まもなくクローズドβテストを迎える「三国志を抱く」戦略性の高い戦闘や思わずハマる「領地」システムなどを体験できたプレイレポートを公開

ネクソンが日本国内でサービスを予定、4月24日からクローズドβテストがスタートする「三国志を抱く」。PC版で序盤の村での行動や戦闘などじっくりとテストプレイを実施したので紹介しよう。

「三国志を抱く」とは

「三国志を抱く」は、3つのプラットフォーム（PC・タブレット・スマートフォン）で遊ぶことができるクロスプラットフォーム型シミュレーションMMORPG。

三国志演義のストーリーを背景に、登場する背景や人物、武器や服飾などの細部までこだわってデザインされている。プレイヤーは、自分の領地を建設・拡張させたり、三国志に登場する個性豊かな武将たちを指揮し、ターン方式のシミュレーション戦闘を通じた戦略的なプレイを楽しめる。

PC版でゲームシステムや本作の見所をテストプレイ

前回のプレイレポートでは、主に3つのプラットフォームで同期して楽しむ遊び方や序盤からのクエスト受注、簡単な戦闘の流れを紹介したが、今回はもうちょっと詳しい情報をお伝えしていこう。

オリジナル君主の作成

最初に、プレイヤーの分身となるオリジナル君主を作成。オリジナル君主は、異なるスキルを持つ美男型・英雄型・貪欲型・美人型の4つのタイプから選ぶことができ、それぞれに特殊能力が設定されている。もちろん体型・髪型・顔のタイプを変更することも可能。

美人型

君主特殊能力
防御力上昇：防御力10％増加、他の君主にのみ防御力増加効果を与え、親密度を得ることができる。

貪欲型

君主特殊能力
アイテム追加獲得率上昇：アイテム追加獲得率1％増加、他の君主にのみアイテム追加獲得効果を与え、親密度を得ることができる。

英雄型

君主特殊能力
攻撃力上昇：攻撃力10％増加、他の君主にのみ攻撃力増加効果を与え、親密度を得ることができる。

美男型

君主特殊能力
戦闘経験値上昇：戦闘経験値1％増加、他の君主にのみ戦闘経験値追加効果を与え、親密度を得ることができる。

ゲームで読む「正統三国志」

ドラマティックな物語をフルボイスで

本作のメインストーリーでは、約1000編のゲーム内ドラマ、シナリオ戦闘、ミニ演出、クエストなどを通じて、「三国志」の物語を体験することができる。クエストクリア後はドラマをまとめて閲覧可能。

また、メインストーリーを進めている間に仲間になった武将たちの、サブストーリーも発生。パーティプレイでしか進めないダンジョンなど、また一味違った三国志をプレイすることもできるのだ。しかもゲームドラマでは日本語フルボイスを実装！

4月24日から実施されるクローズドβテストでは、「三国志演義」を忠実に再現しているシナリオの中で、張角が巻き起こした「黄巾の乱」、三国志の代表的な逸話のひとつである劉備、関羽、張飛の3人が義兄弟の誓いを結ぶ「桃園の誓い」、朝廷内での外戚と宦官との争いを描き、躍進をみせた董卓が敗れるまでをプレイできる。

最初の村を散策してみよう

拠点となる村や町はオーソドックスなMMORPGと変わらず、たくさんのNPCが生活をしており、武器やアイテムを買える商店、戦闘の訓練所など基本的な要素はすべて揃っている。移動にはマウス、WASDキー、クエスト受注時のオート移動の3種類。

経験値を得てレベルアップすれば、策略（スキル）の習得・強化も可能。君主（主人公）以外の武将は使用できる武器が指定されており、それ以外の武器は使えないので、戦闘時には注意しよう。インベントリから装備やアイテムの確認も忘れずに。オリジナル君主は剣・槍・弓・扇の4種類から好きな武器を装備できる。

史実に基づいた物語を体験できる「ゲーム内ドラマ」、画面は切り替わらずにさまざまな人間模様が描かれる「サブドラマ」などイベントが盛り沢山なのでいろいろ行動してみるのがおすすめ。下記スクリーンショットは村の中で劉備・関羽・張飛と住人の間で語られるサブドラマ。

MMORPGとシミュレーションのハイブリッド戦闘

本作は、三国志に登場する約200名の武将たちを指揮し、各武将固有の策略（スキル）を通じて戦略的な戦闘を楽しめる、ターン方式のシミュレーションロールプレイングゲームだ。

プレイヤーは、フィールドにいるモンスターに接触したり、サブドラマなどのイベントを介して（戦略戦闘）、戦闘エリアに入場、与えられた時間の中で合計5名（クエストの種類やレベルによって操作できる人数は変化する）の武将を操作して敵の制圧を目指す。各武将はそれぞれ移動、攻撃範囲、特化策略（スキル）を持っており、君主を除く4名の武将たちはユーザーが好きなように選択して配置することができる。

