ネクソンが本日1月31日より正式サービスを開始する「快傑三国志」。本作のプロモーションに起用された歴ドルの小日向えりさんにインタビューを行うことができたので、その模様をお伝えする。
「快傑三国志」は、三国志の世界を舞台にした、ブラウザで楽しめる戦略育成ゲーム。戦闘は手軽に楽しめるオートバトルを採用しつつ、事前に行う部隊編成や陣形システムが勝敗のカギを握る、戦略性あるシミュレーションタイプのゲームとなっている。
ブラウザなので気軽にプレイできる一方で、武将の育成や武器の強化を始め、PvPや“村ゲー”のような要素を搭載した領土システムなど、豊富なやり込み要素があるのも特徴だ。
今回、本作のゲーム紹介に歴ドルの小日向えりさんが起用され、小日向さん自身が歴史に興味を持つきっかけについても伺うことができたので、本作のゲーム内容紹介と小日向さんへのインタビューの二部構成でお届けしよう。
正式サービスが始まった「快傑三国志」のポイントをチェック!
武将・キャラクター
本作では、各プレイヤーが最大10名まで武将を雇用することができる。仲間にした武将は解雇や交換が行えるので、それらをうまく利用しつつ、お気に入りの武将を集めていこう。
また、三国志の世界が舞台になっているため、魏、呉、蜀の3国家から所属先を選ぶこととなる。各地域ごとに集められる武将が異なるので、開始時点ではどの武将を集めるか、国家選択も重要となるぞ。
武将の育成
獲得した武将は、戦闘などで手に入る「快傑札」をはじめ、「軍功」や「銀貨」を使って「快傑訓練」を行うことで武将レベルを上げることができる。レベルが上がると転職や転生をすることもでき、転生するとレベルが1に戻ってしまうが、より強く成長させることが可能だ。
資質分配をすることで、武力や知力といったステータスに割り振るためのポイントも獲得できる。このポイントでキャラクターを強くできるので、武将を自分好みに成長させていくことができるぞ。
装備とスキル
武将が装備できるものは「兜」「鎧」「武器」「マント」「戦馬」「兵符」「服」の7種類がある。装備にもレベルがあり、レベルを上げることにより装備時に上がるステータスも大きく上昇する。
また、武器は職業に関係なくどれでも装備することができ、スキルの数も多いため、多数の攻撃パターンを使い分けることもできるだろう。天賦システムや武魂システムなども搭載されているため、これらも活用すればいろんな状況に対応できるようになるはずだ。
陣形がカギを握る戦闘
本作の戦闘はオートで進行するため、戦闘開始前に出撃させる武将と陣形を決めておくことが重要となる。陣形には9種類の陣形があり、最大で5名の武将を配置することができる。選択した陣形によって、体力アップや攻撃力上昇など、パーティーに付与される効果が異なるので、プレイスタイルや武将の特徴に合わせて陣形を選択していこう。
なお、陣形にもレベルが存在する。陣形のレベルを上げると、その陣形で出撃させられる武将の数が増えていくので、陣形のレベルにも気を配ることが重要だ。
村ゲー要素盛りだくさんの「領土」
領土を持つことで、体力補充に欠かせない食料を生産できる「農場耕作」や、戦馬の育成などが行える。ほかのプレイヤーの領土を襲撃することもでき、そこでの戦いに勝利すると、相手の領土を占領することができる。
領地を占領すると、相手プレイヤーを奴隷にして牢屋に閉じ込めることができ、税金を課して銀貨を徴収したり、働かせてさまざまなポイントを獲得することができる。
領地の襲撃ではなく、ほかのプレイヤーと対決し、勝利すると得られるポイントを競うランキング要素も存在する。対人戦で獲得したポイントは、専用のショップで高レベル装備アイテムなどと交換できるので、積極的にチャレンジしてみよう。
ガチで三国志に詳しい歴ドル・小日向えりさんへインタビュー
――まず歴史に興味を持ったきっかけを教えてください。
小日向さん:私は三国志から好きになったんですけど、好きになるきっかけが実はTシャツなんです。もともと面白いTシャツや変わったTシャツをコレクションするのにハマっていて、ある日三国志をモチーフにしているTシャツ屋さんと出会って、三国志の張飛(ちょうひ)が描かれているTシャツを買ったんです。
Tシャツに描かれたこの人は誰なんだろう?と思って調べ始めたら、長坂坡(ちょうはんは)の戦いで張飛が仁王立ちするエピソードが出てきて、「三国志ってすごく面白そう!」と興味を持ちました。
それから横山光輝さんの漫画全60巻を、大学一年生の夏休みに「二カ月もあるから読もう!」と読んだり、吉川英治さんの小説「三国志」を読んだり、いろんなドラマを見ているうちに今のようになりました(笑)。
――1番好きな国や時代はありますか?
