WeMade Onlineが運営し、正式サービスを迎えたハンティングアクションMMORPG「レイダーズ」。今後実装予定のアップデート内容を楽しめた先行体験レポートと運営プロデューサーへのインタビューをまとめてお届けしよう。
次期大型アップデート「2nd Wave」先行プレイ
正式サービス開始から約1ヶ月を迎える「レイダーズ」では、5月下旬より3週連続で次期大型アップデート「2nd Wave」が実装される。闘技場正式版やレベルキャップ解放、新エリアやエピックモンスターなどが多数用意される予定だ。実装に先駆けOnlineGamer編集部では、開発中のバージョンにて先行テストプレイを敢行したのでレポートを紹介していこう。
ちなみに、今回は開発中のバージョンでのプレイとなり、実装に向け今後調整される場合があるのでご了承願いたい。筆者のキャラクターは女性、クラスはアサシン、運営チーム「横山 遼」氏の操るクレリックに同行してもらったぞ。
「リッツ地下水路」
城下町リッツの地下に広がる迷路のような「リッツ地下水路」。東部・西部の2つの入り口から侵入可能で、内部は古くから残る建造物や地下洞窟など、かなり入り組んでおり、各部屋では特徴のあるエピックモンスターが待ち受けている。水路の中央部には巨大な古代の機械が今も機能しているようで、クエストやストーリー上で何度も訪れることになりそうだ。
ポルートの巣「ポルート」
巨大な口と長い触手を両肩に持つエピックモンスター「ポルート」は、動きもなかなか素早く、両腕やトゲ触手でのぶん殴る攻撃も痛いが、近距離での触手つかみ攻撃がさらに怖い。もちろん食べられたら逃げることはできないので挙動をしっかり見て回避。また広範囲に飛び散る毒液にも注意したい。それにしてもホント気持ちが悪い…。
ファンガスの巣「ファンガス」
地下水路の中央部から伸びる洞窟を抜けてたどり着く、ファンガスの巣。ここに来るまでに気をつけたいのがその辺をウロウロしている通常モンスター「マイコニド」族の集団。このマイコニド族のアクティブモンスターに手を出すと、まわりのノンアクティブモンスターをまとめて引き連れて攻撃してくるのだ。しかも遠距離&毒攻撃がバンバン飛んでくるので本当に要注意!1体ずつ確実に撃退しよう。
マイコニド族の王が凶暴化した、大きなキノコのエピックモンスター「ファンガス」は、巨体にもかかわらず素早くトリッキーな動きで襲ってくる。自分の周囲に毒ガスを吹き出したり、ジャンプしてからのプレス攻撃など、いちいちムカつく動きも特徴だ。
攻略方法としては、周囲に出現する爆発するキノコをまず攻撃して飛ばし、それをうまくファンガスに当てれば吹っ飛んだ後に一定時間よろめくので攻撃のチャンス!また、エリアの随所に湧いている泉は色によって効果が違うのでよく見て使用すること。そして、一番脅威なのは毒けむりをまといながらの回転攻撃ッ。しっかりガードすること!
