格闘技の試合でも使用される会場の特徴を生かし、試合はリング内で行われる一風変わった催しに。 |
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セミファイナル通貨ボーダーは2分前半…というよりほぼ1分を切るハイレベルっぷり。 |
PSO2放送局パート1
セミファイナルの前に行われた「PSO2放送局」パート1では、番組でもお馴染みの桃井はるこさん、榎本温子さん、会一太郎さん、さらに開発陣からプロデューサーの酒井智史氏、シリーズディレクターの木村裕也氏、PS Vita版ディレクターの菅沼裕氏の6人が登場。まず最初の企画として、酒井氏の「会場でコスプレしている人を見かけるんですが、もっとしっかり見たい」という理由から立ち上がった「コスプレコンテスト」が行われることに。
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写真左から榎本温子さん、会一太郎さん、桃井はるこさん、酒井智史氏、木村裕也氏、菅沼裕氏 |
このコスプレコンテストは、書類選考によって選ばれた20名のコスプレイヤーたちがキャットウォークを歩き、衣装の披露やキャラクターのモーションといったパフォーマンスを実施。それを受け、審査員を務めるステージ上の6人が最終ノミネート者をそれぞれ選出するというもの。そして最終ノミネートに選ばれた6名の中から、当日配信されていたニコニコ生放送の視聴者によるアンケートでグランプリが選ばれることとなる。
コスプレイヤーたちが順にパフォーマンスを行っていくと、審査員たちは「赤ハン(赤のハンドガン)ですね」「会場に来ている人は全員アークスなので、ドゥドゥの格好で来た人は帰り道気を付けてください!」「クーナですか。30分後にダークファルスが来そうですね(笑)」と思い思いにコメント。
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コスプレイヤーが20人そろって並ぶと、ゲーム内のロビーかと思うほど華やかに。 |
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登壇者も「SS(スクリーンショット)撮りたくなります」とつぶやいていた。 |
寺田貴治氏
20名のコスプレイヤーが出揃い、さあ審査に…というところで、「ちょっと待ったー!」の掛け声とともに、T隊長こと寺田貴治氏がハンターのデフォルト衣装で登場した。
簡単に説明しておくと、寺田氏は「ファンタシースターポータブル インフィニティ」のシニアディレクターを務めており、ポータブルシリーズの全国大会「インフィニティグランプリ」でも酒井氏たちと共に出演し、ステージを盛り上げていた方だ。しかし同グランプリの決勝大会で急に体調を崩し、当日の朝に救急車で運ばれてしまい欠席、T隊長を心配するファンも多く、今回しばらくぶりの登場となったわけだ。
急に出演の話を振られ、いざ来てみたら衣装を着せられたという寺田氏は、「アークスの心得を言って場を締めたい」と、5つの誓いを述べ始める。しかし5つの誓いはその場で考えただけのようで「強敵やいろんな困難があるかもしれないが、仲間と一緒に常に前を向いて進むこと」とひとつだけ言うと、「後は木村君が考える!」と丸投げ。周りを巻き込みつつ場を盛り上げていた。
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桃井さんが「5つの誓い欲しいですね、手ぬぐいとかにしてください」というと
酒井氏が「つくりましょう!」と言っていたが、果たしてどうなるか、今後の展開をお楽しみに? |
コスプレコンテストの結果発表はパート2で行われることになり、次は桃井さん、榎本さん、会さんがゲーム内に実装するヘアスタイルを考える企画のコーナーに。デザインはすでに過去の放送で考案されており、この場ではゲーム内で実装された場面が披露された。
これらの髪型は、8月21日の定期メンテナンス開始までに指定のキーワードをゲーム内チャットで発言すると、誰でも髪型チケットがもらえるようになっている。キーワードはイベント最後に発表されたので、記事内でももうちょっとお待ちいただきたい。
この後は、セミファイナルで使用されるクエストが披露されることに。クエストはこの場で初公開となるため、大会出場者たちは、出演者たちがプレイする様子を見てクエストの内容を把握し、それぞれ作戦を立てることになる。
クエストの大まかな内容は海岸ステージが舞台で、まずはアクルプスが予選クエストのディガーラと同じように大量に出現し、その後ろにブルメガーラが2体控えているという布陣。そこを突破すると、リューダソーサラーをはじめとするダーカーが複数体出現する。
さらに進むと、オルグブランと小型のエネミーが同時に出現。この場に限り小型エネミーを倒さずともオルグブランを倒せば先に進めるようになっており、最後は転送装置に乗ってバル・ロドス戦へと移る。バル・ロドスは行動によってかなり攻撃できるチャンスの多さが変わってくるため、毎回同じ行動をする特別仕様になっている。