小日向さん:最初は蜀びいきな「三国志演義」を読んで蜀が好きになり、趙雲(ちょううん)や姜維(きょうい)を好きになりました。最近は呂蒙(りょもう)とか、呉の人たちが好きですね。その時によって変わるので、今やっぱり三国志が1番好きですね。三国志検定1級も取りました!
――勉強が大変だったり、逆に勉強できる機会になってよかったなど、検定に合格するまでのエピソードはありますか?
小日向さん:三国志ファンの方って、やっぱり物語やキャラクターに詳しくなるんですけど、学術的な時代背景や、軍師と武将の対立関係といった政治的な部分はまた違うので、学問的な部分も勉強することで三国志が立体的に見えてきて、より深く理解できたのは良かったなって思います。論文を書かなきゃいけなかったり、勉強は確かに大変でしたけど、好きな部分なので楽しく勉強できました。後は、三国志検定1級を取ったという自己満足ですね(笑)。
――検定を受けようと思ってから合格までの期間はどれくらいでしょうか?
小日向さん:最初は3級、2級と順に受けていったので、初めて検定に出会ってからは1年以上経っていました。内容は大学の教授の研究とかに近くて、レベルで言うと大学院のテストぐらいだそうです。
――歴史に関連して史跡巡りも趣味とのことですが、国内でお気に入りの場所はありますか?
小日向さん:関ヶ原の地とかは何度も行っているのでお気に入りですし、最近だと大河ドラマ「八重の桜」の舞台でもある会津が熱いですね。今までに4回ぐらい行ったことがあるんですが、平安末期とか戦国時代、江戸時代、幕末にかけてすごく歴史の深い土地なので、もっと「あそこにも行きたい!ここにも行きたい!」って意欲が出てくる土地です。鶴ヶ城も綺麗ですし、飯盛山や武家屋敷は最初に行くんですけど、それ以外にもいろんな史跡があって、もっともっと行きたいなと思うような土地ですね。
――海外で行ってみたい場所はありますか?
小日向さん:三国志の史跡、成都は今一番行きたい場所です。諸葛亮(しょかつりょう)のお墓があったりとか、三国志の蜀好きにはたまらない聖地みたいなところなんですが、上海や北京のように行きやすい場所ではないので、結構気合入れて行かなければならないですけど(笑)。
――今回「快傑三国志」のプロモーションに起用されての感想をお聞かせください。
小日向さん:三国志好きの歴ドルとしてはすごく光栄で嬉しいです。ゲームも楽しめて、それがお仕事なんて夢のような感じですね。
――ゲーム内では魏、呉、蜀の三国を選択できますが、どこを選んでプレイしたいですか?
小日向さん:劉備(りゅうび)と話したいので、やっぱり蜀ですね。蜀になって司馬一族をコテンパンにしたいです(笑)。
――本作では主人公がタイムスリップして歴史を変えていくという流れですが、もし歴史上の出来事を変えられるとしたらどうしたいですか?