タイラントゾンビの部屋「タイラントゾンビ」
西部の入り口から侵入すれば早くたどり着ける、タイラントゾンビの部屋では、エピックモンスター「タイラントゾンビ」が待ち受ける。2体のモンスターが合体したような醜悪な容姿のタイラントゾンビは、巨大な強化された右手から繰り出す強打撃が強烈だが、スキも大きいので回避はそんなに難しくはない。広範囲に毒霧を吐き出す攻撃も注意。つかみ攻撃もしてくるイヤなヤツだ。
また、タイラントゾンビ左半身のモンスターが打ち鳴らす「太鼓」からは、さまざまな効果がランダムで発生するが、エフェクトの色で効果を認識可能。青い波紋は「魔法スキルの使用に必要なポイントを徐々に減らすオーラを出現」、赤い波紋は「体力を徐々に減らすオーラを出現」、紫の波紋は「移動速度減少させる」、黄色い波紋は「自身の体力を回復させる」といったさまざまな効果を撒き散らす。
ちなみに、このタイラントゾンビは、謎の研究によって失敗した実験体。もともとは呪術師であり、その名残りが太鼓とのこと。右手には、エピックモンスター「クロウラー」の一部が使われている。強烈な容姿だが、実は悲しき失敗作なのである…。
「聖ファーネル修道院」
本記事で紹介する「聖ファーネル修道院」は、既存のエリアの強化版となり、Lv35対象、物語も若干変化している。内部の構造は同じものとなり、複数の部屋をグルっと回りながら、クエスト達成のための「聖女の部屋」を目指す。修道院でドロップするアイテム(エピック装備など)にはちょっとした性能オプションが付いている。
襲ってくるガディエル教徒やシスターなど、見た目は人間だが、かなりの強敵多し。しかも部屋自体が狭いので回避など立ち回りが大変だ。とにかく1体ずつ通路に誘い込んで確実に撃破していきたい。
聖ファーネル礼拝堂「修道院長ネイター」
礼拝堂で待つモンスター「修道院長ネイター」は、見た目は小ぎれいな修道衣装をまとう厳ついオシャレオヤジ。杖での打撃やデバフ効果を持つ魔法攻撃を仕掛けてくるが、そんなに厄介な相手ではないように感じた…。
しかし!結構なダメージを与えて無事倒した…と思ったら…突然起き上がり呪文を詠唱し始め、なんとへ、変身!?しかも、女性キャラクターに!オッサンがなんと黒い羽を持つ美女モンスターに変身したのだ。修道院長ネイターは本作の黒幕とも言える魔女から呪いを受けてこの姿にしてもらったらしい。
プレイヤーの3倍ほどのサイズを持つ、変身後ネイターは、巨大な槍を使い、滑空しながら打撃と魔法を使用してくる。一定以上ダメージを与えると繰り出してくるスキル「絶望の予言」は発動すると、プレイヤー全員に強制的に「祈らされ、行動不能」になる効果が発生し、その中で1人だけ動けることができる。その動けるプレイヤーがノックバック攻撃をネイターに当てれば全員食らうダメージを回避できるというもの。特に大人数のパーティーでは混乱必死!チャットで指示し合おう。
そして、HPをギリギリまで減らすと最後の最後に、プレイヤー全員のHPがどんどん減り、さらに時間が経つにつれてダメージ量も増えるスキル「死のオーラ」を使ってくるので、速攻で決着をつけろ!
拷問室「守護者ネイパス」
ものすごい狭い拷問室で対峙する「守護者ネイパス」は、巨大な斧をブンブン振り回す筋肉バカのモンスター。普通に振り下ろす斧の攻撃は一回食らっただけでかなりのダメージを食らう。斧を破壊することはできるが、気にせず攻撃してくるのが脅威。
とにかく、すべての攻撃を回避するくらいの意気込みで挑戦するのがオススメ。下手にガードするのは危険だ。斧を背負って胸をバンバン叩いているときに攻撃をしかけてしまうとカウンターも。しかもHPを減らすとこの超狭い部屋で大回転しながらグルグル突っ込んでくる。また、守護者ネイパスは拷問室では討伐することはできず、ダッシュで逃げていくので追いかけて次のエリアに向かおう。
セイントナイトの間「鎧騎士」
エピックモンスターではないのに、ものすごく強い性質を持つのが、セイントナイトの間に登場する「鎧騎士」。4体で襲いかかってくるこのモンスターは、なんとどんなに攻撃を当てても「のけぞらない」スーパーアーマー状態、しかもダウン属性の攻撃を繰り出してくるのだ。しかも4体って…。
監獄「ガデュエル教監守サンディ」
なかなか男前の騎士の風貌を持つ「ガデュエル教監守サンディ」は大きなシールドと槌で攻撃を仕掛けてくる「ディフェンダー」タイプ。この監獄では周囲の檻から多数のザコモンスターも登場するので、範囲攻撃のスキルをうまく使って倒したい。
祈りの間「蘇ったリチェ」
ガデュエル教監守サンディを倒すと、隠しの間からついに最後の目標となる「祈りの間」に侵入することができる。待つのは美しい女性の姿をした「蘇ったリチェ」。一見すると魔法系のようだが、そんなに強くなさそう。杖と魔法で攻撃を仕掛けてくる。
瞬間移動で攻撃を回避したり、ダメージを1/10に軽減するバリアを展開するリチェ。ただし、シンプルな攻撃に見えるがダメージ量はハンパないので要注意。そしてある程度HPを削ると…!?
