な剣になることも可能だ。レベルアップすると、力や体力が大きく伸びる傾向にある。使用武器は片手剣のほか、攻撃に特化した両手剣も装備できる。
「冒険家」
素早い身のこなしと飽くなき好奇心を持つ。どちらの能力を育てるかによって侵入や追跡のスペシャリストや技術を扱うマイスターになれる。ライフルやピストルといった遠距離攻撃系の武器が扱える、トリッキーな戦闘を得意とするクラスだ。
「学者」
世界を構成する超越的な力の研究に人生を捧げる者。自然と調和を追求する道と神聖な存在に従う者への道と大きく分かれていく。魔法攻撃を得意とし、装備によって、射程距離、範囲、最大攻撃数などが変化してくる。使用できる武器はスティックと、攻撃速度は遅くなるが攻撃力が高くなる杖が存在する。
まずはチュートリアルで基本の操作をマスターしよう
キャラクターメイキングが終わると、基本的な操作を教えてくれるチュートリアルが開始となる。本作は左クリックでターゲティング、右クリックで視点操作という、一般的なオンラインRPGと同じ操作方法が採用されている。もちろんキーボードでも操作可能なので、プレイスタイルに合わせて選択しよう。
チュートリアルではNPC・ジラールの説明を聞きながらダンジョン内を進んでいく。ここでは進行方向が矢印で表示されるほか、次に何をするべきか分からなくなったときには、動画付きの説明を見ることもできるなど、オンラインRPGをプレイしたことがない人でも、すぐに楽しめる配慮が行き届いている。
ちなみに、過去にオンラインRPGをプレイしており、基本的な操作は問題ないという人は、チュートリアルを飛ばすことも可能だ。
物語は冒険家の都市・トリンゼルから始まる
チュートリアルを終えると、プレイヤーは「トリンゼル」という街に移動する。トリンゼルはいたるところに草木が生い茂る穏やかな街で、序盤の拠点として活用することになる。
ここでは、クエストを受注できるNPCのほか、倉庫や雑貨屋、委託販売員などが存在するので、まずは散策して一通りのキャラクターをチェックするのもありだ。また、剣士・冒険者・学者のクラスマスターも存在する。彼らからはそれぞれのクラスに合った装備品やスキルを購入することが可能なので、どんな種類があるか、一度チェックしておくといいだろう。
トリンゼルだけでもかなり広大な街になっているが、本作にはこれ以外にもさまざまな街が用意されている。他の街へは、一定のレベルに上げると訪れることができるので、まずはトリンゼル以外の街に行くことを目標にプレイしていこう。
ダンジョン内では範囲攻撃が攻略のカギ
ここからは、本作のメインであり、レベルアップやクエストの達成に欠かせない、ダンジョン内の探索を紹介していく。街の外へ出るといたるところにダンジョンのアイコンが存在し、プレイヤーは好きなダンジョンに挑戦できる。ちなみに、アイコン右下に表示されている数字は適正レベルとなっているので、自分のレベルに合ったダンジョンから順番に攻略していこう。
ダンジョンを選択すると、情報ウィンドウが表示され、クリア回数や出現モンスター、そのダンジョンで達成できるクエストなどが確認できる。より効率的にプレイしたい人は、あらかじめクエストを受けとおくといい。クエストには、特定のモンスターを倒す、アイテムを集めるといった基本的な内容から、最奥地で待ち構えているボスモンスターを撃破するといったものもある。
ダンジョン内に入ると、すぐに多くのモンスターがワラワラと押し寄せてくる。一体ずつ相手にできれば問題ないモンスターでも、5体ほどが一斉に襲い掛かってくると非常に厄介。10体以上のモンスターに囲まれると、回復する暇もないまま戦闘不能になることも。極力少数のモンスターを、上手くおびき出しながら戦うといいだろう。
また、全クラスに複数用意されている範囲攻撃も有効的。筆者が使用した剣士では、レベル4で習得できる「叫び」が特に使いやすく、360度すべてのモンスターにダメージを与えられるうえ、ノックバックの効果もある。ピンチの場面も一瞬で打開できるので、積極的に使いたいスキルだ。
もちろん、範囲スキル以外にも単体攻撃や、補助の役割を果たすスキルも数多く存在する。剣士の場合、周囲のモンスターの攻撃力・防御力を低下させる「恐怖のラッパ」が低レベルで習得できる。多くの敵を相手にする際には範囲攻撃スキルだけではなく、このような補助スキルも活用したい。
なお、ボスモンスターはクエストを受けていなくても挑戦可能。ボスモンスターを倒すと、そのダンジョンを攻略したことになり、装備品などの報酬を得ることができる。ここでは、4つのカギ穴を模したウィンドウから1つを選ぶことで得られる報酬が決定する。目当ての報酬が手に入らなかった場合は、画面右の「BET」アイコンをクリックすることで、次の機会に報酬の受け取りを持ち越せる。BETを繰り返すことで、良い報酬をもらえる可能性が高くなるぞ。
多くのボスモンスターが、通常のモンスターを引き連れて登場する。 ボスさえ倒せばすべてのモンスターが消滅するので、ボスだけをひたすら攻撃するのもありだ。 |
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報酬ではキャラクターのクラスでは使用できない装備品が手に入ることも。BETを活用する機会は多いはずだ。 |
多彩なダンジョンは遊び応え充分!今後はさらなるシステム拡張も予定
LASTクローズドβテストは2日間のみの実施だったため、高レベル帯のダンジョンには挑戦できなかったものの、本作の魅力は充分に体験できた。多彩なダンジョンで、プレイヤーキャラクターが着実に強くなっていくことを実感できるため、長時間プレイも苦にならない印象だ。ダンジョン内には数多くのモンスターが潜んでいるが、スキルを上手く使いこなせばソロプレイでも対応できるはず。序盤はレベルもサクサク上がるので、すぐにさまざまなダンジョンに挑戦できる点もありがたかった。
また、2013年1月1日深夜0時から始まる「オープンβトライアル」では、早くも新マップが追加されるほか、2月には本格的なAOSを楽しめる「ヒーロー戦場」、4月には「レイドシステム」「ペットシステム」と、新たなシステムも続々と追加される予定だ。中には高レベル層向けのコンテンツも用意されているので、今のうちにプレイを始めて、キャラクターを強化しておくことをおすすめしたい。
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