小日向さん:諸葛亮と双璧のホウ統(ほうとう)という軍師がいるんですけど、すごくあっけなく事故で亡くなってしまうので、それを止めたいですね。あとは曹操の配下でジュンイクという軍師が、曹操からの命令で自害してしまうんですが、それを励まして生き残らせたいです。ジュンイクほどの有能な人がそこで死んでしまうのがすごく惜しいです。
――歴史上の戦いでお気に入りはありますか?
小日向さん:赤壁の戦いもですが、その前哨戦である長坂坡の戦いも面白いですよね。私が2番目に好きな武将が趙雲なんですけど、趙雲が劉備の子供(劉禅、りゅうぜん)を抱えて敵陣を駆けていくっていうのが、想像するだけで痺れます!
――「快傑三国志」では最大5人の武将で部隊を編成できますが、魏、呉、蜀の枠を超えて理想の部隊にするとしたら、どの武将を選びますか?
小日向さん:私、三国志の時代に行けてこの人になれる、っていうなら孫尚香(そんしょうこう)になりたいんですよ。孫権(そんけん)の妹で劉備の奥さんになる人なので、蜀と呉で好きな人物がいますし、どちらにも関われるのですごくおいしい立ち位置だなって(笑)。なので孫尚香と劉備、それから孫尚香のお兄さんの孫策(そんさく)と、その奥さんの大喬(だいきょう)。あとは孫策とすごく仲がいい周瑜(しゅうゆ)を入れた、この5人をドリームチームにします。
――そのドリームチームで戦ってみたい対戦相手のチームを考えるとしたらどうしますか?
小日向さん:曹丕(そうひ)と奥さんの甄姫(しんき)、司馬懿(しばい)、張角(ちょうかく)に董卓(とうたく)の5人にします。遠慮なく戦えそうな感じの人たちにしました(笑)。
――ゲーム内では武器の強化が行えたりするのですが、武器にも興味はありますか?
小日向さん:はい、青龍偃月刀の小さいレプリカを持っていたりします。
――好きな武器を挙げるとしたら何でしょうか?
小日向さん:蛇年なので蛇矛(だぼう、じゃほこ)とかどうでしょうか(笑)。あとは鉄疾黎骨朶(てつしつれいこつだ)という、すごくトゲトゲして変わった形をしている武器が1番好きですね。
――武器について調べようと思ったきっかけはありますか?
小日向さん:いえ、特に勉強しようとかはなかったですね。やっぱり武器が武将の要素にもなっているので、自然と覚えていきました。
――歴ドルとして活動されてきた中で、嬉しかったエピソードはありますか?
小日向さん:普段は入れないところでも、取材で特別に入らせてもらえることが多いのは嬉しいですね。例えば、京都の大徳寺三玄院にある石田三成のお墓は拝観禁止なんですが、特別に入らせてもらえたときは、本当に嬉しくてすごく泣きました。あとは新選組の山南敬助が切腹した場所とか、土方歳三が拷問してた部屋とかに入らせてもらえたり、そういう役得が多いですね。学者の方とお話しできる機会もあって、聞きたいことを聞けるのも嬉しいです。
――ご自身で書籍やコラムを書かれたりしていますが、今後歴史に関わることでの活動目標はありますか?
小日向さん:歴史上の人物って、みんな志があって熱いので、現代にもそういう人をどんどん増やしていきたいなと思っています。私はそれを21世紀の志士と呼んでいるんですけど、幕末志士のように志を持って社会のために奮闘した人を増やすためにも、歴史上の人物を知ってもらって、シンパシーを持ってほしいなと考えています。たぶん今の人は伝記を読む機会が昔より減っていると思うので、そのために私が歴史を楽しく話して、興味を持ってもらうお手伝い、歴史の伝道師になるような役割ができたらなと思っています。
――最後に三国志のゲームが好きな方へメッセージをお願いします。
小日向さん:「快傑三国志」は今までにない三国志のゲームだと思います。すごく細かくいろんな設定ができたり頭を使ったりと、プレイすればするほど面白いゲームだと思います。私はまだ今日一日しか遊べていませんが、それでもすごくハマっているので、みんさんもぜひプレイしてみてください。
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