なんと奥の扉に向かって誰かに呼びかけるリチェ。そして登場したのは…先ほどの拷問室から逃走した「守護者ネイパス」…!ここでは2体を同時に相手にすることになる。しかも、ネイパスは拷問室よりパワーアップ、回転攻撃も超危険に進化しているのだ。さらに、ネイパスにダメージを与えるとリチェが回復してしまう。
また、ここからのリチェはオレンジ色のバリアを展開、この状態では攻撃は一切通用(無効)しないので、ネイパスの回転攻撃を誘ってうまくリチェにぶつけるとバリアを破壊することができるぞ。パーティーでしっかり役割分担を決めて頑張ろう。
「沈黙の壁」
新たなマップ「沈黙の壁」では、本作の舞台「レンデル大陸」に落ちた隕石によって生まれた腐敗した大地からモンスターの侵攻を防ぐ巨大な壁の直前で戦うことになる。
うっそうとした森を抜けると、大きな機械が組み込まれた壁や、敵を排除する投石器、それを守る小隊が駐留している。後方支援隊のNPC「ヘイドン」に話しかけると、なんと合成で生まれたというモンスター「キメラ」を目撃したことが聞ける。クエストを受託すると、望遠鏡をチェックして欲しいと言われるので壁の前まで進んでいこう。今回は何度もチャレンジできる反復型のクエストを体験したので紹介する。
キメラ
クエストを受注し、壁の前に設置している観測望遠鏡のレンズを取り替える。そしてレンズをのぞいてみると…いきなり煙の中からエピックモンスター「キメラ」が登場ッ!
鋭く光るツノと爪、巨大な羽に蛇の頭が付いた尻尾を持つ、合成獣「キメラ」は、見た目通りものすごい素早さと飛行能力、攻撃力も超一級の危険なモンスター。地上ではスピーディーな動きで翻弄し、腕からのコンボ攻撃を繰り出す。口からは範囲の広い火炎ブレスも。しかし!ヤツは氷の属性も兼ね備えているのも注意。着地するかと見せかけての追撃もキツめ。
低滑空状態では、さらに動きは素早くなり、近接攻撃は与えにくくなる。見事頭部のツノを折り、拾って装備すると、ヤリのように攻撃することができるのだ!なかなか難しいが狙ってほしい!もちろんスキルも変化するぞ。
そして、最もプレイヤーの心を折る攻撃が、超上空からの火炎球連続攻撃!しかもパーティーのメンバーの誰かに「お前を狙うぞ!」と宣告するドクロマークが出現。当たったプレイヤーに連続で火球が襲いかかるのだ。攻撃の届かない上空から火炎を吐きだすこの大技は、ガードは不能、ギリギリで回避しよう。ディフェンダーのスキルでなければ、当たれば簡単に即死してしまう…。いったいどうやって倒せばいいのか?
ボールラス
現在絶賛調整中、今後実装予定のエピックモンスター「ボールラス」とも戦うことができたので紹介しよう。もちろんあまりの強さにボキボキ筆者のココロは折れてしまったけど!
受注するクエストでは、「ドラゴンを目撃した」というような話を聞くことができ、キメラの次にどんな大きなドラゴンが出現するんだ??と身構えていたのだが…出てきたのは、んん?意外とカワイイ感じの小さめのドラゴンが登場。
しかし!!まさに見た目で強さを判断してはいけない良い例となるこのモンスター。異常な機動力と滑空状態からの連続攻撃はもちろん、設置型の砂嵐は一回触れると一気にHPを削られる、というよりほぼ即死。しかもこの砂嵐は複数設置してくるのでもう手に負えない。
さらに空中から急襲して、そのまま炎を吐きながらのコンボ、回避しているヒマも与えない、何でやられたのかわからないくらいエグい攻撃を繰り出す「ボールラス」。ぜひ自分の目で確認して、そして絶望してもらいたい!もちろん筆者はボッコボコにやられて終了しました。チーン。
遊びきれない追加要素、エピックモンスターの多彩さも魅力
正式サービスを迎えて約一ヶ月、たくさんのプレイヤーが現在楽しんでいる「レイダーズ」に早くも大型アップデートが実装される。しかもちょっとした追加調整ではなく、バラエティ豊かな新モンスターが登場する「リッツ地下水路」、パーティーでいろいろな遊び方が実現できる「聖ファーネル修道院」、そして多くのプレイヤーを恐怖に陥れるエピックモンスター「キメラ」の登場と、CBTから遊んでいるコアなファンから、これから始めるプレイヤーも遊び尽くせないほどの魅力が満載。ぜひ楽しみに待っていてほしい!