マスで区切られたエリアで戦う戦闘では、自軍のユニットを自分で動かす「手動戦闘」とすべてオートで動く「自動戦闘」をいつでも切り替えることが可能。ターンが回ってきたユニットを触ると移動可能なエリアが表示されるのでまずは移動、隣接した敵に自動で攻撃を開始する。装備している武器によって攻撃範囲が違うので注意。

また、仲間のユニット複数を敵をはさんで配置したときには「挟攻」など、特殊な攻撃が発動することも。Spaceキーで行動を待機させれば次のユニットに行動が移る。自分以外のユニットのスキルは自動で発動、自ユニットのスキルはゲージが貯まれば使用できる。ノックバックも確認できた。

軍営戦：関門突破戦(PvP・PvE)

3 vs 3、君主を含む2名の武将が参加する軍営戦（PvP・PvE）では、君主だけを操作することができ、参加した2名の武将はAIで行動する。相手チームの関門HPを0にしたチーム（破壊したチーム）が勝利となる。他のプレイヤーとマッチングしなかった場合はPvEとなる。

マップに配置された投石車を占領すると、毎ターンごとに敵軍の関門を自動攻撃してくれ、関門前に配置されている2つのやぐらを破壊すると味方に戦闘バフ効果を得ることができる。さらに敵を攻撃すると軍資金を獲得、軍資金で策略を習得して各武将の能力値を強化することもできる（PvP内のみ効果あり）。

戦略戦闘

張角、張梁、張宝の過去

張角が南華老仙に出会い、張梁、張宝とともに三兄弟で太平道を創始した当時の物語。

堕落した毎日を送っていた張角の前に、南華老仙が現れる。南華老仙は、腐敗しきった国を救うように張角に話し、太平要術書を渡す。太平要術書は、人を癒し、不思議な力を操る方法が書かれているが、もし悪の心が芽生えれば、その報いを受けることになるだろう、と予言する。

張宝は、南華老仙にもらった力を生かし兄弟や、人々を助けるがあまりの力の強さに、自制が効かなり悪の道へと堕ちていく。

李潤の息子（パーティ専用）

妖怪が済むという危険な場所、「棄てられた寺院」に周当と春伊を誤っておつかいに出向かせてしまった茶職人の甘露。2人を助けるために劉備達は「棄てられた寺院」へ向かう。

「棄てられた寺院」で周当と春伊を無事助け出した劉備達だったが春伊を探して迷ってしまい黒熊に襲われている李元に遭遇する。李元は無事助けてくれたことを自警団員に報告に行くといって
劉備達と別れた。

ところが周当と春伊は無事村に戻ったというのに李元がまだ戻ってこない。再度寺院に李元を探しに戻る劉備達は森の中で李元に再開。しかしぼんやりしたような様子でこちらに気づかない李元。

一体李元に何か起こったのか…！？

本編をそっちのけでハマりそう！「領地」を紹介

いわゆる「村ゲー」のベーシックな要素がしっかり詰まっている「領地」では、基礎的な機能を司る「官庁」で建築や増築の指示、農場や採石場で資材を調達し、それをもとにさらに施設のレベルアップ、さらに戦闘に必要な兵士の徴兵も可能。本編とはまた違った楽しみ方ができるのでドハマリしないように。

グラフィックにも力が入っており、各施設を建設・増築する際には専用の演出が用意されており、視点を自由に変えて楽しむことができる。初めて「領地」をプレイする際にはナビキャラクターの管理人がいろいろと教えてくれるので安心。

施設を新しく建てるには、行動力と武将、そして材料が必要になる。最初は人数も少ないので一度に建築や採取ができる回数は限られるが、序盤では建築などにかかる時間も僅かなのでどんどん作業を進められる。担当する武将の「戦闘力」によって追加で採取できる資源の数が変わる。

領地内でのクエストをクリアすれば、経験値やお金だってもらえるので積極的に領地を広げていこう！ちなみに攻撃を受けた領地のいくつかの施設は炎上してしまうのがちょっと悲しい…。

農場

採取を行って米を獲得できる。建物のレベルが上がると、採取できる米の量と採取時間が増加し、武将の戦闘力によって資源を追加で獲得することが可能。

伐木場

採取を行って木を獲得できる。建物のレベルが上がると、採取できる木の量と採取時間が増加し、武将の戦闘力によって資源を追加で獲得することが可能。

鉄鉱

採取を行って鉄を獲得できる。建物のレベルが上がると、採取できる鉄の量と採取時間が増加し、武将の戦闘力によって資源を追加で獲得することが可能。

採石場

採取を行って石材を獲得できる。建物のレベルが上がると、採取できる石材の量と採取時間が増加し、武将の戦闘力によって資源を追加で獲得することが可能。

民家

最大人口を増加させる施設。レベルが上昇するほど、最大の人口数が増加する。

兵営

戦闘に必要な兵士を徴兵する施設。レベルが上がるごとに徴兵できる兵士の種類も増える。

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