決勝セミファイナル
直前のステージでクエストの内容が公開され、いよいよ決勝大会のセミファイナルファ行われることに。ファーストステージと異なりトーナメント形式となっているため、仮に4チームの中で2番目に速いタイムを出していても、決勝へ進めるとは限らないことがポイントとなる。
まずPS Vita部門の1回戦、「ありんこに駆除され隊」VS「カーッwwwwww」は、最初のアクルプス集団に「ありんこに駆除され隊」の一人が倒されてしまい、続くリューダソーサラーでも戦闘不能に陥り、復活している間に「カーッwwwwww」が先行してボス戦に突入。ボス戦のフィールドに設置されているアンカーを使って無防備な状態のところに攻撃を叩き込み、リードを維持したまま「カーッwwwwww」チームが4分59秒82と、ギリギリ5分を切るタイムでファイナルへと駒を進めた。
続く「Oblivion」VS「不遇だけどがんばる」は、共に大阪地区から勝ち上がってきており、片やファイター二人、片やガンナー二人という面白い対戦カードに。最初のアクルプス戦は、アザースピンで敵をまとめて攻撃できるファイターのPAが有利に働く結果に。
敵をまとめづらいガンナーたちはウィークバレットを活用しつつ差を縮め、少し遅れた状態でボス戦に突入。バル・ロドスの水球を吐き出す攻撃を受けるとガンナーの場合いっぺんに二人とも倒されてしまう危険性があるものの、「不遇だけどがんばる」チームはしっかりと銃座の攻撃で水球破裂させ、危なげなくダメージを与えていく。
かなりの接戦となった試合だが、最初にリードを奪ったまま順調なプレイを続けた「Oblivion」が5分16秒と、「不遇だけどがんばる」チームの5分24秒にわずかな差をつけて勝利した。
PC部門の第1試合目は「いぬじる&ヴァニー」チーム対「シャングリ・ラ」チーム。4人でのプレイと言うこともあり、両チームともに開始からオルグブランまで順調に進め、ボス戦に入ってもお互い大きなミスなく攻撃を続けていく。どちらもアンカーで釣り上げた1回目で撃破に成功し、クリアタイムはともに2分台と好成績だが、僅差で「いぬじる&ヴァニー」が勝利してファイナルへの道を手にした。
2試合目の「ラヴフェニックス」と「ZodiacSign」も大阪対決。「ZodiacSign」は最初のアクルブスをアザースピンで全部倒しきれないことを想定しつつ、残った敵は後ろのブルメガーラと共に倒す見事な戦術で先行。しかしその後のダーカー戦は「ラヴフェニックス」が早々に敵を倒し切り、ボス戦突入はほぼ同時のタイミング。
1試合目の両チームと同じく、バル・ロドス戦はどちらも順調に進めていき、「ZodiacSign」チームが先に撃破。しかし一瞬後に「ラヴフェニックス」もボスを倒す。モニタ上では「ZodiacSign」チームが早く倒したものの、表示された計測タイムは1秒以下の差ながら「ラヴフェニックス」が上回っていた。ほぼ同タイムの熱い戦いに会場から拍手が送られ、接戦を制した「ラヴフェニックス」が決勝進出を果たした。
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タイムの計測単位を過去の大会より増やしておいてよかったと開発陣も呟くほどの接戦。
ロード時間は含まれず、開始のタイミングは手動なので、画面上で先に倒した=勝利にはならないことがポイント。 |
放送局2回目
決勝戦の前に、「PSO2放送局」パート2のステージが行われた。まずはコスプレコンテストの結果発表からとなり、審査員が6名選出すると、すぐにニコニコ生放送でのアンケートが取られていた。ノミネートされた6名から選ばれたのは、投票率が40%以上だったという、「ファンタシースターポータブル2 インフィニティ」のデューマン女性のデフォルトコスチューム「フロルヴィクトリア」のコスプレをした方がグランプリに輝いた。
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優勝者とノミネートされた参加者には、選出した審査員から賞品が手渡された。 |
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華やかなステージの後に行われたのは、ボスエネミー同士を戦わせる怪獣大決戦。今回戦うのは、ファルス・ヒューナルと、ノワル・ドラール&ゴランゾロン&ゾロン・ゴラールの計3体チーム「スリードラゴンズ」だ。
実はスリードラゴンズは桃井さん、榎本さん、会さんがボイスを担当しており、「これまでダーカーばかり勝っていましたので、三人の力で倒してほしい」(木村氏)との理由からこんな対戦カードになったようだ。
そんな想いもあってか、スリードラゴンズの中では強さ的には一番だと思うノワル・ドラールが早々に倒されてやきもきする瞬間もあったが、ゴランゾロン&ゾロン・ゴラールのバリアがかなり有利に働き、見事ファルス・ヒューナルの撃破に成功していた。ちなみにニコニコ生放送ではどちらが勝利するかのアンケートが取られており、スリードラゴンズの投票率が多かったため、予想を当てた報酬として全プレイヤーに「トライブースト+100%」が配布されることになった。こちらの詳細については今後の発表をお待ちいただきたい。