また、今回筆者は操作方法として「キーボード&マウス」のほかに、ちょっとお高いゲーミングマウスでもめっちゃ快適にプレイできることを現場で発見。コンボも気持ち良くつながるスキルも、マウスのボタンに設定すればラクラク繰り出せる。またゲームパッドにも対応しているので、オプションで細かい調整をして、自分のプレイスタイルでたっぷり楽しんでもらいたい。
プロデューサーインタビュー
3月7日に秋葉原UDXシアターにおいて開催した「レイダーズ」プレスカンファレンス会場にて、初めてお話を聞いたWeMade Online RaiderZ運営チーム長「税所 邦彦」氏に、今回、正式サービスを迎えて今までを振り返っての率直な意見や今後のアップデートに関する話を聞くことができたので紹介していこう。
「レイダーズ」今までのスケジュール
2013年2月13日:契約締結発表
2013年3月7日:プレスカンファレンス&インタビュー
2013年3月25日:先行体験会
2013年4月5日:クローズドβテスト
2013年4月18日:オープンβテスト
2013年5月1日:正式サービス開始
契約締結から正式サービスを振り返って
――Q:正式サービス開始から2週間ほど経ちましたが、率直な意見をどうぞ。
税所氏:思っていたよりもたくさんのお客様が遊んでくれていて、まずは嬉しいの一言に尽きます。それほど大きな不具合もなく、サーバーも安定しているので、現在も快適にプレイできていると思います。ただBOTや不正者も存在しているので、ゲーム内にGMが常に待機し、対処している状態です。お客様からは「対応が早い!」と評価を頂いており、このような活動は一時的ではなく、継続的に実施していきたいと思っています。ちなみに自分もGMとしてゲーム内にログインしていますよ。
また、コンテンツが少ないことに関しては、5月下旬からスタートする大型アップデート「2nd Wave」を含め、その先のアップデートでどんどん追加していきます。日本独自の仕様も海外よりなるべく早く実装していきたいですね。
――Q:正式サービスまでに思い出に残ったエピソードなどはありますか?
税所氏:オンラインゲームのβテストというのは、参加者からのお問い合わせや意見・要望が殺到することが多いのですが、本作のテスト時はビックリするほど静かでした。ゲーム内の不具合が少なかったこともあったんですが、運営側では「今日は泊まりだ!」と人員も増やして待機していたんですが…。当初はお問い合わせフォームが機能していないのかと疑いましたよ(笑)。特にサーバーが安定していたのが良かったですね。
――Q:先行体験会後、CBT、OBTの際に一番苦労した点は?
税所氏:(海外とは違う)日本独自仕様について要望などが来ることは想定していました。素材の数や経験値のテーブルの設定値も違いますし、良い点もありますが、やはり悪い点も発生しますので、いかに不満を解消するかの調整が難しかったですね。CBTでの調整点をOBTに生かすことも大事に考え、ゲームパッドなども実装も急いで調整しました。サーバー関連では多少のラグは発生しましたが、重大な不具合はありませんでした。
――Q:CBT募集の際の反響は?
税所氏:やはり他社の大きなタイトルの特徴の中間のようなゲーム、と言われていましたね(笑)。ただフリーターゲッティングやハンティングに興味のあるプレイヤーさんがプレイしてくれたのですが、既存のハンティングゲームに慣れた人には合わない人もいたようです。ただ、本作ならではの魅力も大事にしたかったのでその部分ばかりにあまり手は加えず、新クラスの「アサシン」を実装することに注力しました。
――Q:ニコニコ生放送の際の反響は?
