プレイをサポートするシステムやコンテンツが豊富―クローズドβテスターの募集が始まった「ぎごしょくマスター」プレイレポート

スペシャル

ベクターが3月22日よりクローズドβテストの参加者募集を開始した「ぎごしょくマスター」。テスト開始を前に、本作の肝となるシステムを中心にゲームをプレイしてきたので、そのレポートをお届けする。

「ぎごしょくマスター」は、三国志を舞台としたMMORPG。三国志でお馴染みのキャラクターたちがデフォルメされた三頭身の可愛らしいキャラクターで描かれており、彼らを仲間にすることで自分だけのパーティーを作りだせるのが特徴となっている。

3月22日にベクターへの運営移管が発表されると同時に、クローズドβテストへの参加者募集が開始となったが、果たして本作はどこが見どころなのか、その内容をプレイレポートと共にお伝えしていく。

充実のシステムにより遊びやすく作られたゲーム序盤

チュートリアルからじっくりとレポートを…と思ったのだが、本作は序盤の導線がしっかりと作られており、クエストを順にこなしていくだけでもレベル30前後まで上げられるようになっている。MMORPGに慣れている人であれば、4~5時間で到達することもできるだろう。

しかも、クエストに表示されたキャラクターなどの名前をクリックすると、その場所まで移動してくれる自動移動機能が付いているので、初心者でも道に迷ったりする心配がないのも嬉しいところ。

レベルが一定以上まで上がると、自動戦闘も行えるようになる。自動戦闘は、戦闘中に使用するスキルや回復アイテムを指定するといった基本的な設定のほか、使用するスキルやアイテムに優先順位を設けられるなど、非常に細かいところまで設定することができる。また、一定間隔で敵との戦闘を行ってくれる自動遭遇機能もあるので、寝る前に自動戦闘を開始して、一定の回数だけ力尽きたらオフラインするといった設定も可能だ。

従来はレベル25になると使用できた自動戦闘だが、現在はレベル15から使えるよう調整中だという。サクサク進めれば、30分から1時間程度でレベル15に到達できるぞ。

ちなみに本作には、キャラクターそのもののレベルと、職業ごとのレベルの2つが存在する。職業レベルは最大で10までとなっているが、その職業になるための条件さえ満たしていれば、自由に転職することが可能だ。パーティー内の戦闘バランスを考え、戦士タイプになったりヒーラータイプになったりと、状況に応じて職業を変えてみるのもいいだろう。

という感じで、序盤は記事でしっかりとガイドしなくてもスムーズに進められるので、気になった方はまずプレイしてみるといい。もちろんシステム面のサポートが充実しているだけでなく、イベントシーンではちびキャラたちが動き回ったりと、一般的なMMORPGとは異なるストーリー演出も注目ポイントとなっている。

何と言っても3Dの可愛らしいキャラクターが魅力。ステータスに影響しないアバター装備で着せ替えも楽しめるぞ。
クエストやストーリーのイベントは、テキストだけでなくキャラクターの動きと合わせて進行していくぞ。

「武将保管庫(仮)」の追加で、一層熱が入る武将集め

ここからは、中盤辺りから楽しめる要素や、ゲームのカギとなるシステムなどについて触れていこう。

まずは戦闘について。本作の基本は攻撃やスキルを選択して、攻撃したい相手をクリックするターン制となっている。特別難しい操作は必要ないのだが、装備武器による攻撃範囲・攻撃属性の変化や、陣形内でのキャラクター配置といった戦略性が存在している。

「ぎごしょくマスター」には陣法というシステムがあり、陣法を習得していると、3×5の陣形内で特定のマスに配置されたキャラクターの能力をアップさせることができる。「魚鱗の陣」ならば、防御力アップの効果が付与されるといった感じだ。

陣法の効果範囲は、陣形画面ですぐに分かるため、自分の戦闘スタイルに合わせて陣形を選んでみるといいだろう。陣法にもレベルがあり、陣法のレベルが上げると、得られるバフの効果も上昇していくぞ。なお、陣法は序盤から使えるわけではなく、ゲームを進めていくことで入手できるようだ。

また戦闘では、攻撃を与えたり受けたりすると、職業ごとに異なる必殺技を使用するためのゲージが溜まっていく。このゲージは戦闘ごとにリセットされてしまうため、自動戦闘でも楽に倒せる相手だと発動する機会がないものの、ボスや強敵を相手にする際は上手く活用していきたい。

なお、戦闘は自分の分身となる主人公キャラクターと3人の武将、最大4人で編成することができる。武将は最大10人まで連れて行動できるようになっているが、「ぎごしょくマスター」では、さらに「武将保管庫(仮)」で10人前後の武将をキープしておけるようになるとのことだ。

蜀軍の劉備や関羽、張飛、ほかにも呂布といった有名武将がちびキャラとして多数登場!

お気に入りの武将、能力が高い武将、序盤で仲間になって今も主力の武将など、たくさんの武将を仲間にしておきたい人には、今回追加された保管庫の存在は非常にありがたいだろう。武将保管庫の詳細は、後日掲載のインタビューでもお届けする予定なので、続報を楽しみにしていただきたい。

毎日少しずつ遊ぶ、世界観とマッチしたのんびりプレイもOK

続いてはインスタンスダンジョンについてお伝えしていこう。各インスタンスダンジョンには一日一回挑戦することができ、二回目以降にはゲーム内通貨が必要となる。本作では装備品のドロップがほとんどなく、装備は生産システムによって作りだすことがメインとなるのだが、そのための素材がインスタンスダンジョンで入手できるのだ。

とはいえ、本作のインスタンスダンジョンは単純にダンジョンに潜ってボスを倒して終わり、という訳ではない。基本的な流れはその通りなのだが、インスタンスダンジョンにはそれぞれストーリーが存在しており、次々とミニイベントが展開していく。ダンジョン内部にはちょっとした謎解き要素もあるので、それらを解く楽しみもあるだろう。

なお、生産用の素材が手に入るのはインスタンスダンジョンからだけではない。「領地」と呼ばれる、いわゆる“村ゲー”的な要素がまるまるゲーム内に入っており、ここで生産に使えるアイテムを手に入れることができる。農園には疲労度もあるので、冒険の合間にちょこちょこ遊べるような作りになっている。

生産からは離れるが、合間に遊べるコンテンツとして、曜日ごとの特定の時間にさまざまなイベントが発生するようになっている。このイベントでは、個人や団体でのPvP(対人戦)やGvG(ギルド戦)、ほかのプレイヤーと協力してモンスターと戦うPvEといったバトルコンテンツに加え、ちょっとしたミニゲームなども用意されているぞ。

このように、インスタンスダンジョンや領地、曜日ごとに異なるイベントなど、毎日気になったコンテンツを少しずつプレイするといった、のんびり遊ぶプレイスタイルにもマッチしたゲーム内容となっている。本作の雰囲気に惹かれた方は、現在テスター募集中のクローズドβテストをチェックしてみてほしい。

「ほのぼのモグウ日記」をプレイしたことがあるという人も、序盤で騎乗ペットが入手できるようになっていたり、レベル15、25、35になったときのレベルアップ報酬でゲーム内通貨がもらえるようになっていたりと、遊びやすく手が加えられている部分もあるので、この機会にプレイしてみてはいかがだろうか。

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