放送局最後のコーナーでは、今後のアップデート内容が発表された。札幌会場でも公開された8月上旬のアップデート映像が改めて公開され、新ACスクラッチ「ワイルドオーシャンパイレーツ」や、ロビーアクションという形で実装される「フォトンチェア」、新レアエネミーのメセタンといった情報が公開された。
また、8月下旬にはチーム機能の拡張や、ACスクラッチ「エンドレスサマーコレクション」、新たなストーリークエストの配信も行われる。
さらにテスター募集が行われていた「ファンタシースターオンライン2 es」に関する新情報として、Android版のクローズドβテストの開催日時が発表となった。8月29日に行われる時間限定のものと、8月31日11時から9月1日22時までの連続稼働テストがある。8月3日に当選メールの送信が行われるというので、応募者の人はスケジュールや当選通知が来ているかチェックしておこう。
ほかにもコラボレーション企画として、ログインしてキャンペーン窓口に行くだけでもらえる「共闘先生の兜」や、3Gの新規申し込み&再開者向けのキャンペーン、2013年のロードマップなども改めて紹介された。
以上で発表は終わり…ではなく、最後に9月上旬より実施予定となっている秋の中規模アップデート「追憶の熱砂」に関する映像が公開となった。
このアップデートでは、ACスクラッチ「ムーンライトバニー」と称して、「ファンタシースターユニバース」シリーズに登場したパートナーマシナリーの衣装や、名前からも想像できるようにバニーガールの衣装などが登場する。
惑星リリーパの新フィールド「採掘場跡」では、クーガーNXに似た新しい機甲種や、ビッグヴァーダーの本体らしき新ボス「ヴァーダーソマ」などが出現する。
フィールドやバトルでのトピックは、新たなインタラプトイベントももちろんだが、新レアエネミーとして巨大・凶暴化したリリーパ族「バルバリリーパ」が登場するところも見逃せない。よくユーザー間では「リリーパ族を討伐したい」と、ネタか本気かちょっと分かりづらい発言もあったりするが、今回その夢(?)が叶う形に。
とはいえ、バルバリリーパの暴走を止めるのが目的であり、倒すと巨大化も凶暴化も治まり、元の小さなリリーパ族の姿に戻るので、正確に言えばリリーパ族を助けているので討伐ではない。という設定だ。
また、新ボスのヴァーダーソーマが採掘場跡の最強のボスではなく、「ブリュー・リンガーダ」という新ダーカーボスも存在する。開発陣によると、非常に多彩な攻撃をしてくるため、恐らく過去最強クラスのダーカーになるとのこと。社内のテストプレイでは強すぎるとの声もあったようなので、実装後は心して挑もう。
決勝ファイナル
アップデート情報もあって会場が盛り上がったところで、最後のプログラムである「アークスグランプリ」決勝戦へと移った。決勝戦のクエストもこれまで公開されておらず、この場で初公開となった。クエストの内容はファルス・アームと、ダークファルス・エルダーの連戦だ。ファルス・アームを討伐後、ワープゲートが出現し、そのまま本体との戦いに移行するという特別仕様となっている。
先に行われたPS Vita部門は、ファイター×ガンナーというオーソドックスな組み合わせの「カーッwwwwww」と、ファイター×ファイターのスタイルを崩さす進んできた「Oblivion」の対決。バル・ロドス戦とは違い、動きは完全にランダムなので、ファルス・アームが合体して列車になったり、凍結攻撃を食らってしまったりと、波乱のある展開が見受けられた。
しかしお互い実力者同士なためか、ダークファルス・エルダー戦に突入したのはほぼ同時。どちらも腕の弱点を狙って部位破壊をしていく方針は変わらないが、腕のなぎ払いや、フィールドから離れての遠距離攻撃をされて攻撃のチャンスが少なかったせいか「カーッwwwwww」がやや劣勢となり、「Oblivion」が3分台の好タイムで勝利し、見事優勝を決めた。
続くPC部門の「いぬじる&ヴァニー」と「ラヴフェニックス」は、どちらもファイター3人のガンナー1人という構成。ファルス・アーム戦では両チームともに列車になられて辛い場面もあったが、一足早く「ラヴフェニックス」が本対戦へ進む。ダークファルス・エルダーとの戦いでも、弱点にウィークバレットを付けて的確に腕を破壊した「ラヴフェニックス」チームがリードを維持したまま戦い抜き、1分以上の差をつけて見事優勝を飾った。
最後には表彰式が行われ、ファイナルまで勝ち上がってきた選手たちに賞品が贈られた。さて、ここまで来ると忘れかけられていそうだが、放送局で公開されたヘアのプレゼントに関するキーワードもここで発表となった。アークスグランプリの決勝が終わったタイミングであることを踏まえて、「優勝おめたろう」というキレイな言葉に落ちついた。
なお、優勝者には武器迷彩もしくはアクセサリー作成の権利が贈られたのだが、これはイベント終了後に話し合いを行ってから開発を進めていくという。そのため実装には時間がかかるようで、現状では2014年の2月か3月頃が予定されている。
(C)SEGA