税所氏:出演している横山と中村のキャラクターが個性的で、中村はGMとしてゲームにも参加しています。今後も生放送では雑談やゲームの攻略などのトークもしていきたいと思っています。
――Q:OBTで使用可能になったゲームパッドの反響は?
税所氏:ユーザーさんはまだ物足りないと思っているはずです。現在ゲームパッドで基本的なプレイはできるのですが、もっと「快適なプレイ感」を実現し、なんでもパッドで操作できる「神対応」を目指して開発会社ともやり取りをしています。お問い合わせでも、もっとゲームパッドで快適に遊びたいという意見も多いので、どんどん改良していきたいと思っています。ちなみに弊社のタイトルでは本作がはじめてのゲームパッド対応になります。
――Q:ゲームパッドについて、社内やGMの反応は?
税所氏:まあまあな反応でした。開発会社もはじめての対応ということで、慣れない中いろいろと調整をしました。特に実際のゲームパッドを使ってプレイして調整していくことが多かったですね。
――Q:正式サービスを開始して運営側が驚いたことは?(遊び方やコンボなど)
税所氏:運営側が倒せなかったエピックモンスター「イリス」をソロで倒す人が現れたことですね!海外ではもう少し時間がかかっていましたが…。ダンジョンなどのギミックも簡単にクリアしていました。今後調整される「ヘルハウンド」にもぜひ挑戦してもらいたいです。
――Q:日本サービス開始でのMAIET entertainment社の反応は?
税所氏:ゲームパッドの調整へのお問い合わせが多かったことに、まず驚いていました。レベルの上昇速度やコンテンツの消費の早さにも、もちろん驚いており、開発も急がなければ!と話していました。日々密にコミュニケーションは取っています。先日は残念ながら緊急メンテナンスを実施してしまったので、まだまだ調整は続けていきます。
――Q:イメージモデルの階戸瑠李(しなと るり)さんがプレイしたときの感想はどうでした?
税所氏:彼女はオンラインゲームが初めてだったということで、違う感覚でプレイできたと話しており、他のプレイヤーさんと一緒に遊んだことにハマったようです。
ゲームについて
――Q:OBTで使用可能になったアサシンの反響は?
税所氏:アサシンの登場で「レイダーズ」の印象はガラッと変わったと言えます。オープンβテスト時の参戦がなければここまでの接続者数は達成できなかったはずです。アクションゲームにはスピーディーなキャラクターが必須と感じましたね。自分としてはもう少し後で実装しようと考えていたのですが、開発側の韓国での経験も考慮し、前倒しで実装して正解だったと思っています。
もちろん、本作ではスキル振りがフリースタイルで可能なので、20レベルくらいまではクエストなどでスキルリセット用のアイテムが入手できるので、いろいろ試してもらえばいいと思います。本当にアサシン入れてよかったです(笑)。
また、陣営PvPや闘技場で楽しんだり、武器などを強化してどんどん成長もできます。ただアクションゲームなのでプレイヤーのテクニックもある程度必要ですね。はっきり言って無料でもたっぷり楽しめます。ちなみにさっきお話したエピックモンスター「イリス」をソロで倒したプレイヤーさんのクラスはアサシンでした。
――Q:CBT、OBTでのユーザーの意見や要望を参考にした調整点は?
税所氏:やはり要望が多かった「エピックモンスターの取り合い」についてです。最初はすべてのエピックモンスターが倒してもインスタンス化はされず、素材を集めにくいと意見をもらっていたので、主要なエピックモンスターについてインスタンス化を実施しました。ゲームパッドの調整や、チャットなどのコミュニケーションツールの機能に関してもどんどん調整しています。
――Q:本作のキモとなる「ハンティングアクション」の反響は?
税所氏:「難しい」「簡単すぎる」と両極端な意見がありました。本作のモンスターは特徴がはっきりしているので攻略法を見つけた人は簡単に感じますし、わからないとずっと難しく感じると思います。ただエピックモンスターからドロップする素材はトレード可能なのでそれを購入して強化してもいいですし、とにかくたくさん戦って弱点や行動を観察することも大事です。またプレイヤーさんが配信している動画もかなり役に立つので参考にしてください。特にソロでエピックモンスターに挑戦する人は、一つのミスが命取りになるので頑張ってください!
――Q:PvPコンテンツ「闘技場」の反響は?
税所氏:レベル差が現在プラスマイナス5の設定なんですが、もう少し範囲を狭くしてバランス調整をする予定です。報酬・ベルト・称号などのアイテムも追加する予定で、今後ランキングを実装して上位者に報酬を付与したり、エンドコンテンツもしっかり考えていきたいです。
――Q:グラフィック面での反響は?
税所氏:本作は正直言って「ものすごいグラフィック」ではないのですが、独自のエンジンによる昼夜の光源の調整や、防具のグラフィックの種類も豊富で「染色システム」で個性的なカラーを設定することもできます。
――Q:BGMや声優ボイスの反響は?
税所氏:キャラクターボイスには豪華な声優陣を起用しており、気に入ってくれている人も多いようです。BGMも景色や地域にあった楽曲を用意しているので楽しめると思います。
――Q:スクリーンショットコンテストではどんなSSが送られましたか?
税所氏:「激闘」をテーマにして行いましたが、皆さんからのすばらしいSSが多かったです。今後もSSだけでなく動画を使ったコンテストや武器のデザインやコスチュームコンテストなどプレイヤーさんに投稿してもらう企画をしたいですね。
――Q:ディフェンダー・バーサーカー・クレリック・ソーサラー・アサシンの5クラスの中で一番人気なのは?
税所氏:やはり圧倒的にアサシンですね。現時点でディフェンダー18%、バーサーカー17%、クレリック18%、ソーサラー18%、アサシン29%という統計が取れています(取材時)。
――Q:現在のプレイヤーはどんな遊び方をしていますか?
税所氏:レベル上げやダンジョンを回って素材を集めたり、ヘルハウンドを繰り返し遊んだり、ソロでエピックモンスターにチャレンジしたり…と自由にさまざまな遊び方を楽しんでいるようです。本作ではPvE、PvPどちらもバランスよく遊べるような調整を心がけており、2つの遊び方の方向性を制限しないようにしています。
今後の展望について
――Q:次期大型アップデート以降の展望について教えて下さい。
税所氏:やはりコンテンツを充実させ、PvPが好きなプレイヤーさんには戦いを極めて頂点を目指して欲しいですし、ギルド戦も闘技場形式でプレイしてギルドポイントや特定のスキルの実装も考えています。PvEが好きなプレイヤーさんはエピックモンスターもどんどん追加されますのでヘルハウンドをソロで攻略してもらったり、新しい装備も登場するので素材をどんどん集めてもらえれば楽しいと思います。
――Q:次期大型アップデート「2nd Wave」の実装はかなり早いイメージなんですが?
税所氏:実はもっと早い段階を考えていたんです。現在ゲーム内のプレイヤーさんの平均レベルは約20、カンストしているプレイヤーさんもいます。できるだけライトなプレイヤーさんとコアなプレイヤーさんのレベル差が開きすぎてもバランスが崩れるのは良くないと考え、このタイミングが最良と思い、レベルキャップ解放などのアップデート実装を決めました。
――Q:ちなみにアップデートの構想は?
税所氏:現在は「4th Wave」まで決まっています。「3rd Wave」実装時には新地域のレベルキャップ解放も予定しています。その先ではヘルハウンドでの属性装備の導入も考えています。アップデートの実装時期は状況を見て考えていきます。
――Q:これからのレイダーズはどのように進化していきますか?
税所氏:今後新クラス「レンジャー」の開発も順調に進んでおり、ハンティングアクションならではのPvEや闘技場のマップの追加や、ギルド戦のバリエーションも追加していきたいですね。
――Q:最後にユーザーにメッセージをお願いします。
税所氏:「レイダーズ」は正式サービスが始まったばかりで、まだまだ成長していきます。アクション性も多彩で他のゲームには負けない魅力がたくさん詰まっています。まずは実際に触ってみて、体験していってもらえると嬉しいです。よろしくお願いします!
――ありがとうございました。
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